リプレイ

嵐柴・暁翔
海賊襲来まで大した時間はないとなると、重要なのは時短だな
現地での作業は出来るだけ少なくして、最終人類史でなら買えば事足りるようなものは全部持ち込みでいくとするさ
人間が後ろに隠れられる程度の大きさで防壁が描かれた書割を多数持ち込んで海岸線のあちこちに設置していきます
また、幾つかの書割の後ろにマネキンを端が僅かに見えるような感じに設置しておきます
ついでに海岸線が射程距離に収まる範囲に身を隠せそうな木々等でもあればそちらにも何ヵ所かにマネキンを設置しておきます
これで遠目には防壁が多数設置されていて裏に誰か潜んでいて、離れた場所には後詰の人員が待機しているように見えるだろう
勿論書割の中には本当に復讐者が潜んでいるのもあるから全部が外れでもないしな
クロノ・オブジェクトでもない書割なんて一撃で破壊されるにしても、相手に警戒させたり一手無駄にさせられればそれで充分だ
……持ち運びには【アイテムポケット】を使うにしても短時間であちこちに設置しなきゃいけないから、只管走り回らなきゃいけないのはなんだけどな…
(「……海賊襲来まで大した時間はないとなると、重要なのは時短だな。現地での作業は出来るだけ少なくして、最終人類史でなら買えば事足りるようなものは、全部持ち込みでいくとするさ……」)
イースター島に降り立った嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は【アイテムポケット】に詰め込んで持参した荷物を取り出し、人間が後ろに隠れられる程度の大きさで防壁が描かれた書割を海岸線のあちこちに設置していく。
更に、幾つかの書割の後ろに端が僅かに見えるような感じでマネキンを設置する。
(「……これで遠目には防壁が多数設置されていて、裏に誰か潜んでいるように見えるだろう。勿論書割の中には本当に復讐者が潜んでいるのもあるから、全部が外れでもないしな。クロノ・オブジェクトでもない書割なんて一撃で破壊されるにしても、相手に警戒させたり一手無駄にさせられればそれで充分だ」)
暁翔としては、海岸線が射程距離に収まる範囲に身を隠せそうな茂みでもあれば、そこにもマネキンを配置して後詰めがいるように見せたかったのだが、あいにくこの場所にはそういった茂みはないようだ。
(「……とりあえず、一人で短時間で用意できるのは、こんなところかな」)
ディアボロスならではの快足で海岸線を走り回り、多くの書割とマネキンを【アイテムボックス】から取り出し設置し終えると、暁翔は周囲を見回す。
とりあえず、まだ沖合に怪しい霧が出ている様子はないようだ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

嵐柴・暁翔
どうやら襲撃迄にはまだ余裕があるみたいだな
とはいえ正確な時間なんて分かりようがないんだし、手間のかかることをするのもな…
取り合えず沖合を警戒しながら海と書割の間の範囲に1m半程度の深さの穴を幾つも掘っておきます
深く掘り過ぎて落ちた相手の全身が隠れてしまえば攻撃もし難くなるから程々の深さにしないとな
掘り出した土砂は時短の為【アイテムポケット】に放り込んでいきます
後は穴があるとばれないように隠蔽して、余程意識していなければ分からない程度の目印を残しておきます
落とし穴として相手の足止め用に使うつもりだけど、状況によっては自分達で即席の塹壕やとっさの退避場所として使うのも手ではあるな
……しかしまあ、終了時間の分からない穴掘りって、なにかの刑務作業みたいだな…
やり過ぎて疲れたりしてしまえば目も当てられないし、沖合に霧が出なくても程々で切り上げて休憩しながら襲撃を待つのも検討した方が良いような気がしてきたぞ…
(「……どうやら襲撃迄には、まだ余裕があるみたいだな。とはいえ正確な時間なんて分かりようがないんだし、手間のかかることをするのもな…」)
沖合の様子を見ながら呟くと、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は書割の防壁と海岸線の間に1m半程度の深さの穴を掘り始める。
(「…深く掘り過ぎて落ちた相手の全身が隠れてしまえば攻撃もし難くなるから、程々の深さにしないとな……」)
落とし穴として相手の足止め用に使うつもりだけど、状況によっては自分達で即席の塹壕やとっさの退避場所として使うのも手ではあるな、と呟きながら、暁翔は手早く穴を掘ると、出た土砂はとりあえず時短のため【アイテムポケット】に収め、適当なところで穴があるとばれないように隠蔽を行い、余程意識していなければ分からない程度の目印を残す。けっこう手間のかかる作業だが、暁翔は手慣れた様子で効率よく進めていく。
(「……しかしまあ、終了時間の分からない穴掘りって、なにかの刑務作業みたいだな…やり過ぎて疲れたりしてしまえば目も当てられないし、適当なところで止めておくか…」)
けっこう広い範囲に穴を掘って隠蔽した後、暁翔が軽く息をついて呟いた時。
これを折良くというのか折悪しくというのか、いきなり沖合の海上に怪しい霧が発生し、不自然に横へと広がるような形で立ち込めていく。
(「……おいでなすったか」)
呟くと、暁翔は素早く書割防壁の一つの後ろへ回り、沖合の霧へと注意を集中した。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
随分とまあ殺る気満々な方々だねぇ…
海賊らしいといえばそうなんだけど、何も考えていないというか下っ端らしいというか、なんにせよ情報源としては当てにならなそうだな…
海賊相手に正々堂々もなにもないしわざわざ血の気が多い方々に付き合う理由はない
霧の中から出現したなら即座に攻撃します
相手が周囲の状況を把握するより前に仕掛ければ有利に立ち回れるし、上陸前に沖合で沈められればその方が速いしな
海賊が出現する直前に《悪魔召喚》で大天使姉妹を召喚して俺、セレスティア、アリスティアとそれぞれ別の書割防壁の後ろに待機します
俺自身は賑やかしというかマネキンよりは上等な攪乱役でしかないけどな…
海賊が出現すれば即座に攻撃開始
今回は土魔法で大岩を飛ばして攻撃して、海賊達と合わせて上陸用の小型船も破壊するようにお願いをします
小型船の全てがパラドクスでの攻撃に耐えられる程に頑丈なクロノ・オブジェクトだとは考え難い
船が破壊されるか間近に大岩が着弾した衝撃や波で転覆でもすれば海賊達は海に投げ出されて暫くは戦力外になるだろうしな
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
ここに何があって、何を守ればいいのか分かりませんが、とにかく海賊の上陸を阻止すればいいのでありますね。
了解であります。まずは先行部隊の迎撃から始めましょう。
設置された遮蔽物を利用して身を隠して敵を待ち伏せます。
【光学迷彩】を使って、隠蔽率を高めます。
【パラドクス通信】で仲間と交信して情報を共有して、連携して攻撃を仕掛けます。
【盾弓陣】を使って、連射弩と杭盾を具現化します。
盾を地面に突き刺して壁にします。表面に背後の景色を映す保護色で身を隠して奇襲を仕掛けるパラドクスです。
盾を射台にして弩を固定して構え、敵に向かって矢を連射します。
近付かれる前に、矢の雨で撃ち抜いてゆくであります。歯車と梃子で弦を巻き上げた、強力なバリスタの太矢の「貫通撃」で水の壁を貫きます。
目の前に立てた盾の壁で反撃を食い止めて反撃に耐えるであります。
「ここに何があって、何を守ればいいのか分かりませんが、とにかく海賊の上陸を阻止すればいいのでありますね」
イースター島の沖合に霧が出始めると同時に駆けつけてきたバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)から【パラドクス通信】を受け、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は即座に指示を出す。
「その通りだ。先鋒のトループス級は情報源になりそうもないから、霧から出てきたらすぐにこっちが遠距離魔法攻撃を仕掛ける。そっちは書割防壁に紛れる形で飛び道具を用意して、魔法攻撃をすり抜けてくる敵を仕留めてくれ。海岸線と書割防壁の間に落とし穴地帯があるので、そこに嵌まった瞬間が叩きやすいだろう」
「了解であります。まずは先鋒部隊の迎撃から始めましょう」
応じて、バトラはパラドクス「盾弓陣(サジタリィ)」を発動。書割防壁の後ろに隠れる形で連射式の弩弓と、地面に突き立てる杭付の方形盾を具現化する。完全に書割防壁に隠れることはできないが、盾の表面に背後の光景を映すトリックを使い、一見しただけでは射点がわからないよう偽装する。
一方暁翔はパラドクス「悪魔召喚(サモン)」を発動。契約している大天使姉妹セレスティアとアリスティアを、書割防壁の陰に召喚する。
「セレスティア、アリスティア、召喚場所から動かず、霧の中からクロノヴェーダを乗せて出てくる船に、地魔法で天から岩塊を降らせてクロノヴェーダもろとも船を潰してくれ。頼む」
暁翔の依頼に応じて、召喚された大天使姉妹は折しも霧の中から姿を現した小型海賊船の群れに対し、空中に具現化した岩塊を叩きつける魔法を発動する。
「!!!!」
メテオストライクというには高度や灼熱感がないが、単にロックフォールというには空中に岩が湧いて出るのが不思議すぎる。いずれにしても、トループス級アビスローバー『波の乙女達』は侵攻の雄叫びをあげるどころかディヴィジョンを越えたと実感する間もなく、乗っている船もろとも魔法の岩塊に直撃され、叩き潰される。潰された『波の乙女達』は反射的に反撃のパラドクス「ドゥ―ヴァ」を発動するが、卜ループス級の盾と水の障壁では魔法の岩塊を受け止めることはできず、斧によるカウンターも敵の姿が見えないのでたとえ投擲しても届かない。回避をしないので通常は反撃を躱せない召喚存在の大天使姉妹も、今回は結果的にダメージを受けて暁翔に肩代わりさせることはなかった。
とはいえ、比較的雑な遠距離からの岩塊の叩きつけですべての卜ループス級を潰せるわけではなく、船を潰されても海に落ちて生き延びた『波の乙女達』はめげることなく海底を走り、そのまま意外なほど早いタイミングで島へと上陸してくる。
「戦だ戦だ! 私達の手で海神様に贄を捧げる祭りの始まり……ぬわっ!」
雄叫びをあげながら海から浜へと猛然と駆け上がった途端、トループス級は落とし穴に足を取られて頓挫する。ダメージはなく、一瞬、動きが止まるだけだが、待ち構えていたバトラにはそれで充分だった。
「……撃ちます!」
「ぎえええええええええええっ!」
まさしく雨霰と降り注ぐ矢を浴びて『波の乙女達』は断末魔の叫びとともに次々と絶命する。同時に「ドゥ―ヴァ」を発動するが、パラドクスで撃ち出される矢は盾と水の障壁を易易と射抜き、カウンターで斧を投擲しようにもいったいどこから矢を撃ってきているのか。落ち着いて観察すれば見抜ける程度の偽装でも、死に際の瞬時の判断を惑わすには充分だったようで、結果的にいくつか投げられた斧も見当違いの方向へ飛び、バトラと「盾弓陣(サジタリィ)」にダメージを与えることはできなかった。
「始末がついた…かな?」
何も考えずに猛然と海から上がってきて射倒されるトループス級がいなくなったところで暁翔が呟いたが、まるでその言葉に応じるかのように、アヴァタール級アビスローバー『キャプテン・スクイッド』が、ざばっと海から魁偉な姿を現す。どうやら魔法攻撃のあおりで乗っていた小型海賊船が転覆するか何かしたらしいが、意図的かどうかはわからないが慌てず騒がず(?)トループス級に遅れて海中を歩いてきたらしい。
「いやはや、こっ酷くやられたもんだな。こいつは、冥界機の待ち伏せ攻撃ってヤツか?」
あまり怒りを感じさせない口調で嘯きながら、アヴァタール級は敢えて海から浜へとあがろうとせずに周囲を見回す。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
さて、どうしたもんか…
相手は指揮官とはいえアヴァタール級の性質を考えれば本当に重要な情報は知らされていないだろうし、そもそも海賊の言葉が信用できるかも疑問だしな…
……まあ駄目元で上手くいけば儲けもの、位でやってみるか…
基本的に何を聞いたとしても「そういう可能性もあるか」程度の認識です
まあ相手からも信用されていないだろうしお互い様ではあるな
姿を見せれば冥界機ではないのは隠しようもないんだし、嘘というのは大げさな位の方がばれにくいこともある
この際イースター島は冥海機ヤ・ウマトから復讐者へ割譲されたことにしておきます
黄金海賊船エルドラード相手の盾にされたのは分かり切っているから何かしらの儲け話でもくれれば内容次第では多少の譲歩も検討する、というような方向性で交渉します
まあ海賊同伴でのモアイ像見学ツアーと洒落こむとかも、貰える料金次第ではありなのかもしれないしな
もっとも、冥海機ヤ・ウマトから聞いている話とあまりにも違えばわざわざ案内する理由も無いけどな
(「さて、どうしたもんか…相手は指揮官とはいえアヴァタール級の性質を考えれば本当に重要な情報は知らされていないだろうし、そもそも海賊の言葉が信用できるかも疑問だしな……まあ駄目元で上手くいけば儲けもの、位でやってみるか…」)
当然ながら言葉には出さずに呟くと、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)はアヴァタール級アビスローバー『キャプテン・スクイッド』に向かって声を掛ける。
「このイースター島は冥海機ヤ・ウマトから、俺たち復讐者へ割譲された。復讐者と戦うのは想定外だというなら、諦めてとっとと引き上げてくれ」
「ホオ! ディアボロスか! こいつぁ驚いた!」
いかにも演技臭い大仰な声を出し『キャプテン・スクイッド』は目玉をぐるぐると動かす。
「ディアボロスとはまた厄介な話だが、相手が誰だろうと、お宝を目の前にして諦めて引き上げる海賊なんぞいやしねぇ。そっちこそ、命が惜しけりゃさっさと引き上げるこったな」
「ふん……こっちとしても海賊が押しかけてくるのは予想通りだからな。今更逃げるつもりはないが、ヤ・ウマトの盾に使われて消耗するのも業腹だ。お宝を目の前、っていうあんたの言い草もちょっと気になる」
思わせぶりに言葉を操り、暁翔は『キャプテン・スクイッド』の反応を見る。
「何かしらの儲け話でもくれれば、内容次第では多少の譲歩も検討するぜ。この島には、そんな美味い話が転がっているのか?」
「ふん……多少の譲歩か。残念ながら、そんなもんじゃまるっきり話にならねぇな」
目玉をぐるぐる、触手をもぞもぞと動かしながら『キャプテン・スクイッド』は応じる。
「てめぇらが、すっぱりきっぱり未練なくイースター島から引き上げるなら追い討ちはしねぇが、さもなくば殺し合いだ。オール・オア・ナッシング! 今回は、譲歩だの忖度だのの出番はねぇんだよ」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
オール・オア・ナッシング、ねぇ…
そこまでやる気なら戦うのも面倒だし引き上げるのは構わないけど、マーレ・パシフィカム海賊団はイースター島のあちこちから仕掛けてきているのにモビィ・ディックに確認もせずに追い討ちをしないと決められる程の権限を持っているのか?
因みに、俺は復讐者の中でもかなり強い方だ
(システム的には最高レベルなのでそこだけは嘘という程ではないかと)
当然それなりの裁量権もある
対応を間違えれば困るのは寧ろ其方だと思うんだがな
相手が強気でくるならそういう対応をするだけです
とはいえ何か有益な情報をというのは難しそうだし、不意打ちへの警戒もしないとな…
固有名詞まで出てくるのに疑問を持たれれば冥海機から聞いたとしておいて割譲話に信憑性を持たせます
もっとも、それを信じるならお宝は冥海機が持ち去ったか復讐者の手に渡っていないかをまず気にしそうなものだけど…
探し物は冥海機や復讐者には価値がないか移動させられない類のものか、それとも確保するには特別な条件があるとかでまだ島にあると確信しているのか…?
「オール・オア・ナッシング、ねぇ…」
少々複雑な表情で嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)はアヴァタール級アビスローバー『キャプテン・スクイッド』を見やり、そのまま言葉を選びながら会話を続ける。
「こちらがイースター島から引き上げるなら追い討ちはしないと言うが、マーレ・パシフィカム海賊団はイースター島のあちこちから仕掛けてきているらしいじゃないか。あんた、大親分のモビィ・ディックに確認もせずにそんなことを決められる程の権限を持っているのか?」
「権限? 海軍じゃあるまいし、俺たち海賊の間で自分の子分以外の相手にあれこれ命令できるのは『モビィ・ディック』様唯一人だ。追い討ちをしねぇってぇのは、あくまで俺様は手を出さずに見逃してやるってだけの話。他の連中がどうするかなんぞ、知るものか」
無雑作な口調で『キャプテン・スクイッド』は嘯くが、すぐさまその後に言葉を付け加える。
「まあ、まともな海賊ならお宝の匂いがぷんぷんしている時に逃げていく敵を追いかけるようなバカな真似はしねぇけどな。もしもバカな戦闘狂に引っ掛かっちまったら、そん時は運が悪いと諦めな」
「……さて、運が悪いのはどっちかな?」
俺は復讐者の中でもかなり強い方だぜ、と威嚇しようかとも思った暁翔だったが、警戒させてもあまり意味がないので、少し会話の方向を変える。
「お宝を目の前とか匂いがぷんぷんとか言ってるが、それはあんたの思い込みで、実は冥界機がとっくにお宝を持ち去ってましたとかいうオチじゃなかろうな?」
「けっ、お宝を感知する海賊の嗅覚を舐めんなよ。他ならぬ大海賊『モビィ・ディック』様がこの島にお宝があると言ってるんだ。冥界機や貴様らディアボロスにお宝を見つける力があるのかないのか知らんが、少なくともこの島から動かしちゃいねぇ……まあ、そんな間抜けな問いをするってことは、少なくともてめぇ個人には、お宝を嗅ぎつける力も見つける力もねぇってことだな」
言い返すと『キャプテン・スクイッド』は、ひょいと肩をすくめた。
「悪いこたぁ言わねえ。てめぇがお宝を感知できねぇなら、この島に固執しても意味ねぇだろ。怪我しねぇうちにさっさと引き上げて、誰かがお宝を見つけるのを待って、横からかっさらう算段をする方がまだしも利口ってもんだぜ」
「……おやおや。まさかあんたに、海賊流の利口なやり方をお勧めされるとは思わなかったな」
どこまで本気で言ってるのか知らないが、と、暁翔も軽く肩をすくめる。すると『キャプテン・スクイッド』は一転して声に力を籠める。
「てめぇがどうしても引き上げねぇてぇなら、お喋りはここまでだ。バカな戦闘狂とはいえ子分どもをやられちまって手数が足りなくなってるし、あんまりもたもたしてると他の奴らに先を越される。力づくでも、この島からいなくなってもらうぜ!」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
海賊達も、協力している訳ではなく宝探しを競い合っているのでありますかね。
でしたら各個撃破していけば良いだけでしょうか。
言われていた様に、彼等に宝を探させて横取りという手もありますが、策謀は自分の趣味ではありませんね。
殲滅してからゆっくり探せば良いのです。
【パラドクス通信】を使って、小声で仲間と交信してタイミングを合わせて攻撃を開始します。
無双馬に騎乗して、長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを構えて騎馬突撃を仕掛けます。落とし穴や水場等で足場が悪ければ、低空で【飛翔】します。
「金床陣」で、槍と盾の複製を無数に具現化して前方に並べ立てファランクス陣形を組みます。
突撃の勢いを乗せて、真正面から盾群を叩きつけるシールドバッシュで体勢を崩しながら、槍衾で刺し貫くであります。
密集させた盾陣で反撃の手数に対抗します。攻撃を受け流し、被害を最小限に抑えて耐え抜きます。
嵐柴・暁翔
まあ海賊らしい結論ではあるな
ただ、お宝は兎も角危険を感知する嗅覚はないみたいだな
残念ながらここから先に進もうとすればお宝の元じゃなく、黄泉路に向かうだけなんだからな
キャプテン・スクイッドを落とし穴地帯に誘導してから対象に指定して【泥濘の沼】と《その逃げ足光の如く》を発動
此方は【飛翔】と【エアライド】を駆使して落とし穴に落ちないようにしながら相手だけは泥濘と落とし穴に足を取られるようにして、更に時々書割防壁の方へ目配せするように視線を向けることで攪乱しつつ逃げ回ります
もしキャプテン・スクイッドが落とし穴地帯へ進もうとしないなら先に《その逃げ足光の如く》を発動してから俺自身が落とし穴地帯へ逃げ込むことでパラドクスの効果で強制的に誘導します
もし落とし穴地帯からの離脱を試みるなら【防衛ライン】を展開して妨害します
巨大なイカの怪物は【飛翔】で上空へ逃げて距離を取って対処します
イカの弱体化を期待して可能なら《その逃げ足光の如く》で攪乱している間に発動体らしき魔法の指輪を一つでも奪えないか試してみます
「まあ海賊らしい結論ではあるな。ただ、お宝は兎も角、危険を感知する嗅覚はないみたいだな」
ざばざばと海から浜へ上がってくるアヴァタール級アビスローバー『キャプテン・スクイッド』を見据え、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は意図的に軽い口調で言い放つ。
「残念ながらここから先に進もうとすればお宝の元じゃなく、黄泉路に向かうだけなんだからな」
「はっ! 上等じゃねぇか! 俺様は何でもかんでも無闇に戦うバカな戦闘狂じゃねぇつもりだが、かといって殺し合いと聞いていちいち怯んでるようじゃ、海賊稼業はやってられねぇんだよ!」
単純な開き直りか、それとも実は戦闘を好まない自分を強引に鼓舞しているのか、殊更に荒い口調で吠えながら『キャプテン・スクイッド』は意外に慎重な足取りで浜へと上がってくる。一方、暁翔はパラドクス「その逃げ足光の如く(ランナウェイ)」を発動。急速に歩速を早めながらアヴァタール級に向かって殺到したかと思うと、攻撃の間合いに入る寸前に急反転する。
「鬼さん此方…いや、烏賊さん此方、ってね」
「てめぇ、ふざけんじゃねぇ!」
熟練した戦士なら罠を疑う露骨な誘いだが、やはり『キャプテン・スクイッド』は危険に対する嗅覚はあまり効かないらしく、実は地面すれすれを【飛翔】しながら逃げている暁翔をストレートに追って見事に落とし穴に嵌まる。本来はノーダメージのはずの落とし穴だが、パラドクス攻撃との併用により、謎の大ダメージがアヴァタール級を襲う。
「ぐわああああああ、クラーケン! クラーケン!」
卜ループス級なら致命的なレベルの謎ダメージを負いながらも、さすがに倒れることなく『キャプテン・スクイッド』は反撃のパラドクス「ウォータークラーケン」を発動する。魔法によって船よりも巨大なイカの怪物が具現化し、触手を振り回して暁翔に襲いかかる。
「ちょ、これは、予想以上にでかい…うわっ!」
暁翔は素早く【飛翔】して間合いを外そうとしたが、イカの怪物は水でできているため【飛翔】を上回る速度で触手を伸ばして暁翔に叩きつける。空中での激突なのでダメージは見た目ほどではなかったが、暁翔はものの見事に吹っ飛ばされる。
「がははは、ざまを見ろ……ぎゃあっ!?」
「エクェス ファランクス!」
暁翔と『キャプテン・スクイッド』が対話というか交渉というか、奇妙なやり取りを続けている間、じっと機を窺っていたバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、ここぞとばかりにパラドクス「鉄床陣(ファランクス)」を発動する。槍と盾の複製を空中に無数に具現化し、召喚した無双馬『青縞(ブレリゲ)』に騎乗。真正面から盾群を叩きつけるシールドバッシュで体勢を崩しながら、槍衾で刺し貫く。
(「海賊達も、協力している訳ではなく宝探しを競い合っているのでありますかね。でしたら各個撃破していけば良いだけでしょうか。言われていた様に、彼等に宝を探させて横取りという手もありますが、策謀は自分の趣味ではありませんね。殲滅してからゆっくり探せば良いのです」)
盾群を前面に出し、アヴァタール級と直接対面しない状態で攻撃しながら、バトラは声には出さずに呟く。『キャプテン・スクイッド』の方は、いまだ落とし穴から抜け出せない状態(足元にあたる落とし穴の底が暁翔の指定で【泥濘の地】と化している)で盾群に囲まれてしまったので、槍にぶすぶすと突かれながら反撃のパラドクス「スクイードアタック」を発動。盾群にピストルを撃つがほとんど効果はなく、宝剣を振り回して突いてくる槍の穂先を切り落とすが、はっきり言って埒が明かない。盾も槍も一応召喚物なので、切られれば召喚者のバトラにダメージが跳ね返りはするが、損傷は最小限に抑えられる。宝剣を手放して山なりに投擲すれば、多少は大きなダメージが出せるかもしれないが、どうやらそこまでの踏ん切りはつかないらしい。一方、イカの柔らかい身体に槍の刺突はあまり効果がないようで、アヴァタール級の体力はまだまだ尽きるところまではイカないようだ。……イカだけに。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
呉守・晶
アドリブ&連携歓迎
まぁそうじゃないかと思ってたが、やっぱりイースター島は放棄済みでグアム大決戦の結果で排斥力が落ちてアビスローバーが侵攻してきたか
しかし、キャプテン・スクイッド。烏賊船長とは見た目そのまんまな名前だな
海賊らしいといえばそうだが、輝く宝に目がない、か
なら予め【アイテムポケット】で、新宿島でそれっぽい宝箱というか宝石箱とその中身のイミテーションを用意しておくぜ
ガラスや合成宝石なんかを用いた安価なイミテーションだが、光り物には違いないぜ。それに安価なのは新宿島でだからな、こっちで合成宝石と天然石を見分けるのは困難だろ
宝石のカットやアクセサリのデザインも洗練されてるから余計にな
その偽宝を見せて「欲しけりゃくれてやるよ!」と惹かれるようなら遠くに投げて、反応が鈍けりゃスクイッドに向かって投げつけて、そっちに気を取られてら、その隙に魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような異形の大剣に変異させて叩き斬ってやる!
今日はイカ刺しだぜ!喰らい尽くせ、アークイーター!
クローディア・ベネット
大詰めって局面でもう少し手が要るみたいだな
最後の最後で滑り込みになってしまって悪いが、私も手を貸そう
イカ野郎にはさっさとご退場願って、地獄の海で泳いでもらおうか!
先にいた復讐者が上手くやってくれたおかげで、書割だの穴だの、サプライズを仕込む場所が一杯あるじゃないか
だったら、パラドクスで呼び出す海賊の霊達を穴の中や書割の後ろに出現させてやろう
敵を挑発して私の方に誘い出したら、待ち伏せしていた荒くれどもがいきなり襲い掛かるって寸法さ
神秘的に光る≪聖遺の護符≫をこれ見よがしに掲げ、威勢よく叫ぶ
おい、イカ野郎!あんたはその光る玩具みたいな剣を「宝」だと思ってるのかい?
本当の宝がどんなものか私が教えてやるよ。もっと近くで見に来な!
……はっ、かかったな。――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』
躍り出た海賊達を多方向から斬りかからせ、触手を駆使した三刀流をそれ以上の手数で抑え込む
最後は私が≪船長のサーベル≫を手に肉薄し、鋭い刃で顔を斬り裂くよ!
敵が振るう剣はサーベルで払い、弾は護符の力で弾いて軌道を逸らそう
「まぁそうじゃないかと思ってたが、やっぱりイースター島は放棄済みでグアム大決戦の結果で排斥力が落ちてアビスローバーが侵攻してきたか。しかし、キャプテン・スクイッド。烏賊船長とは見た目そのまんまな名前だな」
口早に言い放ちながら駆けつけてきた呉守・晶(TSデーモン・g04119)が、新宿島で調達して【アイテムポケット】に詰め込んできたガラスや合成宝石などの安価なイミテーションをざらーっと引っ張り出す。盾と槍の召喚時間が順次終わり、どうにか包囲を脱したアヴァタール級アビスローバー『キャプテン・スクイッド』の目が、その輝きを認めてぎらりと光る。
「……宝? ガラス細工か? しかし、ずいぶんとよく輝くじゃねぇか…それに、ガラスだけじゃねえ、マジもんの宝石の匂いも…」
口走りながら『キャプテン・スクイッド』は身を泳がせるようにして晶の方へ走る。確かに新宿島では安価でも、黄金海賊船エルドラードディヴィジョンではガラス細工は高価な芸術品だし、合成宝石はたとえ(アークデーモンあたりの技術で)存在していたとしても天然宝石より希少かもしれない。
しかし、いくら(主観的に)素晴らしいお宝を見せられたにしても『キャプテン・スクイッド』の動きはあまりにも迂闊かつ無防備に過ぎた。晶は即座にパラドクス「貪リ喰ラウモノ(ムサボリクラウモノ)」を発動。魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような形の生物的な異形の大剣に変異させて捕食剣「貪リ喰ラウモノ」とし、アヴァタール級に向けて叩きつける。
「今日はイカ刺しだぜ! 喰らい尽くせ、アークイーター!」
「ぬおおおおおおおおおおおおっ! な、なんじゃこりゃあああああああっ!」
単純に切ったり突いたりする攻撃には軟体動物のイカは比較的強いが、牙の生えた口を持つ大剣に捕食されては分が悪い。間一髪で反撃のパラドクス「スクイードアタック」を発動し、輝く宝のカトラスとナイフでアークイーターを受け止めるが、一瞬でも遅れていたら身体を半分以上食われていただろう。
しかしアークイーターの食欲(?)は半端なく、宝剣の刃で数本の牙を折られ(そのダメージは晶に跳ね返る)ながらも、カトラスとナイフ、それに『キャプテン・スクイッド』のカトラスを持つ方の腕とナイフを持つ触手を食いちぎってもぐもぐと咀嚼する。
「ぬわああああああっ! お、俺様の宝剣が、大事な大事な宝剣が、食われちまったあああああああ!」
どうやら腕や触手を食い千切られたことより、輝くカトラスとナイフを食われたことの方がショックだったようで、アヴァタール級はどうにか飛び退いて間合いを取りながらも、悲痛な声で絶叫する。
するとそこへ、晶のすぐ後から駆けつけてきたクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が神秘的に光る≪聖遺の護符≫をこれ見よがしに掲げ、哄笑とともに威勢よく告げる。
「あっははははははは! おい、シケたイカ野郎! あんたはその光る玩具みたいな剣を「宝」だと思って、なくしたことを嘆いているのかい? 笑わせるんじゃないよ、みみっちい! 本当の宝がどんなものか私が教えてやる! もっと近くで見に来な!」
「うおおおおおおおおお、こいつは格の違う、お宝だああああああああ!」
パイレーツのクローディアが掲げる輝く≪聖遺の護符≫は『キャプテン・スクイッド』の貪欲な対宝嗅覚をがっつり捉えたらしく、アヴァタール級はただ一つ残った武器のピストルを使いもせずに、遮二無二クローディアへ…というか≪聖遺の護符≫へ殺到する。
しかし、既にクローディアはパラドクス「野郎ども、大騒ぎの時間だ!(デッドリー・テンペスト)」を発動しており、そこらじゅうの書割や落とし穴、あるいは斃れた卜ループス級の死骸の陰から、死霊術で呼び出された道半ばで倒れた海賊たち(たぶんアビスローバーに滅ぼされた低レベルの現地ディアボロス)の霊魂が出現。クローディアの号令一下、アヴァタール級アビスローバーへと襲いかかる。
「私達の嵐で、あいつを呑み込んでやろうじゃないか!」
「ぎゃあああああああああああっ!」
無傷万全の状態ならいざ知らず、片腕と触手と宝剣を失い満身創痍の『キャプテン・スクイッド』は海賊の霊魂に襲われ絶叫し、反撃のパラドクス「スクイードアタック」を発動するが、すでにカトラスもナイフもそれを振るう腕も触手もなく、ただピストルを撃ちまくるが、霊魂相手には効果が薄い。
そして、撃たれた霊魂から跳ね返る多少のダメージをものともせずに、クローディアが『キャプテン・スクイッド』に自ら殺到。愛用の≪船長のサーベル≫で、アヴァタール級の顔面をばっさりと斜めに切り落とす。
「ぐ…ぎゃあああああああああああっ!」
切断された『キャプテン・スクイッド』の頭部からは大量の墨が噴き出し、どこから声を出しているのかよくわからないが断末魔の絶叫が響く。
そして次の瞬間、アヴァタール級が斃れたために強大な排斥力…エルドラードのものかヤ・ウマトのものかはっきりしないが、とにかく力が発動し、作戦に参加したディアボロス全員を新宿島へと帰還するパラドクストレインへと強制移送した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!