ここは印度か南蛮か、いいえおそらく天竺です。(作者 秋津透
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#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ  #リグ・ヴェーダ本国に向かえ  #パキスタン 

「趙雲が死んだか。惜しい漢を無くしたものである」
 どこかわからないが、おそらく蛇亀宇宙リグ・ヴェーダディヴィジョンのどこか。インド風の宮殿の前に立つジェネラル級アーディティヤ『毘沙門天』が、空を見上げて呟く。
「だが、趙雲が残した芽は確かに芽吹いている。典韋、猩紅、于吉、お前達3体は、趙雲の名を穢す事無く、ディアボロスを迎撃し功績をあげるがよい」
 そう言って『毘沙門天』は平伏する三体のジェネラル級蟲将を見やる。
「最も優れたものを、趙雲の後継者に任じよう。励めよ」
「仰せのままに」
 真っ先に猩紅こと『猩紅妃』が応じ、続いて『于吉』が重々しくうなずく。
「お任せくだされ」
 しかし『悪来の再来『典韋』』は『毘沙門天』の言葉など聞こえていないような様子で低く唸る。
「曹操様の無念……晴らす」
「ふん…」
 ほんの刹那『毘沙門天』の口元に酷薄な嘲笑が浮かんだが、その表情はすぐに消え、蟲将たちに命を下す。
「では、行くがよい」

「腹が減っては戦はできぬ。食いながら話を聞いてくれ」
 時先案内人の陳・修賢(人間の特級厨師・g03221)が、いつものように手製の饅頭を配りながら告げる。
「蹂躙戦記イスカンダル奪還戦の勝利は本当に素晴らしいものだった。そして攻略旅団では、この勝利の余勢を駆って新たに蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの攻略を開始する方針を立てた。ギリシアの預言者が、アルタン・ウルクよりも更に手強いと称していた宇宙的ディヴィジョンだ」
 休む暇もないという感じもするが、いずれ当たるなら早いうちに仕掛けるというのも道理ではある、と、修賢は肩を竦める。
「といっても、現在攻略可能なリグ・ヴェーダの領域は、イスカンダルに接していたパキスタン地域のみだ。ここには、イスカンダル消失に伴いに陸上母艦『ミウ・ウル』が漂着しているので、これを奪還して修復、進軍する方法もあるが、間違いなく時間がかかるし、一方面からだけゆっくり攻略しては鉄壁の守備を敷かれてしまう可能性も高い。そこで、いち早くインドに向かう為、アフガニスタン方面からパキスタンに侵入、ペシャーワル、イスラマバードを踏破し、カシミール地方に向かう作戦を実行することになった」
 正直、俺もあまり詳しくないので、そのへんは地図を見てくれ、と修賢は告げる。
「このルートはリグ・ヴェーダの本国インドへ向かう最短ルートだが、リグ・ヴェーダがイスカンダルから奪い取ってからの時間が短い。有力なアーディティヤの進出は少なく、普通なら配下にしたばかりの亜人が主力になるところだろうが、一足先にリグ・ヴェーダに漂着した蟲将『趙雲』がどうやらとんでもなく鋭意努力したらしく、ジェネラル級蟲将三体が蟲将の精鋭部隊を率いて立ち塞がっている。こいつらを突破しないことには、インドへの道は開けないってわけだ」
 こう言っちゃ何だが、イスカンダル奪回戦で『趙雲』本人を倒しておいて本当に良かったぜ、と、修賢は何とも複雑な表情で唸る。

 そして修賢は、メモを見ながら言葉を続ける。
「パキスタン北部に展開するジェネラル級蟲将は『典韋』『猩紅妃』『于吉』の三体だが、今回パラドクストレインが向かう地には『于吉』の配下のアヴァタール級蟲将『南蛮魔蟲・兀突骨』がトループス級『藤甲熊兵』を率いて布陣している。ディアボロスの侵入を警戒して身を隠しながら哨戒活動をしているようだが、幸いと言うか何と言うか、アヴァタール級もトループス級も、強いは強いがでかくて鈍重で騒々しい連中なので、こちらも哨戒しながら進めば出し抜かれることはまずないだろう。とはいえ、奇襲に成功したとしても、奴らの頑強さは今はなき三国志ディヴィジョンで嫌と言うほど思い知らされている。復活怪人だから弱体化している、なんてことは全然ないんで、どうか心して撃破してくれ」

 そう言うと、修賢は一同を見回して告げる。
「今回の敵となる蟲将は、大戦乱群蟲三国志から漂着した蟲将では無く、蹂躙戦記イスカンダル奪還戦の時に『趙雲』が言っていた、山越の地で再現した大戦乱によって生まれた蟲将達らしい。まあ、どこがどう違うのかわからんが、リグ・ヴェーダにとっては外様の使い捨て戦力になるのだろう。できるだけ損耗せずに、すみやかに潰して進軍したいところではあるが、一方的にこちらの都合が通るとも思えない。無理せず、ムキにならず、引くべきところはしっかり引いて、蟲将たちを叩き潰してくれ。よろしく頼むぜ」

「ガアアアアアアアアア……」
「ゴオオオオオオオオオ……」
 アフガニスタンからパキスタン北部に至る山岳地帯。
 山林の中を身を隠しながら進んでいくトループス級蟲将『藤甲熊兵』たちは、時折、遠雷とも山鳴りともつかない咆哮を発し、部隊の相互位置を確かめる。
 生物が発する声とはとても思えないので、知らなければ聞き過ごしてしまうかもしれないが、その声を注意深く聞けば『藤甲熊兵』たちの位置を視認することなく把握することができる。
 まして、高木の梢から梢へ身を隠しながら飛び回ることができるディアボロスたちにとっては、哨戒で先手を取り、奇襲をしかけるのは、さほど困難なことではない。
 もちろん、調子に乗って見通しのいい高空を迂闊に飛んだりしなければ、の話だが。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【防衛ライン】
2
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。
【狼変身】
1
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV1 / 【ダブル】LV1

●マスターより

秋津透
 どうも、秋津透です。
 懐かしの(?)蟲将部隊を相手に、哨戒で先手を取り奇襲を仕掛けて殲滅するシナリオです。自分が記載している以外の他プレイヤーとの共闘や、MSの勝手なアドリブは許容できないという方、行動を改変されるよりは不採用の方がいいという方は、その旨明記してください。

 選択肢1:敵部隊哨戒任務
 山林の中を進んでくるトループス級蟲将『藤甲熊兵』の部隊に哨戒を仕掛け、気づかれないよう一方的に把握する選択肢です。有効と判定されたプレイングが採用されます。この選択肢を解決しなくても(あるいはまったく選択しなくても)奇襲ができないだけでシナリオの解決に支障はありません。

 選択肢2:護衛するトループス級『藤甲熊兵』
 護衛と言いつつ、アヴァタール級『南蛮魔蟲・兀突骨』が大きすぎるので、先行してディアボロスを探し、位置を突き止めてアヴァタール級を呼び寄せる任を負っています。選択肢1が解決している場合は奇襲成功となり、ディアボロス一体につき最初の攻撃一回のみ、反撃を許さず大成功確定となります。なお、戦闘進行上不適切な行為があると判定されたプレイングは採用されません。

 選択肢3:アヴァタール級との決戦『南蛮魔蟲・兀突骨』
 部隊の主将、アヴァタール級蟲将『南蛮魔蟲・兀突骨』と決戦して撃滅する選択肢です。配下からディアボロス発見の合図があるまで地中に潜んでおり、合図がなくても配下が全滅すると察して地上に躍り出てきます。戦闘力は凄まじく高く、高レベルのディアボロスでも一対一では善戦以下となり、重傷の可能性もあります。また、戦闘進行上不適切な行為があると判定されたプレイングは採用されません。撃破できればシナリオは解決で、同時に排斥力が発動し、作戦参加者は全員パラドクストレインへ強制移送されます。
90

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


柳・凛風
おやおや、お久しぶりネアイツら。
しぶとい虫共ヨ……と思ったけど、ちょっと違う連中なのネ。
まぁどーせ見てくれも中身もおんなじようなもんヨ。
使い捨てにされるのを見てるのも哀れネ、早めにやっつけてあげるとするヨ。

でもまずは急がば回れ、光学迷彩で隠れながら敵の位置を把握しなきゃネ。
林の中なら木でも茂みでも、隠れられる所はあるはずヨ。
連中の声を良く聞いて場所を掴みながら、慎重に距離を詰めていかないとネ。
時には地面に伏せたりする事も必要かもだけど、まぁ仕方ないネ。
とにかく敵に見つからない事が一番大事ヨ。
新宿島から双眼鏡とかを持ち込めば少しくらい遠くても見逃さないだろうしネ。
いやー、便利な世の中ヨ。
後は少しずつ慎重に距離を詰めて……おっと、大事な事忘れてたヨ。
ちゃんとシラフだからネ、私!


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

先の奪還戦で討ち取った『趙雲』
亡命したとはいえその存在を惜しまれるとは…やつは存外、このリグ・ヴェーダの地に馴染んていたのか
もしくは、よほど「山越」の成果が良かったのか

いずれにせよ、ここを突破して、新しいディビジョンを知る足がかりにしなければ

新宿島から持ち込んだ地に紛れやすい色の外套を羽織って行動
【エアライド】を使って山岳地帯の悪路も難なく
目立つ音や派手な動きをしないように気を付けて進もう
柳殿の【光学迷彩】もありがたく使わせてもらうよ

案内人が言っていた目印は…あの大きな図体と、咆哮か

『藤甲熊兵』の目印と、それを率いる『兀突骨』の気配にも気を配り、奴らの布陣を探る
見つければ仲間へ合図
次の動きへ繋がるよう、これまでの<戦闘知識>と照らし合わせながら規模や配置、士気などの<情報収集>を行おう

…中華の地ではないところで生まれた蟲将ら
その生まれに、ここの地の民が巻き込まれたのだろうか
やるせない気持ちをぶつけるのは、この後だ


嵐柴・暁翔
やれやれ…
蟲将達が多く生まれたとなると、どれだけの人間が戦乱に巻き込まれて殺されたのやら…?
……もっとも、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダでは神々の戦争を演じて信仰を集めているらしいから、そのついで程度だったのかもしれないけどな…

藤甲熊兵は咆哮を発しているらしいし、あの巨体となると山林を移動するにしてもそれなりの音や痕跡があるだろう
他の方々とは【パラドクス通信】の通信圏内の範囲で分散して適時連絡を取り合いながら藤甲熊兵達を探します

山林となると【エアライド】が使えるなら地面を走るよりは木々の間を飛び回った方が速そうだし、枝に乗っても折れたりせずに身を隠せそうな大木を選んで飛び移りながら移動します

藤甲熊兵達の咆哮が聞こえたり移動する振動を感じたりしたなら出来るだけ高い所へ潜伏して周囲の状況を確認します


「おやおや、お久しぶりネアイツら。しぶとい虫共ヨ……と思ったけど、ちょっと違う連中なのネ。まぁどーせ見てくれも中身もおんなじようなもんヨ。使い捨てにされるのを見てるのも哀れネ、早めにやっつけてあげるとするヨ」
 やや軽めに聞こえる口調で柳・凛風(柳家風心拳修行者・g04711)が告げ、意図的ではないだろうが、対照的に重々しく夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が唸る。
「先の奪還戦で討ち取った『趙雲』……亡命していたとはいえその存在を惜しまれるとは…やつは存外、このリグ・ヴェーダの地に馴染んていたのか。もしくは、よほど「山越」の成果が良かったのか……いずれにせよ、ここを突破して、新しいディビジョンを知る足がかりにしなければ」
 そして嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、声に出さずに呟く。
(「やれやれ…蟲将達が新たに多く生まれたとなると、どれだけの人間が戦乱に巻き込まれて殺されたのやら…? ……もっとも、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダでは神々の戦争を演じて信仰を集めているらしいから、そのついで程度だったのかもしれないけどな…」)
 もともと一般人の人命が極端に「軽い」古代中国を再現した大戦乱群蟲三国志ディヴィジョン出身の凛風や錬晏と異なり、現代日本出身の暁翔は、良くも悪くもどうしても「一般の人間がどれほど犠牲になったか」に思いを巡らせてしまう。ただ、一般人救護を任とする状況以外でそれを言っても話がややこしくなるばかりなので、胸の中で呟くだけにして、目の前の任務…トループス級蟲将部隊に哨戒を行って捕捉する手筈について淡々と告げる。
「藤甲熊兵は咆哮を発しているらしいし、あの巨体となると山林を移動するにしてもそれなりの音や痕跡があるだろう。それぞれ【パラドクス通信】の通信圏内の範囲で分散して、適時連絡を取り合いながら藤甲熊兵達を探していけばいいと思う」
「そうネ。林の中なら木でも茂みでも、隠れられる所はあるはずヨ。連中の声を良く聞いて場所を掴みながら、慎重に距離を詰めていかないとネ。時には地面に伏せたりする事も必要かもだけど、まぁ仕方ないネ。
とにかく敵に見つからない事が一番大事ヨ」
 凛風が応じ、錬晏が思案しながら訥々と告げる。
「そうだな。時先案内人が言っていた目印は…あの大きな図体と、咆哮か。統率者の『兀突骨』は地中に潜んでいる可能性があるらしいから、むしろ木々の上を【エアライド】で跳んで回った方がいいかもしれない」
「ああ、俺もそうするつもりだ。二人とも迷彩柄の装備はあるようだが、双眼鏡は使うか?」
 暁翔が訊ねると、凛風がにっこり笑って応じる。
「双眼鏡、ちゃんと用意してあるヨ。これがあれば、少しくらい遠くても見逃さないだろうしネ。いやー、便利な世の中ヨ」
「……では、行くか」
 錬晏が告げ、三人は分散して哨戒を始める。何しろ捜索対象範囲がやたらに広いので、最初はとにかく巨樹を探して身を隠しながら梢へ跳び何か異変はないか周囲を見回す作業だったが、やがて特徴ある怪音が周囲に響く。
「ガアアアアアアアアア……」
「ゴオオオオオオオオオ……」
「…これか」
 呟いて、暁翔は怪音が発せられたと思われる方向へ向かって樹から樹へ跳ぶ。
「今の、聞こえたか?」
「ああ、聞こえた。そちらへ動く」
「かろうじて聞こえたけど、どうやらアタシは逆方向捜してたみたいネ! 急いでそっちへ行くヨ!」
 三人のディアボロスは【パラドクス通信】を交わして哨戒の網を絞り込んでいくが、意外にも最初に敵部隊を発見したのは、最も敵と遠いと思われた凛風だった。
「ぎゃっ! こ、こんなところにいたヨ! こいつら、さっき咆哮発してなかったネ!」
「いいぞ。咆哮を発していない敵を発見できたのは僥倖だ。見つからないよう、見失わないよう、しっかりマークを続けてくれ」
 暁翔が指示を飛ばし、続いて錬晏からも敵発見の報が入る。
「移動する敵トループス級の部隊を発見…位置からして柳殿が見つけた部隊とは別だろう。おそらく、先刻咆哮を発した部隊の一つだと思われる」
「了解だ。そのままマークを頼む。俺は、咆哮を発した部隊の片割れを探す」
 まあ、咆哮を発しなかった敵がどれだけいるかわからないが…と、暁翔が呟いた時。
「ガアアアアアアアアア……」
「ゴオオオオオオオオオ……」
 再び、今度は別の方向から咆哮が響き、即座に凛風から通信が入る。
「こっちの敵が吠えたネ! もう見つけてあるんだから吠えなくていいのに、無駄なことをするヨ!」
「まあ、気持ちはわかるが、敵さんにしてみれば右軍と左軍が交互に吠えて、中軍が応じているんだろう。相手に悟られさえしなければ、味方同士が位置を見失わない合理的な方法と言えないこともない」
 応じて、暁翔は更に続ける。
「でもって、今回吠えなかった敵軍をやっと発見した。確言はできないが、たぶんこの三軍がトループス級の全軍だろう」
 こっちは三人だから、他に敵がいてもマークはできないけどな、と、暁翔は声には出さずに続けた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

索敵はうまくいったな
まだ『兀突骨』の姿を確認できていないが…まずは目の前の一団を片付けよう

木の上から一団の規模を把握して、攻め時を見極める
あれだけ大きな図体ならば小回りは効かないだろうし、敵陣深くに切り込んで<撹乱>して戦線をかき乱すのがいいだろうか

戦意を練りこんだ朱殷の闘気が群狼を形成すれば
『藤甲熊兵』の巨体を足場に縦横無尽に駆け回り、死角からパラドクスを叩きつけてダメージを与えていく

強靭な鎧も黒龍偃月刀の一撃の前には無意味
斬撃が通らずとも【ダメージアップ】を伴ったパラドクスの<衝撃波>は、鎧を通して骨肉にまで到達して、他の一団へ知らせる咆哮を発しさせない

反撃の盾に押しつぶされないように、冷静に動作を見極め、受け流す身体捌きで立ち回る
即座に体制を立て直せば【ダブル】の効果で連続した攻撃を叩き込んで、確実に屠っていって反撃の数を最小限に

『兀突骨』は地の中にいるのだろうが、こいつらよりでかいという
土の隆起で存在がわかるだろう
不意打ちを喰らわないように、戦闘後も気を抜かない


嵐柴・暁翔
相手が三軍に分かれているなら各個撃破していくのが確実だろう
一方通行の咆哮と双方向でやり取り可能な通信機、伝達手段の差がそのまま勝敗を分ける事になりそうだな

まずは右軍が咆哮をあげた直後に強襲します
急を知らせる咆哮をあげられたりせずに速やかに右軍を壊滅させられたなら、左軍は咆哮をあげるまで待ってから襲撃
最後に中軍を殲滅します
【パラドクス通信】で複数の復讐者が連動して動けるのを活かし、三軍を咆哮をあげる順番に沿って仕留めていくことで襲撃されていない他の軍が異常に気付くのを遅らせる作戦です

強靭な鎧も黒龍偃月刀の一撃の前には無意味、か…
よく燃えそうな鎧だし火炎魔法の一つも撃ち込む方が手っ取り早そうではあるけど…
《幻想舞踏》を発動
『青龍偃月刀』を構えて勢いよく振り下ろし、藤甲熊兵を鎧諸共叩き切ります
……まあ比べる意味もないし、まして紛い物でしかない俺が語るのも烏滸がましいというものではあるけどな…

もし対象の殲滅に手間取るなりして他の軍と合流されそうになれば【防衛ライン】を展開して足止めします


「相手が三軍に分かれているなら各個撃破していくのが確実だろう。一方通行の咆哮と双方向でやり取り可能な通信機、伝達手段の差がそのまま勝敗を分ける事になりそうだな」
 三手に分かれている卜ループス級蟲将『藤甲熊兵』の全軍を観られる位置に身を定め、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が【パラドクス通信】で夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)に告げる。
「まずは右軍が咆哮をあげた直後に強襲する。急を知らせる咆哮をあげられたりせずに速やかに右軍を壊滅させられたなら、左軍は咆哮をあげるまで待ってから襲撃。最後に中軍を殲滅する」
「承知」
 短く応じて、錬晏は敵右軍の方へ跳ぶ。そして暁翔の指示通り、相手が咆哮をあげた直後にパラドクス「悍狼縦横(カンロウジュウオウ)」を発動して襲いかかる。
「ガアアアアアアアアア……」
「……ここだな」
 呟くと、錬晏は戦意を練りこんだ朱殷の闘気で群狼を形成。樹上から飛び降りると『藤甲熊兵』の巨体を足場に縦横無尽に駆け回り、死角からパラドクスを叩きつける。
「!」
 何が起きたのか、何かに襲われているのか。それを認識する間もなく、強力堅固なはずの『藤甲熊兵』は錬晏の黒龍偃月刀の一撃で声も出せず反撃もできずに次々と絶命する。鎧と表皮を断ち切るまでもなく、浸透する衝撃波が蟲将の神経系を焼き、内側から破壊する。
「……強靭な鎧も黒龍偃月刀の一撃の前には無意味」
 錬晏の呟きが【パラドクス通信】を通して聞こえた直後に『藤甲熊兵』の左軍が、右軍の惨事にまったく気づかず応じる咆哮を発する。
「ゴオオオオオオオオオ……」
「よし、気づいていないな」
 小さく呟くと、暁翔はパラドクス「幻想舞踏(トレース)」を発動。最強の蟲将『関羽』の動きを模倣し、青龍偃月刀を手に『藤甲熊兵』の左軍に襲いかかる。
(「強靭な鎧も黒龍偃月刀の一撃の前には無意味、か…まあ比べる意味もないし、まして紛い物でしかない俺が語るのも烏滸がましいというものではあるけどな…」)
 こちらも『藤甲熊兵』に何が起きたか把握させず、声も出させず反撃もさせないまま、暁翔は青龍偃月刀で卜ループス級蟲将を次々と両断する。殺戮の速度そのものはほぼ同じだったが、錬晏の方が取り掛かるのが早かった分だけ先に右軍を殲滅させ、まだ何も気づいていない中軍へとそのまま襲いかかる。
「!!!」
 樹の枝から蟲将の上へ跳び、致命の一撃を加えて即座に移動する。中途から、左軍を壊滅させた暁翔が加わり、二人のディアボロスは迅速かつ確実に卜ループス級を葬り、結局、一度の反撃も許さず一体も残さず全滅させる。
(「……少しうまくいき過ぎたような気がするほどうまくいったな。結局、新規に作成した蟲将は、スペック的にどれほど強かろうが、戦闘慣れしていない新兵ってことか……」)
 ある程度戦闘慣れしていれば、隊伍を組んでいる隣が潰されれば、まったく事態が把握できていなくても自然に反撃を撃つ態勢になるものだが、と、暁翔は声には出さずに呟く。
(「……とはいえ、それはあくまで一部の卜ループス級についての話だろう。アヴァタール級の『兀突骨』が、たやすく潰せるわけがない……」)
 たぶん、ある程度でも地中で状況を把握しているだろうし、今度はこちらが不意を突かれないように用心しないとな、と、暁翔は錬晏ともども、地面に足をつけずに樹上に戻って様子を窺う。
 そして、その予感は正しかったようで、やがて地中から凄まじい地鳴りのような怪音が響き、地面がぐわっと盛り上がってきた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狼変身】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!

プターハ・カデューシアス
アドリブ・連携歓迎
【賽】

哨戒とトループス戦お疲れ様です
錬晏、助太刀致します
シャムスも来てくれたなら心強い
暁翔様もよろしくお願いします

どうやら、今回の首魁は地中からの攻撃が得意なようですね
なら、私も仲間に習って成るべく地には足をつけず
エアライドを利用し木々の枝を足場に移動

土中の蟲なら、天敵の土竜で対抗しましょう
地神の守りで巨大土竜を呼び
『南蛮魔蟲・兀突骨』を地上へ突き上げます
これで、戦いやすくなったでしょう?

パラドクス通信も用い仲間と連携、取り囲むよう袋叩きにしましょう
例え何度地中で体制を建て直そうとしても
土竜でしつこく追い回し、地上に追い立て攻撃を

反撃の衝撃波にはエアライドで躱しながら対応
全部は防げませんし、回りの木々毎斬ってくるのでしょうね
足場がなくなったり仲間を巻き込まぬよう、躱すときも注意します

今回は『于吉』の兵ですか
今は、目前の敵を倒すことが使命ですが
『趙雲』の後釜を狙う三つの勢力
さて、どう利用しましょうか?


シャムス・ライラ
【賽】
錬晏の助力に駆けつける
1人で当たれば強敵でも
連携すれば勝機は見えてくる
錬晏、プターハ行きますよ!

仲間とP通信で情報共有、連携
敵は地中からくるのですか
こうなってくると《エアライド》がありがたい
樹上に身を隠しつつ《光学迷彩》で可能な限り隠密行動を
仲間の攻撃に合わせ
【囁き】を使用
固い甲殻でも精神攻撃を跳ね返すことは出来ませんよ
脳内にノイズを広げて
正常な動きを妨害しつつダメージを
仲間の攻撃に繋げられれば幸い
敵は蟲将で複雑な思考を巡らせているわけではないかもしれません
それでも焦燥感や恐怖感等感覚を煽り立てることはできるかと

来た…
敵が来た…
仲間は、いなくなった
誰もいなくなった
ここは…
自分だけ
じぶん、だけ…
囲まれて、いる?
このまま…
どうなる
ドウナルノカ…

囁き
囁き
囁け

精神を削れ
ノイズを広げて不安を煽り立てろ

敵の攻撃は直撃したら重傷は免れない
大きな動き程前振りは大きくなる
動きを良く見て《エアライド》を駆使して
素早い動きで攻撃から逃れ
損害を減らすよう間合いを取りましょう

アドリブ等歓迎


夏候・錬晏
【賽】連携アドリブ歓迎

盛り上がった地面から出てきた『兀突骨』に黒龍偃月刀を構え直す
駆けつけてくれたプターハとシャムスの気配に思わず笑みがこぼれる

本当に頼もしいな、俺の友は

派手に登場した『兀突骨』からは意識を逸らさず、闘気を練りこんだ朱殷の闘気で怒龍を形成し威嚇

プターハが突き上げるなら、俺は叩きつけてやろう

プターハの攻撃から間髪入れないタイミングでパラドクスを発動
『兀突骨』の巨体に負けない特大の間欠泉で【ダメージアップ】の一撃を
【ダブル】も活用して、連続した攻撃を叩き込む

俺たちが派手に暴れればシャムスの隠密行動も生きてくるだろう

反撃には大きな両腕の動きを冷静に見極め【エアライド】で迎撃しやすい位置取りで体勢を整えれば、斬撃を黒龍偃月刀で<薙ぎ払い>衝撃波を相殺してダメージの軽減を狙う

シャムスのノイズで『兀突骨』の動きが鈍れば、再びパラドクスを叩きこみ、討ち取ろう

確かに、3つの勢力に結束されるのが一番の脅威
仲違いを狙えるのなら、今後の攻略に活用したいな

仲間にはディフェンスを


嵐柴・暁翔
随分とまあ派手な登場だな
浪漫はあるにしても、自分から奇襲の機会を放棄することもないだろうに…

地面から地鳴りや振動がしだした辺りで【飛翔】を使用して上空に退避します
もし地中に引きずり込まれたりすれば、パラドクスではないから死にはしないかもしれないけど真面に動けなくなるだろうしな

上空へ逃れた此方を追撃してくるなら《贋作者》謹製の焼夷手榴弾をその大きな口の中に放り込んでたっぷりとご馳走してやります
でかくて硬い相手とやるなら体内から攻撃すると相場は決まっているからな

兀突骨が地上から突撃してくるなら【飛翔】で只管上空に逃げて、激突する直前に【エアライド】で空中を蹴って後ろというか兀突骨が向かうのと同じ方向へ跳んで、無理に勢いに逆らわずに吹き飛ばされることで少しでも衝撃を逃がします


柳・凛風
おっと、出遅れたネ。
まぁ1人で戦うのも不安だったし渡りに船ヨ、皆サンの後ろからこそっと殴らせてもらうとするネ。
しっかし何の虫なのかネ、コイツ。
地面から来られるとかあんまり慣れないからやめて欲しいヨ。

光学迷彩でまるで今までいなかったように……は無理かもだけど、チャンスが来るまではじっと待つヨ。
多分ワタシより暴れてる人の方に気を取られてくれるから、皆サンが釣りだした所で一発ぶん殴ってやるネ。
こちらが状況を良く見て、仲間の動きに合わせて行けばある程度連携を取る事はできると思うのヨ。
そうなったらもう隠れてはいられないネ。
後は我慢比べ、殴り合いと行くヨ!
衝撃波とは言えなんか赤いから見えるは見えるはずヨ。
避けられなくても、心の準備くらいはできそうネ。


(「……随分とまあ派手な登場だな。浪漫はあるにしても、自分から奇襲の機会を放棄することもないだろうに…」)
 轟音とともに地中から巨大にして魁偉な姿を現したアヴァタール級蟲将『南蛮魔蟲・兀突骨』を見やって嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が声には出さずに呟き、同時に【飛翔】を使って巨樹の梢から空中へ飛ぶ。自ら隠れ場所から出て身を晒す行為のように見えるが、アヴァタール級相手に梢に隠れて存在を誤魔化せるわけがないし、地中行動をする蟲将が光学的に敵を視認しているとも思えない。
 そして、たぶん『兀突骨』は浪漫があるから派手に登場したわけではないだろうし、奇襲を仕掛けるという発想もないのではないかと思うが、空中に飛んだ暁翔に対しては、ごく素直に伸び上がって巨大な身体をぶつけようとする。暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動。でかくて硬い相手とやるなら体内から攻撃すると相場は決まっているとばかりに、焼夷手榴弾を『兀突骨』の開いて牙を剥いた口の中に放り込んで爆発させるが、アヴァタール級はまったく何の動揺もせずパラドクス「藤甲骨撃」を発動。そのまま空中の暁翔へ突撃して体当たりをぶちかます。
「ぐわっ!」
 暁翔は激突直前に【エアライド】で空中を蹴って『兀突骨』が向かうのと同じ方向へ跳び、無理に勢いに逆らわずに吹き飛ばされることで少しでも衝撃を逃がそうとするが、そういう物理的な緩衝行為はパラドクス戦闘ではあまり役に立たない。かろうじて、重傷や戦闘不能といった深刻な結果には至らなかったものの、かなりの痛手を受けて遥か遠くへふっ飛ばされる。
 しかし、暁翔が『兀突骨』の痛撃を受けたことで救援機動力が発動したらしく、ほとんど入れ替わるようにしてプターハ・カデューシアス(祝福龍・g03560)とシャムス・ライラ(極夜・g04075)が戦場に急行出現する。
「暁翔様、身を挺しての初撃、感謝いたします」
 暁翔がそのつもりだったのかは定かではないがプターハは丁重に礼を述べ、巨樹の梢に着地するより早くパラドクス「地神の守(チジンノマモリ)」を発動する。
「土中の蟲なら、天敵の土竜で対抗しましょう。地の神よ、鉄壁の守りを与えよ」
「グオオオオオオオオオオオーン!」
 地鳴りのような咆哮をあげたのはプターハに召喚された地の神の化身、巨大な土竜(モグラ)か。あるいは土竜に突き上げられ巨体を宙に浮かせた『兀突骨』の方か。空中に突き上げられたアヴァタール級は、バランスを取ろうとするかのように巨体をくねらせるが、その途端、土竜が作成した壁にぶち当たる。体勢を崩した『兀突骨』は反撃のパラドクス「魔蟲兀刃」を発動。鋏と鎌から血色の斬撃衝撃波を土竜へと放つが、一部は壁に阻まれ、届いたものもさほどのダメージになったようには見えない。実は、召喚存在のダメージは召喚主のプターハが肩代わりをしており、けっこう痛いには違いないが、戦闘に支障が出るほどではない。
 一方、壁に阻まれ地上にも降りられず、半端な体勢で空中でじたばたと身をくねらせる『兀突骨』へと夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)がパラドクス「堅蹠跋扈(ケンセキバッコ)」を発動させる。
(「駆けつけてきてくれたか…本当に頼もしいな、俺の友は」)
 プターハとシャムスの気配に笑みを浮かべつつ、錬晏は背にある玄武の刺青から得た加護により大小さまざまな間欠泉を発生させ、アヴァタール級へと叩きつける。
「――…ご加護を」
「!?!?」
 火にはやや弱いが他の衝撃には滅法強いはずの『兀突骨』の藤甲が間欠泉の水流に貫かれ、頑強な身体にまで大穴が開く。これぞパラドクスの一般物理法則無視効果。アヴァタール級は惑乱気味に「魔蟲兀刃」を発動。間欠泉を斬ることもできず、そこらじゅうへと見境なく血色の衝撃波を飛ばしまくり、その余波が偶然錬晏をかすめるが、さほどのダメージにはならない。
 そしてシャムスは、見境ない攻撃のまぐれ当たりを受けないよう注意しながら、地味にパラドクス「囁き(ハマサ)」を発動させ『兀突骨』の脳を呪いで蝕む。
「来た…敵が来た…焼かれる…叩かれる…貫かれる…痛い…痛い…痛い…仲間は、いなくなった…誰もいなくなった…ここは…自分だけ…じぶん、だけ…囲まれて、いる? このまま…どうなる…ドウナルノカ…痛い…痛い…イタイ…」
「!!!!!!」
 脳内に重ねられていくダメージに不意に気づいたのか、アヴァタール級がいきなり「藤甲骨撃」を発動。見えない相手に向かって無茶苦茶な暴れ方をするが、衝動的な攻撃にこそ、先刻、衝撃波の余波が「偶然」錬晏を掠めたように、パラドクスの理不尽さが発揮されることがある。『兀突骨』は「偶然」シャムスが身を潜めているあたりへと暴れこみ、身を躱した方へ「偶然」身をくねらせ、一瞬、あわやという間合いに入ってきたが、そこへシャムスに「ディフェンス」を掛けていた錬晏が飛び込み、肩代わりのダメージを受けつつも黒龍偃月刀でアヴァタール級の突撃を受け止める。
 そして無茶苦茶に暴れた『兀突骨』は、空中で横に転がるような奇怪な動きを見せるが、その瞬間、じっと動かずに好機を待っていた柳・凛風(酔龍・g04711)が、パラドクス「アンブッシュハント」を発動させる。
「これでもくらうネ!」
「!!!!!!!」
 本来は、卜ループス級相手に奇襲を仕掛けるつもりが巧く間合いが合わず、機を待っているうちに暁翔と錬晏が精力的に動いて全部片付けてしまったので、そのまま身を隠したまま間合いを計っていたのだが。期せずして瀕死に近い状態のアヴァタール級が目の前に転がり込んできたので、千載一遇とばかりに全身全霊を懸けた一撃を見舞ったのである。
 そして、凛風の「必殺の一撃」を受けたアヴァタール級は、みごとに頭を砕かれ反撃もできずに力なく倒れ伏す。上級の蟲将の中には、八つ裂きにしようが全身砕いて焼いて灰にしようが復活してくるしぶとい化物もいるが、この『兀突骨』にはそこまでの力はないらしく、間もなく排斥力が発動し、作戦に参加したディアボロスは全員、新宿島へ戻るパラドクストレインへと自動移送される。
「ふむ…今回はジェネラル級『于吉』配下の軍ですか。今は、目前の敵を倒すことが使命ですが…『趙雲』の後釜を狙う三つの勢力。さて、どう利用しましょうか?」
 帰路の車内でプターハが思案顔で呟き、錬晏が傷の手当をしながら応じる。
「確かに、3つの勢力に結束されるのが一番の脅威。仲違いを狙えるのなら、今後の攻略に活用したいな」
「跡目争いですから、結束はしないと思いますがね…もっとも『典韋』は我関せずというか、何も考えずに黙々と戦いそうですが、『于吉』と『猩紅妃』は小賢しく暗躍するかもしれませんね…しかし、むしろ、あまり厳しく追い詰めていくと結束を誘ってしまう可能性が出てきますか…」
 まあ、現状では敵を選べるわけでもないし、どれかの勢力に対して何か工作できるわけでもないので、あくまで様子見ですけどね、と、プターハは思案顔のまま呟く。
「攻略旅団で誰かに何か工作すると決まれば話は別ですけれどね…あるいは、誰かに何か工作すると決めるように、攻略旅団に話を持って行くか……」
 今のところはまだ、何か動くように話を進めるには、情報が絶対的に足りませんね、と、プターハは首を横に振った。 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【防衛ライン】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【水面走行】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年09月13日

リグ・ヴェーダ本国に向かえ

 蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの攻略は『パキスタン地域』から行う事になります。
 この地域は《七曜の戦》でリグ・ヴェーダが蹂躙戦記イスカンダルから強奪した地域で、展開している戦力はリグ・ヴェーダ的には磨り潰しても痛くない外部戦力となり、中核となる重要拠点も存在しないようです。
 リグ・ヴェーダを本格的に攻略する為には、パキスタンを越えて、リグ・ヴェーダ本国に向かう必要があるでしょう。

 最短距離で、リグ・ヴェーダの本国であるインド方面に向かう為、カーリーを追う形でアフガニスタンとの国境方面から「ペシャーワル」「イスラマバード」を通り「カシミール地方」に入る作戦を実行します。
 この方向は、移動距離が短くて済む分、敵も警戒を行っているようです。強行突破を行ってください。

 迎撃に出て来る敵は、アーディティヤではなく蟲将であり、更に、蟲将の中でも派閥があるようです。
 そこを突けば、更に有利に作戦を進める事が出来るかもしれません。


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#パキスタン


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選択肢『敵部隊哨戒任務』のルール

 周囲を警戒し、近づいてくる敵部隊を発見します。
 うまく成功すれば、敵に発見される事無く、一方的に発見する事が出来ます。
 一方的に敵を発見する事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 周囲の状況や、近づいてくる敵部隊に関する情報などは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『藤甲熊兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『南蛮魔蟲・兀突骨』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「園田・詠美」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。