砂上船と首痴の罠(作者 坂本ピエロギ
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#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ  #ミウ・ウル奪還作戦  #ミウ・ウル 

 四方を荒野に囲まれた地に、その船はあった。
 巨大砂上船『ミウ・ウル』。かつて復讐者と共にイスカンダルの大地を駆けた黄金の船は、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの大地へと流れ着き、主の帰還を待つように静かに佇んでいた。

『ふふふぅ~♪ ……ディアボロスはまだ来ないんでしょうかぁ……!』
 そんなミウ・ウルを遠巻きに眺めながら、一体のアークデーモンが怨嗟の声を洩らす。
 名を『首痴』イウウァルト。彼女は今、新たな主たるカーリーの命令で、配下たちとミウ・ウルを監視しているのだ。
 カーリーより下された命令とは、一瞬たりとも目を離さず巨大砂上船を監視せよというもの。そんな無茶極まりない指示を忠実に実行する彼女であったが――生憎と、配下たちの士気は高いものとは言い難い。一週間以上に及ぶ不眠不休の監視活動は、自発的な意欲を奪うのに十分であったからだ。

『イウウァルト様、疲れました……』『ちょっとだけ休めませんか?』
『ダメですよぉ! 7日間耐えられたんでしょう? だったらあと1週間や半月くらいどうとでもなりますぅ!』
 配下である『雪豹神群』と『嵐隼神群』の陳情を一周し、イウウァルトは再びミウ・ウルの監視に戻る。
 エゼキエル戦争で敗れ、イスカンダルで敗れ、リグ・ヴェーダに漂着し――そうして敗残兵に身を落として尚、彼女の魂にくすぶる野心は留まるところを知らないようだ。
『この作戦を成功させて、カーリー様に厚遇してもらうためにも……諦めませんよぉ!!』
 復讐者を撃破すると言う大金星を挙げて、必ず成り上がってみせる。
 すごすごと退散していく配下たちには目もくれず、首痴たる悪魔は好機の訪れを待ち続けるのだった。

●新宿駅グランドターミナル
「皆、お疲れ様。いよいよ蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの攻略が始まったよ!」
 リュカ・アルページュ(人間のサウンドソルジャー・g01327)は集まった復讐者たちへそう告げて、説明を開始した。
 蹂躙戦記イスカンダル奪還戦の勝利と、攻略旅団の方針により開始された、新ディヴィジョン『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の攻略。イスカンダルの東に位置するこの地は広大な領土を有する為、まず手始めに移動拠点として『ミウ・ウル』を確保する方針が採用されたのだという。
「幸い、ミウ・ウルの所在はもう判明しているんだ。場所はリグ・ヴェーダの端、最終人類史で言うパキスタンの荒野だよ。出来るなら直ぐにでも回収に向かいたいんだけど……実は、ひとつ問題があってね」
 リュカによると、現地の周囲にはミウ・ウルを包囲する形でクロノヴェーダの軍勢が展開していると言う。
 その布陣は防衛では無く、復讐者の撃破を目的としたもの。恐らく、復讐者がミウ・ウルに転移して移動できるという情報を、法正がアーディティヤ側に伝えていたのだろう。
「でも、みすみす相手の狙いに乗ってやることは無い。皆には、敵部隊の撃破とミウ・ウルの奪還を頼みたいんだ」
 パラドクストレインは敵軍から少し離れた地域に移動できる為、そこから敵の背後を強襲。ミウ・ウルを包囲する敵指揮官を撃破し、ミウ・ウルを奪還する――以上が作戦の流れだとリュカは告げた。

 ミウ・ウルを包囲する敵勢力は、蹂躙戦記イスカンダルから集められたクロノヴェーダであることが判明している。
 敵の主戦力はマミー、エンネアド、ゾルダートに大天使・アークデーモンと、その顔触れは多彩。恐らくは法正が、奪還戦の開始前からリグ・ヴェーダに密輸していた戦力なのだろう。
「指揮官のアヴァタール級は『首痴』イウウァルトというアークデーモンだね。彼女は獣神王朝エジプトから漂着した勢力を配下にミウ・ウルを包囲しているよ」
 配下のトループスたちは頭数こそ多いものの、長引く不眠不休の監視によって士気は最低と言って良い状態だ。
 そこに加え、今回の作戦では背後からの奇襲が可能となっている為、普通に戦えば苦戦はまずあり得ないだろう。油断せず慎重に、一気呵成に敵を襲撃。そうして指揮官のイウウァルトを撃破し、戦場を撤退すれば作戦は成功だ。
「それと、法正が情報を制限していたことが理由で、イウウァルトたちは有益な情報は持っていない。戦闘の際は撃破だけに専念して戦うことをお勧めするよ!」

 今回の作戦で敵がミウ・ウルを破壊せずに残しているのは、転移して来た復讐者を撃破する為と予測されている。
 それは即ち、リグ・ヴェーダ側の警戒度の高さを示すものだ。イスカンダル奪還戦の干渉により、アーディティヤは復讐者を明白に排除すべき対象と考えているのだろう。
「それと、最後に……ミウ・ウルを動かすには、エネルギーの充填や修復が必要になると思う。奪還が成功するタイミングを見計らって、旅団提案を行ってね!」
 提案が承認され、稼働できる状態に出来れば、ミウ・ウルをリグ・ヴェーダ攻略の要とすることが可能となる筈。
 その為にも、まずは奪還作戦を成功に導いて欲しい――そう告げてパラドクストレインの発車準備を完了すると、リュカは信頼を込めた微笑みと共に復讐者たちを送り出した。
「さあ出発だ。ミウ・ウルを取り戻す為に、クロノヴェーダの奴らをぶっ飛ばしに行こう!」

●蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ
『いいですか、あなたたちぃ! これはディアボロスを殺して成り上がる、絶好のチャンスですよぉ!』
『うぇ~い……』『はーい……』
 ミウ・ウルを背にしてイウウァルトが飛ばした檄に返されたのは、配下たちの生返事と欠伸であった。
 彼らが辛うじて軍勢の体裁を保てているのは、偏に指揮官であるイウウァルトの鼓舞によるものだ。敗戦を繰り返し真面な休みも与えられぬとあっては、高い士気など望める筈も無い。ミウ・ウルに意識を向けてがら空きになった背後は、その事実を雄弁に物語る。
『さあ、監視を再開しなさいなぁ! ディアボロスが来るのは、きっともうすぐですよぉ!』
 そう言って、ひとり元気満々のイウウァルトは演説を締め括る。
 復讐者どもは必ずや、あの船を取り戻しに現れるに違いない。自分たちが包囲され、窮地に居ると知った時、奴らはどんな顔をするだろう。
『ふふふ……ディアボロス、逃がしませんよぉ……♪』
 屈辱を果たす瞬間を待ち焦がれつつ、復讐者たちの到来を待ちわびるイウウァルト。
 その願いが少々違う形で叶う未来を、この時の彼女はまだ知らなかった――。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【通信障害】
2
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

坂本ピエロギ
 坂本です。今回の作戦では、いよいよ蛇亀宇宙リグ・ヴェーダが舞台となります。
 イスカンダル奪還戦の後、リグ・ヴェーダに漂着した巨大砂上船『ミウ・ウル』。
 そこで待ち構える『首痴』イウウァルトらの勢力に奇襲を仕掛け、これを撃破して下さい。

🌍現地情報🌍
 パキスタンの荒野(蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ)

✏作戦概要✏
 本シナリオでは、ミウ・ウルを包囲する敵勢力の撃破が目標となります。
 現地到着後、敵背後から奇襲を実行(②)。その後、混乱する指揮官と配下たちの撃破を行って下さい(①・③)。

 攻略順は②→(①・③)、執筆の優先順位は②>①>③。成功条件は③の達成です。
 初回の執筆は9/6の8:30より開始。以降の執筆は、参加状況を見て適宜行います。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしています。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


リーシャ・アデル
・心情
アークデーモンの奴ら、こっちにも居るのね……
まぁ、どの道叩き潰すんだけど
それじゃあ、まずは前座の連中を片付けますか!!
長時間労働ご苦労さま、そのまま永遠に眠ってていいわよ!!

・戦闘
パラドクス『翠焔・創像:ブレイジングジャベリン』で【火炎使い】による炎の槍を【投擲】する【貫通撃】で攻撃していくわ
炎の槍は周囲にも浮かべて敵のパラドクスによる暴風による冷気の対策にもするわね(あんまり効果あるかわかんないけど)

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


ナディア・ベズヴィルド
ミウ・ウルもエジプトからイスカンダル、そして今度はリグ・ヴェーダと大忙しね
もう私たちにとってはならない存在なのは間違いない
アイツらを片付けてさっさと修理してあげないと

見るも懐かしい(?)奴らがいるし
ミウ・ウルがエジプトから来たので配置する配下共もエジプトに揃えたってことかしら?

成り上がるチャンス、ね…アホじゃないのかしらあの悪魔
ふふ、その自信を圧し折ってやるのまた一興

参りましょう、殺りましょう
全てのクロノヴェーダは我が怨敵
この場に居る全ての者は逃がしはしない

不眠不休だったんですってね、お疲れ様
下っ端は上のいう事を大人しく聞くしかないって大変~
あとはゆっくりと休むといいわ、――永遠にね

盛大に雷を轟かせ奴らにお見舞いしてやりましょう
我らディアボロス、此処に在りと

敵の数だけは多いので仲間たちと協力し合って周囲を囲まれないように気を付け
弱った敵から確実の葬り去って行く

いくら数が多くたって質が悪ければ意味もない
景気よく撃ち落としていきましょうね


「あっ、いたいた。うわー……ちゃんと律儀に警戒してるわね、あいつら」
 パラドクストレインを下車し、復讐者たちが荒野を往くこと暫し。
 前方に見えて来た景色に、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)は驚きと呆れの混じった声を洩らした。
 蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ、パキスタン方面。そこに漂着した巨大砂上船『ミウ・ウル』と、船を取り囲むように展開するクロノヴェーダの大群――それが彼女たちの見た光景だ。
『皆、ちゃんと警戒するんですよぉ! これは成り上がるチャンスですからねぇ!!』
『はーい……』『へーい……』
 指揮官である『首痴』イウウァルトの檄に、しぶしぶと返事を返すのは配下の『雪豹神群』と『嵐隼神群』の群れだ。
 哀愁漂う彼らの姿は、さながら小学校で校長の長話を聞かされる生徒たちのそれである。いずれも頭数こそ多いものの、士気の低さは一目瞭然。視線も意識もミウ・ウルへと集中させ、無防備な背中を晒している。
 この分なら、全滅させるのに左程手間はかかるまい。リーシャは気配を殺しつつ、襲撃準備を整え始めた。
「まずは外周の嵐隼神群を始末して、その後に雪豹神群と首痴を倒す感じかしらね。それにしてもアークデーモンの奴ら、まさかこっちにも居るなんて……」
「おまけに獣神王朝の懐かしい奴らもいるしね。エジプト出身のミウ・ウルにちなんで、ってところかしら?」
 リーシャに相槌を打ちながら、ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は砂上船に視線を向けた。
 獣神王朝エジプトを始めに、蹂躙戦記イスカンダル、そして今は蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ――長い旅路を歩んできたかの船は、復讐者たちにとって大事な存在だ。
 無論、それはナディアにとっても例外ではない。修理の為にも邪魔な連中は排除せんと、着々と準備を整えていく。
「背後から襲って皆殺し、シンプルな作戦で助かるわ。それにしても……成り上がるチャンス、ね」
 敵指揮官であるイウウァルトの姿を遠目に見遣り、ナディアの顔に好戦的な笑みが浮かぶ。
 どうやらあのアークデーモンは、自分の置かれた状況をまるで理解していないらしい。ここはひとつ、その思い上がりを力ずくで正してやるとしよう。
「ほんと、アホじゃないのかしらあの悪魔。……ふふ、その自信を圧し折ってやるのも、また一興だわ」
 ナディアにとって、全てのクロノヴェーダは滅ぼすべき怨敵。
 故に、彼女が求める勝利は一体も残さぬ完全なる殲滅のみだ。流れるような動きで全ての支度を終えると、妖艶な笑みを浮かべて敵群の背後から歩き出す。
「さあ、参りましょう、殺りましょう」
「オッケー! それじゃあ、まずは前座の連中を片付けますか!!」
 程なくしてリーシャも準備を完了すると、ナディアと共に嵐隼神群への攻撃を開始していく。
 天空に浮かぶディヴィジョン、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ。その大地の一端を、敗残兵どもの血で染めるために。

 襲撃は、風の如き疾さで始まった。
 復讐者たちが現れると信じて疑わず、未だミウ・ウルに警戒の目を向ける嵐隼神群たち。その背後から、ナディアが挨拶でもするかのような気楽さで声をかける。
「はーい、元気? 不眠不休だったんですってね、お疲れ様。下っ端は上のいう事を大人しく聞くしかないって大変~」
『え? ――なっ』
 まさか標的が背後から現れるとは思わなかったのだろう。想定外の事態に面食らう嵐隼神群を前に、対峙するナディアはパラドクスの発動準備を終えて、すでに標的の急所までも余さず狙いを付け終えていた。
「あとはゆっくりと休むといいわ、――永遠にね」
 微笑みを浮かべ、労わりの言葉を送るナディア。
 そして次の瞬間、発動した『灰燼の霹靂』は身構える猶予すらも与えず、嵐隼神群の頭上に雷光となって降り注ぐ。背後から仕掛けた奇襲によって完全に虚を突かれた敵は、自分の身に起こったことも碌に分からぬまま、次々に消し炭と化して地面に転がり始めた。
『げえっ!?』『ぎゃあっ!!』
「はいはい、雑兵に用は無いわ。さっさと死になさい」
 無抵抗で背中を晒したクロノヴェーダたちに対し、ナディアは一切の容赦をしない。
 復讐者の存在を誇示するように、残った敵へ恐怖を刻みつけるように、雷を一層盛大に響かせていく。ダメージアップで強化された攻撃に絶命を免れた嵐隼神群はおらず、敵群はたちまち混乱の渦に包まれた。
『敵襲だと!? どこから――』
「長時間労働ご苦労さま、そのまま永遠に眠ってていいわよ!!」
 そこへ続くように攻撃を仕掛けたのは、リーシャであった。
 襲撃を察知した個体を優先的に狙い定め、槍の形へ形成した翠色の焔を投擲。一度に狙える頭数が少ない分、高い火力を誇る猛攻に、嵐隼神群は碌な抵抗も許されない。
『がっ……』
「よし、次っ!」
 黒焦げになった標的が瞬く間に絶命したのを確認すると、リーシャは戦いの流れを完全に掌握した手応えを掴みながら、ナディアと共に一層熾烈な攻撃を敵群に仕掛けていった。

 ナディアの招く雷鳴と、リーシャの投擲する焔の槍。
 復讐者たちの猛攻に曝されて、嵐隼神群の群れは瞬く間に崩壊を始めた。
 相次ぐ敗戦で士気はどん底、長期間に渡る無茶な作戦で疲労は限界に達し、そこに加えて背後から復讐者たちの不意打ちである。いかに数が多かろうと真面な抵抗など出来る筈も無く、ナディアとリーシャがパラドクスを駆使する度、嵐隼神群たちは溶けるように消えていった。
「いくら数が多くたって質が悪ければ意味もない。景気よく撃ち落としていきましょうね」
 そんな状況にあって、ナディアは食材でも捌くように淡々と敵を処理していく。
 覆ることの無い圧倒的優勢にあって尚、包囲されぬよう周囲に警戒を怠らぬのは流石と言ったところだろう。そんな彼女と息を合わせ、リーシャの攻撃も全く衰えを知らない。
「容赦しないわよ! 焼き鳥になりたい奴から来なさい!」
 彼女が発動するパラドクス『翠焔・創像:ブレイジングジャベリン』が、増幅された怒りで焔の勢いを増して敵陣の只中で暴れ狂う。リーシャの翠色に燃え盛る焔槍は、真面に対峙してもトループスに防ぎ切ることは困難な火力である。それを背後から叩き込まれ、無事で済む筈は無かった。
 雷で撃ち落し、焔で焦がし。
 かたや元から悪条件の重なった敵は、そんな復讐者たちに為す術も無く。
 開始からさしたる時間も経たぬうち、気づけば嵐隼神群の群れは一体を遺して荒野に屍を晒すこととなっていた。
「そこ、逃がさないわ! せーのっ!!!」
『このっ、よくも……ぐおぉ!』
 罵倒の言葉を言い終える前に、最後の敵がリーシャの焔槍に貫かれて絶命する。
 かくして、『無双』の二文字に相応しい大暴れで嵐隼神群を一掃した二人は、そのまま更なる敵の元へなだれ込む。
 残る敵は『雪豹神群』と、指揮官の『首痴』イウウァルトのみ。混乱に陥った雪豹たちは状況が飲み込めていないのか、徒に右往左往するばかりだ。
『敵? どこから!?』『何が起こってるの!?』
(「あれじゃ、イウウァルトの護衛なんて無理ね。さて、アタシたちはどうするか……」)
 リーシャは戦場の状況を冷静に俯瞰しながら、次の一手について考えを巡らせ始めた。
 予定通り雪豹神群を先に狙い敵の殲滅を狙うことも、イウウァルトを狙い早期決着を狙うことも、今の状況であれば思いのままだろう。
 殲滅か、速攻か。
 復讐者の答えを待つように、ミウ・ウルは未だ戦場の奥にひっそりと佇んでいる――。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

リーシャ・アデル
・心情
さぁて、それじゃあ殲滅する方向性で動いていきましょうか
成り上がるのが目的なら、「無駄に隙を作って部下を全滅させた」って状況が上に知られたらどうなるかしらね?

・戦闘
【火炎使い】で焔を纏わせた武器を使って、パラドクス『翠焔・創像:ウォーストライク』で【薙ぎ払い】攻撃していくわ
ついでに【貫通撃】や【斬撃】も叩き込んでいくわね

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


アリア・パーハーツ
連携アドリブ歓迎

何も情報が抜けない上にミウ・ウルに手を出そうとする、と…
殲滅していいってことだよね、つまり
うん、そうしよう
遠慮なく暴れさせてもらうのだぜ

(アヴァタール級に向かう友人達を見送るが、なんか見たことある、あ、ホストクラブだ)
あっちの接待、…おもてなしはよろしく、プターハさん、ソレイユさん、錬晏さん
いやあイキイキしてるな

ナディアさんとリーシャさんが乱した戦場に駆け込んで、軽機関銃を構える
雷撃を練り込んだ魔弾を乱れ撃ちして敵の混乱と分断を誘う
着弾し、大爆発する爆風を利用して死角へ入り込み銃でぶん殴る
もちろん爆発の規模、爆炎で味方を巻き込まないよう調整

なんだ、間合いに入れば余裕だって?
は、は、残念
アーマーリングを装着した拳を握りしめ容赦なく殴打

氷など、全て砕いて溶かしてしまえば意味がない

指揮官の心配? あはは、無駄な事考えてないで、ほら、ちゃんと反撃して
強い仲間が向かってるから時間の問題
さあ、最期まで抗ってみせろ

おっと、逃げてみる?

ディアボロスに喧嘩売って逃げれるとでも?


ナディア・ベズヴィルド
ふん、他愛のない奴らだったわね
こんな奴らに時間をかけてらんないわ、速攻で片を付ける
駆けつけてくれた戦友たちに感謝を

有象無象の雑魚どもは任せて
プターハさん、ソレイユさん、錬晏さん、イウウァルトをお願いね
(友を見送りながらホストクラブっぽいなあとポツリ呟く。イケメン揃いだから選り取り見取り)

もちろん、殲滅OKよ
止めるつもりも何もない、寧ろいいぞもっとやれ状態だから派手に暴れましょうねアリアさん

【泥濘の地】を使い奴らの動きを阻害し、アリアさんの攻撃が通りやすく補佐を
あっはははは!ほんと無駄に数だけは多い
適当に打っても当たるわ

互いの好きを補う様に動き、確実に敵を仕留めていきましょう

そんななまっチョロい息吹で私たちを止めらると思った?
ほら、足元が疎かになると危ないわよ

アルバリを発動させて足元から奴らに揺さぶりを。立て直しする時間は与えない
地の底に沈め愚か者どもが、冥府で裁きを受けるがいい


 ミウ・ウルを包囲する敵に奇襲を仕掛け、嵐隼神群の一団を一掃した復讐者たち。
 一方、敵部隊は背後からの襲撃を受けたことで、今や大混乱に陥っていた。
 トループス級『雪豹神群』の大群は、『首痴』イウウァルトが下した監視の命令もどこへやら、自分たちの陥った状況を把握するだけで精一杯の様子である。

『何なの? 襲撃ですって!?』『迎撃しないと……敵はどこ!?』
 蓄積された疲労を抱えたまま想定外の事態に直面した雪豹神群たちは、それでも懸命に戦意を奮い立たせ、手足や尻尾を氷で包み迎撃態勢を整え始める。突然降りかかった危機に混乱する敵――もはや軍勢と呼ぶのも憚られる練度のトループスたちを見澄まして、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)は呆れ交じりの吐息を洩らした。
「……遅すぎるでしょ。今さら逃がす訳ないじゃない」
 いかに雪豹の数が多くとも、統率の取れていない敵などリーシャら復讐者にとって物の数では無い。
 このまま態勢を整えられる前に、一秒でも早く敵を撃破する――そんな復讐者側の作戦を達成すべく、リーシャは手早く襲撃準備を整え始めた。
(「それじゃあ、殲滅の方向で動いていきましょうか。この様子だと、『速攻』の方も併せて行けそうだしね」)
 リーシャが視線を移した先に見えるのは、指揮官のイウウァルトを襲撃せんと駆けていく別働隊の仲間たち。そんな彼らにナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)は手を振りながら、信頼の言葉を送る。
「イウウァルトの撃破、お願いね! 有象無象の雑魚どもは任せて!」
 別動隊は総勢三名。いずれもナディアの戦友であり、実力も確かな復讐者たちだ。全員が男性で構成されたチームの面々を見送り、彼女はふっと冗談めいた口調で呟く。
「ホストクラブっぽいなあ……イケメン揃いで選り取り見取り……と、こっちも大事な仕事が残ってるわね」
 そうして気を取り直し、ナディアは目の前の戦いに意識を集中することにした。
 いまだ混乱の渦中にある雪豹神群だが、時間が経てば反撃態勢を整える者も出て来るだろう。それをわざわざ待ってやるほど、彼女も仲間たちもお人好しではない。
「殲滅? もちろんOKよ。願っても無い話だわ、派手に暴れましょうねアリアさん」
「うん、そうしよう。遠慮なく暴れさせてもらうのだぜ」
 アリア・パーハーツ(狂騒・g00278)はそう言って頷きを返すと、イウウァルトの元へ向かう仲間たちに手を振った。
 ナディア同様、男性陣の三人はアリアにとっても見知った面子だ。トループスの撃破はしっかり果たすからと、送るのは頼もしい笑顔である。
(「あっちの接待、……おもてなしはよろしく」)
(「ええ、万事抜かりなく」)
 別動隊の仲間の一人、金髪の少年から返って来た合図に、アリアの笑みは一層深まった。
 戦う敵は違っても、抱く想いは全員同じ。
 これ以上ない頼もしさを噛み締めながら、彼女は軽機関銃『ヨルムンガンド』を構え、襲撃の準備を終える。
「いやあイキイキしてるな。……さて、こっちも負けてられないね」
「補佐は任せて、アリアさん。大暴れしてやりましょう」
「さぁて、纏めて蹴散らしてやろうじゃない。待っててね、ミウ・ウル!」
 アリア、ナディア、そしてリーシャ。
 ミウ・ウル奪還を誓う復讐者たちは頷きを交わし合うと、敵陣めがけて疾風の如き速さで駆け出した。

 いまだ混乱が続く、雪豹神群の大群。
 その只中へ、三人の復讐者がアリアを先頭に突撃していく。
「何も情報が抜けない上にミウ・ウルに手を出そうとする、と……殲滅していいってことだよね、つまり!」
 アリアは問答無用とばかり、敵群の最前列へと牙を剥いた。
 勢いよく発射されたヨルムンガンドの弾丸が、パラドクスを帯びてトループスの群れに食らいつく。雷を帯びた弾の爆発で標的を吹き飛ばす、『爆裂電磁砲』の一撃だ。
 強力なダメージアップを込めて発射した魔弾が炸裂すると同時、直撃を浴びた雪豹たちが玩具のように吹き飛ばされた。火力は言うに及ばず、復讐者が迫って来たという事実は敵を混乱させるに十分すぎるもの。爆発で生じた爆風に紛れつつ、アリアはいっそう激しい猛攻で敵陣を搔き乱していった。
「全員逃がさないよ。死にたい奴から前に出な!」
『ギャァッ!』『こ、この……っ!』
 アリアの啖呵を前に、被弾を免れた雪豹が豹雪拳で殴り返すが、今更その程度で復讐者の攻撃が止まる訳もない。
 一方のナディアはアリアの隙を補うように、パラドクスで招いた巨大な爪で地割れを生み、雪豹たちを飲み込んでいく。追い打ちとばかり発動する泥濘の地は、クロノヴェーダの足を捉えるように広がって、たちまち雪豹たちとイウウァルトと分断していった。
「あっはははは! ほんと無駄に数だけは多いわね、適当に打っても当たるわ!」
 次々と地割れに飲み込まれていく雪豹を見遣り、ナディアが哄笑を響かせた。
 実際、ナディアらの攻勢は、一切の猶予を相手に与えない迅速なものだ。一方の敵は、無茶な作戦で疲労が積み重なっていたことも災いし、完全に戦いの主導権を奪われている。イウウァルトは既に交戦中、間断なく降り注ぐアリアたちの攻勢は指揮官への加勢も許さない。雪豹たちにとって、状況は早くも八方塞がりであった。
『拙いわ、このままじゃ……!』
「そこ、貰ったわ!」
 泣きっ面に蜂とばかり、劣勢を察して狼狽える雪豹たへ更なる追撃が襲い掛かる。
 リーシャが発動した『翠焔・創像:ウォーストライク』の一撃であった。
「獣神王朝エジプトから随分あちこち放浪したみたいだけど……その旅も、ここで終わりよ!」
 アリアとナディアが獅子奮迅の大暴れを続けるのに合わせ、リーシャは翠焔・創像で描雅した焔を戦場に顕現させる。
 逆説連鎖戦の開始と同時、パラドクスの力で大剣に姿を変えた武器が、敵の懐へ肉薄を果たしたリーシャの手で勢いよく振るわれた。
『しまっ――』
「吹き飛べぇっっ!!」
 能力値アップとダメージアップで火力を増した一閃は、一切の抵抗を許さない。
 燃え盛る焔に薙ぎ払われて、雪豹たちは全身を炎上させ、為す術なく撃破されていった。

 三人の攻撃は衰えること無く、雪豹神群を駆逐し続けた。
 敵の唯一の強味と言っていい頭数は溶けるように消えて、今や開戦当初の半数程度を残すのみ。戦いの帰趨が明白となりゆく中、ヨルムンガンドを構えたアリアが三人の先頭をなおも突き進む。蛇の装飾を施した軽機関銃が発射する雷弾が敵群を消し飛ばす様は、まさに鎧袖一触という表現に相応しい。
『こ……このままでは全滅だわ!』『早く、イウウァルト様の所へ向かわないと……!』
「指揮官の心配? あはは、無駄なこと考えてないで、ほら、ちゃんと反撃して!」
 動揺する雪豹たちの言葉を一笑に付して、攻勢を一層強めていくアリア。
 一方、指揮官であるイウウァルトの元でも、既に別動隊の復讐者たちが決戦を開始していた。いまだ勝敗は決していない様子だが、三人の仲間たちの実力はアリアとて十分承知。もうじき、この戦いはクロノヴェーダ側の完全敗北で幕を下ろすだろう――油断ではない純粋な事実として、彼女はそれを確信する。
「言った筈だよ、逃がさないって。――さあ、最期まで抗ってみせろ」
「獣神王朝エジプトから、随分あちこち放浪したようだけど……それも此処で終わりよ!」
 アリアの雷弾が一層激しさを増す中、リーシャもまた攻撃のペースを上げた。
 氷を纏った拳の反撃を巧みに捌きながら、焔の剣を無造作に振るうリーシャ。一閃、二閃と焔が尾を引いて戦場を駆けるたび、攻撃を浴びた雪豹が消し炭になって転がって行く。
 復讐者がパラドクスを発動する度に雪豹神群は討たれ、絶命し、そして――荒野に屍が山と積まれていく中、ついに敵の生き残りは数体を残すのみとなった。
『くっ……せめて、一矢だけでも……!』
「お生憎。そんななまっチョロい息吹で私たちを止めらると思った?」
 破れかぶれとばかり、雪豹が放つ氷点下のブレスを難なく凌ぎながら、ナディアが浮かべるのは余裕の笑みだ。
 実際、戦闘開始からこの方、彼女を含め派手な怪我を負った味方はいない。
 勝敗の決した戦いに今こそ幕を下ろすべく、ナディアがパラドクスを発動する。紡いだ断罪の譜を以て大地に干渉する、
『飲み込む者の守り星』であった。
「これで終わり。……地の底に沈め愚か者どもが、冥府で裁きを受けるがいい」
『――!!!』
 地の底から響く轟音に続き、現れたのは巨大な爪。
 真っ新な荒野の大地に爪先を立てたそれは、次々に大地を切り裂いて、巨大な地割れを生み出していく。
 底の見えない地割れの底へ落下していく雪豹たちの断末魔が、轟音に飲み込まれて消える。程なくして逆説連鎖戦の終了と同時、荒野は再び元の姿を取り戻し――後には復讐者の勝利を告げるように、雪豹の骸が山と残されるのであった。

「よしっ、撃破完了。残す敵はイウウァルトだけね!」
 静寂の訪れた戦場でトループスの全滅を確認し、リーシャは戦場の彼方へ視線を向けた。
 そこに見えるのは指揮官のイウウァルトを相手に刃を交わす、別動隊の仲間たちの姿である。
 三人の息を合わせた猛攻は、復讐者の優勢を雄弁に告げるものだ。この戦いがじきに自分たちの完全勝利で終わることを確信しながら、ナディアは会心の笑みを浮かべる。
「もうすぐ、向こうも終わりそうね。いい感じだわ」
「うんうん。速攻での殲滅、きっちり達成できそうだね」
 ナディアの呟きに、アリアが上機嫌で頷きを返す。
 作戦の成功は間近、されど未だ油断は禁物。
 かくして戦いが佳境に向かう中、三人は仲間たちと合流すべく、急ぎ戦場を駆けて行った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!

ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎

上手く混乱させてくださったようですね
ナディアやアリア達とタイミングを合わせて、指揮官へ攻撃を仕掛けて乱戦に持ち込みましょう
ええ、当然殲滅(と書いておもてなしと読む)です

宙に展開した鍵盤で「光輝」を演奏
雄々しき角の神鹿を喚び、突進攻撃を指揮します

プターハもタフな女性が好きですね…
程々に仲良くすればよいのではないでしょうか(遠い目)

配下と分断するようにイウウァルトを包囲し
プターハや錬晏と声を掛け合い、多方向から同時攻撃を仕掛けます
ディアボロス流のおもてなし、とくとご堪能ください

私達の大切な仲間たるミウが大変お世話になったようですが
当然、返して頂きますね

反撃の悪霊の群れには魔力障壁を展開して急所を避けるように凌ぎます
仲間のW攻撃にはディフェンス
多少の傷は必要経費と割り切り、ここは一気に攻め込む時と心得え演奏のテンポを上げます

それにしても敗残兵がこれ程までに集うとは…
残ったディヴィジョンが勝手に戦力強化されていくのは少々腹立たしいですね
何かの折に仲間割れでもしてくれないでしょうか


プターハ・カデューシアス
アドリブ・連携歓迎
ソレイユ・錬晏にディフェンス

殲滅か、速攻か?
ふふ、洒落臭いこと言わずに両方参りましょう!

救援機動力で駆けつけました
友の力になれれば幸い、しかも私たちにとって故郷の忘れ形見
ミウ・ミルの為とあれば、尚更に
美々しい女性陣のキャットファイトも気になりますが…
そちらはお任せしましたよ、ナディアさん、アリア、リーシャ様

敵の首魁も「お待ちかね」のようですし
我ら、ディアボロス
謹んで、お相手致しますよ
悪魔ののお嬢さん
美少年、漢気青年、壮年と誰がお好みで?
気合を入れておもてなししましょう
ソレイユ、練晏

召雷破の雷を呼び攻撃
我らの出会いを祝して痺れる程の衝撃をどうぞ

反撃には
情熱的な女性は嫌いではないのですが
貴方の愛撫は些か激しすぎますね?
と、敢えて指摘し煽っておきましょうか
多少の痛みや負傷は織り込み済み
此処は笑って流すのが漢の器の見せ所でしょう…えぇ…
(流血しても、やせ我慢で笑いつつ。ドレインとグロリアスで凌ぎ)

逃がさない?
勿論喜んで
私達も、逃がしません

お代は「貴方の全て」で頂きますよ


夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎

ああ、どちらかは選べないよな。答えは両方。俺達なら成せるよな

ナディア殿、アリア殿が戦線をかき乱したのに乗じ、俺たちは『イウウァルト』へ
救援機動力で駆けつけた勢いそのままに強襲を

黒龍偃月刀に朱殷の闘気が溶け込み、刃を龍頭を模した形に<武器改造>
立て直す時間など与えない
プターハ、ソレイユの攻撃のタイミングに合わせて一気に近接すれば、至近距離から鋭鋒噛砕――…怒龍の牙を容赦なく突き立てる

「そう、逃げも隠れもしない」

穿った牙をそのままに押さえつけ、反撃の両腕の動きを妨害し、二人の攻撃を援護する立ち回りを

お前の好みは知らんが、プターハは気があるみたいだぞと「おし」ておく
(いつになく強気な様子のプターハに勘違い)

俺はこれ以外のもてなしは知らんのでな。遠慮なく受け取れ

容赦なく偃月刀を振るい、血肉を噛み砕いて『イウウァルト』の力を削いでいく

我らの仲間、ミウ・ウルに手を出そうとしたのが間違いだったな
次からはもう少し、士気高い頭数を揃えてくることだ

プターハとソレイユへディフェンスを


 殲滅か、速攻か。ミウ・ウルを包囲する敵部隊を前に、復讐者たちが選んだ道は至ってシンプルだった。
「両方参りましょう! ええ、洒落臭いこと言わずに!」
 その道とは即ち、速攻で殲滅。
 プターハ・カデューシアス(祝福龍・g03560)が告げたその言葉こそ、この戦場に集う者たちが共有する想いであった。

 話は、ナディアたちが雪豹神群に襲撃を仕掛ける直前に遡る。
 この時、救援機動力で戦場に到着したプターハは、二人の仲間と共に、標的であるイウウァルトの元へと急いでいた。
 演説の最中に襲撃を仕掛けたこともあって、居所を探るのは容易だった。程なくして戦場にイウウァルトの姿を見出し、三人は疾駆の速度を一層上げる。対・雪豹神群チームの三人と併せて攻撃を行い、敵指揮官を撃破する――それがプターハらの目的だ。
「こちらはお任せ下さい、ナディアさん、アリア、リーシャ様!」
 ナディアらと合図を交わし合い、プターハが視線を戦場の奥へ向ける。
 そこに在るミウ・ウルを見て、彼の胸に込み上げるのは安堵と郷愁に似た思いであった。
「……友の為にも、故郷の忘れ形見の為にも。敵には完膚なき敗北を与えましょう」
「殲滅か、速攻か……ああ、どちらかは選べないよな。答えは両方。俺達なら成せるよな」
 プターハに頷きを返し、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は戦場の様子を俯瞰した。
 雪豹神群は数こそ多いが、統率が取れていないことは一目瞭然だ。錬晏らがイウウァルトに接近を果たしながらも、護衛に動く者がいない状況が、その事実を雄弁に物語る。そんなトループスたちを撃破すべく、既にナディアたちは動きだしていた。いずれも腕の良い復讐者であり、討ち洩らす心配は端から無用である。
「さて、私たちも急がねば。……む?」
 錬晏が疾駆の速度を上げようとした矢先、別動隊の仲間から合図が届く。
 先頭を行くアリアからの、並行して攻撃を開始するというサインだった。
(「あっちの接待、……おもてなしはよろしく」)
(「ええ、万事抜かりなく」)
 笑顔のアリアに手を振って返すのは、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)だ。
 見知った仲間たちと一緒に戦う心強さに背を押されながら、彼もまた撃破目標の元へと急ぐ。
 自分が今すべきことは、指揮官の撃破を置いて他に無い。待ち構える『首痴』イウウァルトに復讐心を滾らせながら、彼は錬晏、プターハと共に戦闘態勢を取る。
「さて、殲滅(おもてなし)の始まりです。腕が鳴りますね!」
「ああ。全力で討ち果たす!」
「敵の首魁も『お待ちかね』のようですし……いざ、参りましょう」
 目指すは只一つ、殲滅かつ速攻の完全勝利のみ。
 かくして――巨大砂上船『ミウ・ウル』を巡る決戦の一つが、今ここに幕を開けるのであった。

 アリアたちが雪豹神群への襲撃開始から間を置かず、プターハたちは決戦の場へと飛び込む。
 そこに待ち構えていた者こそ、毒々しい紫色の肌と、凶器めいた四肢を誇るアークデーモン――『首痴』イウウァルトであった。怨敵たる復讐者を前に、歓喜を露わに剛腕を握りしめるイウウァルト。そんな彼女に、プターハは柔らかい物腰を崩さずに告げた。
「我らディアボロス、謹んでお相手致しますよ。美少年、漢気青年、壮年と誰がお好みで? 悪魔のお嬢さん」
『ふ、ふふ……! 選ぶなんて無粋は無しですよぉ。その素っ首、全部ねじ切ってあげますぅ!』
 自分を包囲するように展開するプターハら三人の復讐者に、イウウァルトは歪んだ笑顔で言う。
 背後からの奇襲を許し、自身の状況が劣勢であることは彼女も承知だろう。だが、憎き復讐者と出会えた事実の前には、そんな劣勢すら些事と映ったらしい。殺意と敵意を露わに戦闘態勢を取るイウウァルトを前に、プターハらも得物を構え、復讐心を胸に彼我の距離を縮めていく。
「……どうやら本気のようですね。練晏、ソレイユ、気合を入れておもてなししましょう」
「ああ、心得ている。援護は任せて貰おう」
「では――ディアボロス流のおもてなし、とくとご堪能ください!」
『あはは♪ 残らず平らげてあげますよぉ!!』
 憎悪を露わに牙を剥くイウウァルト。そこへ仕掛けたのは、鍵盤を宙に展開したソレイユだった。
 流れるような動作でVRピアノを展開し、壮麗な行進曲を戦場に響かせながらパラドクスを発動。旋律に誘われて顕現したのは、森の王たる純白の鹿だ。堂々たる威風を纏った神鹿が『幻想交響曲「光輝」』の発動と同時に敵めがけ突進する眺めは、さながら悪を蹂躙する神話のそれを思わせた。
「聞け、神聖なる領域を侵す者よ」
『……っ! やりますねぇ。その首、何としても欲しくなりましたぁ!』
 ソレイユの調べを背に、神鹿の雄々しい角がイウウァルトの体を抉る。
 恐るべき威力を帯びた一撃に微かな呻き声を洩らしたのも束の間、敵の髪から生じた無数の悪霊が反撃となってソレイユに襲い掛かる。だが、その間もプターハと錬晏が繰り出す猛攻はイウウァルトを襲い続け、ひとつの行動に集中することを許さない。
「無駄だ。立て直す時間など与えない」
 続け様、ソレイユを援護せんと錬晏が『鋭鋒噛砕』の一撃を発動。
 朱殷の闘気が溶け込んだ偃月刀の刃が龍頭を模した形に変じ、怒龍の牙となって首痴を襲った。
「俺はこれ以外のもてなしは知らんのでな。遠慮なく受け取れ」
『……っ!』
 発動者たる錬晏の意思を反映するように、怒龍の顎から迸るのはパラドクスの輝き。逆説連鎖戦の開始と同時に彼我の間合いを瞬時に詰め、イウウァルトの腕めがけて得物の牙を突き立てた。ダメージアップで威力を増した一撃は、たとえアヴァタール級でも易々と防げるものではない。
 更なる変化を遂げた偃月刀の牙が、悪魔の肉を骨もろとも噛み締める。万力めいた力で偃月刀の刃を突き立てながら、鉤爪の反撃に怯むこともなく、錬晏の紡ぐ言葉は淡々としたものだ。
「そう、逃げも隠れもしない」
『くっ……しつこいですねぇ!』
 じわじわと重なる負傷と比例するように、イウウァルトの声には焦燥が滲み始めていた。
 配下を失い、体力を削られ、未だに状況は好転する兆しがない。それでなお彼女が戦い続けるのは、復讐者への煮詰めた憎悪ゆえだろう。
 ソレイユはそんな彼女を油断なき眼で見澄ましながら、ちらと意識を外へ向ける。
 戦場の雪豹神群たちは今も混乱の渦中にあり、その数を減らし続けている。アリアら別動隊の仲間たちは、どうやら順調にやっているらしい。後顧の憂いが断たれたことを確信し、ソレイユは改めて敵に告げた。
「私たちのミウが大変お世話になったようですが、当然、返して頂きますね」
「貴方には此方をお贈りしましょう、お嬢さん――我らの出会いを祝して、痺れる程の衝撃をどうぞ!」
 あの船は家族同然と告げるソレイユに頷いて、プターハがパラドクスの雷を呼び寄せる。
 女悪魔を打ち据える雷鳴が戦場に木霊する中、ミウ・ウルを巡る決戦はいよいよ佳境へ向かおうとしていた――。

『ぐぅっ……まだ、終わってませんよぉ……!』
 未だ旺盛な敵の戦意とは裏腹に、時間が経つほどに彼我の優劣は鮮明となって行った。
 絶え間なく降り注ぐパラドクスを浴びて、彼女は既に全身傷だらけ。ならばと振るう巨大な腕はディフェンスに阻まれ、グロリアスやドレインで回復を許し、三人を追い詰めるには至らない。一番攻撃を浴びているプターハですら、挑発する位の余裕は残っている状態だ。
「いやはや……情熱的な女性は嫌いではないのですが、貴方の愛撫は些か激しすぎますね?」
『ふん……可愛い悲鳴のひとつも上げない相手なんて、こっちから願い下げですよぉ!』
「おや残念。嫌われてしまいましたか」
 イウウァルトが吐いた呪詛の言葉を、プターハは苦笑と共に受け流す。
 無論彼とて無傷ではないが、多少のダメージなど最初から織り込み済みだ。ここは笑って流すのが漢の器の見せ所だと、堂々たる振舞いを崩さない姿に、ソレイユと錬晏は肩を竦めるばかりである。
「プターハもタフな女性が好きですね……程々に仲良くすればよいのではないでしょうか」
「ふむ。お前の好みは知らんが、プターハは気があるみたいだな」
 紡ぐ言葉こそ飄々としたものだが、その間も復讐者たちの猛攻が止むことは一切無い。
 今こそ攻め込む時だと心得たように、ソレイユが演奏のテンポを上げる。荘厳で力強い旋律が響く中、奮い立った神鹿の雄々しい角に腹を抉られたイウウァルトが悶絶する。そこへ間を置かず錬晏が振るうのは、竜に変形した偃月刀の刃だ。鋭牙で敵の骨を噛み砕きながら、錬晏は淡々とした口調で告げる。
「我らの仲間、ミウ・ウルに手を出そうとしたのが間違いだったな。……他者の命を奪おうとした以上、当然奪われる覚悟もしていよう」
『ふふ……愚問ですねぇ……!! けど勝つのは私、誰一人逃がしませぇん……!』
「ふむ、その執念だけは賞賛に値するな。――だが、ここまでだ」
 イウウァルトが振るう腕を冷静に捌きながら、錬晏はプターハに合図を送る。
 先程まで響き続けていた雪豹神群の絶叫は、少し前から止んでいた。恐らく、別動隊の仲間が撃破を完了したのだろう。幕引きの時だった。プターハは無言で錬晏に頷きを返すと、天に祈りを捧げながら、餞の言葉を敵へと送る。
「逃がさない? 勿論喜んで。私たちも、逃がしません」
 いかなる理由があろうと、クロノヴェーダは滅するのみ。
 ミウ・ウルを取り戻す為にも、退く理由は一切ない。そして、
「お代は『貴方の全て』で頂きますよ、お嬢さん」
 プターハが発動した『召雷破』の一撃は、一条の稲妻となって地上へと降り注ぐ。
 命中アップに導かれた雷撃の直撃を浴びたイウウァルトは、地響きを立てて大地に斃れ伏すと、
『ここまで、ですかぁ……同胞の皆さん、御免なさいねぇ……』
 その言葉を最後に、彼女の全身は粒子に変じ――毛の一筋も残すことなく消滅する。
 それが、エゼキエル戦争の敗北から続く一体のアークデーモンの、長き旅の終着であった。

 そうして戦いが終われば、戦場に響くのは互いの健闘を称える復讐者たちの歓声である。
 カーリー配下の敵部隊の一つを完全撃破し、ミウ・ウル奪還作戦は一歩成功に近づいた。速攻と殲滅――それらを見事に達成した勝利と言えるだろう。
「敵の分断、助かりました。ありがとうございます」
「そっちこそ。イウウァルトの撃破、お見事なのだぜ!」
「まずは一勝、滑り出しは順調だな。このまま、一気に勝ちを重ねたいところだ」
「願わくば、その日が一日でも早く訪れますように。……では、私たちも戻りましょうか」
 合流したアリアらの無事を喜びながら六人が帰路に就く中、ふとソレイユはミウ・ウルを振り返る。
 残る敵部隊を全て撃破した暁には、きっと砂上船でリグ・ヴェーダの地を巡ることになるのだろう。この地に待ち受ける脅威はいまだ未知だが、それでも――大切な仲間であるあの船と一緒なら、こんなに心強いことは無いと思う。
「また一緒に旅をする日まで。もう少しだけ待っていて下さいね、ミウ・ウル」
 蛇亀宇宙リグ・ヴェーダで行われた、ミウ・ウル奪還作戦。
 その初戦は、かくして復讐者の完全勝利で幕を下ろすのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2024年09月08日

ミウ・ウル奪還作戦

 攻略旅団が予測した通り、蹂躙戦記イスカンダル奪還戦の結果、『ミウ・ウル』は蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの荒野に漂着したようです。
 ですが既に周囲は敵軍勢が取り囲んでいました。法正の情報から、ミウ・ウルへ転移して来るディアボロスを撃破する為に戦力を配置していたようです。

 敵に確保された状態のミウ・ウルに直接パラドクストレインでの移動はできませんが、攻略旅団の提案がありましたので、少し離れた地点へは移動できます。包囲網の外側から一気呵成に戦闘を仕掛け、敵に奪われた『ミウ・ウル』を奪還して下さい。

 現在のミウ・ウルはエネルギーが枯渇している上ジェネラル級アーディティヤ『カーリー』の指示で移動機能を破壊されているようです。
 ミウ・ウルの完全復活には奪還後にエネルギーを補充し、更に修理する必要があるでしょう。


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🔒
#蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ
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#ミウ・ウル奪還作戦
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#ミウ・ウル


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選択肢👾大群のトループス級『雪豹神群』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾烏合のトループス級『嵐隼神群』のルール

 なんらかの理由で統制を失ない、烏合の衆となっているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 統制を取り戻す前に撃破したり、統制を失っている間に強行突破して目的地に向かいましょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『『首痴』イウウァルト』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「佐野・埜之子」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。