リプレイ
一・百
【百夜】
インドか…
あの浮いてる大陸の中はどうなってんだろうな…
神対神とか、盛大に力を見せ付けて信仰させてるのかな…畏れ多いみたいな?
しかし…まだ蟲将がこんなに居るとはな…
どちらが先に哨戒で成果を上げれるかってことか…
蟲将には負けない…
シャムス、そのカサコソは見つけたくない虫な気がするぞ…
狐変身して峠の岩かげに隠れながらすすむ。
狩られないよ!?
警戒は十分に、狐の姿でもちゃんと隠れます。
この姿なら小さいから隠れられる場所も多いしな…
思いがけない草の中や隙間だって潜り込める
それに影の中なら保護色見つかりにくい。黒狐だからな…
物陰から物陰へ慎重にあたりを確認し、耳を澄ませ移りながら移動
シャムスからの情報を元に
先の地形を確認し、向こう側から哨戒するのに自分達なら使うだろうと思う高台や怪しい場所をチェック
PD通信で最低限の会話や合図で
互いに見つけたものを共有
一匹見つけたらもう一匹いるからな…
間違っても挟撃されないよう配置を確認
こちらが高台などに身を潜めるよう位置どれるなら、まとめて奇襲出来ないかな
シャムス・ライラ
【百夜】
ついに、リグ・ヴェーダへの道が開かれる
しかし、蟲将がこの地にも流れ込んでいるのは厄介ですね
法正、趙雲の置き土産か
相手もかなり慎重を期している
我々も油断はできません
それに、虫って潜むの得意じゃないですか
狭い所をカサコソ…
でも、嫌いなものほどよく気が付くものですから!
百と連携、パラドクス通信等で情報共有
モモちゃん、狐狩られないように気を付けるんですよ!
現場の地形等の情報を事前に頭に叩き込み
隠れやすそうな場所
通行可能な道等は確認しておく
会話や物音は極力減らし
迷彩服着用
草や木に紛れ
岩等障害物も利用して
影の落ち方にも注意を払い見つからぬように
新宿島から持ち込んだ双眼鏡で
物陰に潜み注意して辺りを観察
遠目から敵の動きを補足
断崖と渓谷と…
私は全体を把握し
百は細部の情報を集める
敵の接近や危険個所等はお互いに連絡を取り合い上手く回避していこう
ここはチームワークの見せ所かな
偵察の者達が来た方向が
孫堅と護衛達がいる方向ということかな
得た情報は仲間達と共有して作戦に活かしましょう
アドリブ等歓迎
●
陽炎が揺らめく峠道。
岩肌の陰影に紛れ、四体の呉軍鋭蜂兵が二人一組となって慎重に前進していた。
風に乗る音に耳を澄ませ、岩場の微かな動きも見逃すまい、と警戒を怠らない。
「何も見えねえな」
呉軍鋭蜂兵の一体がつまらなそうに言う。
もう一体が低く応じる。
「だからって油断するんじゃねえぞ」
偵察に出た彼らの緊張が、周囲の空気を一層重くしていた。
その頃、パラドクストレインを降りた一・百(気まぐれな狐・g04201)とシャムス・ライラ(極夜・g04075)も、峠付近の偵察を開始していた。
百は狐の姿に変身し、岩陰に身を潜めながら密やかに前進する。
小柄な黒狐の姿は、峠の複雑な地形に沿って、岩が作る影に溶け込むように動いていく。
百はある岩の裏で足を止めると、耳をピンと立てて周囲の気配を探った。
「シャムス、このあたりの地形、複雑すぎるな。敵の気配を探るのも一苦労だぜ」
パラドクス通信を用いてシャムスに呟きかける。
シャムスは百とはまた別の場所にいた。
迷彩服に身を包み、双眼鏡で遠方を注意深く観察する。
「確かに厄介ですね、モモちゃん。でも、その分こちらも隠れやすいというものです」
二人はそれぞれ慎重に前進しながら、時々、パラドクス通信で互いの情報を共有していく。
百は狐の鋭い感覚を活かし、地面の微かな振動や匂いを頼りに敵の痕跡を探る。
一方シャムスは、高所から全体の状況を把握しようと努めていた。
突然、百の耳が微かな物音を捉えた。
「シャムス、2時の方向。何か動いてるぜ」
シャムスは即座に双眼鏡を向け、岩場の陰に潜む二体の呉軍鋭蜂兵を確認した。
「良い目をしていますね、モモちゃん。確かに敵兵が二名、潜伏しています」
「やっぱりな。奴ら、まだ俺たちには気付いてないみたいだ」
百は小さく唸った。
シャムスは冷静に状況を分析する。
「恐らく、孫堅の護衛でしょう。彼らが来た方向に本隊がいると考えられます」
二人は更に前進を続けた。
峠道の狭い地形を利用し、敵の死角を縫うように進む。
やがて、もう一組の呉軍鋭蜂兵の姿が見えてきた。
彼らは渓谷の僅かな縁の間を歩きながら、下方を警戒している。
「あいつら、渓谷の底も気にしてるみたいだな」
百が小声で言った。
シャムスが頷く。
「そうですね。恐らく、私たちのように敵襲を警戒しているのでしょう」
この時、百の鋭い嗅覚が何かを察知した。
「シャムス、この匂い……」
シャムスも同時に気付いていた。
「ああ、わかります。これは……」
距離を置いて、二人の目が合う。
それは「江東の虎」孫堅(こうとうのとら・そんけん)の存在を示す、独特の香りだった。
「近いな」
百が呟く。
「ええ、恐らくすぐそこです」
二人は敵に気づかれないよう慎重に合流した。
岩陰で身を寄せ合い、作戦を練り始める。
「直接的な衝突は避けたいところだが、情報収集は必須だな」
「そうですね。孫堅の動向を探るのが最優先です。でも、護衛の目を誤魔化すのは簡単ではありませんよ」
「だからこそ、俺たちの腕の見せ所だろ?」
百が薄く笑う。
「お互いの長所を活かして、上手くやろうぜ」
シャムスも微笑んだ。
「そうですね。私は全体の把握を、モモちゃんは細部の情報収集を。チームワークが鍵になりそうです」
二人は再び別れ、それぞれがそれぞれの役割に従って動き出す。
百は狐の姿を活かし、岩の隙間や草むらに身を隠しながら、孫堅たちの近くまで忍び寄る。
シャムスは高所から全体の動きを観察し、百に敵の動きを伝える。
パラドクス通信を通じて、二人は絶え間なく情報を交換した。
「右側の護衛が動いたぞ」
「了解です。左からの接近をお願いします」
徐々に、孫堅たちの様子が明らかになっていく。
彼らも何かを警戒している様子で、頻繁に周囲を見回している。
「奴らも何か察知してるみたいだな」
「ええ、恐らく他の勢力の動きでしょう。もちろん、私たちディアボロスのことも警戒しているかと」
突然、突風が起こり、峠を吹き抜けた。
草むらに身を潜めていた百の姿が一瞬、露わになる。
「しまっ……」
護衛の一人が、百のいる方向を凝視する。
息を潜める百。
時が止まったかのような緊張が流れる。
「何か見えたか?」
孫堅の声が響く。
「いいえ、風のいたずらかと」
護衛が答える。
危機一髪だった。
百とシャムスは、互いに安堵の息を吐く。
「危なかったな」
百は小さく笑った。
「ええ、でも良い情報が得られました」
二人は慎重に後退を始めた。
得られた情報を整理しながら、次の一手を考える。
「さて、これからが本番だな」
「そうですね。この情報を元に、どう動くか……」
シャムスが答える。
峠道を舞台に、戦いの幕が上がろうとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
一・百
【賽】
孫堅と護衛を分断して手早く倒してしまおう
ナディア、ソレイユ、プターハと手分けして
それぞれ撃破を
呉軍鋭蜂兵は、シャムス、錬晏と攻撃タイミングや分断後に挟撃や包囲できるよう連携する
しかし、孫堅は何の虫なんだろう…
仲間とはパラドクス通信で連絡を取り合う
トラップ生成で、進行方向に罠を
相手を罠に捕らえるのでなく、そちらに警戒を向けさせる予定
相手は蜂だ人ではなく蜜の匂いが強かったら、判断が鈍らないだろうか。
他の匂いを消し、誘い込む為の罠に
谷底の方へ注意を集め攻撃
紅玉姫を抜き光軌で設計図を描き
神碑設計による逆さ神殿を上空に出現させる。
空の神殿…お前達には珍しくないのかもな…
寺院を作ったほうが良かったか…?
降ってくるのは雨だけとは限らない…
神殿からの主砲による攻撃を真上から放ち、吹っ飛ばすつもり
ダメージの大きい敵より狙い仕留めていく。
仕留められない相手は、翅を焼こう
機動力が出せなくなるだろうから
槍の攻撃がくるなら、紅玉姫の刃で滑らせるよう受け流し、直撃をそらす。
シャムス・ライラ
【賽】
引き続き仲間と情報共有、連携
敵の位置は補足できた
ならば
次は孫堅と護衛の分断を
峠道の途中
回り込まないと見えないような死角となる谷底等に罠を仕掛けましょう
足跡等罠の方向へ向かった痕跡をつくり
峠道の岩が落ちそうな谷間に新宿島から持ち込んだ爆薬を少々
小さな爆発でも岩や土が動く音がしたら
護衛達はまずは自分達が様子を見ようと現場へ向かうことでしょうし
百の罠、錬晏の引きつけもあります
全体の動きに注意し
私達は自分達の痕跡を消し、隠れて待ち伏せておけば
地の利を得て戦うことが出来るかと
囲い込み、高所から低所に向かって攻めるのは兵法の定石
土埃は《完全視界》でフォローを
【星涙】で針の雨を降らせて谷底へ縫い留めるように攻撃しつつ
自分達は雨に身を隠す
敵も体の色を変えて不意打ちを狙ってくる
しかし、こちらに向かう途中に針の雨の中を通れば
身体が針を弾いてそこだけ針の雨がまっすぐ降らなくなる
動きを可視化することは可能なら防御もそこまで困難ではない
孫堅がしびれを切らして動く前に
迅速に片づけてしまいましょう
アドリブ等歓迎
夏候・錬晏
【賽】アドリブ歓迎
トループス級は複数に分かれているか
確実に討ち取るためにも、『孫堅』から護衛を引きはがしたいところ
救援機動力で仲間と合流して『孫堅』や『呉軍鋭蜂兵』の位置を確認
峠を吹き抜ける突風に乗じて『孫堅』の一行に強襲をしかける
当然、脇を固めている『呉軍鋭鋒兵』らに阻まれるだろう
数合打ち合い、単騎であることと、時期尚早だったかと悔しがる様子を見せつけて撤退
蜂どもが追いつける速度の【エアライド】で、一殿、シャムスが潜む地点へ誘導
仲間の張った罠を飛び越えたところで立ち止まり、集まった蜂の数を確認
「うむ、存外うまくいったな」
結果に頷けば、戦意を昂らせて朱殷の闘気で怒龍を形成
黒龍偃月刀を構えれば、発動した罠に乗じて切り込み、戦線を<撹乱>
状況を把握する前に【ダメージアップ】の一閃で蜂兵を屠っていく
反撃には槍の軌道を冷静に見極めて右腕の大籠手や黒瑪瑙のバングルで受け止め、すかさず返す刃を突き立て切り捨てる
『孫堅』の所へ戻っても無駄だ
もう俺たちの仲間が討ってるだろうよ
一殿とシャムスをディフェンス
●
一・百(気まぐれな狐・g04201)とシャムス・ライラ(極夜・g04075)は、再び合流し、岩陰に身を潜めていた。
二人の息遣いは、まるで岩肌の隙間から吹き抜ける風のように静かだ。
「さて、どうする?」
百は小声で呟いた。
シャムスも小声で応じる。
「あの偵察兵たちは並々ならぬ警戒心を持って任務に当たっているようですね」
その時、岩場の向こうから足音が聞こえてきた。
二人して身構える。
だが、目の前に現れたのは夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)だった。
「一殿、シャムス、無事で何よりだ」
「錬晏、来てくれたのか」
錬晏は静かに答える。
「ああ、一本あとになったが、ついさっき到着した。パラドクストレインを降りてすぐ、君たちとクロノヴェーダの気配をなんとなく感じてな」
「ふふ、頼もしい限りです」
三人は手短に状況を共有し、作戦を練り始めた。
シャムスが口火を切る。
「私たちの目的は孫堅の護衛を分断し、速やかに制圧することです。百さんの罠と私の罠を組み合わせ、錬晏殿の強襲で敵を混乱させる……というのはどうでしょうか」
百が同意を示す。
「いいんじゃないか。俺は上空に神殿を出現させ、奴らの注意を引く。シャムス、お前は地上で罠を仕掛けてくれ」
錬晏も頷く。
「私は単騎で敵を引きつけ、この場所まで誘導しよう」
計画が固まり、三人はそれぞれの持ち場へと散っていった。
峠道の岩肌に寄り添うように、シャムス・ライラ(極夜・g04075)はゆっくりと進んでいく。
手に破魔の力を宿す銀のシャムシールを握りしめ、青い瞳で周囲を慎重に見回す。
「ここが適地でしょうか……」
シャムスは小声で呟きながら、谷底に向かって視線を落とした。
慎重に足を進めつつ、谷底に向かって針の雨を降らせ始める。
「降り注げ、星の涙よ」
言葉と共に、空中に無数の細かな金属片が現れ始めた。
それらは針のように尖っており、谷底に向かって静かに降り注いでいく。
高台から、一・百(気まぐれな狐・g04201)が罠を張るシャムスの様子を見守っていた。
銀の瞳でシャムスの動きを逃さず捉えている。
「シャムス、いい感じだぜ」
百はパラドクス通信を通じてシャムスに語りかける。
「罠の配置、完璧だ」
「ありがとう、モモちゃん」
一方、別の岩場の陰に身を潜めた夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)も、シャムスの動きを注視していた。
(……敵の進路を的確に読んで罠を仕掛けているな。さすがだシャムス)
錬晏は心の中で称賛を送る。
百は神碑設計の準備を整えながら、シャムスの作業を見守り続ける。
「よし、これで敵の退路は断たれたな」
百は高台に立ち、妖刀・紅玉姫を抜いた。
妖刀を振り、赤い光軌道で神殿の設計図を描き始める。
「太陽の輝きを持って、偉大なる業を、この地に示せ」
呟きと共に、空中に逆さまの神殿が姿を現しはじめた。
錬晏も黒龍偃月刀を構えながら、シャムスの罠に合わせて自身の位置を調整していく。
「完璧だ。後は俺の出番を待つだけだな」
シャムスは最後の仕上げとして、針の雨の中に巧妙に隠れた細い糸を張り巡らせる。
それは敵の動きを制限し、仲間の攻撃を誘導するための罠だった。
「これで準備完了です」
シャムスがパラドクス通信を通じて仲間に告げる。
百と錬晏は同時に応答する。
「了解」
「分かった」
三人の息があった作戦が開始された。
錬晏は鷹の如き疾駆で偵察隊の一行に接近し、強襲を仕掛ける。
「来い、蜂どもよ!」
爆発的な力で黒龍偃月刀を振るい、敵を薙ぐ。
「なに!?」
呉軍鋭蜂兵たちは錬晏の突然の出現に動揺した。
「ディアボロスか!!」
驚きと怒りに満ちた声が峠道に響き渡る。
「散開して包囲だ!」
「喰らえ、この鋭き蜂針の毒を!!」
二体の呉軍鋭蜂兵が同時に槍を突き出す。
錬晏は右腕の大籠手で槍を受け止めると、すかさず黒龍偃月刀で反撃した。
「この程度か!」
戦いながら後退し、錬晏は仲間の待つ場所へと敵を誘導していく。
突如、空からの光が、最初の一撃で負傷していた呉軍鋭蜂兵に降り注いだ。
「断罪の裁きよ、天より降り注げ!」
「ひっ……! な、何だあの光は!?」
「上だ、上を見ろ!」
「神殿……だと?! あんなもの、さっきまでなかったぞ!」
百は、慌てふためく呉軍鋭蜂兵たちを高台から見下ろし、フンと鼻で笑う。
連中に何か言ってやろうと口を開きかけ、峠の向こうから新たに4体の呉軍鋭蜂兵が駆けてくる姿を見つけた。
偵察に出た4体がいつまでも帰ってこないことと、出現した神殿に気づいた敵がいて、孫堅が護衛をしていた兵たちに応援を命じたのだろう。
百はすぐにパラドクス通信で2人に伝えた。
「峠の向こうから増援だ、4体来た!」
「峠の向こう……それなら大丈夫です。糸の罠に阻まれて、しばらくは合流は遅れるでしょう。それと、おそらく新手がやってきた先に孫堅が、たった一体でいるはずです」
「やるな、シャムス。なら、こちらの敵を先に片づけてしまおう」
黒刃の鋭い一閃と、天からの攻撃に恐れをなした3体の呉軍鋭蜂兵が、体の色を変えて周囲の風景に溶け込み、ディアボロスたちに忍び寄る。
「そう簡単にはいきませんよ」
シャムスの針の雨が、見えざる敵の動きを阻む。
錬晏は朱殷の闘気で怒龍を形成し、「この勢い、止めてみせろ! 」と叫びながら、パラドクスの雨に打たれる敵に切り込んでいく。
戦場は混沌を極めた。
百の神殿からの砲撃、シャムスの針の雨、錬晏の怒涛の攻撃。
呉軍鋭蜂兵たちは為す術もなく、次々と倒れていく。
雨の中に張り巡らされた糸の罠を何とか通り抜け、増援の4体がディアボロスたちの前に姿を現した。
先に倒された4体の仲間を見て、怒りに体を震わせる。
「おのれ、よくも……よくもやってくれたな!」
呉軍鋭蜂兵たちが一斉に翅を広げる。
「我が翅より、業火の嵐を! 」
敵兵の叫びと共に、翅から猛烈な炎が放たれた。
錬晏が、百とシャムスを庇うように前に出る。
「この程度、止められないとでも?」
黒龍偃月刀を大きく振り上げ、炎に向かって斬りつけた。
刃と炎がぶつかり合い、一瞬にして消え去る。
百の神殿から眩い光が降り注ぎ、敵兵の視界を奪う。
その隙を突いて、シャムスの星涙が鋭い針となって敵の体を貫く。
光と針の雨に翻弄され、倒れる呉軍鋭蜂兵。
とうとう最後の一体になってしまった。
砂煙の中からゆっくりと、錬晏の姿が浮かび上がる。
「終わりだ」
一閃。
黒龍偃月刀が空を切り、最後に残った呉軍鋭蜂兵を貫いた。
すべての敵が倒れたのを確認し、錬晏は静かに刀を鞘に収める。
「これで雑魚は全て片付いたな」
百とシャムスが近づいてくる。
「やれやれ、なんとかなったな」、と百。
シャムスが周囲を警戒しながら応じる。
「ええ、でも油断は禁物ですよモモちゃん。孫堅がまだ残っています」
その時、岩場の向こうに影が見えた。
「あ、孫堅だ!」
ディアボロスに気づかれたとたん、孫堅は逃げ出した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
江東の虎を冠する将の名を持つとは思えない逃げっぷりだな
さあ、虎狩りを始めよう
朱殷の闘気を黒龍偃月刀に溶け込ませ、刃を龍頭に模した形へ<武器改造>
【エアライド】でその背を見失わないよう距離を保ちつつ追跡
窮鼠猫を噛むともいう。追い込まれて何をしでかすかわからんからな
挙動を注視しつつ、仲間の体制が整えば<ダッシュ>で一気に距離を詰めて強襲
自身の体重も加えた上段からの袈裟懸けで【ダメージアップ】したパラドクスを叩き込む
それはその堅牢そうな甲殻をも噛み砕く一撃
偃月刀の牙をその身に深く穿てば、そのまま<グラップル>で押さえつけ動きを抑制して、仲間の攻撃へ繋げる
シャムスの琵琶の音に、一殿の剣舞、それに合流したアリア殿の多彩な攻撃は、立て直す暇を与えない
1匹たりとも逃がさん
反撃には目を閉じ<精神集中>で気配を察知
翅音と匂いで方角を把握すれば、大籠手と戦花護紋で急所を守り、偃月刀で剣を受け流し、返す刃で胴元にパラドクスの一閃を叩き込む
図らずも、その立ち回りが舞となる
仲間にはディフェンスを
一・百
…孫堅って凄い武将じゃなかったか?
それが、こんな簡単に敵前逃亡するのか…
実は小物だったとか
奴を従える武将の程度が知れるな
お前の配下は全て片付けたぞ…
挑発気味に聞こえるように投げかけ足止めしよう
そのまま戦闘に持ち込めればよし。
貴様には過ぎるが、狐の舞を見せてやろう…
紅玉姫を抜き飛桜舞姫で攻撃
基本、言葉は少なめに鋭く斬りつける
花弁のようにみえる妖気の刃を剣舞とともに刀を振るう度、舞い散らし敵を逃さず斬りつける
四方八方から囲み斬り刻む妖気の刃からは決して逃れられない
いくら兵を呼ぼうと幻影は幻影…
纏めて斬ろう…
数千となる刃から逃れることは出来まい…
シャムスが音を奏でてくれるなら、それに合わせ
共に斬り込むアリアとは折角だからタイミングを合わせ共に舞う
赤と黒が交互に剣閃を浴びせるように音に合わせ斬り付けよう
錬晏も混ざればいい、豪快な舞もいいと思うぞ…
さて、ところでこの虫は何だったのだろうか…
見た目で元の虫が分からないので気になってる
アリア・パーハーツ
連携アドリブ歓迎
▼
武功を挙げに来たようだけど……って、え、逃げたの?
やだー、逃がすと思うの?
後ろから無様にトドメを刺されても文句いわないでね
嫌なら最後まで抗ってみろ、孫堅
背後からわざとらしく声高らかに挑発してみたら振り返るかな?
確実に仕留めるため応援に駆け付け、仲間の背に追いつくように駆ける
戦闘に混じり、死角に身を滑らせながら接近
断ち切るならば日本刀を
貫き穿つならば剣を
潜り込み浅く深く傷を負わすならばナイフを
錬晏さんの力強く踏み込む勇ましさに紛れ強襲
百さんの花弁の舞う美しき剣舞に並んで追撃
シャムスさんの麗しき音色を連携の合図に逃がす術を排除
武器を状況で使い分け、確実に傷を与えるよう連携しディフェンスもする
<トラップ生成>で逃げ道を塞ごう
翅の音はうっせぇな、捥いでやろうか
蟲嫌いゆえに顔を顰めるけど敵の姿をしているならば怯むわけにはいかない
悪態をついて眉間に皴を寄せつつ隙が出来ないよう集中
シャムス・ライラ
えっ、孫堅逃げだすのですか?
逃げたら上司に怒られるのでは
しかし、油断はできない
峠道ですし
誘い込む系の罠等ないか素早く確認し
何かあったら仲間に注意喚起
「江東の虎って意外と簡単に敵に背中を見せるのですね。
意気地は長江の畔に置いてきたんですか?」
と挑発
ここで仕留めないという選択肢はないので
挑発にのって留まってくれれば幸い
《パラドクス通信》で情報共有
仲間とタイミングを合わせて攻撃を
剣舞で踊れば華やか
アリア殿は華麗に
百は峻烈に
錬晏は豪壮に
勿論それだけではないけれど
この世の終わりに良いものを見られましたね
ならば私も琵琶で花を添えましょう
「敵に刃を、仲間に加護を」
【金星舞唄】で風の刃で切りつけ囲み
動けないように閉じ込めてしまおう
敵の反撃は…あのすぐ背を見せる敵将の部下
いや、部下の方が頑張っているのでは
でも倒す!
風の刃で敵兵も矢も薙ぎ払い
《エアライド》で立ち位置を変えつつ損害を防ぐ
無粋な咆哮にかき消されるような音色ではありませんよ
道を切り開き、リグ・ヴェーダ本国へと乗り込むのですから
アドリブ等歓迎
●
夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)の鋭い目が遠くの影を捉える。
その姿は、江東の虎と呼ばれる名将、孫堅のものだったが……。
「江東の虎を冠する将の名を持つとは思えない逃げっぷりだな」
錬晏は冷静に観察した。
一・百(気まぐれな狐・g04201)も眉をひそめた。
「こんな簡単に敵前逃亡するのか……実は小物だったとか? 奴を従える武将の程度が知れるな」
シャムス・ライラ(極夜・g04075)は慎重に周囲を確認しながら言った。
「孫堅が退却……いえ、戦術的撤退を選んだのには理由があるはずです。罠の可能性も考えられます」
「いずれにせよ俺たちはヤツを討つだけだ。さあ、虎狩りを始めよう」
三人は息を合わせるように孫堅を追い始めた。
錬晏は朱殷の闘気を黒龍偃月刀に溶け込ませ、刃を龍頭に模した形へと変化させた。
風を切って距離を保ちつつ追跡する。
シャムスも琵琶を構えながら追う。
百が紅玉姫を抜き、冷たい声で言った。
「孫堅! お前の配下は全て片付けたぞ。どこへ行く?」
突然、孫堅が振り返った。
その目に鋭い光を宿し、「無礼な! 撤退ではない、戦況を見極めて移動しているだけだ」、と毅然と言い放った。
ディアボロスたちは互いに目配せし、警戒を強める。
「ほほう、それは興味深いですね。ですが、何処で戦おうとそう変わらないのでは?」
「ふん! あんな罠だらけの場所で、味方もなしに一人で戦うほど愚かではない」
その時だった。
孫堅の前方に一人の女性が立ちはだかる。
アリア・パーハーツ(狂騒・g00278)だ。
アリアは挑戦的な笑みを浮かべながら、たたらを踏んで立ち止まった孫堅に向かっていった。
「やだー、逃がすと思うの?」
孫堅は冷静に状況を分析した。
前後を挟まれ、一見不利な状況に見える。
が、孫堅の目には諦めの色はなかった。
「よくぞここまで来た」
孫堅は四人を順に見渡した。
「だが、俺を甘く見るなよ」
「口先だけの強がりでないことを願うぞ」
錬晏が先陣を切って攻撃を仕掛ける。
「我が刃は牙の如く――」
朱殷の闘気を纏った黒龍偃月刀の刃が龍の牙のように変化し、孫堅に迫る。
孫堅は冷静に対応した。
錬晏の攻撃を受けつつも、巧みに急所を外し、反撃の機会を窺う。
その動きには無駄が一切なく、まさに百戦錬磨の将のそれだった。
「では、俺もやらせてもらおう」
突如、孫堅は剣を振るった。
剣と翅から放たれた衝撃波が四人を襲う。
錬晏たちは急いで身を守ったが、その威力に驚愕した。
●
「これが江東の虎の力か……」
錬晏は呟いた。
百は紅玉姫を構え直す。
「紅玉姫、俺と共に…… 散れ、永久の眠りへ」
妖気を帯びた刀が赤く輝き、振るう度に花弁のような妖気があたりに舞い散る。
その一つ一つが刃となり、四方八方から孫堅を襲った。
孫堅は最小限の動きで致命傷を避けていく。
「この程度……お前たち四人ごときで私を倒せると思うのか?」
シャムスは琵琶を爪弾き、「敵に刃を、仲間に加護を」と唱えた。
琵琶の音色に合わせ、風の刃が孫堅を包囲し、切りつけていく。
孫堅は耳を澄ませ、音の波動を感じ取った。
風の刃の隙間を縫うように移動して、受けるダメージを最小限に抑える。
その間にアリアは孫堅の死角に滑り込んだ。
「Addio」、と呟いてパラドクスを発動させる。
アリアが放った一閃が、孫堅の背後から音もなく襲いかかった。
しかし、孫堅の警戒は緩んでいなかった。
孫堅は瞬時に身を翻し、アリアの攻撃を避けると同時に、彼女の動きを封じようと試みる。
孫堅は避けた勢いのまま反転し、雷光のごとき速さで剣を振るう。
続けて背中の翅を鳴らし、周囲に雷撃を落とした。
アリアの衣の端が焦げて、動きが一瞬止まる。
「見たか? これが私の戦略だ」
孫堅は誇らしげに言った。
しかし、四人の表情は変わらない。
一瞬の目配せを交わし、息を合わせるように動き出した。
錬晏が先陣を切る。
「虎よ、我が刃の鋭さを思い知れ! 」
黒龍偃月刀が空気を切り裂き、孫堅に迫る。
同時に、百の紅玉姫が赤く輝き、妖気の刃が四方八方から襲いかかった。
「散れ、魂の花びらよ 」
百の冷たい声が響く。
シャムスの琵琶の音色が戦場に満ちる。
「敵に刃を、仲間に加護を」
風の刃が孫堅を包囲し、同時に仲間たちの動きを加速させる。
アリアは甘美な音色と飛び散る花びらに紛れて、死角から孫堅の懐へ滑り込む。
「さよなら、虎さん 」
短剣が、音もなく孫堅の急所を狙う。
四人の協調した攻撃は、まるで一つの渦のように孫堅を取り巻く。
孫堅は冷静さを失わず対応するが、その動きにも僅かな乱れが見え始めていた。
追い詰められた虎はより危険だ。
孫堅は突如、雷鳴のような咆哮を上げる。
「我が名は孫堅! そう簡単に倒れはせぬ!」
背中の翅を鳴らし、振った剣が閃光となってディアボロスたちを襲う。
錬晏は偃月刀で受け止めるも、その衝撃で後ろに滑る。
百の妖気の盾が砕け散り、シャムスの琵琶の弦が一本切れた。
アリアは間一髪で身をかわすが、頬に小さな傷がつく。
だが、これが孫堅の最後の輝きだった。
四人は互いに目配せし、最後の一撃を繰り出す。
錬晏の偃月刀が孫堅の防御を崩し、百の妖気の刃が彼の動きを封じる。
シャムスの音波が孫堅の体勢を崩し、そしてアリアの一撃が決定打となる。
孫堅は乾いた大地に膝をついた。
「見事だ……」
苦しげに、しかし毅然とした表情で言う。
「お前たちの力、認めよう」
最後まで威厳を失わない孫堅。
江東の虎は、静かに地に伏した。
四人は互いを見つめ、深く息を吐く。
激闘の末の勝利。
しかし、敗れた名将への敬意も忘れない。
錬晏が静かに歩み寄り、孫堅の剣を拾い上げた。
「立派な剣だ。その持ち主に劣らぬ輝きがある」
百は遠くを見つめながら呟いた。
「だが、これで終わりじゃない」
シャムスは琵琶の切れた弦を撫でながら言った。
「この戦いの余韻が、まだ琵琶の弦に残っているようです」
アリアは頬の傷に触れ、薄く笑った。
「虎さん、最後の一撃は見事だったわ。この傷もいい思い出になりそう。すぐ直って消えるだろうけど」
四人の間に静寂が広がる。
勝利の高揚感と、激戦を終えた安堵感が入り混じる空気。
しかし、彼らの目には既に次なる挑戦への覚悟が宿っていた。
「さて」
錬晏が皆の注意を集める。
「我らの真の目的は、まだ先にある。この勝利は通過点に過ぎん」
全員が頷く。
孫堅との戦いは、リグ・ヴェーダへの第一歩に過ぎない。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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