🍁ヨーロッパの秋フェスタ
人々が帰還したばかりのヨーロッパでは、人々の不安を解消する為に、各地で秋のフェスタの開催が企画されているようです。
秋のフェスタは、ドイツのオクトーバーフェストなどが有名ですが、ヨーロッパ各地では、毎年、その地域らしいフェスが多種多様に開催されているので、独自色のある楽しいフェスも多くあるようです。
必要な物資や食材などは、東京23区やオーストラリアなどから潤沢に運び込まれているので、帰還したばかりの人々の不安を払うフェスが開催できる筈です。
地域密着型のフェスにディアボロスが参加すれば、ヨーロッパの人々のディアボロスへの理解や親睦を深める事が出来るでしょう。
また、ディアボロスの手で更にフェスを盛り上げたり、ディアボロスらしい派手なイベントを行なえば、ディアボロスの特別な力を知ってもらうきっかけになるかもしれません。
!🍁秋祭りアイコンフレーム!
このシナリオでプレイングが採用された方(トレインチケット含)は、秋祭りアイコンフレームをゲットできます!
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!特殊ルール!
このシナリオで得られた🔵数に応じて、ヨーロッパ圏の人々の、人類応援度が上昇します。
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秋風の中世祭り(作者 花々実コノネ)
#最終人類史(新宿島)
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#🍁秋祭り2024
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まだ日中は暑いけれど、それでも季節は秋へと移りつつある。
「この時季、秋祭りが開かれるところも多いわよね。帰還したヨーロッパ地域のオータムフェストに参加しよう、という攻略旅団の提案もあることだし、良かったら遊びに行ってみない?」
帰還した人々は新しい環境に適応しながら、『刻逆』前と同じような生活をするように動き出している。
ヨーロッパ地域に関しては、なるべくディアボロスの手をかけないようにする方針のため、現地住民と接触する機会はほとんどない。秋フェスタは、帰還した人々にディアボロスのことを知ってもらう良い機会だ。
多くのヨーロッパの人々と親愛を結ぶことが出来れば、人類応援度の上昇も期待できる。
また、今回の催しが上手くいけば、蹂躙戦記イスカンダルから奪還した国々の内、イタリアやバルカン半島、トルコなどでも『帰還』を行っていけるかもしれない。
「たとえばこんなお祭りなんてどうかしら」
グレーテル・ベッカーはふふっと笑うと、ドイツの街で行われる『中世祭り』の説明を始めた。
「中世祭り、という名前から内容は想像できるかしら。街を中世風に飾り付けて、住民の人たちも中世風の衣装をつけて、お祭りを楽しむの」
といっても、厳密に中世を再現する、というわけではなく、ファンタジーの中の中世を楽しむ、というのが近いだろうか。
「騎士やお姫様、竪琴を抱えた吟遊詩人、フードをかぶった魔導士や、木靴を履いた農夫が歩いていたりするわ」
住民も訪れる人もこぞってコスプレ。
「屋台では、ショートソードを模した串にスパイスがたっぷりかかったお肉をさしたものを、じゅうじゅう焼いていたり。パンの中に、チーズやベーコン、マッシュルームを入れたハンドブロートがあったりするから、食べ歩きしても良さそうね」
中世祭りなのに、じゃがいも料理が売られていたりするのもご愛敬。
「もちろん飲みたい人もいるわよね。新鮮なジュースや、フルーツワイン。ビールに蜂蜜酒とかどうかしら」
普段あまり口にすることの無いものを楽しめるのも、祭りの醍醐味だ。
「お店も中世風になっていて、武器屋のおやじさんがいたり、アンティークのアクセサリー屋さんがあったり……道行く人に謎のポーションを売りつけてくる人もいるみたい」
ちらりと見せてくる壜の中の液体は、いかにも怪しく毒々しい色合いで作られているらしい。
「遊びだったら……メリーゴーラウンドに乗ってみたらどうかしら」
木製の小さなメリーゴーラウンドは人力で、街の人がロープや棒でぐるぐる回してくれる。音楽の代わりに回す人が歌ってくれて……残念ながらひどく音痴らしいが。
それほど大きな街ではないけれど、お祭りをするのに必要な物資や食材などは、東京やオーストラリアなどから潤沢に運び込まれているから問題はない。
「ということで、まずは中世祭りを楽しんでね」
そしてディアボロスと住民との親睦度があがったところで、
「ディアボロスならではの力を、住民に見せてほしいの」
グレーテルはそう頼んだ。
帰還したばかりの地域では、社会不安などが噴出することがある。力を見せつけることによって、ディアボロスの力が警察や軍隊よりも上だと認識してもらえれば、犯罪の抑止力になり得るだろう。
「といっても、やり過ぎは禁物。怖がらせてしまわないように、お祭りを盛り上げるような方向で力を使うと、良い効果が期待できると思うわ」
最終人類史であるため、残留効果は最大で使用できる。どう魅せるか、腕の振るいどころといえるだろう。
最後に街の人に挨拶したら、今回の依頼は完了だ。
「帰還したばかりの人たちは、変わってしまった世界に不安を感じていると思うの。それを解消するためにも、中世祭りを盛り上げたいところね」
ディアボロスも住民も、どちらも思いっきり中世祭りを楽しんでもらえたら、とグレーテルは言う。
「圧倒的な力を持ち、かつ、自分たちと同じように祭りを楽しむ心を持った存在。ドイツの人たちに、ディアボロスのことをそう思ってもらえるといいわね」
中世祭りがその一端を担えますようにと、グレーテルは願うのだった。
●
祭りの日が近づくと、街は慌ただしくなる。
衣装を仕立て、街を飾り付け、必要なものを設置して。大変だが楽しい作業だ。
「お祭りにディアボロスが来るんだって」
「すげー。カッコイイのかな」
「くらえ、正義のディアボロスパンチ!」
おおはしゃぎする子どもたちを横目に、母親たちは顔を見合わせる。
「うちの子、ディアボロスごっこばかりしているけど……どうなのかしら。子どもたちに悪い影響がないといいんだけど」
「そうねぇ……人間離れした不思議な力を使うって、なんだか怖いわ。もし怒らせたりしたらと思うと……」
小さくなってゆく声は、大きな力を持つ未知の存在への漠然とした恐れを示して。
街角では、変わってしまった世界の情勢が囁きかわされる。
「フランス中部やロシアは、まだ敵の手にあるらしいな」
「取り戻せた地域でも、帰還が後回しにされている場所があるといいますから、私たちが戻れたのは幸いと言うべきでしょうね」
「ああ。おかげで祭りが出来る」
そう言って男性は、「いらっしゃい、何か買っていくかい?」と自分の役のセリフを口にした。
リプレイ
レオアリア・フォルシオン
さて、いよいよこの秋まつりが来たわね……
キングアーサー時代の騎士服装を着て、ドラゴニアンとしての角や翼、尻尾も磨いて手入れして……個人的には立派な礼服だから『コスプレ』ではないのだけどね
さて、それじゃあドイツの名物を堪能しましょうか
新鮮なジュースで喉を潤しながら、ショートソードを模した串にスパイスがかかったお肉を上品に食べ進めていく
ん~、良いお肉ね
ハンドブロートも美味しいわ……それと勿論、ジャガイモもね
食べ歩きを進めながら、ディアボロスであるかと問われたら肯定して名乗る
わたくしはキングアーサーのディアボロス……イギリスとアイルランドを奪還したディアボロスの一人、レオアリア・フォルシオン
どうか、同じ最終人類史に生きる人々としてよろしくね?
そう言って優雅に一礼し、きちんとルールを守って一緒にフェスを楽しんでいくわ
我も同じ、汝も同じ……当然の事よね
最終人類史は2024年の秋。
けれど秋祭りの街は中世の佇まい。
荒い羊毛のチュニックを来た男性が荷車を押して通ってゆくのを、レオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)は楽しげに見送った。
機械化ドイツ帝国を取り戻し、その中の一部の地域に人々を帰還させることが出来た。そしていよいよ、この秋祭りに参加できるのだと思うと、感慨深い。
屋台で選んだ新鮮なジュースで喉を潤していると、食欲を刺激する匂いが漂ってくる。反射的に、
「それいただくわ」
と手を伸ばしてレオアリアが受け取ったのは、ショートソードを模した串に、スパイスがかかった肉がこれでもかと刺さっている串焼きだ。
「ん~、良いお肉ね」
周囲の人々から向けられる視線を感じながら、レオアリアは串焼き肉を上品に食べ進めていった。
視線を集めているのは、小柄なレオアリアが豪快な串焼き肉を食べる姿が意外だから、というのもあるが、その衣装の見事さもある。
街の人も衣装には力を入れているが、レオアリアが身に着けているのは、キングアーサー時代の騎士衣装。立派な礼服であるその衣装は、コスプレとはわけが違う。
上質な衣装から覗くドラゴニアンとしての角や翼、尻尾もよく磨かれて手入れが行き届いており、通りかかる人の目を惹きつけずにはいられない。
「もしかして……」
あれがディアボロスなのかと人々は囁きかわす。
興味の目を注がれながら串焼き肉を食べ終えたレオアリアは、今度はハンドブロートを味見して、美味しいわと目を細めた。
「それと……勿論、ジャガイモもいただくわね」
ブラートカートフェルンを一皿注文するレオアリアに、街の人々は安堵する。どうやらディアボロスは、この祭りの緩さを受け入れてくれるほどには寛大なのだろうと。
空気が和んだのを感じたのだろう。幼い子供が思い切ったようにレオアリアに話しかけてきた。
「お姉ちゃん、ディアボロスなの?」
「ええ、そうよ」
レオアリアは頷くと、街の人々へと向き直った。
「わたくしはキングアーサーのディアボロス……イギリスとアイルランドを奪還したディアボロスの一人、レオアリア・フォルシオン。どうか、同じ最終人類史に生きる人々としてよろしくね?」
レオアリアが名乗って優雅に一礼すると、人々の間から拍手が起きる。
そちらに会釈してから、レオアリアはブラートカートフェルンを受け取った。
美味しく食べて、きちんとルールを守って、街の人々と一緒にフェスを楽しむ。
我も同じ、汝も同じ……それは当然の事だと思うから。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ラライ・リガル
祭り会場に到着して景色や人の流れをひとしきり眺める。
特に仮装しない。なんとなくディアボロスだと認識してもらいたいような
そうでもないような。
にぎやかな様子を見れば、自然と頬も緩んでくる。
ようはディアボロスがヨーロッパに住んでる人たちと変わらないというか、楽しい
ことは楽しい。嫌なことは嫌だと同じような感覚を共有できるんだって、見て
分かってもらえばいいのよ。
簡単簡単!全力で遊ぶわ!!
こわくないよーふつうだよーな空気をかもしだすつもりだけど、元から祭りの空気に
浸って浮かれてる。
いくつかの露店で目に付くアンティークの由来など、店主や近くにいるだろう地元民と
会話。
大げさな逸話やうさんくさい仕入れ先なんかも聞けば楽しめる筈。
真偽は大事ね、駆け引きも。トレジャーハンターとして掘り出し物は常に求めるもの
だけど、財布のひもは締めておく。
ひやかしごめん、ってにっこりも忘れずに。
それからアプフェルシュトゥルーデル、好物なの。あったら、即買いね!
ふふ、後で店主達に話のお礼でりんごジュースでも差し入れようと思うわ。
騎士が隊列を組んで行進してゆく。
小さな魔導士が杖をぶんぶん振り回して呪文を唱えると、あら不思議。背後から突然農婦が現れて、「こら、危ないでしょ」と杖を取り上げる。
そんな秋祭りの景色を、ラライ・リガル(トレジャーハンター・g11529)は会場の片隅で、ひとしきり眺めた。
仮装も面白そうだとは思ったけれど、結局いつもの……シャツに革製のケープ、頭には涙みたいに透明なレンズのゴーグルをのせて、足元はスキニーパンツをインした厚底サイハイブーツ、という恰好で出かけてきた。
通りかかる人が、あれっとラライに目を留めて、もしかしてと首を傾げながら過ぎてゆく。
秋祭りに参加するのは、帰還した人々にディアボロスのことを知ってもらうためもあるから、認識してもらえたほうが良いような……けれど、明らかに異質として目に映りたくないような……。
ん、でもそれって要するに。
ディアボロスがヨーロッパに住んでる人たちと変わらない……というか、楽しいことは楽しい、嫌なことは嫌だと同じような感覚を共有できるんだって、見て分かってもらえば良いってこと?
そんなの……簡単簡単!
「全力で遊ぶわ!!」
思いついたラライは、跳ねるように祭りの只中へと繰り出した。
こわくないよーふつうだよー。
そんな空気をかもしだそうと心がけていたつもりだったのだけれど。
賑やかな祭りの中にいると、そんなことは頭の中から抜け落ちて、ただただ楽しむだけになってくる。
串焼きの肉のサイズにびっくりしたり、何気なく覗いた路地の奥に店を見つけて大発見気分に浮き立ったり。
屋台の店頭に並ぶアクセサリーは、アンティークと銘打ってはいるけれど、祭り客でも買えるお手頃価格。
「これ本当にアンティーク?」
聞けば大げさな逸話やうさんくさい仕入れ先を語ってくれて、隣にいる客までも、そうその通りと同意してくれるけれど、もしそれがこの値段で買えたらそのほうが怖い。
これはお祭りの出し物の一部なのだと位置づけて、それでも掘り出し物はないかとしっかりチェックしてしまうのは、トレジャーハンターのさがなのか。
買えない値段ではないけれど、偽物を掴まされるわけにはいかないから。
「ひやかしごめん」
にっこり謝ると、店主は「美人さんと話が出来ただけで嬉しいよ」と笑った。
次は何を見ようかと歩き出したラライは、リンゴの看板を見つけて走り寄る。
「あった!」
ボスコープやレーズン、シナモンなどで構成されたフィリングを、薄く薄く伸ばした皮でぐるぐる巻いた、アプフェルシュトゥルーデル。好物だから、これは即買い。
いっしょに売っているりんごジュースも美味しそう。
あとで、話を聞かせてもらった店主たちに、お礼にりんごジュースを差し入れしようと、ラライは店の位置を記憶しておいた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!