リグ・ヴェーダ集落調査作戦(作者 花々実コノネ
8


#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ  #リグ・ヴェーダ集落調査作戦 

 新宿駅のホームで、久住・野乃がこっちこっちと両手を振り回して呼びかける。
「リグ・ヴェーダで聞き込み調査をすることになりましたよー」
 現在ディアボロスは、パキスタン地域からリグ・ヴェーダ本国であるインド方面に向かっている最中だ。
 攻略旅団の方針により、その道中、リグ・ヴェーダ本国に至るまでにある集落での情報収集を行うこととなった。
 そのためのパラドクストレインが新宿駅に現れたのだ。
「このパラドクストレインの向かう場所はえっと……ペシャワールとイスラマバードの間くらいですね。この地域の集落のひとつが、ディアボロスを探す蟲将に制圧されているみたいなので、蟲将を倒して、集落の人々から情報を聞き出しましょうっ」
 本国から離れた集落に住む一般人のため、本国の詳しい状況などは知らないと思われる。集落の人々が答えられることの中から、いかにリグ・ヴェーダの情報を得るかがポイントとなるだろう。

「集落を制圧している蟲将は、トループス級の『魏軍硬殻兵』と、アヴァタール級の『曹休』です」
 蟲将はディアボロスを探す途中、集落の建物を我が物顔に占拠し、人々から食べ物を提供させているようだ。
 ディアボロスが戦闘をしかければ、功名心にはやって迎撃してくるから、一般人が虐殺されたり人質に取られることは無いと思われる。
 だが一般人に配慮することもないので、戦いに巻き込まれ、あるいはパニックを起こしなどして、人々が死傷することは十分考えられる。
「避難誘導をせずに蟲将撃破に専念することも出来ますが、そうすると集落の人に被害が出てしまいます」
 逆に、避難誘導をしっかり行えば、住民からの印象は良くなり、情報も集めやすくなるだろう。
「出来れば、ここはばっちり、素敵に、きらきらーっと避難誘導しておくと良いかなって思いますっ」
 きらきら……? と呟く声があったが、野乃は気にせずに続ける。
「蟲将を倒したら、集落でお話を聞いてみましょう」
 今回話を聞くのは、辺境の小さな集落の住人だ。この時代の人々は、生まれてから死ぬまで集落で暮らすものも多く、外部の情報はほとんど持っていないだろう。
「なので、今回の調査は、辺境の集落の人でも知っている『リグ・ヴェーダの基本的な情報』を得られる機会になると思います」
 リグ・ヴェーダの一般人が、どんな情報をもとに、どんな日々を送っているのか。それを知ることは、今後攻略を進めるにあたって重要だ。
「攻略旅団からは『集落の生活や信仰について』『TOKYOエゼキエル戦争の残党が漂着していないか』の調査の提案が出ています」
 提案に沿うことにより、精度が高い情報を収集することができるだろう。

「アーディティヤは、『信仰』の感情をエネルギーとしているみたいなので、信仰についての情報はほしいですよね」
 そう言ったあと野乃は、信仰……と呟く。
「信仰対象の神々が実在するディヴィジョンと聞くと、獣神王朝エジプトを思い出します。あのときと同じに、『信仰』を弱めるのはきっと難しいのでしょうね……」
 けれど、と野乃は視線をあげてディアボロスを見た。
「ここで得られた情報を元に、信仰を弱めるような作戦を思いつければ、きっと攻略の力になります。情報を集めて、なにか思いついたら攻略旅団で提案をお願いしますね」
 よろしくお願いしますと、野乃はぺこりと頭を下げた。


「今日はここで泊まりだ」
 まだ休むには少々早いが、この先丁度良い集落があるとも限らない。
 そう判断して集落へと入ってゆく曹休に、魏軍硬殻兵らも付き従った。
 手ごろな家へと足を踏み入れ占拠すると、驚く住人にありったけの飲食物を差し出せと命じた。
 入りきれなかった魏軍硬殻兵らは家の周囲を取り巻き、あるいは別の家を占拠する。
 住民たちはおろおろしながら、まずは自分たちが食べようとしていた粥や野菜料理、果物を運び、それでは到底足りぬだろうと、食料をかき集め、魚を煮込み、あるいは鶏にスパイスをすり込み、大慌てで料理を作り始めた。
 住民が捧げ持ってくる料理を当然のように食べながら、曹休は今後どう動くかを考える。
「明日はもう少し南を見て回るとしよう。一刻も早くディアボロスを発見し、撃破して功績を立てるのだ」
 魏軍硬殻兵らは食事を取りながら曹休の言葉に耳を傾け、住民たちはひれ伏して蟲将の要求に応えるのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
3
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。
【狼変身】
1
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

花々実コノネ
 攻略旅団提案による、リグ・ヴェーダでの情報収集シナリオです。
 パラドクストレインは蟲将が我が物顔で占拠している集落近くに到着します。
 蟲将を倒して、住民から話を聞きましょう。

 選択肢について。

 ③&④で蟲将を撃破するのですが、その際、①の避難誘導をクリアしておかないと、住民に死者が発生します。
 蟲将はおびき出しなどをしなくても、ディアボロスが来たのを知ると、喜び勇んで出て来ます。

 ①の避難誘導は必須ではありませんが、死者が発生した場合、調査がやりにくくなることが考えられます。

 ②で調査をすると、依頼完了となります。
 調査のプレイングは、知りたいことを1つに絞ったものを優先して採用いたします(1つの知りたいことを聞くために質問が複数になるのは構いません)。

 ではでは。プレイングお待ちしております。
42

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


シャムス・ライラ
【賽】
蟲がこんな所まで入り込んでいるとは
一刻も早く駆除せねば!

仲間と情報を共有し、連携
此方で蟲将をおびき出そう
事前に仲間と集落とその周辺の位置関係を確認
逃走経路を定めたら
それとは反対方向で行動開始
住民の避難は別動隊、頼みましたよ!

大声で
「こんな所まで意地汚く湧いて出るとは
三国が滅んでより今に至っても節操がないようですね」
と挑発すれば出てくるだろう
仲間と手分けし
敵を囲い込んで住民と分断

敵の攻撃は射撃と投擲
ならば私も負けるわけにはいきません
こうきらきらーっと【星の銀】を発動して無数の盾を発動
敵の攻撃を防ぎ、弾き返して応戦を
錬晏、百、盾で攻撃をいなすからその隙に攻撃を!

それにこの盾ならば、流れ矢も防げるだろうから避難はより安全になるだろう
可能なら《フライトドローン》も活用してくれれば幸い

包囲して追い詰めたら
仲間と狙いを合わせ、シールドバッシュで叩きのめし
一体ずつ確実に倒していく
(…モモちゃんも、虫が嫌いなんだね)

ほら、食べ物にたかる蟲は叩き潰されるもの…ですよね?

アドリブ等歓迎


 リグ・ヴェーダの本国を目指し、ディアボロスは最短距離でインド方面へと進んでいる。出来れば今後の攻略にはずみをつけるため、その途上でリグ・ヴェーダについての情報を得ておきたいところだが。
 リグ・ヴェーダへと流れ着いた蟲将が、ディアボロスを掃討し武功をあげようと探し回っている。簡単に情報収集をさせてはもらえないようだ。
「蟲がこんな所まで入り込んでいるとは」
 一刻も早く駆除せねばと、シャムス・ライラ(極夜・g04075)は苦く呟く。
「蟲将め、異国の地でも民を苦しめるか」
 大戦乱群蟲三国志から流れ流れてリグ・ヴェーダまで。蟲将は一体いつまで人民の害となるつもりなのかと、錬晏も憤る。
「我ら復讐者を探して移動し、その先々で人々の糧を奪っているだとか。それほどまでに我らに会いたいというのか」
 錬晏の言葉に、百の脳裏をよぎったのは。
「蟲将が向こうからやって来る……つまり、ムシムシホイホイ……」
 それをうっかり聞いてしまったアリアが、なんともいえない表情になる。
「……百さん、今べたべたした紙のおうちが浮かんだんだけど?」
「となると誘引剤がディアボロスということに……」
「アリア姐さん、ソレイユくんもストーップ! それ以上続けると、考えたくないモノが出て来ちゃう!」
 菜芽は思い出してはいけないそれを払うように、両手をばたばたと振り回した。

 ともあれ。
 目的の集落を発見したディアボロスたちは、まずは集落とその周辺の位置関係を確認した。
 シャムスは地面に簡単な地図をささっと引き、印をつけてゆく。
「集落の奥側に、大き目の建物が幾つかありました。いったん身を隠してもらうとするなら、この場所でしょうか……とすれば、おびき寄せは逆方向のこちらから外に向けて……?」
 作戦の全体像を共有し、手分けして事に当たる。
「俺は蟲将をおびき出そう」
 他は……と見渡す錬晏に、シャムスがでは私もと手を挙げる。
「おびき出しにあと一人は要るだろうから、俺もそっちに行くよ。ムシムシに飛ばれると厄介だから、防空体制も使っておこうか」
 百も加わり、おびき出しは総勢3人。
「では避難誘導は、アリア、菜芽、私の3人ですね。行きましょう」
 ソレイユは確認すると、集落を大きくぐるりと回り込むように移動を開始する。
「アリア殿、菜芽、ソレイユ、民たちを頼んだ」
「住民の避難は任せましたよ!」
 錬晏とシャムスの呼びかけに、もう走り出しているアリアが振り返り、
「そっちも蟲将達の視線はよろしく」
 笑顔を見せて駆け去っていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!

ソレイユ・クラーヴィア
【賽】

亜人のように蹂躙しないだけマシとはいえ
人々の大切な食糧や命を軽く扱う蟲将も看過はできませんね
被害を出すことなく収められるよう、急ぎ向かいましょう

蟲将を誘き出すシャムス達とは反対方向から姿を隠しつつ集落へ接近
挑発に乗って蟲将が動いたら、菜芽やアリアと共に蟲将の攻撃から人々の盾になれるような位置へ駆けつけます

友情催眠使用
皆さん、大丈夫ですか
傍若無人な振る舞いをする蟲将から、皆さんを助けに参りました
彼らは私の仲間が追い払いますので
念のため戦闘が終わるまでは一旦避難をお願いします

と声をかけ、戦場とは逆方向の集落の奥へと誘導
できればしっかりとした建物の中に隠れて頂くと安心ですので
その旨も集落の長らしき人がいれば伝え、避難の方向や声掛けを手伝って頂きます

子供や老人など避難に時間がかかりそうな方には、私も背負うなり手を引くなりで避難を手伝いましょう

私の仲間は強いですから、隠れて頂く時間もそう長くはありません
ですから、私達が戻ってくる迄は此処から動かないで待っていてください
花火の合図はお願いします


島江・菜芽
アドリブ・連携歓迎!
【賽】
ソレイユくんやアリア姐さんと蟲将に気付かれないように隠れて集落に向うね

錬兄達が蟲将の気を引いている内に、住民の避難を始めよう
余裕あるなら避難できそうな所の目星やそこまでのルート確認したい感じ

作戦が始まったら、占拠されていたお家に入って【友達催眠】で話しかけるよ

ねぇ、怖いひとたちがいなくなった内に、安全な所に行こうよ
神様の戦いは、足手纏いになるから
逃げた方がいいんじゃないかな?

事前情報だと神様が善悪に分れて信仰集めてるらしいし
その辺も合わせて情報収集がてら鎌掛け
住民の構成も気になるなー

元からここに住んでたのか、どっかから連れてこられた感じか?
今は、この人達の安全第一だからじっくりって訳にいかないけど
誘導する道すがら、観察してみよう

怪我とかしてる人はいなそうだけど…
いたら【フライトドローン】やマロさんに乗せて運ぼう
どうしても避難したくない人がいたら【避難勧告】で危機感を煽って移動してもらうよ

避難が終わったら、遠慮無く戦えるよう
錬兄達にマロさんから雷(昼花火)を打とう


アリア・パーハーツ
【賽】
連携アドリブ歓迎

蟲将達の視線は錬晏さん達にお願いしつつ、避難をお手伝い
情報を聞き出すためには無事でいてもらわないと

集落は文化が色濃く出るね
土地勘はないからこそ観察をして、経路を確認しながら足音を忍ばせて移動
被害は出したくないけど、いざって時用に罠を仕掛けておこう

「プラチナチケット」を使用
貴方達の物を我が物顔で奪うような輩の言う事は、これ以上聞く必要ないのだぜ
此処にいたら彼等が暴れた時に危ない
利用されてしまう、盾にされてしまう、と少し危機感を煽る
外は恐くない、安全であることを伝えるのも忘れずに

あっちの可愛いながちゃんに付いて行くもよし、あそこの美少年ソレイユさんの誘導する方へ
赤い髪は目立つから目印にしておいで!

今のうちに心象良くして後で情報聞き出しやすく、…っていう下心は隠して頑張ろう
疑い深い人にはそういう狡い考えバレちゃうからね

おいで、大丈夫
笑顔で手を差し出して誰一人見落とさないよう動き回ろう
手を繋ぐも良し、時間がかかると良くないね、背に乗る?

よし、逃げ遅れはいないね?
花火点火だ


 集落の裏側へ回り込んだ3人は、避難させる建物を確認すると、そっと身を潜めて蟲将が占拠している家の近くへと忍び寄った。
 蟲将らの突然の訪れを受けてか、街は落ち着きのない雰囲気に包まれており、あちこち家から食べ物を運び出す様子なども見られる。
 怪我をしたり、酷い恐怖を感じたりしている住民が見当たらないことに、アリア・パーハーツ(狂騒・g00278)はほっとした。
「情報を聞き出すためには、集落の人には無事でいてもらわないとね」
「亜人のように蹂躙しないだけマシなのでしょうか。とはいえ、人々の大切な食糧や命を軽く扱う蟲将も看過はできません」
 住民の備蓄を我が物顔に食い荒らされてはたまらない。これ以上被害を出すことなくおさめなければと、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は集落の様子を窺った。
 友達催眠もプラチナチケットも準備済み。
 なんとかして、住民を蟲将の目に触れないところに避難させなければ。
「もうそろそろのはずだけど……」
 島江・菜芽(雪の妖精☆・g06056)が澄ませた耳に、その声ははっきりと届いた。
「ディアボロスが来たのも知らず呑気に食事とは、どうしようもなく愚鈍ですね」
「シャム兄だ!」
 挑発が始まった、と菜芽はじりじりと前に出た。
「ディアボロスだと?」
「見つけたぞ、ディアボロスだ!」
 飛び出してきたらしき蟲将の声も聞こえてくる。
「そちらが見つけたのではなく、こちらが見つけてあげたのですよ。それにしてもうじゃうじゃと。こんな所まで意地汚く湧いて出るとは、三国が滅んでより今に至っても、蟲将とは節操がないもののようですね」
「シャムスさん煽るねぇ」
 アリアが声を殺して笑う。
「なんだと」
「どけ、俺が殺る!」
「おい、逃げるのか!」
 入り乱れ過ぎて聞き取れなくなった声が、わあっとひと固まりになって遠ざかってゆく。
 シャムスが蟲将を引きつけて集落の外へと誘導しているのだろう。
 アリアは顔を出し、家周辺に蟲将の姿が見えないことを確認する。
「よし、今のうちに」
 ぽかんとした顔で蟲将を見送っている住民のもとへと、3人は近づいた。

 ソレイユは誘導されていった蟲将と住民との間となる位置へと駆けつけると、大丈夫ですかと声をかけた。
「傍若無人な振る舞いをする蟲将から、皆さんを助けに参りました」
 ソレイユの言葉を聞き、住民たちはおおと声を漏らす。
 その声に含まれている安堵の響きを、ソレイユの耳は聞き取った。
「彼らは私の仲間が追い払いますので安心してください。ですが念のため、戦闘が終わるまでは一旦避難をお願いします」
「避難……? ここを離れるのですか」
 一体どこへ、と住民は尋ねる視線をソレイユへと向ける。
「はい。奥にある建物に。巻き込まれて怪我をしたりしないように、戦場とは逆方向のしっかりとした建物の中に隠れていただくと安心ですので」
 ソレイユの示す建物に、どこか遠くへ行けというわけではないのだと理解した住民たちは、それならと動き出した。
「この集落の長がいるようでしたら、その方にもお伝えしたいのですが」
 そう頼んだソレイユを、長という訳ではないけれど、と住民は集落の取りまとめを任されることが多いという男性のところに案内してくれた。

 菜芽とアリアは開けっ放しになっている扉から、さっきまで蟲将に占拠されていた家の中へと入った。
 慌てて出て行った蟲将が引っくり返したらしき料理が散らばっている。
 提供させて、それを平気で踏みつけにして。そんな蟲将の後始末をしようとする人の腕を、アリアはそっと押さえた。
「貴方達の物を我が物顔で奪うような輩の言う事は、これ以上聞く必要ないのだぜ」
「そういうわけには参りません……」
 住民は目を伏せる。圧倒的に力の差がある相手に対して、言うことを聞かないなどという選択など、彼らに出来ようはずもない。
「ねぇ、怖いひとたちがいなくなった内に、安全な所に行こうよ」
 菜芽は、ね? と住民たちの顔をのぞき込んだ。
「ここは安全ではないと?」
 問いかけてくる住民に、アリアは頷いた。
「此処にいたら彼等が暴れた時に危ない。巻き込まれてしまう……ううん、もしかしたら、利用されてしまうかもしれないし、盾にされたりするかも?」
 怖がらせ過ぎないように、けれど少し危機感を煽っておいてから、
「蟲将があっちに気を取られている今なら、安全に避難できるのだぜ」
 今がチャンスなのだとアリアが促すと、そうしておいたほうが良いのだろうかと、住民は落ち着かなげに相談を始めた。
「……神様の戦いの足手纏いになるから、逃げた方がいいんじゃないかな?」
 菜芽が得ている事前情報だと、神様は善悪に分かれて信仰を集めているらしい。それも合わせて菜芽が勧めると、住民たちは迷いながらも立ち上がった。
 まとめてみんな外に出てもらい、集落奥の建物へと移動してもらう。
 集落の入り口付近で繰り広げられている戦いを怖がり、家に引っこもうとする少女に、アリアは怖くないよと笑顔で手を差し出す。
「おいで、大丈夫。手を繋いでいこう」
 出した手にすがるようにしがみ付いてくる少女と一緒に歩き出しながら、
「さあ、あっちの可愛いながちゃんに付いて行くもよし、あそこの美少年ソレイユさんの誘導する方へ行くもよし。分かんなくなったら、赤い髪は目立つから目印にしておいで!」
 住民がどんよりしないよう、アリアは明るく声をかけ、身を隠す建物へと誘導した。
 ソレイユに頼まれた集落の取りまとめをしている男性が、誘導の手伝いをしてくれていることもあり、住民たちは混乱することなく、奥の建物へと向かってくれた。
 これなら避難勧告を使わなくても大丈夫そうだと考えつつ、菜芽は移動する住民たちの顔ぶれをそっと観察する。
 老人の比率は低めで、子どもの数は多い。男女比は……成人年齢以上の女性の数がやや少ない、というところだろうか。
(「この時代ならおかしくない構成だね」)
 ふむふむと菜芽は内心頷いた。
 住民同士も良く見知った間柄のようで、自然に助け合っている。
「みんな、仲良さそうだね。元からここに住んでる人なのかな?」
「ええ、もうずっと昔からね」
 さりげなく菜芽が尋ねると、聞かれた女性は当然のように答えてくれた。けれど……歴史は改竄されてしまっているから、あくまでそれは『本人の認識的には』ということになるのだろう。
「あの建物に行くまで、手を放さないでくださいね」
 手を繋がせた子どもたちに言い聞かせ、ソレイユはその端の子どもの手を取って、避難場所へと連れていった。
「戦いがはじまるの?」
 避難場所にいる人々が向けてくる不安なまなざしに、ソレイユは安心させるように笑いかける。
「はい。ですが私の仲間は強いですから、隠れて頂く時間もそう長くはありません。ですから、私達が戻ってくる迄は此処から動かないで待っていてください」
 住民を避難場所の建物内に集め終えると、アリアは集落をチェックし。
「よし、逃げ遅れはいないね? ながちゃん、花火点火だ」
「うん。マロさん、お願い」
 パンツァーハウンド『マロ』の背の砲から、昼花火が打ちだされた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

夏候・錬晏
【賽】アドリブ歓迎

蟲将め、異国の地でも民を苦しめるか
我ら復讐者を探して移動し、その先々で人々の糧を奪っているだとか
それほどまでに我らに会いたいというならば、こちらから出向いてやろう

集落の周辺を素早く確認してから、民の避難誘導と蟲将のおびき寄せで役割分担を
アリア殿、菜芽、ソレイユ、民たちを頼んだ

シャムスの挑発に釣られた蟲どもを<地形の利用>して身を隠してやりすごし、通り過ぎた後に集落への道を塞ぐように立ち塞がる
そのまま距離を詰めて挟撃を

探し求めていた俺達と出会った気分はどうだ?
「逃げも隠れもせん――…狩りつくすぞ」

闘気の昂りに呼応し、朱殷の闘気が群狼を形成
シャムスの一声で一殿と同時に『魏軍硬殻兵』らに黒龍偃月刀で切り込んでいく
反撃の弓矢も槍の投擲も、縦横無尽に駆け回りながら黒龍偃月刀でいなしてダメージを軽減する立ち回りを

花火に笑みも浮かぶ

勢そのまま多少の傷は気にせず朱殷の牙と偃月刀で攻め立て、民を蔑ろにした怒りを乗せた【ダメージアップ】の一撃を確実に蟲どもを屠っていく

容赦などしない
逃さんぞ


一・百
①住民の避難誘導達成後行動
【賽】

向こうからやって来る…
つまり、ムシムシホイホイ…
だが、こちらも万全で迎え撃とう
防空耐性で上空攻撃の警戒も強化
仲間の立ち位置を確認し、孤立させないようにする

シャムスの作ってくれたタイミングに合わせ
紅玉姫を抜き、光輝で設計図を描き神碑幻出で攻撃
飛んで何とやら…全て撃ち落としてやろう
地上に立派なエジプト神殿を出現させ、巨大砲門から広範囲を薙ぎ払う豪炎雷砲を放つ

これで、まるっと駆除かな…
虫が嫌いだから近づかない訳じゃないぞ
こう、うぞぞぞしてるのが理解できないだけだ

翅を撃ち抜き燃やし飛行力を削いで仕留めよう

住民の避難は終えてるが家屋に被害がででも困るだろう
そちらに近づけないよう意識して戦う


 追ってくる蟲将を引き連れて、シャムスは打ち合わせ通りに避難場所と逆方向へと駆ける。
「大口叩いておいて、尻尾まいて逃げるのか」
「逃がすな、回り込め」
 追う者、足止めの攻撃をする者、回り込みにかかる者。
 統制のとれた動きで、魏軍硬殻兵らは集落を出てすぐの所でシャムスに追いつき、取り囲んだ。
「さあもう逃げられんぞ」
 多勢に無勢。勝ちは決まったとばかりの魏軍硬殻兵は気づいていない。囲んでいるつもりの背後から、ひたひたと近づくものに。
「逃げも隠れもせん」
 背後からの声に魏軍硬殻兵が振り返ったその先には、黒龍偃月刀を構える夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)の姿。
 錬晏はシャムスと、それに釣り出された魏軍硬殻兵が通りを駆けてゆくのを、物陰に隠れていったんやり過ごし、その後を追うように距離を詰めてきた。こうしておけば、万が一魏軍硬殻兵の意識が集落の人々に向けられることがあっても、その前に立ち塞がる壁となることができる。
「探し求めていた俺達と出会った気分はどうだ?」
 問う錬晏の声にも表情にも一片の笑みもなく。
「――狩りつくすぞ」
 黒龍偃月刀で切りこんでゆく錬晏の昂る闘気に呼応して、朱殷の闘気は具現化し燃えるような群狼を形成する。
「ちっ、仲間がいたのか」
 集落を含んで広がろうとする魏軍硬殻兵の陣形は、
「こっちにもな」
 現れた一・百(気まぐれな狐・g04201)によって止められる。住民たちの家屋のある方へは行かせないとの意志をみせる百に、魏軍硬殻兵は知る。
 囲まれたのは自分たちの方だったのだと。
「構わん。敵の首は多い程良い」
 順に片付ければ良いと、魏軍硬殻兵が羽を広げ、空へと浮かぶ。
 空中から狙い注ぐ矢は雨のごと。
 降るように襲いかかって来る攻撃を前に、シャムスが願うは星の加護。
「私も負けるわけにはいきません。だってほら、食べ物にたかる蟲は叩き潰されるもの……ですよね?」
 パラドクス【星の銀(ホシノシロガネ)】が生み出した不思議な金属を盾と並べ、シャムスは応戦する。
「避難誘導ではないですが、こう、きらきらーっと」
 無数の盾が魏軍硬殻兵の矢を受け、弾き返せば、反射した陽が銀の光となってきらめく。
 少しでも敵の位置を集落の外へ動かせるよう、位置取りを巧みに変えながら、シャムスは魏軍硬殻兵を相手取った。

 避難する人々でざわついていた集落が、次第にしずまってゆく。
 そろそろだろうか、と思う耳に――合図の空砲の音が届いた。
 ここからはもう遠慮はいらない。
「錬晏! 百!」
 星の銀の盾で敵を押しこみ、シャムスが呼ばわる。
 昼花火の音にはじめて口元に笑みを浮かばせた錬晏は、黒龍偃月刀を手に兵たちの間へと突っ込んだ。
 それはまるで狼の狩り。縦横無尽に敵を掻き回し、猛々しい狼が牙をふるうがごとくに食らいつく。
「容赦などしない。逃さんぞ!」
 敵の魏槍投雨陣が降り注ぐのを、振るう武器で払い除ける。避けきれぬ槍が傷をつけてくるが、戦いならば当然とばかりに錬晏は気にもかけない。
 弱められることなく勢いそのままに、錬晏は朱殷の牙と黒龍偃月刀で兵たちを攻め立てた。
 民を蔑ろにしたふるまいを、許すわけにはいかない。怒りをのせた錬晏の刃が魏軍硬殻兵へと叩き込まれてゆく。
『大いなる太陽の輝きを今ここに……』
 百が抜き放つは妖刀『紅玉姫』。
 その紅い刃が放つ光輝が、描いてゆくのは神殿の設計図。
 さらさらと淀みなく設計図が描きあげられた瞬間、神殿は実際の建物として出現した。
 百のパラドクス【神碑幻出(シンピゲンシュツ)】が作り出した、リグ・ヴェーダの地に立つエジプト神殿を、魏軍硬殻兵はのまれたように眺めた。
 堂々と聳える神殿……その巨大砲門が見返すかのように、魏軍硬殻兵へと向けられる。
『神の怒りを思い知るといい……』
 百の言葉を受けて、神殿に満ちる魔力は収縮し、砲へと注ぎ込まれ。
「飛んで火にいる何とやら……全て撃ち落としてやろう」
 言葉通りに、発射された豪炎雷砲は、空から百めがけて槍を降らせていた魏軍硬殻兵を、まとめて屠った。
「これで、まるっと駆除できたかな……」
 翅を焼きつくされた魏軍硬殻兵が地上へと落ちてくるのを、少し離れて眺める百の様子に、シャムスは思う。
(「……モモちゃんも、虫が嫌いなんだね」)
 口には出さなかったのに、シャムスの視線に気づいた百は違うと首を振った。
「虫が嫌いだから近づかない訳じゃないぞ。こう……うぞぞぞしてるのが理解できないだけだ」
 うぞぞぞ、というときに百の尻尾の毛が逆立ち気味になったのは見ないふりして、シャムスはうんと同意する。
「私も悪い虫のことは理解できない」
「う、ん??」
 なんかニュアンスが違う……?
 首を傾げる百に笑みを向けると、シャムスは残っている魏軍硬殻兵へと向かっていった。

 武功をあげるどころか、ディアボロスに翻弄される魏軍硬殻兵へと、曹休は指示を飛ばしていたが、立て直すよりも早く部下たちは倒れてゆく。
 兵の全滅が見えてきたことに歯噛みしながら、曹休はその手に構えた弓を引き絞る。
 たとえ自分ひとりになろうとも、ディアボロスを倒しさえすれば、受けた命を果たしたことになるのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狼変身】LV1が発生!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

プターハ・カデューシアス
アドリブ・連携歓迎
錬晏とアリアにディフェンス

皆、住民避難とトループス退治お疲れ様でした
次は首魁戦
リグ・ヴェーダの世界の実態を探る為、蟲将にはさっさと退場願いましょう

錬晏が引きつけている内に背後に忍び寄り、君へ紡ぐ言の葉で攻撃

受けた命の一つも、遂行できそうにない…
その不安感や絶望感を増幅させるような言葉掛けを
「武人」を名乗るなら、与えられた使命を全うする事や、窮地にも負けぬ誇りが心の拠り所でしょう?

身近に「武人の鑑」がいますから、その辺大分理解出来るようになった気がします
まあ、この個体がどれ程の誇りを持つ者かは分りませんが

仲間とはアイコンタクトなどを通じて密なる連携を

反撃には
「逆恨み」と、認めるのですね
いっそ潔い
気色の悪い寄生虫が迫ってくるのはどうにも気色悪いですが
しかし、こちらも言うなれば嫌がらせのパラドクスを使っていますし
どちらの神経が太いか…勝負と行きましょう!
(やせ我慢で余裕そうに笑み)
孤軍奮闘の貴方には申し訳無いですが
私には頼れる仲間がいるので
ちょっとやそっとでは崩せませんよ


夏候・錬晏
※アドリブ歓迎

「随分と温い歓迎だな。この程度で我らを討ち取れるとでも?」

黒龍偃月刀についた蟲将らの血を振って拭い、切り捨てるのは存外簡単だったと言わんばかりに、不敵に笑みを零し、目の前の『曹休』を挑発する
偃月刀を構える動きはゆっくりと、<殺気>を孕んだ朱殷の闘気が溢れ出し、偃月刀の刃と交われば、龍頭の形へ変化する
所作で『曹休』の意識を己に向けさせ、合流するプターハとアリア殿への対処を遅らせる

気が付いたとしても、その瞬間に『曹休』の間合いに踏み込み、【先行率アップ】と【ダメージアップ】のパラドクスを叩き込んで、武具ごと噛み砕くための牙を穿つ

そのまま<グラップル>し、反撃の威力を落とす
どのような攻撃手段でも対応できるよう<精神集中>し、偃月刀と右腕の大籠手で受け止める

仲間の姿に民の無事を感じれば戦意も上がる
怯まず至近距離で猛攻を続け、仲間の攻撃へ繋げる立ち回りを

「どうした、それでは俺たちを討ち取れんぞ?」

冷静さを欠けば、武の精度は落ちる
それに我らの連携が負けるはずない

仲間にはディフェンスを


アリア・パーハーツ
連携アドリブ歓迎

住民の避難は完了ってことを改めてお知らせに行きつつ
こんな事になった原因をぶっ叩きに走り出す
錬晏さんとプターハさんに追いつくように戦場へ

戦略的撤退を恥とは思わないし立て直しを図るのも悪くない
けど、
彼等の怯えた瞳を見たか?
利用するならばもっと紳士的にやれよ
錬晏さんを見習え、蟲風情が

仲間の背後を通り死角を突いて一撃
【先行率アップ】で先手必勝
真紅の弾丸でお前の思惑を撃ち抜いてやる

素早い反撃には<武器改造>により魔力障壁と併せて<弾幕>展開
いやああ蟲ちかいいい!!!
あっち行けぇ!!
素直に大声で罵倒する
なんならシンプルな方がダメージ喰らわないかなと
仲間をディフェンスしつつ口も手も足も動かして敵を追い込もう

まあ市民を盾にしなかったことは褒めてやる

だけど、それだけだ


 魏軍硬殻兵の最後の一体に止めをさすと、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は視線を曹休へと向けた。
「随分と温い歓迎だな。この程度で我らを討ち取れるとでも?」
 黒龍偃月刀についた蟲将らの血を振って拭い、切り捨てるのは存外簡単だったと言わんばかりに、錬晏は不敵に笑みを零す。
「のこのこ釣り出されてくるような相手など、討ち取るなどという言葉を使うのも大袈裟であろう。其方から殺されに来てくれるとは有り難い。探す手間まで省いてくれるとはな」
 言い返してくる曹休からは、魏軍硬殻兵が倒されたことに対する動揺などはうかがえない。ただ、ディアボロスを倒し、戦功をあげようという意気込みのみが伝わってくる。
 余裕の態度をとっている曹休に見せつけるかのように、錬晏は偃月刀をゆっくりと構えた。朱殷闘刀から生まれる闘気は殺気の赤。溢れた殺気と刃が交われば、偃月刀は龍の頭を模した形状へと変化する。
 錬晏の黒龍偃月刀の動きと変化を警戒する曹休……その背後から。
 朗々と、滅びの唄が響いた。
 唄にのせられた言葉は曹休の存在意義を問い、否定し、自己崩壊へと導く。
 曹休の目が錬晏に引き寄せられているうちに、駆けつけたプターハ・カデューシアス(祝福龍・g03560)が背後へと回り込み、パラドクス【君へ紡ぐ言の葉】を紡いだのだ。
「視野の狭い将に率いられる兵とは憐れなものですね」
 揺さぶりをかけてくるプターハに、曹休は唄の影響を振り払うように身を返した。
「ほう、2つ目の首が参ったか」
 土産とするディアボロスの首が増えたことへの喜色を滲ませ、逆恨悪腫での反撃を行う。
 だがそうする間、錬晏がじっと待っているはずもない。
 曹休の意識が自分から逸れた隙に、深く間合いに踏み込み。
『我が刃は牙の如く――』
 曹休へと振るった偃月刀は、通常なら斬りつけるもの。だが、パラドクス【鋭鋒噛砕】によって変化した刃はそれだけにとどまらない。捉えた曹休の肩へとがっとばかりに開いた龍の口が食らいつく。
「おのれ……」
 曹休は肉を噛み千切られながらも、龍頭を突き放す勢いで距離を取った。
 受けた傷にも構わずに、遠く離れたその位置から、瞬時に錬晏へと駆け寄り、全身をぶつけるように斬りつけた。
 錬晏はその刃を右腕の大籠手で受け流す。籠手と刃が擦れる耳障りな音を立てながらすれ違ったその直後。
「おまたせー!」
 明るい声とともに、曹休の頭上へと赤く輝く弾丸が降り注いだ。
 曹休は足を速めるが、駆け抜けるより早く、弾丸の雨がその身を撃ち抜いた。
 どこから、と曹休が首を回した先では、アリア・パーハーツ(狂騒・g00278)がにこにこと手を振っていた。
「住民の避難完了したよ。これでもう巻き込まれる心配しなくて大丈夫」
「民は無事か」
 アリアからの避難完了の報を受け、錬晏は安堵するとともに、戦意が上昇するのを感じる。
「それはひと安心ですね。あとは首魁戦のみ。リグ・ヴェーダの世界の実態を探る為、蟲将にはさっさと退場願いましょう」
「そう。あとは原因をぶっ叩けば……って、わわっ」
 プターハに頷いたアリアは、反撃に向かってくる曹休に気付いて叫んだ。
「いやああ蟲ちかいいい!!! あっち行けぇ!!」
 ぐんぐん迫ってくる曹休を大声で罵倒しながら、こっちに来るなとばかりに、害虫でも払うような手つきで魔力障壁を展開する。
 魔力障壁の抵抗を受けながらも曹休は刃を振るい、ふんと笑った。
「有象無象を避難させるために人を割いていたと? 酔狂なことだ」
「……有象無象?」
 その言い草に、アリアはぴたりと手を止め、曹休を見返した。
「戦略的撤退を恥とは思わないし立て直しを図るのも悪くない。そのためにここの人を利用しようとするのも、良いことではないけどひとつの手段だとも思う。けど……彼等の怯えた瞳を見たか? 利用するならばもっと紳士的にやれよ」
 言葉を投げつけ、アリアは錬晏を指す。
「錬晏さんを見習え、蟲風情が」
「まあまあ、受けた命の一つも遂行できそうにないような蟲が、武人の鑑たる錬晏にかなうはずもないでしょう」
 アリアをなだめるように見せかけて、プターハは更に曹休を煽りにかかる。
「与えられた部下を失い、使命を全うすることもままならない。もしここで倒れたら、ほんとうの犬死としか言いようもないのですよ」
 このアヴァタール級がどれほどの誇りを持つのかは分からないが、武人を名乗るのなら、与えられた使命を全うする事や、窮地にも負けぬ誇りが心の拠り所ではないか。そう推測した上で、プターハはその不安感、絶望感を増幅させて【君へ紡ぐ言の葉】にのせ、曹休の精神を苛む。
「黙れ」
 曹休の恨みを凝縮した悪腫が寄生虫と化し、プターハへと侵入する。
「逆恨みの悪腫ですか。逆恨みと認めるのは、いっそ潔い」
 とはいえ、寄生虫が迫ってくるのはどうにも気色悪い。だが、プターハとて言うなれば嫌がらせのパラドクスを使っているのだから、致し方ないところか。
(「どちらの神経が太いか……勝負と行きましょう!」)
 ぞわぞわする気分を奮い立たせ、プターハは余裕の表情を作って曹休へと微笑みかけた。
「孤軍奮闘の貴方には申し訳無いですが、私には頼れる仲間がいるのでちょっとやそっとでは崩せませんよ」
 笑顔は作ったものであっても、その言葉は作り物ではなく本心からのもの。
 現に、錬晏は曹休に食らいついて猛攻を続け、仲間の攻撃へと繋げんとの大立ち回り。黒龍偃月刀の龍の顎は肉を通り越し、骨まで砕く。
「どうした、それでは俺たちを討ち取れんぞ?」
 煽られて冷静さを欠けば、武の精度は落ちるのが必然。そうして追い込まれた曹休に、仲間の連携が負けるはずはないだろう。
「諦めて早く楽になったらどう?」
 抵抗しても、終わりまでの時間が引き延ばされるだけ。
 そう言ってアリアは弾丸を曹休へ浴びせかける。【ルージュ・バラージ】。それは敵を思惑ごと撃ち抜く真紅の弾幕。
「まあ住民を盾にしなかったことは褒めてやる。だけど、それだけだ」
 手加減する理由など何もないから、ただ倒すのみ。
 ディアボロスの畳みかける攻撃を受けて、曹休の翅はもげ、至るところに傷が刻まれ。
「ここで名を上げねば……」
 満身創痍となった曹休は、それでも最期までリグ・ヴェーダの地を疾走し。
 構えた剣をすべての力で突き込んだ反撃を終えると……そのままのめって地面へと倒れ伏したのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】がLV2になった!
【断末魔動画】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!

一・百
大変だったな…
怪我とかしてないか?
食料を持ち込んで補給しながら、スープや粥を作って口福の伝道者で増やし友達催眠を使いながら配給しつつ話しかけよう
え、作り方………んー、火力強め?

彼らが神をどんな風に信仰してるのか、その実態を探ろう

インドの神様…断片の王はシヴァだけど
ブラフマーやヴィシュヌの3柱とか分かるのかな
神様の名が知られてるのかかな

さっきみたいに妙な輩が現れると困るよな…
こういう時神様が助けてくれたらいいのに…
祈っても都合よく答えてはくれないか…
信仰や神を完全に否定しないよう気をつけながら
話しかけよう
もしかすると住民の集落ごとに善悪どちらの神を信仰しているかとか分かれてるかもしれない…
もし、それがわかればシヴァに対立する神を崇めてたりする人たちがいるかもな…

どのみち実態が分からないと何とも言えないが
信仰している中での習慣とか
決まった時間にお祈りとかあるのか、禁止されてることがあるのか、彼らの信仰に関して切り込んでいこう


夏候・錬晏
黒龍偃月刀は避難している建物の入り口に突き刺し、民の目に触れないように
戦いの跡はできるだけ排除

残留効果があるとはいえ、突然の避難で緊張しているだろうから
まずは腹を満たしてもらおう
一殿に続いて、新宿島から持ち込んだ肉まんや果物も追加して食事を
武芯は身体が資本。2,3人前を軽く平らげて、【口福の伝道者】で増やし、皆に行き渡らせる

落ち着いたところで話を

私たちは旅の者。ここには最近流れ着いたのですが…
貴方達が『信仰』していること、『信仰』の先に何が待っているのか知りたいのです

穏やかな雰囲気と丁寧な言葉遣いで、話しやすい安心感を

善神と邪神、彼らの具体的な名を?姿を見たことはありますか?
今日の振る舞いだと蟲らは邪神だろうか
我々は善神ではありませんが、それでも人は救えます

信仰に決まった所作はありますか?

確かに『信仰』をめぐって他の集落と対立した可能性もあるか
一殿に話を合わせ、噂でもいいので民同士の対立がなかったか聞いてみよう

未だ不明瞭なリグ・ヴェーダ
民の信じる"もの"を打ち崩すために、まずは、理解を


 曹休を倒し終えると、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は周辺の戦いの痕跡をできるだけ除き、人々が避難している建物へと向かった。
 住民の目に武器が触れないよう、黒龍偃月刀を入口外に突き刺しておいてから中へと入った錬晏に、不安そうな人々の視線が集まる。
「大丈夫です。蟲将は倒しました」
 それを聞いてほっとした様子の住民に、一・百(気まぐれな狐・g04201)は大変だったなと声をかけた。
「怪我とかしてないか?」
「ありがとうございます。おかげ様で皆無事です」
 住民たちは頭を擦りつけ礼を述べた。
「食料も持ってきたから、良かったら食べてくれ」
 蟲将たちに食べられてしまっただろうからと、百は持参した食料を渡し、スープと粥を作る。作り方は、えっと……火力強めでぐつぐつ煮込めばなんとかなる……たぶん。
 鍋を掻き回しながら、百は信仰や神を完全に否定しないよう言葉を選びながら、手伝ってくれる住民に話しかけた。
「さっきみたいに妙な輩が現れると困るよな。こういう時神様が助けてくれたらいいのに……祈っても都合よく答えてはくれないか」
「とんでもない。こうして貴方がたを遣わせてくださったではありませんか」
「いえ、私たちは旅の者。ここには最近流れ着いたのです」
 錬晏が否定しても、その旅人を遣わせてくれたのも神のご加護と、人々は有難がった。
「突然の避難で緊張しているでしょうから、まずはお腹を満たして落ち着いてください」
 錬晏が口福の伝道者で、百の作った料理や新宿島から持ち込んだ肉まんや果物を増やすと、人々は一層神への感謝を口にする。
 そんな様子にも錬晏は神への信仰を感じ取った。

 人々を詰め込んだ仮の避難所では、食事をすることもままならない。増やした料理を受け取ると、住人たちはそれぞれの家へと帰っていった。
 だが集落の取りまとめ役アタフ他数名はそのまま残り、百と錬晏をもてなしてくれる。
「ここの神様はシヴァの他にブラフマーやヴィシュヌとかもいるのか」
 百が聞いてみると、アタフは頷いた。
「この世界は、創造神ブラフマー様によって生み出され、ヴィシュヌ様が維持していらっしゃいます。破壊神であるシヴァ様も含め、三位一体の最高神なのです」
 なるほどと百は考える。
 恐らく獣神王朝エジプトと同様に、既存の宗教の神の座を乗っ取ることで、一般人の信仰を集めているのだろう。
「貴方達が『信仰』していること、『信仰』の先に何が待っているのかを教えていただけますか」
 錬晏の求めに、アタフはどう答えようか迷う様子をみせた。
「先と言われましても……。人は神の加護を受けて生きているのですから、善なる神に祈りを捧げるのは当然のこと。そして神の怒りに触れれば、生きていけないのだから、悪なる神にも祈りを捧げるのも当然のことです」
 彼らの信仰は生きていくのに必要だからという理由であり、宗教的な来世の救いを求めるようなものでは無いようだ。
「善神を信仰するだけでなく、悪神にも祈るのか?」
 百は意外に思った。どちらか一方の神だけを信仰しているのではないかとふんでいたのだが、そうではないらしい。
「はい勿論です。善なる神には慈悲と加護を、悪なる神には災いをもたらすことのないようにと、祈るのです。神によっては、善の側面に加護を、悪の側面には災いが降りかからないようにと、両方の祈りを捧げます」
 善神と悪神ときくと、大天使が信仰を、アークデーモンが畏怖を得ていたTOKYOエゼキエル戦争を思い出すが、悪神も信仰の対象とされている点が大きく異なっている。
 今日のふるまいからして、蟲将は悪神側だろうかと思いつつ、錬晏は尋ねた。
「善神と悪神、彼らの具体的な名を? 姿を見たことはありますか?」
「ブラフマー様、ヴィシュヌ様、シヴァ様、アスラ様など、多くの神々がいらっしゃいます。ですがお姿を直接などとてもとても。そんな機会は滅多にありません。ですがここに暮らしていれば、空を飛ぶ神の宮殿を目にすることはあります」
 アタフは空を振り仰いだ。
(「少なくとも辺境の集落には、アーディティヤは大きな干渉はしていないようだ」)
 だが寺院が空を飛んでいるのを見せるだけでも、信仰を強める効果はありそうだ。辺境の集落ならば、費用対効果を考えれば、それくらいが妥当なのかもしれない。
 だとしたら、人口の多い都市部ではどうなのだろう。
(「都市の住人からも情報を得たいところだが……」)
 辺境とはまた違う状況になるのだろうかと、錬晏は考えを巡らせた。

「ここでは、決まった時間にお祈りとかするのかな」
「皆で顔を合わせる朝からはじまり、感謝を捧げるとき、特別なことがあったとき、祈りは常にわたしたちとともにあります」
「禁止されてることはあるのか?」
「神に喜ばれないことはすべきではありません」
 あれこれと投げかける百の質問に答えるアタフからは、その心に根差した信仰が感じ取れる。
(「神様を本当に信じてるんだな……」)
 実際はそれはクロノヴェーダなのだが、神の姿を偽り、超常の力を振るう存在を、自分が信じていた神であると思ってしまうのも当然か。
 獣神王朝エジプトもそうだったが、この信仰を否定するのは難しそうだと、百は内心ため息をついた。
「信仰に決まった所作はありますか?」
 錬晏が聞くと、アタフはこの集落ではこうしている、という祈りの所作を教えてくれた。だがそれはこの集落でのことで、他の集落でも全く同じ所作をしているというわけではないらしい。
 大都市などでは統一された作法などもあるかもしれないが、この辺りでは集落ごとに少しずつ異なっていそうだ。
(「それでいいのか? いや、そもそもアーディティヤはエネルギーを得られれば良いのだから、所作に拘りは無いかもしれないな……」)
 受け取る側のアーディティヤにとってはそんなものなのに、人々は真剣に信仰しているかと思うとやりきれない。
 その民の信じる"もの"を打ち崩すためにまずは理解をと、錬晏は未だ不明瞭なリグ・ヴェーダを捉えようと質問を重ねてゆくのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

プターハ・カデューシアス
アドリブ・連携歓迎

情報収集
集落や人々の様子を良く観察し生活様式を把握

この世界線では『善神』と『邪神』の勢力による争いが演じられているとか

ならば【プラチナチケット】重ねて活用し
『善神』の「関係者」を装い話しかけてみましょう

今回は災難でした、皆様が無事で良かったです

このようなことは、頻繁にあるのでしょうか?
善き神は民を見守っておりますが、全てを見通せるわけではありませんので
この集落の状況を知るべく我らを使わされました

お困りごとや、この辺りで聞く邪悪な神々の事を私に教えてくださいませんか?
と、話しかけてみましょう

上手く神の名や、活動の様子を聞き出せれば幸い

予想としては、アーディティアにも「邪悪」な神を名乗る者もいるでしょうが
殆どは外様(他の世界のクロノヴェーダ)を「邪悪」な神に仕立て
自らは「善神」を名乗り信仰を受け取るのでは…?と考えております
尤も、邪悪信仰はいつの時代も一定数おりますので
首魁はアーディティアなのでしょう

私は一般的な「善神と邪神の対立の状況・構図」に重きを置いて調査をしましょう


 蟲将が去ったことに安堵する集落へと、プターハ・カデューシアス(祝福龍・g03560)はゆったりとした足取りで歩み入った。
「ありがとうございます……ありがとうございます」
 蟲将を追い払ってくれたプターハへと、集落の人々はこぞって礼を述べる。
「今回は災難でした、皆様が無事で良かったです。ですがこのようなことは、頻繁にあるのでしょうか?」
「バカースラがここに来たのは初めてじゃ」
「バカースラ……?」
 プターハの言葉に含まれた疑問を聞き取って、老人は不安そうな顔になる。
「あれはアスラの配下である悪鬼かと思うとったが、違ったかの」
「ああ、いえ……善き神は民を見守っておりますが、全てを見通せるわけではありませんので、この集落の状況を知るべく我らを遣わされました。思うように話してくださって良いのですよ」
「おお、神の使いよ……」
 感激しきりの人々に微笑みかけながら、プターハはアスラとバカースラの名を心に留める。
 蟲将とアーディティヤを見分けられない民の目には、すべてひとくくりの悪鬼として映るのだろう。
「こんなところではなく、どうぞ中へ」
 建物の中でもてなそうという人々に、プターハは集落の様子を見せていただきたいのでと首を振り、道沿いの家などを眺めながらゆっくりと歩いた。
 目に映るものと同道する住民から聞いた話から、この集落は狩猟採集を中心としているようだ。農耕もされているようだが、それについて聞いてみると、
「神々が春に配ってくださる種を植え、育てているのです」
 との答え。そのこともまた、信仰の強化に繋がっているようだ。
「お困りごとや、この辺りで聞く邪悪な神々の事を私に教えてくださいませんか?」
 プターハがそう頼むと、住民たちはしばらく顔を見合わせ……その中のひとりが答えてくれた。
「山崩れや大雨、日照りなど、困りごとは起きてしまうもの。ですがそのような現象をもたらすのは悪神でしょうから、そんなときは皆で心を合わせて悪神に祈りを捧げています」
「善神にではなく、悪神にですか」
「はい。悪なる神に許しを願うために祈ります。そうでなければ悪神は怒り、より大きな災いを引き起こしてしまうことでしょうから。そして同時に、善なる神に早く災いが過ぎるようにと加護を祈るのです」
 今回も、と女性は蟲将が去った集落へと目をやり、
「悪神をもてなし許しを願った私たちに、善神はあなた方を遣わして災いをおさめてくださいました」
 なんと有難いことかと頭を垂れた。
 良いことがあれば善神に祈り、悪いことがあれば悪神に祈る。そんなリグ・ヴェーダの一般人はアーディティヤにとって、特に手を掛けなくても、生きている限り、信仰のエネルギーを集めてくれる優秀な存在となっているのだろう。

 集落を回りながら住民と話した感触では、この辺りの辺境の集落に対してアーディティヤは、最低限死なない程度の援助を『善神』として行い、あとは放置しているようだった。それでエネルギーを得られるならば、効率は良いのだろう。
 インドの大都市や、ジェネラル級が支配する都市などでは、また違った信仰となっていそうだが、それはこの集落では知ることは出来ない。
(「この世界の信仰もなかなかに強固そうですね……」)
 住民たちが神を語るのを聞きながら、プターハはこの信仰をどう切り崩してゆけば良いのかと、今後の攻略に頭悩ませるのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【プラチナチケット】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2024年10月29日

リグ・ヴェーダ集落調査作戦

 攻略旅団の方針を受け、アフガニスタンの国境からインド方面に向かう途上にある一般人の集落の調査を行います。
 集落は、ディアボロスを狙う蟲将の部隊が制圧し、拠点として使っているようですので、まずは、駐屯する蟲将の部隊を撃破、一般人と交流などを行いつつ、リグ・ヴェーダの現地の生活や信仰について調査を行って下さい。
 また、大天使やアークデーモンに関わる情報も得られれば、なお良いでしょう。


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ
🔒
#リグ・ヴェーダ集落調査作戦


30




選択肢『住民の避難誘導』のルール

 危険な場所にいる住民を、安全な場所へと避難させます。
 避難を呼びかけて自主的に避難させる事もできますが、自主避難が難しい場合は、力づくで避難させる必要もあるかもしれません。
 老人や子供、怪我人など、自力での避難が難しい人には、フライトドローンなどを利用するのも良いかもしれません。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿をクリアするまでに、この選択肢の🔵が👑に達すると、このシナリオで一般人に死者を出さずに済む。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】リグ・ヴェーダの集落の調査』のルール

 集落を支配していた蟲将を撃破した後、集落の一般人から情報を聞き出してください。
 攻略旅団からは『集落の生活や信仰について』『TOKYOエゼキエル戦争の残党が漂着していないか』の調査が提案されています。
 一般人が知る事ができる程度の情報となりますが、リグ・ヴェーダの一般人の常識などが判れば、今後の攻略の手がかりになるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『魏軍硬殻兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との戦闘『曹休』のルール

 事件解決の為に、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破するだけでは事件を解決できないので、戦闘終了後、必要な行動を行ってください。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※このボスの宿敵主は「零識・舞織」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。