リプレイ
ジェーン・コーネリアス
やれやれ
粘りつく海、前の時に追いかけてこなかったこと、海賊島への通り道に陣取っていること
防衛に長けた相手だろうとは思ってたがここまでとはね。海の上で要塞を見ることになるとは
出てきてくれればやりようはあるが、そんな甘い相手でもなさそうだ
いいさ、やってやろう
敵船に一番に切り込むのも僕の仕事のうちだ!
【フライトドローン】を粘つく海の上に浮遊させて足場にして飛び移り要塞に接近する
これなら粘つく海に足を付けなくていい
代わりにこっちの移動経路は先読みされやすくなるだろうけどそこは【飛翔】と【エアライド】でカバーだ
こっちの動きを読んでの攻撃をフライトドローンがない方へジャンプして回避、そのまま粘つく海に落ちる……なんてことはなく、【飛翔】で浮かび、【エアライド】の空中ジャンプで次の足場になるフライトドローンに着地、要塞まで進むよ
こんなものじゃ落とされてやれないな!
他の復讐者が先に要塞に辿り着きそうなら方針変更
【霊猿分身撃】の抜いた髪で作った分身残像で敵を牽制して仲間を辿り着かせる
さぁ、戦いはここからだ
クローディア・ベネット
ははは!準備万端で大歓迎とは嬉しいじゃないか!
元より安全の保証なんざ求めないのが海賊って生き方でね
今更ケツを捲るぐらいなら、私は海に出ちゃいないよ
脚が海に沈む前に超低空【飛翔】で海面を離脱
海上に現れた【フライトドローン】の一つに飛び乗り進撃開始
道中はドローン、最高速が出る【飛翔】、方向転換や移乗に便利な【エアライド】の空中跳躍を併用
直線的でなく緩急ある動きで敵の狙いを乱し、被弾の直撃率を下げる
撃ち落とされたらドローンを操作し自分を受け止めさせるか、空中跳躍で手近なドローンに乗ろう
攻撃対象は要塞上の上陸予定ポイント周辺に集中させ、敵や海藻の壁の一点突破を狙う
――『野郎ども、地獄の炎を見せてやれ!』
海賊の霊達に砲撃を行わせ、高く放物線を描く砲弾を聳える要塞上に届かせる
焼玉の高熱で敵が操る海藻をも燃やし、誰かが壁の上に至る隙を作れればベスト
私が行くか仲間の支援に注力するかは戦況を見て選ぼう
反撃の斧は≪船長のサーベル≫で打ち払い太刀筋を逸らすよ
砦籠りのあんたらより、この海での実戦経験は多いのさ!
アンゼリカ・レンブラント
防衛ライン突破に心強い友と挑むよ
超低空の【飛翔】で粘りつく海を脱出
粘つく海の上に浮遊させる【フライトドローン】を足場に
要塞まで移動しよう
被弾なんて覚悟の上
傷付くのも承知
でも、この命には届かない!必ず凌ぎ辿りつくっ
攻撃は進行方向を阻む『波の乙女達』に対してのみ
移動重視、要塞にさえ辿り着けばなんとでもなる
恐らく積み上げることはできないだろうけど
それでも【ガードアップ】の加護は今確実に展開され
厚くなった障壁で致命打を防いでいくよ
ただドローンで移動するだけではなく、
【エアライド】のジャンプで方向転換を駆使したり
飛翔で勢いよく近づいたりと変化をつけ
狙いを定めさせないようにしつつ迫る
途中落とされてもドローンに着地するようにして
粘りつく海に落とされないよう着実に進り
もし共に作戦にあたる仲間が先に要塞に迫っていれば、
仲間の進行方向を確保するよう、
周囲の『波の乙女達」の注意を惹くよう攻撃を撃ち込む
近付いてきたら【エアライド】でのジャンプで一気に
最適な移動経路を飛び、要塞に取り付いてみせるよっ!
いっけぇー!
『粘りつく海』。足を取られながらも、ディアボロスが進軍する。
「やれやれ。粘りつく海、前の時に追いかけてこなかったこと、海賊島への通り道に陣取っていること。防衛に長けた相手だろうとは思ってたがここまでとはね」
銀髪に赤と青のメッシュが美しく、スタイルの良いセイレーンの女海賊、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)が見据える先にあるのは巨大な海藻で出来た要塞。
「海の上で要塞を見ることになるとは。出てきてくれればやりようはあるが、そんな甘い相手でもなさそうだ」
「ははは! 準備万端で大歓迎とは嬉しいじゃないか!」
そんなジェーンのぼやきに合わせて、笑うのは黒髪に色黒の肌が映えるスタイリッシュな人間の女海賊、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
「元より安全の保証なんざ求めないのが海賊って生き方でね。今更ケツを捲るぐらいなら、私は海に出ちゃいないよ」
「あぁ、やってやろう。敵船に一番に切り込むのも僕の仕事のうちだ!」
クローディアの言葉に、ジェーンも頷く。
「うん、2人と一緒なら心強いよ」
そして、その2人の様子に金髪に金の瞳が美しい美形な人間のディアボロス、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が笑顔を見せる。
「ディアボロスの接近を確認。迎撃を開始するぞ!」
「ディアボロスを贄と捧げよ!」
彼我の距離が互いのパラドクスの射程に入ると同時、先にトループス級アビスローバー『波の乙女達』がパラドクスを起動した。
亀の盾を核に水の障壁を生み出し、防御を固めつつ、パラドクスの効果で距離を無視して斧による一撃を放つ。
攻撃の対象に取られたジェーンとアンゼリカはそれぞれ反撃としてパラドクスを発動し、ジェーンは自身の髪を周囲にばら撒き無数に分身を作り出して、アンゼリカは拳から強烈な衝撃波を放って、斧の一撃をそれぞれの拳で受け止める。
だが、『粘りつく海』に足を取られながらでは、満足に攻撃を受け止めることもままならない。
「次はこちらの番だね」
ジェーンがそう言うと、髪が空中にばら撒かれ、再び残像分身が周囲に散らばる。
それと同時に空中に出現するのはフライトドローン。ジェーンのパラドクス『霊猿分身撃』の効果によって出現した空飛ぶ足場達だ。
ジェーンの分身達による猛攻と連動して、アンゼリカの拳と衝撃波も放たれる。
「ふはは、足を取られながらではその程度か」
「流石は『サルガッソー』様だ」
だが、それらの攻撃が水の障壁によりほとんど阻まれ、再び斧による一撃を受ける。
「焼玉用意! クズどもを炎の海で溺れさせろ!」
しかし、その状況も次の一撃で変化する。
クローディアがパラドクス『野郎ども、地獄の炎を見せてやれ!』を発動。
海賊達の魂を呼び出し、幻影の砲弾から要塞に向けて砲撃を放つ。
表面が真っ赤になるほど熱せられた鉄塊たる砲弾は、やはり『波の乙女達』の斧の前に防がれるが、大事なのはパラドクスが発動したと言う事実。
パラドクスの効果が一時的に周囲をディアボロスが飛行できる世界に変更する。
パラドクスのぶつかり合い自体は反撃側優勢となり、残留効果は残らないが、今この瞬間、効果を活用する事は出来る。
3人は一斉に飛び上がり、『粘りつく海』から離れ、空中のフライトドローンの上へと着地する。
「空へ逃げたぞ」
「逃すな! 戦だ! 戦だ!」
『波の乙女達』は空中へ逃れたディアボロスを許さず、一斉にパラドクスを発動する。
空中は見通しがよく、これまで以上に多数のパラドクスが飛んでくる。
「被弾なんて覚悟の上。傷付くのも承知。でも、この命には届かない!必ず凌ぎ辿りつくっ!」
アンゼリカが景気良く啖呵を切り、アンゼリカが発動したパラドクスがもたらした効果【エアライド】を利用して、フライトドローンからフライトドローンへと飛び移っていく。
「近付いてくるぞ!」
「近付かせるな!」
パラドクスによる斧の一撃が弾幕のようにディアボロスに迫る。
「こんなものじゃ落とされてやれないな!」
【飛翔】【エアライド】の二つを併用した3人の動きはフライトドローンだけを活用するよりは読み難く、敵の攻撃を多少緩和する。
また、3人で挑んだのもよかった。結果的に攻撃が分散し、3人のダメージはまだ重傷を負うほどではない。これがもしもう1人少なければ、どちらかが重傷に陥っていた可能性は高かっただろう。
かくして、要塞に取り付く直前まで迫ったのはアンゼリカだ。
「いっけぇー!」
だが、それを阻まんと『波の乙女達』が一斉にアンゼリカのパラドクスを放とうとする。
「アンゼリカが到達しそうだね。なら、方針変更だ」
ジェーンが再び分身を生み出し、パラドクスを放つ『波の乙女達』を牽制する。
「ぬ!」
「――『野郎ども、地獄の炎を見せてやれ!』」
その隙に、再び、クローディアの砲撃が放たれる。
「ぬぬぬ!」
2人のバッチリな支援により、アンゼリカを訪れた二度目のピンチは免れた。もしどちらか1人でもアンゼリカの支援をする準備をしていなければ、アンゼリカは重傷を負っていたかもしれない。
「とった!」
まぁ、たらればの話はいいだろう。結果が全てだ。
アンゼリカは今、まさに要塞に取り付いた。
一方的に『粘りつく海』に苦しめられる時間は終わりだ。
救援機動力でアンゼリカの元にディアボロス達が合流してくる。
後は、『海藻要塞』の上でただ、敵を倒すのみ。
苦戦🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
アンゼリカ・レンブラント
救援機動力で駆けつけてくれた恋人のミア(g09068)と
さぁ『海藻要塞』にとりついたっ!
ここからは積み上げる戦いだ。パワー全開でいくよっ
ネメシス形態の天使風姿へ
残留効果は積み上げられなかったけど
何も積み上げて無いわけじゃない!
向上した身体能力を生かし、海藻要塞の上で『波の乙女達』へ
裁きの光を纏う、星形状のパラドクスを広域に放出。
爆破、焼き尽くしていく
なるべく倒せそうな敵を巻き込むよう放出。
仲間が持参してくれた【グロリアス】の恩恵を受け、
敵を倒すと共に先ほど受けたダメージの回復を図っていくよ
来てくれてありがとう!とっても心強い。
……この戦いでもしもの事があったらと思うと
ううん、必ず勝つから平気。だね!
自らと仲間を鼓舞するよう力強い言葉を上げ、
パラドクスの放出を続けていくよ
敵からのパラドクスも【ガードアップ】の恩恵を受けた障壁で凌ぐ
先程も見たし!そして先ほどと違い万全で受けられる
止まることはないんだよっ!
敵が少なくなっても油断せず、
パワー全開の《天輪輝星》で殲滅するね。
私の光よ、輝けぇーっ!
ユーフェミア・フロンティア
恋人のアンゼリカ(g02672)と共に
救援機動力で皆さんの元へ。
突破お見事です。
ここから、支援をさせていただきまsね。
皆さんのダメージが高いですから、少しでも回復をできるように立ち回りましょうか。
砦の上から、神火鏡撃砲で攻撃を仕掛けていきます。
狙う敵は、ダメージが重なっていない敵を優先して狙っていきます。
本来は数を減らす方が優先ですが、何より3名の方が敵を倒して回復を行えるように支援攻撃を優先的に行います。
自身のダメージが増えて来たら、ダメージを負っている敵を狙っていきますね。単体攻撃だからこその強みを使わせてもらいます。
ディフェンスはWIZでアンゼリカへ。
私の騎士様には簡単には通させませんよ。
大丈夫。
貴女ならきっと切り抜けることができるから。
その為の力になりに来たんだからね。
だから…。
一緒に行きましょうっ。
敵パラドクスは、聖杖で打ち払うようにして防御を。
ガードアップの効果もあるから、多少は防げると思いますしね。
皆さんもうひと踏ん張りですっ!
士気を高めるように声かけをおこないます。
ジェーン・コーネリアス
AHOY!
ようやくそのツラを拝めたよ
景気よく撃ち込んでくれたじゃないか
お返しに来てあげたから、ありがたく受け取りなよ!
【グロリアス】を用意してくれてるみたいだし、ありがたく使わせてもらおう
だけど、これが大きく役に立つのは敵を撃破した時
まずは倒さなきゃ話にならないってことだ
攻防のバランスの取れた二体攻撃に【ダメージアップ】でダメージの与え合いで優位に立ち、こっちが膝をつくより先に敵を撃破し、【グロリアス】の恩恵にあずかれるようにしよう
二丁のピストル「Badhbh」と「Nemain」を手に『血彩の驟雨』
海藻要塞の上を跳びまわり、敵が作った水の障壁に対して回り込みながら弾丸を連射し、波の乙女達を撃ち抜くよ
粘りつく海の邪魔はないが精鋭の上に敵陣だ。油断なく敵に囲まれないように戦闘
そら、お返しの鉛玉だ!
基本は取り囲まれないように戦場を駆け、敵がそれでも囲もうとするなら仲間に背中を預けて死角を守り合い戦闘
自分も含め傷の深い者が敵に止めを刺し【グロリアス】で回復できるよう周りに目を配るよ
クローディア・ベネット
やぁ諸君!「簡単な仕事」を台無しにされた気分はどうだい?
海藻要塞は間もなくあんた達の墓標と化す
今の内に、地獄へと船出する準備を済ませな!
ネメシス形態発現
姿は変わらないが、背後に幻影の海賊旗がはためく
【グロリアス】を重ねて負傷を癒し戦い続けよう
傷が深い奴にトドメの大回復を回すため、余裕がある時は無傷の敵を優先的に攻撃
逆に自分の体力が危うい時は遠慮なく手負いの敵を狩るよ
≪船長のサーベル≫と≪アフリカ投げナイフ≫の異種二刀流で『破城光刃の舞』を放つ
縦横無尽の舞を通じて、群れに取り囲まれず仲間と互いの死角を護り合える立ち位置を維持しつつ攻撃
ナイフ投げで牽制した後にサーベルで追撃したり、盾でサーベルを防がせた隙にナイフで急所を狙う等、両武器の連携で痛撃を食らわせよう
その命、海賊らしく頂いてやる!
反撃に対しては、両手の得物に≪聖遺の護符≫の力を纏わせて振るい、斧を次々と弾いてやる
直撃によるクリティカルを防ぎ、回復に繋がる攻め手を止めさせない
これだけ苦労して、やっと第一関門突破か
――良いね。血が滾る!
ワシリーサ・ヴォレシア
アレンジ連携歓迎
心情
流石、最前線で戦ってきた人達だよねー
目の前の敵、波の乙女は身内に縁ある敵じゃあるし後からやってきたから負けずに頑張らないとだよー
斧の反撃を極力食らわない為に囲まれ無いように注意しつつ敵の◯陣形の集まりが弱い所にカチコミ
◯臨機応変の動きで敵の注意をひきつつ◯命中アップで命中精度を上げた上で◯ヴォストークの航海で見抜いた敵の護りの薄い箇所に攻撃をぶち込む
敵の攻撃は鎖舵輪や氷結輪等で可能な限り受け流す
また障壁は攻撃から身を護れても衝撃を完全に殺しきれないと判断
可能なら海藻要塞のへりに誘導しパラドクスによる衝撃で海藻要塞から粘りつく海に叩き落とす
攻撃の優先順位は海藻要塞から叩き落とせそうな敵>味方を攻撃しそうな敵>倒せそうな敵>他の順
後からやってきたんだし其の分体を張って頑張らないと、だしね
海賊島へ到達し海の平穏ってお宝をゲットする為にも全力で頑張るよ!
油断するつもりは毛頭ないけど……此処で負けて足踏みする訳にはいかないから、ね!
例え他の皆に比べれば弱くてもやれる事をやるよ!
「さぁ『海藻要塞』にとりついたっ!」
ボロボロになりながらも要塞に取りついたアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の周囲に救援機動力で数人のディアボロスが現れる。
その中には、先ほどまで共に戦い、アンゼリカが要塞に取り付くのを支援したジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)やクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)に加え、アンゼリカの恋人であるユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)の姿もあった。
「突破お見事です。ここから、支援をさせていただきますね」
赤髪に赤茶色の瞳が目をひく美形の人間のディアボロス、ユーフェミアはそう言って、アンゼリカ達の前に出た。
「流石、最前線で戦ってきた人達だよねー」
ユーフェミアの言葉に、白い髪白い肌に赤い瞳がよく映える吸血鬼のディアボロス、ワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)が頷く。
「来てくれてありがとう!とっても心強い。……この戦いでもしもの事があったらと思うと」
恋人の増援に強く喜ぶアンゼリカ。しかし、この戦いは負ければ虜囚となることが時先案内人から告られている。そこが一つだけ不安点であった。
「ううん、必ず勝つから平気。だね!」
しかし、アンゼリカは一人でその不安を振り切り、笑って見せる。
「大丈夫。貴女ならきっと切り抜けることができるから。その為の力になりに来たんだからね。だから……。一緒に行きましょうっ。」
「うん」
2人が笑い合う。
「さて、皆さんのダメージが高いですから、少しでも回復をできるように立ち回りましょうか」
戦闘に思考を切り替えたユーフェミアはそう言うとパラドクスを発動する。
「神鏡をもって神火を撃つ…。浄化の炎よ、鏡に映りし悪意を撃ち抜かんことを……」
トループス級アビスローバー『波の乙女達』のうち全くダメージを受けていない者、その周囲に神鏡が出現し、そこに浄化の炎を纏った魔力砲撃が放たれる。
魔力砲撃は周囲の神鏡によって反射し、複数回に渡って『波の乙女達』を攻撃する。
パラドクス『神火鏡撃砲』だ。
「近寄ってきたかディアボロス! そうでなくてはな、さぁ、戦だ戦だ!」
『波の乙女達』がそう呟きながら首に巻き付けた海蛇を、ユーフェミアに放つ。
ユーフェミアは炎をイメージしたルビーの宝石が杖頭に飾られている聖杖でこれを打ち払う。それでも海蛇の牙によるダメージは受けたが、海蛇に捕縛されるようなことはなかった。
そして、この攻防により、ついにこの戦いにも残留効果が発生する。
発生した効果は【グロリアス】。栄光ある戦いが肉体に癒やしをもたらすようになる効果だ。
これで、無茶だがしかし栄誉ある突撃を行ったダメージを負っているアンゼリカ、ジェーン、クローディアの3人に回復してもらおう、という考えだ。
「そう言うことね、分かったわ」
普段なら弱った敵を優先して倒し、敵の数を減らすのが定石だ。だが、ユーフェミアはそうしなかった。
その理由を、3人にトドメを刺してもらうためだと理解したワシリーサが続いて動き出す。
「ベリングスハウゼン提督が南極を見出した様に……勝利の道を見つけ出すよ!」
パラドクスに由来する鋭い観察眼で、ワシリーサはダメージをまだ負っておらず、かつ密集している陣形の弱いところを察知。
包囲されないように侵入角に気をつけつつ突撃し、自身の持つ全ての武器を惜しみなく使い、攻撃を叩き込む。
最初の一撃は冷気を帯びた戦輪『氷結輪』と忍者の投擲武器『忍者手裏剣』で牽制し、そのまま接近、魔法使いの杖『ウィザードロッド』で肉薄した敵を殴打し、鎌の代わりに双舵輪が分銅の代わりに小さな錨がついた変則型鎖鎌『鎖舵輪』で攻撃しつつ錘による攻撃の反動を利用して後方に飛び下がり、そこから失われた歴史から流れ着いた品々を組み合わせて自作した武器『ガジェットウェポン』と吸血船イワンワシリー号モチーフの海戦装『吸血船海戦装イワンワシリー』による射撃砲撃を放つ。
「やってくれるな、ディアボロス! しかし、我らはまだ立っているぞ!」
意図的に攻撃しても立っている『波の乙女達』を攻撃したわけだが、そうとは知らない『波の乙女達』は敵の攻撃が未熟だったと判断し、鬨の声を上げながら、斧によるカウンターを放つ。
『鎖舵輪』と斧の一撃がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
「後からやってきたんだし其の分体を張って頑張らないと、だしね。海賊島へ到達し海の平穏ってお宝をゲットする為にも全力で頑張るよ!」
そして、後方で体を休めていた、3人が動き出す。
「AHOY! ようやくそのツラを拝めたよ。景気よく撃ち込んでくれたじゃないか。お返しに来てあげたから、ありがたく受け取りなよ!」
まず動き出したのはジェーン。
「【グロリアス】を用意してくれてるみたいだし、ありがたく使わせてもらおう。だけど、これが大きく役に立つのは敵を撃破した時。まずは倒さなきゃ話にならないってことだ」
幸いにも、その布石は2人の増援がこなしてくれた。
黒と白のピストル、『Badhbh』と『Nemain』を構え、アクロバティックな動きで戦場を駆け回りながら、ピストルを連射していく。
「くっ、『粘りつく海』でなければこれほど早いか!」
『波の乙女達』も亀の盾を核に水の障壁を生み出し、その攻撃を防ごうとするが、アクロバティックな動きのジェーンの前には、その障壁もなかなか意味をなさない。
「そら、お返しの鉛玉だ!」
「この!」
派手に回り込んだジェーンが『波の乙女達』に弾丸をプレゼントする。
対して、『波の乙女達』もカウンターとばかりに斧を投擲して攻撃する。
二つのパラドクスが空中で交錯し、両者に打撃を与える。
しかし、それで『波の乙女達』は倒れ、ジェーンの傷は癒やされていく。
「ジェーンに続くよ! ここからは積み上げる戦いだ。パワー全開でいくよっ」
「応とも」
アンゼリカとクローディアもそれに続く。
「残留効果は積み上げられなかったけど、何も積み上げて無いわけじゃない!」
アンゼリカの言葉通り、残留効果の代わりに彼らは苦戦という積み上げをした。
それは彼らをネメシスと呼ばれる形態へと変じさせる。
アンゼリカは天使風の姿へ、クローディアは姿こそ変わらないが、その背後には幻影の海賊旗がはためく。
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
2人のうち、先に動いたのはアンゼリカ。
裁きの光を纏う星形状のパラドクスを広域に放出し、『波の乙女達』へと襲いかかる。
それは『波の乙女達』の元に到達すると同時激しく爆発し、『波の乙女達』達を焼き尽くしていく。
「やぁ諸君!「簡単な仕事」を台無しにされた気分はどうだい? 海藻要塞は間もなくあんた達の墓標と化す。今の内に、地獄へと船出する準備を済ませな!」
「むしろよく乗り越えてくれたとも、ディアボロス。やはり戦をしてこそ贄を得るに相応しい戦いとなる! どちらが先にヴァルハラに行くか試すとするか!」
取り回しの良さと鋭さを兼ね備えたサーベルと風車状に複数の刃を持つナイフという異種武器による二刀流で、パラドクス『破城光刃の舞』を放つ。
縦横無尽の斬撃が『波の乙女達』へと襲いかかっていく。
「素晴らしい。まるで城をも切り崩すかのような一撃だ! だが、それではこの要塞は落とさせん!」
『波の乙女達』は手にした斧で、アンゼリカとクローディアに反撃を開始する。
「先程も見たし! そして先ほどと違い万全で受けられる。止まることはないんだよっ!」
斧と星の光、斧と2本の異種武器、それぞれが拮抗し、時空が軋みを上げる。
「皆さんもうひと踏ん張りですっ!」
ユーフェミアが士気を高めるための声がけをしつつ、次なる攻撃を開始する。
「うん。私の光よ、輝けぇーっ!」
「ははは、見事。だが、その刃、果たして『サルガッソー』様に届くかな?」
数分にも渡る攻防の末、ついに『波の乙女達』、その最後の一体が倒れる。
「これだけ苦労して、やっと第一関門突破か。――良いね。血が滾る!」
かくして、海藻要塞の入口はこじ開けられた。
あとは、『サルガッソー』の待つ場所へと向かうだけだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【照明】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
要塞の中は再び『粘りつく海』で満たされていた。
『粘りつく海』に足を取られつつも、ディアボロスは進む。
「へぇ。あの要塞を越えて来たんだ」
楽しげに、巨大海藻の上に立つジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』が笑う。
「いいじゃんいいじゃん。ボクも楽しめそうだ」
パチンと、『サルガッソー』が指を鳴らすと、周囲に一体一つの巨大海藻に乗ったトループス級アビスローバー『デリディーナ』が数体、姿を表す。
「さぁ、ボクと勝負と行こう、ディアボロス。せいぜいボクを楽しませてくれよ!!」
歯を剥き出しにして、『サルガッソー』が笑う。
ジェーン・コーネリアス
くっくっ、随分と待たせちゃったからね
生憎僕はそこまで戦いが好きってわけじゃないんだけど、悪いとは思ってるんだ、本当だよ
その代わりってわけじゃないが、退屈はさせないさ!
引き続き二丁のピストル「Badhbh」と「Nemain」を手に戦闘
【飛翔】で粘りつく海から浮かび、【フライトドローン】を呼び出して飛び乗り足場にしよう
これで条件は五分だ
フライトドローンを飛び移りながら『スカイハイサーカス』を使用。両手のピストルからの射撃で敵を撹乱し、道中の足場にした【フライトドローン】も合わせて接近戦を挑む仲間が接近しやすいようにする
要塞に籠ってるわけじゃないなら無理に接近する必要もない、このまま狙わせてもらうよ!
味方の攻撃で海藻から落ちた敵やダメージを受けた敵を優先して狙い、頭数を早めに減らすことであっちから攻撃を受ける回数を減らす
敵が放つ粘着性の液体弾へもスカイハイサーカスの弾丸を当てて防ぎ、飛沫はかかっても直撃は受けないようにして機動力を封じられないように
残るは君だけだ
覚悟はいいかい、キャプテン?
クローディア・ベネット
あんた達こそ、精々悔いを残さず満喫しろよ
なんたって一生に一度の馬鹿騒ぎだからな!
共に接近戦を挑む仲間と死角を補い合い、低空を【飛翔】で飛び回って戦う
可能なら【クリーニング】で服に着いた水と海藻を掃除し動作を円滑化
仲間が墜落しそうな時は【フライトドローン】でキャッチか、近けりゃ手で掻っ攫い空中に復帰させる
――『野郎ども、容赦なく斬り込め!』
号令に応えた海賊の霊達が、カトラスを掲げ敵に殺到
多数の霊が多方向から襲撃し、対処能力を超えた飽和攻撃を狙う
敵がまだ海藻の上にいれば、正面から行く霊と打ち合ってる所に横から別動隊をぶつけ叩き落とそう
狙いの奴が海に落ちたなら、海藻に登る前に頭上を塞ぐ
獲物を捕らえる鷲じみた素早い急降下から鋭い斬撃を
反撃の締め付けは≪船長のサーベル≫で軟体を振り払い、首などの致命的箇所には当てさせないよ
ネメシス形態と【ダメージアップ】が高めた火力で【グロリアス】の回復力も向上
負傷が嵩んだら手負いの敵を優先的に撃破
行くぞ!魔の海サルガッソーの伝説に、最後の一頁を綴ろうじゃないか!
ワシリーサ・ヴォレシア
アレンジ連携歓迎
心情
んー……粘着性の液体で動きを封じ数で圧し潰す、って所かな?
少しでも当たったら空を飛んでいても動きが鈍っちゃいそうだし如何にかして当たらない様にしないと、だね
此処が正念場
サルガッソーを倒す為にも頑張って行くよ!
吸血船イワンワシリーの伝説の影響を大きく受けたネメシス形態に
眼光が鋭くなり周囲に輝く霧が漂い人の姿をした炎を伴った状態
集中攻撃を喰らわぬ様に低空で◯飛翔しながら戦闘
◯ヴォストークの航海を使用し敵に囲まれない様に注意しつつ敵の◯陣形の薄い所を◯拠点構築の知識と◯戦闘知識に基づき判断し攻撃
◯命中アップで命中精度を上げ確実に当てる事重点
可能なら巨大海藻から叩き落とすし味方と攻撃のタイミングを合わせ自身の攻撃を囮に味方の攻撃が当たり易い様に援護等も
攻撃の優先順位はあと少しで倒せそうな敵>味方を狙う敵>味方が攻撃している敵>他の順
敵の攻撃は可能な限り回避
無理なら氷結輪や鎖舵輪で当たる前に対処
流石に守将の直轄、侮れない相手だね
けど絶対に負けないから!
残念!本命は私じゃないよ!
「くっくっ、随分と待たせちゃったからね」
ジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』の言葉に笑って見せるのはジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)だ。
「生憎僕はそこまで戦いが好きってわけじゃないんだけど、悪いとは思ってるんだ、本当だよ。その代わりってわけじゃないが、退屈はさせないさ!」
そう言って構えるは黒と白のピストル、『Badhbh』と『Nemain』。
「あぁ、あんた達こそ、精々悔いを残さず満喫しろよ。なんたって一生に一度の馬鹿騒ぎだからな!」
そう言って笑うのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)。引き続きネメシス形態を取り、その背後には幻影の海賊旗がはためく。
「んー……粘着性の液体で動きを封じ数で圧し潰す、って所かな?」
トループス級アビスローバー『デリディーナ』を見て、『サルガッソー』の戦術を予想するのは、ワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)だ。その身は同じくネメシス形態と化しており、眼光が鋭くなり、周囲に輝く霧が漂う人の姿をした炎を伴っている。
「少しでも当たったら空を飛んでいても動きが鈍っちゃいそうだし如何にかして当たらない様にしないと、だね」
3人は周囲の他のディアボロスとも視線を巡らせ、頷きあって動き出す。
3人が一斉に『粘りつく海』を蹴って、空中に飛び上がる。
最も高高度に上がったのはジェーンで、他の2人は低空に留まっている。
ジェーンはパラドクス『スカイハイサーカス』を発動し、空中から『デリディーナ』に向けて『Badhbh』と『Nemain』の弾丸をばら撒いていく。
同時、パラドクスの効果によりフライトドローンが周囲に展開され、ジェーンはその上に着地する。
「これで条件は五分だ」
対する『デリディーナ』も反撃としてパラドクスを発動、粘着性の液体弾を次々にジェーンに向けて放つ。
空中でピストルの弾丸と液体弾が空中でぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
高度を上げてよく目立っているジェーンからのシンプルな真正面攻撃。その攻撃は拮抗止まりだったが、要塞に引きこもってた敵に無理矢理攻撃していた時を思えば上等だろう。
「要塞に籠ってるわけじゃないなら無理に接近する必要もない、このまま狙わせてもらうよ!」
ジェーンは可能な限り動きを読まれないようにフライトドローンの間を飛び回り、ダメージを最小限に抑えようと努める。
敵の集中攻撃を浴びている状態だったが、敵の数が少ないおかげで、なんとか重傷は免れている状態だ。
「――『野郎ども、容赦なく斬り込め!』」
「ベリングスハウゼン提督が南極を見出した様に……勝利の道を見つけ出すよ!」
直後、低空を飛翔していた2人によるパラドクスが発動する。
クローディアの号令に従い、海賊の霊達が空中を駆けてカトラスを掲げ、『デリディーナ』に襲いかかる。
ワシリーサの冷気を帯びた戦輪『氷結輪』と忍者の投擲武器『忍者手裏剣』が『デリディーナ』に襲いかかる。
『デリディーナ』は無数のカトラスを構えた霊からの攻撃をその軟体で防ぎながら、一気にクローディアへと距離を詰め、体を締め付ける。
クローディアはこれを『船長のサーベル』で振り払ってダメージを最小限に抑え、後方に飛びさがって距離を取る。
一方のワシリーサは派手に飛び回って、飛んでくる液体弾を可能な限り回避しようと努める。
ジェーンが注意を惹いている間の本命の攻撃のように見える攻撃達だったが、残念ながらこちらの攻撃も十分な有効打を与えたとは言い難い。
そもそも低空での飛翔にはそれだけで極度の集中を要する。
高度を下げれば海面と激突し、今回であれば『粘りつく海』に足を取られる。高度を上げれば敵の注目を集め、今ジェーンがそうされているように、集中攻撃の的になる。
その中間を維持するというのは常に自身の高度を意識する必要があり、また、維持するためにはそれだけの自身の操作をも求められる。
結果、攻撃に対して費やせる精神的リソースは普段より減少し、結果的にその命中率も威力も落ちる。
故に、結果は拮抗止まりで終わってしまう。
「流石に守将の直轄、侮れない相手だね。けど絶対に負けないから!」
「応! 行くぞ! 魔の海サルガッソーの伝説に、最後の一頁を綴ろうじゃないか!」
3人は再び、反復して攻撃する。
『デリディーナ』の注意が完全に3人に向いている。
このままなら『サルガッソー』様の出番がなくとも勝てる、とそう思いかけている。
「けど、残念! 本命は私じゃないよ!」
ワシリーサがそう告げた瞬間、1人のディアボロスが弾丸の如く飛び出した。
そう、全ての振る舞いはこのための布石だったのだ。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【水面走行】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
アンゼリカ・レンブラント
ネメシス形態は戦乙女の姿へ
【飛翔】で海面すれすれに浮かび粘りつく海を脱出、
重ねた飛翔での猛スピードで海藻の上に乗るデリディーナへ迫り、
獅子の剣を力強く叩き付ける近接戦を挑むっ!
両断する、もしくは巨大海藻から叩き落す勢いで叩き込む
【ダメージアップ】を重ねたネメシスの剣、耐えられるものじゃないよッ!
トループス級が落ちた巨大海藻に飛び乗り、
再度低空飛行での飛翔を駆使し次の目標のもとへ
攻撃目標を仲間と合わせ
敵を落とす→飛び移って戦うを繰り返していくね
自分含み仲間が落とされそうな時は【フライトドローン】を足場に
敵パラドクスの軟体触手には惑わされず、
障壁を展開し弾いて海に落とされないように
愛する人の抱擁なら喜ぶけど、触手にはさぁ!
攻撃優先は、倒せそうな敵→海藻の上にいる敵と順番に
残留効果として残る【グロリアス】で体力を回復させ、
確実に敵を落とし、倒していくよ
海藻の上に残る敵がいなくなったら海に落ちた敵を掃討するよ
唸れ、《獅子剛剣波》。侵略者から海を解放するために!
後は貴女だけ
勝負だよ、サルガッソー!
ユーフェミア・フロンティア
ネメシスモード開放。
金髪金目、3対の光の翼を持った聖女の姿に。
これが粘つく海…。
動き回るには大変そうですが、どうにかして対処しないとですね。
乗り移ることを目的にはしたいですが、飛翔で上空に行くと撃ち落とされそうですから、それなら…。
水面走行で敢えて粘つく海に立ちます。
…動きにくいのならば、動きません。
固定砲台で皆さんの援護を行っていきますよ。
…命中率が半分になるとしても、クロノヴェーダを狙わなければいい話ですよね。
部位狙いで海藻を神火収束砲で撃ち抜いていきます。
これで叩き落せれば、海に落ちた敵に対して神火収束砲を撃ち続けますよ。
複数いた場合は、ダメージが大きな個体を狙います。
上は皆さんがどうにかしていただけると思いますから。
だから、私は私にできることを全力で…。
敵パラドクスは、聖杖で触手を打ち払って防御を行いますね。
…流石に海戦は向こうが強いですよね。
でも、私達は一人で戦っているわけではありませんからっ!!
目の前の敵を倒し終わったら、飛翔で海面すれすれを飛翔して皆さんの援護に向いますね。
時間は少し前に遡る。
「これが粘つく海……。動き回るには大変そうですが、どうにかして対処しないとですね」
そう呟くのは、『粘りつく海』に初めて触れるユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)だ。ネメシス形態へと変化した彼女は美しい金髪に金瞳、そして3対の光の翼を持った聖女の如き神々しい姿へと変じていた。
「乗り移ることを目的にはしたいですが、飛翔で上空に行くと撃ち落とされそうですから、それなら……」
ユーフェミアは戦術を考える。
「……動きにくいのならば、動きません。固定砲台で皆さんの援護を行っていきますよ」
けれど、この場は巨大海藻を直接操作出来る能力を持った『サルガッソー』のお膝元。
『粘りつく海』の足元を取られた状態では、命中させられない可能性は高い。
「それなら私が注意を惹くよ」
その指摘に、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が言う。先ほどとは異なるネメシス形態
アンゼリカの作戦に一同は頷き、それなら自分達はその隙を作る、と頷きあって3人は空へと飛び上がっていった。
作戦通り、3人は見事、敵アビスローバーの注意を惹く事に成功しており、油断さえ誘うことに成功している。
「行くよ!」
アンゼリカが地面を蹴って、斜め前へと飛び出す。
重ねられた【飛翔】により到達した最大時速は実に270km/h。流石に一気に加速出来るわけではないためそこまでの速度は出ていないだろうが、ともかく、高速で一気に敵トループス級アビスローバー『デリディーナ』の元に一気に肉薄する。
3人が意識を集めていたため、アンゼリカは集中攻撃を受ける事なく、『デリディーナ』に接近する事が出来た。
「奪還の志を宿すDay Braek of Leoの重み、受け切れるもんかーっ!」
強大なエネルギーを宿した獅子の剣を力強く叩きつける。それは衝撃波すら生み出すほどの強烈な叩きつけて、『デリディーナ』に痛打を与える。
『デリディーナ』も反撃としてアンゼリカに向けて接近し、アンゼリカの体を締め付ける。
「愛する人の抱擁なら喜ぶけど、触手にはさぁ!」
『誓翼の闘魂障壁』でその攻撃を防ぎつつ、アンゼリカは『デリディーナ』と殴り合う。
直後。
「私にできることを全力で。浄化の炎よ、悪しき者を清める力を……」
ユーフェミアの内に秘めた魔力と平和を求める心が発現し、浄化の炎の力を秘めた魔力砲撃が放たれる。
狙いは『デリディーナ』ではなく、『デリディーナ』が足場としている巨大海藻。
咄嗟のことで、『デリディーナ』は回避が間に合わず、巨大海藻が失われ、『デリディーナ』がそのまま落下する。
落下しながらも、『デリディーナ』は反撃のパラドクスを発動、誘うような動作で、ユーフェミアを窒息状態に陥れる。『粘りつく海』に足を取られているユーフェミアはそのダメージを甘んじて受け入れるしかない。
「……流石に海戦は向こうが強いですよね。でも、私達は一人で戦っているわけではありませんからっ!!」
落下し、足を取られた『デリディーナ』に対し、空中の3人から一斉攻撃が飛ぶ。
一方のアンゼリカは次なる『デリディーナ』に向けて突撃する。
やはりアンゼリカへの対応で手一杯となった『デリディーナ』はユーフェミアの攻撃により巨大海藻が破壊される。
この繰り返しの末、もはや巨大海藻は『サルガッソー』が乗っている一つきりとなった——厳密にはその気になれば『サルガッソー』は更なる巨大海藻を生成出来るのだろうが——。
海面に足を取られた『デリディーナ』はもはや敵ではない。
全ディアボロスの一斉攻撃により、『デリディーナ』は殲滅されていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
「すごいすごい! これまでの報告通り、本当にトループス級から丁寧に倒していくんだね」
面白そうにジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』が巨大海藻の上からディアボロスに向けて拍手を投げかける。
「けど、これまでみたいにその後、指揮官を倒す、とはいかないよ、だって……」
『サルガッソー』は、無数の触手を翻し、くるりと一回転して見せる。
「今回の指揮官はこのボク。『サルガッソー』様なんだから!」
『サルガッソー』が自信にに溢れた表情で、歯を見せて笑った。
リゲル・アンティキティラ
やあお疲れ!手を貸すよ
可愛いツラから生意気な言葉が出てこなくなるまで躾けてやろう
目前で引き返された時の気分、どうだった?なんてね
ま、お話は…皆、君に聞きたいことが沢山あるらしい。人気者だ!
俺の仕事は別
しかしあんなデカい海藻に乗って…飛び移って欲しいのか ただ自信があるのか
…後者かな
ここまで飛翔が重なってればかなりの速度が出るよね
遠慮なく使わせてもらって、海藻に乗り上げ肉薄しようか!
海藻から落とされたらフライトドローンを蹴って前線に復帰しよう
接近出来ずとも視認できていれば攻撃は放てる、そこは無理せず
「お話」の時間を稼ぐためにもね
命中アップで照準補助、ダメージアップを重ねて痛打を狙う
ほら。『命乞いをしろ』
俺狙いの触腕を優先して射撃、躱わせずとも多少勢いが削げれば良し
ガードアップを活かしつつ『消波』と『鯨骨』で急所への直撃を避けるよう往なす
捕えられたら手痛く締め上げられる前に『落花流水』で切り裂き脱出を図ろうか
さてお嬢さん、もう一曲踊りたいんだけど、どう?
いいターンだったからね、さっきの回転!
ナイナ・ヴィラネスティズム
※強敵につき味方との協力・連携を最重要視して臨む
※アドリブ可
そこまで尊大で思い上がっていられるのであればどれほど幸せなのかしらね?
海上での烏賊や蛸にはいい加減うんざりしていますのよ
飛翔で速度を出して敵の乗る海藻まで一気に肉薄
敵の触手で海に叩き落とされる場合はフライトドローンに捕まるか足場にして戦線に復帰
海に落ちない立ち回りを心がける
接近後は至近距離よりヴィラネスト・アバランチウィップ
妖精刀の刀身を刃のような棘鞭状に変化させ、氷魔力(氷雪使いと魔力付与)を伴う連撃を精神すら穿つ程(精神攻撃)に雪崩の如く叩き込む
命中アップとダメージアップとグロリアス込みで襲い来る触手ごと叩き切って差し上げましてよ・・・!
敵からの触手にはガードアップ込みで腕に装備した盾もしくは棘鞭状の妖精刀による斬撃で捌いての防御で対応
回避防御が間に合わない場合は反射的にマジックグレネードの投擲爆破を行っての目眩し
オホホホホ!
触手に塗れる趣味はございませんのよ
敵の乗っている海藻の薄い部分を一刀両断できないものかしら・・・?
「やあお疲れ!手を貸すよ。可愛いツラから生意気な言葉が出てこなくなるまで躾けてやろう」
そう言って救援機動力で合流してきたのは自信家であることが表情から窺えるセイレーンのディアボロス、リゲル・アンティキティラ(最輝星・g10843)だ。
「そこまで尊大で思い上がっていられるのであればどれほど幸せなのかしらね? 海上での烏賊や蛸にはいい加減うんざりしていますのよ」
そう言って、巨大海藻の上に立つジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』を睨むのは態度が大きい人間のディアボロス、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)だ。
「しかしあんなデカい海藻に乗って……飛び移って欲しいのか ただ自信があるのか」
リゲルは『サルガッソー』の様子を見て、そんな事を考える。
「……後者かな」
なら、その自信を覆してくれよう。
と、2人の新たにやってきたディアボロスは先のディアボロスの活躍に倣い、これまでのディアボロスが積み上げた【飛翔】を有効にし、一気に『サルガッソー』へと迫る。
「ほら。『命乞いをしろ』」
「氷棘無惨! 雪崩るる茨の極刑!」
2人のパラドクスが発動する。
リゲルの『簒奪者の教導』は『デッドエンド』から死の弾丸を放ち、ナイナの『ヴィラネスト・アバランチウィップ』は妖精の魔力が込められたサーベル状の魔法剣『妖精刀【カノー】』に氷の魔力を注入し、鞭状に変化させてしならせて攻撃を仕掛ける。
2つの強力なパラドクスは、しかし。
「何それ、あはは、つまらないよ」
『サルガッソー』の放った触腕と触手により阻まれる。
迫りくる触腕をリゲルは鯨の骨を削り出して作られた無骨なナイフと水の障壁で防ごうとし、迫り来る触手群をナイナは腕に装備する小型のバックラーで受け止めんとする。
が、拮抗でも相手はジェネラル級。そう簡単に攻撃は止められず、2人は『サルガッソー』の触腕と触手に絡みつかれ、締め上げられる。
「それ、さっき見たもん。しかも速度もさっきとほぼ変わらないし、そんなんじゃボク退屈だよ」
心底がっかり、と言った様子で『サルガッソー』は言う。
真正面からの愚直な突進。
それが先ほど通じたのは、命懸けの飛翔で注意を惹きつけていたことと、初見で会ったことが大きい。
それがなければ、ジェネラル級に向けて正面から突撃など、ただ迎撃して下さいと言っているようなものである。
ポイ、と『サルガッソー』が2人を放り投げる。
2人はなんとか【フライトドローン】を展開し、それを足場にすることで、『粘りつく海』への落下は免れたが、そこへ『サルガッソー』の追撃が飛ぶ。
『サルガッソー』のパラドクスは能動的に攻撃する場合一人しか対象に取れない。
故にここでどちらが選ばれるかは運の問題でしかない。
選ばれたのはリゲルであった。リゲルの体に触腕が迫る。
リゲルは『デッドエンド』から放たれるパラドクスの一撃で触腕を迎撃するが、迎撃しきれず、体を締め上げられる。
「えーーっと? なんだっけ? 『命乞いをしろ』?」
そう言って『サルガッソー』が歯を見せて笑う。
……いや、あるいは戦う時に選んだ言葉が癇に障ったのかもしれないが。
「まずは1人。君からボクの虜囚にしてあげるよ」
強烈な締め上げに『リゲル・アンティキティラ(最輝星・g10843)は重傷を負った』。
「さてお嬢さん、もう一曲踊りたいんだけど、どう? いいターンだったからね、さっきの回転!」
それでもリゲルはそんな軽口を叩き、再び『簒奪者の教導』を発動。
「なっ!?」
リゲルの動きを封じたと思って油断し、動きを止めていた『サルガッソー』に死の弾丸をお見舞いし、一矢報いて見せた。
フライトドローンを予備案として用意しておいたのが功を奏したと言えるだろう。
もし、フライトドローンがなければ2人はそのまま『粘りつく海』に落下し、それにまごついている間に2人とも重傷を負っていた可能性も高く、その場合、一矢報いる事も難しかったはずだ。
フライトドローンという予備策は、確実に『サルガッソー』にダメージを与え、そして一人を守ることに成功した。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【水面走行】がLV3になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
(口数自体は多そうな相手、何か此方にとって
重要な情報があればいいね)
臨戦状態はそのまま、
いつでも打ちかかれる戦闘状態で言葉を送るよ
さぁ残るはサルガッソー貴女だけ!
けれどまったく動じるところがないのは流石だね
思えば貴女はずっと私達との勝負を望んでいたという
余程自信があるのだろう――
此方も強敵相手は望むところだけど、身震いするところがあるね
しかし……海賊島の防衛主たる貴女が強ければ強いほど
分からないことはあるよ
来ているんだろ?
海賊島に客として空想科学コーサノストラが。
貴女ほどの力があれば、連中を客として遇するのではなく、
叩きのめして全てを奪うことも可能なんじゃないかな?
それとも、貴女の方が
連中より強いと思ったのは私の錯覚で
実は貴女やアビスローパーは連中を、
あるいは連中の「背後にいる何か」を恐れている、とか?
ならちょっと残念かな。
敵ながらサルガッソーのことは
敬意を示せる強者と思っていたのだから
(サルガッソーは力に自信のある少女風アビスローパーに見える
そんなことはないと否定するか、それとも……)
クローディア・ベネット
以前、カテリーナはアン・ボニーの冥福を『海神様』に祈ってたんだよな
私が新宿島に来る前の話だが、七曜の戦じゃ『海神のしもべ』なんてジェネラル級も現れたって聞く
この『海神』ってのが、実在してて対策を打たなきゃいけない存在か、単なる信仰か……奴なら知ってるかもな
【フライトドローン】上に立ちながら、油断なく≪船長のサーベル≫と≪アフリカ投げナイフ≫を構える
いつでも戦いを始められる、もしくは戦いの合間に出方を伺って睨み合う状況で言葉を交わそう
はははっ、前代未聞だな!手下が全滅した後に自慢を始める指揮官なんざ!
私達の品定めに使い潰すにゃ、随分と出来のいい連中だったと思うがな
部下の魂の安息ぐらいは『海神様』とやらに祈ってやったらどうだい?
それとも、くたばった奴を気にかける暇があれば、自分のために勝利の祈願でもするかね
……まぁ、どのみち同じか。居もしないインチキ神様に祈って叶う願いは無いもんな
「海神は実在しない」論調で挑発
思いの外怒ったり、海神の力を知らないことを嘲ってくるようなら、本当に居るのかもな?
「どうしたのディアボロス? 次の手はまだなのかな?」
巨大海藻の上で、ジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』が笑う。
ディアボロスは『粘りつく海』の上で迂闊に攻撃が出来ない。さりとて『サルガッソー』もイレギュラーたるディアボロスを警戒はしており、迂闊に先手を取って予想外の手で反撃を喰らいたくない。
状況は睨み合いに発展していた。
(「口数自体は多そうな相手、何か此方にとって重要な情報があればいいね」)
そう考えて、『サルガッソー』が何か情報を出さないか期待して会話を試みようと考えたのはアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だ。
(「以前、カテリーナはアン・ボニーの冥福を『海神様』に祈ってたんだよな。私が新宿島に来る前の話だが、七曜の戦じゃ『海神のしもべ』なんてジェネラル級も現れたって聞く」)
一方その頃、別のことを思案するのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
(「この『海神』ってのが、実在してて対策を打たなきゃいけない存在か、単なる信仰か……奴なら知ってるかもな」)
やはり、クローディアも情報を欲して、『サルガッソー』との対話を考えていた。
クローディアは【フライトドローン】の上に立ち上がり、取り回しの良さと鋭さを兼ね備えた『船長のサーベル』と風車状に複数の刃を持つ『アフリカ投げナイフ』を構えて、戦闘態勢をとる。
両者の間で緊張が高まる。
「さぁ残るはサルガッソー貴女だけ! けれどまったく動じるところがないのは流石だね」
その状況で『粘りつく海』の上で、アンゼリカが『サルガッソー』に呼びかける。
「当然、ボクは強いからね」
「うん。思えば貴女はずっと私達との勝負を望んでいたという。余程自信があるのだろう――。此方も強敵相手は望むところだけど、身震いするところがあるね」
「ふふん、そうだろうそうだろう」
アンゼリカの言葉に、少し『サルガッソー』は嬉しそうだ。
「しかし……海賊島の防衛主たる貴女が強ければ強いほど、分からないことはあるよ」
「ほう」
興味深そうに『サルガッソー』がアンゼリカに視線を向ける。
「来ているんだろ? 海賊島に客として空想科学コーサノストラが。
貴女ほどの力があれば、連中を客として遇するのではなく、叩きのめして全てを奪うことも可能なんじゃないかな?
それとも、貴女の方が連中より強いと思ったのは私の錯覚で、実は貴女やアビスローパーは連中を、あるいは連中の「背後にいる何か」を恐れている、とか? ならちょっと残念かな。
敵ながらサルガッソーのことは、敬意を示せる強者と思っていたのだから」
そんな言葉を長々と言い切った。
(「サルガッソーは力に自信のある少女風アビスローパーに見える。そんなことはないと否定するか、それとも……」)
自分の強さに関わる事だからだろう。『サルガッソー』はその全てを最後まで聞き、そして。
「ボクがコーサノストラの連中より弱い? 見当違いもいいところだね、ボクのこのサルガッソー海域をここまで攻略するなんて、コーサノストラにも冥海機にも不可能な事だったんだから」
自慢げに『サルガッソー』が言う。
「大体ねぇ、コーサノストラは、お前達と違って、良い商売が出来るんだよ」
そう言って、歯を見せて笑う『サルガッソー』。
「ボクのサルガッソーがある限り、奴らは、海賊島には攻められない。安全な商売相手さ。誰にでも噛みつく狂犬なお前達とは違うのさ」
そう言って『サルガッソー』は笑う。
「それにしても、『海賊島にコーノサストラがいる』、か。なるほど、そうやってディアボロスはハッタリをかまして情報を集めるのが君達のやり方なんだね」
うんうん、と『サルガッソー』が頷く。
「はははっ、前代未聞だな! 手下が全滅した後に自慢を始める指揮官なんざ!」
その様子にクローディアが笑う。
「私達の品定めに使い潰すにゃ、随分と出来のいい連中だったと思うがな」
「まぁね。曲がりなりにもボクの側に支えてた子達だったからね」
クローディアの讃える言葉に『サルガッソー』も歌うように笑って言う。
「そんなら、部下の魂の安息ぐらいは『海神様』とやらに祈ってやったらどうだい? それとも、くたばった奴を気にかける暇があれば、自分のために勝利の祈願でもするかね。……まぁ、どのみち同じか。居もしないインチキ神様に祈って叶う願いは無いもんな」
「なぁに、それもハッタリ? 海神様ねぇ……。あんたら、海神をどんなものだと思って流のかな? 神頼みの神だと思ってるなら、それはおおきな間違いさ。これくらいは冥土の土産に教えてあげる」
そう言って、『サルガッソー』は歯を見せて笑う。
「さ、会話はこんなもんでいいでしょ? さっさとかかってきなよ。全員、ボクの虜囚にしてあげるからさ」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!
ワシリーサ・ヴォレシア
アレンジ連携歓迎
心情
うーん、此処で勝ち誇られるのはむかつく、かな?
リゲルさんへの物言いも腹立ったし全力でぶつかって討ち取らないと、だね!
〇フライトドローンを多数用意し周囲に散開
フライトドローンを足場にし〇エアライドを用いた跳躍で移動し続けながら戦闘
墜ちた時は飛翔でカバー
〇ガードアップで守りを固めた上で〇スヴォーロフの進軍で見抜いた守りの薄い場所へ氷結輪や鎖舵輪で自身に迫る触手を凌ぎつつ肉薄
〇命中アップで命中精度を〇ダメージアップで威力を高め〇グロリアスも込めた海戦装による攻撃を零距離でぶちかます
其の後は即座に跳躍し距離を取り再度別の護りの薄い箇所にスヴォーロフの進軍を叩き込むヒットアンドアウェイ戦法で戦う
兎に角派手に動き回り目立つようにし味方が動きやすいように此方に意識が向くように動く
足場がないなら作れば良い、ってね!
義経の八艘跳びって訳じゃないけどさ
私を下に見るのはどうでも良いんだけど、ね
私の仲間を舐めた発言は正直、腹が立ったからさ
私が動けるギリギリ迄暴れて皆で貴方を討ち取るから!
エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)をディフェンスし共闘
海を征く英雄達が怪物に挑むと聞けば、黙ってはいられませんね
勝たねば帰れぬ戦でも、この魂に迷いはありません
はい、クロエ様。魔女の導きと女神の加護の下に、勝利を!
海藻に早く乗るため【飛翔】を重ね速度を伸ばしつつ、無策の突進に留まらぬ戦術を
クロエ様より後に動くなら、敵が矢に対処する隙に海藻上に突入
先に動くなら、わたしを迎撃した隙を後詰の矢で突かせ、矢に意識が向いた瞬間に海藻に乗りましょう
後は海藻上にしぶとく留まり、仲間の行動まで敵を釘付けにしてみせます
≪神護の輝盾≫を構えて『城市護りし女神の盾』で突撃
展開した光壁を力強く押し付け、触手や触腕を防ぎながら敵の身体を浄化し削り取ります
触腕が蠢くのが見えたら、盾と≪神護の長槍≫を操り応戦
巻き付きを盾で牽制し、触腕を曲げて盾を迂回するなら槍で迎撃
海藻の端に追いこまれたら【エアライド】の最適跳躍で伸びる触腕と敵の頭を跳び越え、背後から再び攻めます
無慈悲な海と戦う勇者達が征くべき道を、この盾で護り抜きます!
クローディア・ベネット
生憎だが粘着質な女は嫌いでね。虜囚なんてまっぴら御免さ
私達は死んでも腐った支配者に跪かない。従うのは、自分の心で認めた掟だけだ
――ジェーン、やるぞ!今夜はイカ女の首を獲った奴に奢りでどうだい!
ネメシス継続
多数の【フライトドローン】を【エアライド】で跳び渡り、縦横に揺れる読みづらい動きで海藻を目指す
【飛翔】は落下時の復帰や咄嗟の加速など局所的用途が主
だが隙が出来たら最高速で海藻上まで飛ぶ!
いち早く乗り込み注意を惹き付ける魂胆の仲間もいるしな
海藻に着いたらジェーンと猛攻をかけ敵を後ろに追いこむ
――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』
幽霊達を殺到させ、邪魔な触手と触腕を薙いで体に斬りつける
触手を手数で抑え、ジェーンの重い一撃も当てやすく
押し込んで敵が占有する領域を狭め、決着の好機を作ろう
その時が来たら≪船長のサーベル≫で首を断ちに行くよ!
反撃の触腕は≪聖遺の護符≫の力を纏う剣と≪アフリカ投げナイフ≫で弾き、狙いを逸らそう
終わらせてやるよ、サルガッソー!
この海はもう船の墓場じゃない――あんたの墓場だ!
クロエ・アルニティコス
愛するエイレーネ(g08936)をディフェンスし、共に戦います
海の怪物が棲む海域。
かつて偉大な魔女キルケーの助言で英雄の船が海域を抜けられたように……魔女の務めを果たしましょう。
共に道を開きましょう、エイレーネ。
【フライトドローン】を足場に【ケンタウロス・タクスス】を使用し、ケンタウロスを模した植物の怪物を作り出します
エイレーネがサルガッソーに接近できるように援護中心の戦闘
エイレーネより先に動くなら敵の動きを縫い留めるように矢を放ち、エイレーネへの対処を遅らせるように
後に動くならエイレーネへと意識を向けた敵を射抜き、大きなダメージを与えてこちらに意識を向けさせます
能動的には単体しか狙えぬ敵の対処能力の隙を突きます
フライトドローンは粘りつく海に落とされそうな仲間を受け止める用途にも使えるよう後方から戦場を見渡します
振り下ろされる触手の攻撃はフライトドローンを飛び移り直撃を避け、空中で攻撃を受けても【飛翔】で体勢を立て直し海へ落下しないように
お前が何者だろうと、私たちは恐れはしません。
ジェーン・コーネリアス
縛られて囚われて生きるなんて、僕らの生き様じゃない
たとえ長生きできようとそんな生き方をしたくないから、僕らは黒い旗の下で生きるんだ
アイアイ!どっちが首を獲っても恨みっこなしだ、クローディア!
クローディアとは別の方向から【フライトドローン】を飛び移りサルガッソーの巨大海藻に接近する
さっきの戦いは見てたみたいだけど、要塞の外の戦いは見ていない口ぶりだった
ならこれはどうかな!
【エアライド】の空中ジャンプを利用し、空中で急に方向転換して触手を避け【飛翔】も合わせて一気に肉薄する
接近したらカトラス「Macha」を手に戦闘。同じく飛び乗ってくるだろうクローディアと共に攻撃を仕掛ける
乗り移ることはできたけど、一歩でも退けばあの海に真っ逆さまだ。なら活路は前だ!
【先行率アップ】で先んじて敵に一撃を入れられるようにし、退かず、僕の一撃とクローディアの手数で逆に敵を後退させるよう攻め立てる
可能なら粘りつく海に落として有利な状況を作り出し、上段からの『龍波断ち』で叩き斬る!
長い因縁だったけど、これで終わりだ!
ユーフェミア・フロンティア
ネメシスモードは継続。
金目金髪の聖女モードです。
さすがに一筋縄にはいかない相手ですね。
先ほどの戦法は警戒されてそうですし、それなら…。
飛翔の効果で上昇し、フライトドローンの上に立ちます。
正直、先ほどの戦闘でのダメージは多いでしょうから、それも織り込んでいきませんと…。
フライトドローンの上から神火包囲連弾を仕掛けますね。
乗っているフライトドローンが壊れそうな時は、エアライドでジャンプし、別のフライトドローンへ着地します。
敵攻撃はブルースターの加護の結界術とガードアップ、聖杖で斜めに受け流しを試みて防御を行いますね。
さすがに…、打撃の重さはすごいですね…。
私の攻撃の目的は、一人でも多くサルガッソーの元に送り込むこと。
その為には自身のダメージは気にせずに気を惹き続けます。
…あなたの攻撃は一人を狙うにはすごく強いですが、複数のルートで行く場合は、取りこぼしが出るでしょう。
…今です。
取りついてその首をっ!
自身が沈むときは…
ラストリベンジで最後の抵抗を行わせてもらいますよ。
ただでは転びませんからっ!
アンゼリカ・レンブラント
ネメシス形態は聖女の姿へ
うん、会話はこのくらいで良いよ
必要なものを戦場に残すことが出来たもの!
多くのフライトドローンを、積み上げしエアライドで飛び移り
敵の乗る巨大海藻へと近づく
同様の作戦を採る仲間とは違う方向異なるタイミングで寄るよ
急な加速等のワンポイントで使う【飛翔】も駆使し
サルガッソーの意識を撹乱しつつ迫る
私の最愛の人は覚悟を以て私達を巨大海藻に取り付かせる為動いている
その想いに応え全てを駆使し寄るんだ
辿り着いたなら、全力の光焔剣を叩き込むよ!
敵の触腕はガードアップで強固になった障壁で捕えられてもすぐに振り払う
巨大海藻の上に辿りついた仲間と連携を意識し、肉弾戦での攻撃を重ねていく
勇気と共に、一歩も引きはしないで前へ出て、押し込むよ
どれだけ強くとも貴女は一人
私達の積み重ねし幾多の絆は、ただ1つの力を超えられないはずがない!
海藻の上でサルガッソーを追い詰め
友の必殺の攻撃に合わせ
全てを込めた《神焔収束斬》で両断を狙うよ
私達の心の光よ、今こそ最大まで輝き勝利を掴めぇッ
今日は皆で勝利の宴だよ!
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
必要に応じ、仲間をディフェンス
粘つく海ってのは初めてだが
禍は降りかかるもんだ、足元なんざ気にしねえよ
捕まえるか、捻り潰すか。できるもんならやってみやがれ
周囲の仲間と声を掛け合い、連携重視で動く
敵を観察し、動きの特徴や消耗具合等の情報を共有する
立ち位置は基本的に前衛、敵に張り付く形で【禍竜の雷霆】使用
海藻の他に【フライトドローン】を足場として借り、時には敵の体も足場に使い、【エアライド】も利用して、できるだけ立ち止まらないように、立体的な動きで攻める
また、【エアライド】や【飛翔】(低空で利用させて貰う)で自分の体を足場に使わせて、仲間の攻撃や回避のルートを敵から読みづらいものにする
味方が強力な一撃を放つようなら、逆にわざと動きを止めて敵を引きつけて隙を作る
「仲間が攻撃しやすいようにサポートする」を第一目標に
敵の触腕は長ドスで斬るか、尻尾で振り払う
【ガードアップ】の力も借りて消耗を抑えるが、動ける怪我なら気にせず、動き続ける・攻撃の手を緩めない事を優先
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
※引き続き強敵につき味方との協力・連携を最重要視
※ネメシスモード「凍れる妖精賢者」発動!
無策で突っ込むと流石にこうなりましたわね・・・
ですが触手の軌道はとうに見切りましたわ
今度は噛ませませんわよ・・・!
フライトドローンに乗って敵の海藻まで接近
落とされる際はマジックグレネードによる爆破で撃墜を装い、光学迷彩で姿を隠しつつ、低空で飛翔して慎重に海藻へ飛び移る
敵の様子を観察し触手と意識が味方に向いている隙を狙い、不意打ちの好機を見つけたら先行率アップ込みでヴィラネスト・アイスブランド
生成した氷剣による貫通撃をダメージアップと命中アップを交えて死角より喰らわせる
襲い来る触手はガードアップ込みで無理矢理にでも振り払って飛翔で緊急離脱して体勢を立て直す
リベンジの一手を行った後は味方の援護に回り、必要に応じて接近戦の味方をディフェンスしていく
ワンパターンは飽きたのでしたわよね?
ならばより卑怯な手で狙うだけでしてよ
「うん、会話はこのくらいで良いよ。必要なものを戦場に残すことが出来たもの!」
そう言って、ジェネラル級アビスローバー『サルガッソー』の言葉に頷くのはアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だ。ネメシスの姿は聖女風の姿へと変化している。
「無策で突っ込むと流石にこうなりましたわね……。ですが触手の軌道はとうに見切りましたわ。今度は噛ませませんわよ……!」
そう言いながら『粘りつく海』の上で立ち上がるのは、『サルガッソー』に先ほど吹き飛ばされ、ディアボロスと『サルガッソー』がやりとりしている間に、体勢を立て直したナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)だ。その姿はネメシス化しており、凍れる妖精賢者とでも言うべき見た目に変化している。
「うーん、此処で勝ち誇られるのはむかつく、かな? リゲルさんへの物言いも腹立ったし全力でぶつかって討ち取らないと、だね!」
戦いの結果を見て、ワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)もそう告げる。
「あぁ。生憎だが粘着質な女は嫌いでね。虜囚なんてまっぴら御免さ。私達は死んでも腐った支配者に跪かない。従うのは、自分の心で認めた掟だけだ」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)もまた、戦意を燃やし背後に幻影の海賊旗をはためかせる。
「あぁ、縛られて囚われて生きるなんて、僕らの生き様じゃない。たとえ長生きできようとそんな生き方をしたくないから、僕らは黒い旗の下で生きるんだ」
その言葉にジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)も頷く。
「――ジェーン、やるぞ! 今夜はイカ女の首を獲った奴に奢りでどうだい!」
「アイアイ!どっちが首を獲っても恨みっこなしだ、クローディア!」
クローディアがジェーンに声をかけ、ジェーンも頷く。
そして、戦うのは彼女らだけではない。
救援機動力を活かし、この『海藻要塞』の内部へと何人もの援軍がやってくる。
「海の怪物が棲む海域。かつて偉大な魔女キルケーの助言で英雄の船が海域を抜けられたように……魔女の務めを果たしましょう」
「えぇ、海を征く英雄達が怪物に挑むと聞けば、黙ってはいられませんね。勝たねば帰れぬ戦でも、この魂に迷いはありません」
まず現れたのは、銀髪に青い瞳が美しい妖狐のディアボロス、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)と、銀髪に魅力的なる琥珀色の瞳を持つウェアキャットのディアボロス、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)だ。
「共に道を開きましょう、エイレーネ」
「はい、クロエ様。魔女の導きと女神の加護の下に、勝利を!」
愛し合う2人は頷きあう。
「粘つく海ってのは初めてだが。禍は降りかかるもんだ、足元なんざ気にしねえよ」
さらにもう1人。顔に傷跡があり、眼光も鋭いと来ている柄の悪いドラゴニアンのディアボロス、伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)がそう呟く。
「捕まえるか、捻り潰すか。できるもんならやってみやがれ」
『粘りつく海』という初めての戦場にあっても、全く動じる様子は見せない。
「さすがに一筋縄にはいかない相手ですね。先ほどの戦法は警戒されてそうですし、それなら……」
引き続きネメシス形態のユーフェミア・フロンティア(光彩聖姫・g09068)はそう言いながら、【フライトドローン】の効果を有効化、空中に無数のドローンを浮かせて、そのうち一つに飛び乗る。
その隣のドローンにクロエも立つ。
「む、来るか、ディアボロス」
ディアボロスが動き出したのを見て、『サルガッソー』も構える。
どちらも共に、愛する者が同じ戦線にいる2人。
2人の目的は援護だった。
「神火の連続攻撃を差し上げますよ」
「種子に宿るは我が哀傷、芽吹け『ケンタウロス・タクスス』!」
2人のパラドクスが発動する。
ユーフェミアからは神火で出来た小さい火球が連続で放たれる。
そして、クロエの手の内のイチイの種は魔力と悲しみの感情によって急成長し、ギリシャ神話の怪物『ケンタウロス』を象った植物の怪物を作り出す。この怪物は良くしなる枝と強靭な蔓でできた弓を構え、矢を放つ。
「近づかれたら、さっきみたいになるから、今度は遠距離戦ってわけ? あまりボクを舐めるなよ!」
『サルガッソー』は複数の触手が絡み合わせ、巨大な触手として一気に振り下ろす。
放たれる2連撃はそれぞれユーフェミアとクロエに向かうもの。
ユーフェミアは『紅蓮姫の聖杖』を斜めに構え、その触手攻撃を受け流しにかかる。
「さすがに……、打撃の重さはすごいですね……」
相手はジェネラル級な上、正面切手の殴り合いという条件は同じ。ダメージの軽減こそ出来たが、相手にも同じように軽減されている様子だ。
だが、それで良い。2人の目的は究極的にはダメージを与えることではないのだから。
直後、エイレーネが動く。
【飛翔】を発動し、ユーフェミアの火球とクロエの矢に紛れて、『サルガッソー』に突入する。
「アテーナー様! 輝ける瞳の御方、城市護りし畏き女神よ! どうかこの盾に、無辜の人々を護り抜く力をお与えください!」
信仰が生み出す加護の光を展開し、光の障壁を纏った盾を構えて突撃するエイレーネ。
「その手はもう見たってば!」
『サルガッソー』は反撃として触腕を伸ばし、光の障壁ごとエイレーネを締め上げる。
光の障壁と触腕がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
だが、このエイレーネの攻撃すらも、他の仲間達が動くための布石に過ぎない。
「さっきの戦いは見てたみたいだけど、要塞の外の戦いは見ていない口ぶりだった。ならこれはどうかな!」
ジェーンのその言葉と同時に、一斉に6人が動き出す。
6人はバラバラに空中に浮かぶフライトドローンを【エアライド】を交えて、『サルガッソー』のいる巨大海藻へと接近する。
そう、あの『海藻要塞』を攻略した時と同じ手だ。
しかも、あの時とは違う。
もはや周囲に取り巻きはおらず、近づく敵を迎撃出来るのは『サルガッソー』本人だけであること、さらに、接近するのに時間がかかったあの場所と比べれば、この場所は遥かに狭い、ということだ。
「そうか! さっきのボクの攻撃で、ボクが何人も同時に相手出来ないって気付いたのか!」
そして何より、『サルガッソー』は1人しか攻撃の対象にとれないのである。
「はい。……あなたの攻撃は一人を狙うにはすごく強いですが、複数のルートで行く場合は、取りこぼしが出るでしょう。 ……今です。取りついてその首をっ!」
ユーフェミアが祈るように告げる。
「くぅぅぅ、こんのぉ!」
「あなたによそ見している暇はありませんよ!」
エイレーネは攻撃を受けつつも『サルガッソー』の巨大海藻の上に留まっている。
「うるさい! まずはお前からボクの虜囚にしてやるよ!」
再び触腕と光の障壁がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
「無慈悲な海と戦う勇者達が征くべき道を、この盾で護り抜きます!」
激しいジェネラル級の攻撃と一対一で向き合ったのである、当然の帰結として、『エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は重傷を負った』。
だが、それでもしぶとく海藻の上に留まり続けたエイレーネは、見事、充分な時間を稼いでみせたのである。
「行くよ! スヴォーロフの様に迅速に、態勢を整える時間を与えず攻め立て追い詰める―――っ!」
「もうここまで!?」
ワシリーサの『吸血船海戦装イワンワシリー』が煌めき、接射による強烈な一撃が『サルガッソー』に突き刺さった。これまでのような拮抗ではない。明確な直撃射だった。
「この、調子に乗るな!」
『サルガッソー』の全身から触手が溢れ出し、ワシリーサに絡みつく。
「私を下に見るのはどうでも良いんだけど、ね。私の仲間を舐めた発言は正直、腹が立ったからさ。私が動けるギリギリ迄暴れて皆で貴方を討ち取るから!」
「その前にお前もボクの虜囚にしてやるよ! このボクに直撃を叩き込むなんて舐めるなよ……。一番可愛がってやるからな!!」
「そりゃ嫉妬しちまうな。――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』」
「全くだね。一刀で……叩き割る!」
その間に乗り込んできたクローディアとジェーンもまた、パラドクスを発動する。
道半ばで倒れた海賊たちの魂達がカトラスを手に『サルガッソー』に襲いかかる。
「くっ、まだ距離があったのに……、そうか、あの飛ぶやつか!」
そう、2人はエイレーネとワシリーサが注意を惹きつけた隙を見逃さず、【飛翔】で追いついてきたのだ。
『サルガッソー』の触腕が2人に向けて伸び、クローディアの『船長のサーベル』とジェーンのカトラス『Macha』に対しぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
「砕けて裂けて、塵にでもなれ」
その時、『サルガッソー』の体に黒い影が落ちる。
翼を広げた逸の影だった。
『長ドス』の一撃が頭上から、『サルガッソー』に襲いかかる。
「ぐっ!?」
その隙を突いた2人の一撃は、まごうことなきアサルト。
正面からの『船長のサーベル』による一撃と、上段から放たれる力任せな『Macha』の一撃が、『サルガッソー』に痛打を与える。
もうフライトドローンの上には遠距離攻撃役の2人を除いて、敵はいない。これで、一連の攻撃は終わりか、と『サルガッソー』は後方に飛び下がりながら、次の手を考える。
だが、一連の攻撃は終わりではない。
「裁きの光と共に輝け、生命の焔よ! 絆を力とし、未来への道を拓けぇーっ!」
「氷蒼霊剣! 渦巻く殺気溢るる凍れる刃!」
2人のディアボロスが、『サルガッソー』の背後に回り込んでいた。
魔力とオーラ操作で構築した光の巨大剣に神火を加えた火炎の大剣を構えたアンゼリカと、内包する氷の魔力を集積・生成した氷の魔法剣を構えたナイナの2人である。
「後ろに!?」
驚愕する『サルガッソー』。だが、もはや防御の術はない。
「ワンパターンは飽きたのでしたわよね? ならばより卑怯な手で狙うだけでしてよ」
強烈な痛打が、『サルガッソー』に襲いかかる。
一連の攻撃が終わり、『サルガッソー』の巨大海藻の上には6人が残された。
「はははははは! 面白い! 面白いよ、ディアボロス! ここまでボクを追い込んだのは、君達が初めてだ!」
ボロボロになりながら、とても面白くて仕方ない、というように『サルガッソー』が笑う。
「こんなことは、コーサノストラにも冥海機にも不可能な事だろうね。本当にイレギュラーだよ!」
でもね、と『サルガッソー』は言う。
「ボクは負けられない。『海賊島』を守るサルガッソー海域の長として、ここは絶対に通さない! さぁ、もっと勝負を楽しもうよ、ディアボロス!」
『サルガッソー』のパラドクスが飛ぶ。
狙われたのはジェーン。最初に弱点を指摘したのが彼女だからかもしれない。
(「乗り移ることはできたけど、一歩でも退けばあの海に真っ逆さまだ。なら活路は前だ!」)
だが、ジェーンは怯まない。
飛んでくる触腕を真正面から得物たる血のように赤いカトラスで受け止める。
そして、その攻撃の隙をディアボロス達は決して見逃しやしない。
「もう一発零距離で……!」
「終わらせてやるよ、サルガッソー! この海はもう船の墓場じゃない――あんたの墓場だ!」
「お前が何者だろうと、私たちは恐れはしません」
「これで、終わらせます! 浄化の炎よ、悪しき者を撃ち抜き浄化する力を……!」
「私達の心の光よ、今こそ最大まで輝き勝利を掴めぇッ!」
「覚悟しやがれ」
「今度こそ、搦手も何も必要ありませんわね」
「あぁ、長い因縁だったけど、これで終わりだ!」
一斉にパラドクスが発動し、『サルガッソー』の体が打ち砕かれる。
「な。な、なぜだ! ボクは強い! 強いはずだ! そのボクがなぜ、こんなにあっさりと……! おかしい! おかしいよ!!」
ボロボロでもう立つのもやっとと言う様子の『サルガッソー』が現実を受け入れられずに呻く。まるでそれは駄々をこねる子供のよう。
「どれだけ強くとも貴女は一人。私達の積み重ねし幾多の絆は、ただ1つの力を超えられないはずがない!」
その『サルガッソー』に諭すように、しかし力強く、アンゼリカは告げる。
「絆……? なんだよそれ、そんなものが……力だなんて……。ま、まだだ、もう一回! そうだ、もう一回やろう! そしたら今度こそ、ボクは負けない!!」
そのような主張が認められるはずもない。
『サルガッソー』に向けて、再度、パラドクスの一斉射が放たれる。
巨大海藻が消滅し、『サルガッソー』とディアボロス達が海面へと投げ出される。
【水面走行】で海面に降り立ったディアボロスに対し、『サルガッソー』はそのまま、静かに海底へと沈んでいった。
ディアボロスの一人が、海面が粘つかない事に気付く。
そう、『粘りつく海』は、サルガッソー海域は、今ここに消滅した。
その証として、ほら、目の前に。
「あれが、『海賊島』……」
1つの島が姿を表す。誰かが口を開く。だが、それは全員の感想だった。
数多の迷宮が融合したような、名状しがたい外見をしている。
見ているだけで気分が悪くなるような、悍ましい見た目だ。
ディアボロスはついに、『粘りつく海』、サルガッソー海域を越え、『海賊島』に辿り着いたのである。
「やったね! 今日は皆で勝利の宴だよ!」
アンゼリカのそんな言葉が何もない海に響き渡った。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【神速反応】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【一刀両断】がLV4になった!
【完全視界】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【ダブル】LV1が発生!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年10月22日 |
宿敵 |
『サルガッソー』を撃破!
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