リプレイ
遠宮・秋
函館の戦力かぁ
この場だけじゃなく、色んなところにジェネラル級が出て来てるんだよね
むしろここにいない連中はどこで何してるかも気になるかも
セノイとか結局あれから会わずじまいだし
まーでもまずは函館か、どうしよね
函館に近付き、出てきた相手を撃破していくよ
大太刀「白河泡沫分」を手に『飛鷹の太刀』
戦場を駆けると同時に刀と鎌鼬で御陵衛士を切り裂くよ
隠れる場所なんてないんだし、地の利だってあっち
それなら敵陣に突っ込んで乱戦に持ち込んだ方がよさそ、銃?構えてるようなやつもいるし
あたしの動きを他の個体からの通信で共有し、狙撃銃を撃ってくるやつに対しては乱戦を利用して敵の陰に隠れ、あたしを狙いづらいように
それでも撃ってくるやつに対しては刀で防御していこう
残りは指揮官だけ。あんたがジェネラル級……ってわけじゃなさそうだね
マリリン・モンロー
力押しするしかない大戦力が集まった拠点……。
どんな理由で集められたのかは気になるところだね。
ディアボロス対策……というのも多少はあるかもだけど、五稜郭が堅固だったのは元からだったみたい。
探りを入れるためにもまずは上役に登場してもらわないとね。
動きの予測と軌道が変化するレーザー……下手に上手く防御しようとするよりは始めから被弾覚悟でそのダメージを抑える方向でいこうか。
【SFゴールド・アンク】でバリアを全周展開、くまなく展開することでどこに当たってもバリアで防げるように。
勿論、その分バリアの強度は落ちるけど……どの道ゼロにできないなら確実に少しでもダメージは減らそう。
そっちが狙撃ならこっちは砲撃戦と洒落込もう。
軍艦の砲台を連続生成、ありったけ用意した砲弾を大盤振る舞いし、ぶち込んでいくよ。
一緒に戦う人たちから敵の注意が逸れるぐらいド派手に撃ちまくるね。
―――武装データ、抽出。抽出データ、生成。
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
今回の目的は、函館攻略に向けた情報収集だね。
要塞の攻略なら千早城改を使えないかと攻略旅団の提案でも検討中だけど、
城取り合戦の経験を踏まえて、進撃する距離や城壁の形状など、
投入が有効な状況か、判断する為の情報も得ていきたい。
敵地での戦いで、勿論油断は出来ない状況だ。
隊長の『藤堂平助』は高速飛翔のパラドクスを使うらしいので、【防空体制】も使って備えつつ、
仲間と連携して進み、どの辺で発見され攻撃されるのか、警戒部隊の出方を見ていこう。
発見され戦闘に突入したら、『縛鎖の陣』のパラドクスを使用する。
雪月花の刀を抜き放ち、その先から伸ばしたエネルギーの鎖で、
レーザー照射を狙う御陵衛士達の動きを縛り、攻撃を仕掛けていこう。
軌道を自在に変化させるレーザーの直撃を喰らわない様に、
クダ吉のイレギュラーな動きで、敵の演算補助による行動予測を狂わせて、
レーザーの狙いを大幅にずらして外させる。
【防空体制】で隊長の横やりに注意しつつ御陵衛士達から攻撃し、
不利な状況になる前に敵の数を減らしていこう。
●
――暗黒世界蝦夷共和国、函館近郊。
ディヴィジョンの重要拠点でもある星型要塞に近い形状をした都市を眺めながら、遠宮・秋(アブノーマル中学生・g11768)とマリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)がゆっくりと近づいていた。
「函館の戦力かぁ。この場だけじゃなく、色んなところにジェネラル級が出て来てるんだよね」
「力押しするしかない大戦力が集まった拠点……。どんな理由で集められたのかは気になるところだね」
マリリンが秋に首肯している横では、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が初めて目にする様式の要塞を視察しながら、顎に手を当て思案している。
(「今回の目的は、函館攻略に向けた情報収集だけど……」)
――要塞の攻略なら、天正大戦国の城取合戦で活躍した多脚要塞『千早城改』が使えないだろうか?
そう考えた雪人は、投入できるか判断すべく、進撃する距離や城壁の形状などを観察していた。
(「といっても、最大の問題は、千早城改を修復するために必要な膨大なエネルギーだろうけど……」)
それでも検討するに越したことはないと雪人が要塞の壁を眺めていると、横からマリリンが話しかけて来る。
「ディアボロス対策……というのも多少はあるかもだけど、五稜郭が堅固だったのは元からだったみたい」
「うん、あまりにも死角がなさすぎて、何処から攻めてもすぐ見つかりそう」
「まーでもまずは函館か、どうしよね……っておっと」
雪人が首を捻る横で、秋が足を止め、星型要塞の一角に目を向ける。
釣られてマリリンも目を向けると、トループス級新選組『御陵衛士』を主体とした新選組の部隊が姿を現していた。
部隊の先頭に立つのは、最終人類史では新撰組八番隊組長として知られる『藤堂平助』。
頭から日本刀を生やし、両腕を大型ミサイルに変えたその姿を見て、秋は眉を顰めていた。
「あー、やっぱり見つかっていたか」
「結構遠くからでも見つけてくるんだね」
うーん、と雪人が気難しい表情をする横で、秋が大太刀『白河泡沫分』を抜き、構える。
「ここにいない連中はどこで何してるかも気になるかも? セノイとか結局あれから会わずじまいだし」
「そうだね。それも含めて探りを入れるためにも、まずは上役に登場してもらわないとね。」
マリリンが秋に同意しながら、SFゴールド・アンクを手に取る。
それと同時に、御陵衛士たちが藤堂平助を守るよう前に出ながら、手にした銃を構えた。
●
「来たか、ディアボロス」
藤堂平助の声をあえて無視し、秋が大太刀『白河泡沫分』を手に御陵衛士に向け走る。
(「隠れる場所なんてないんだし、地の利だってあっちにある。銃? みたいなのも持ってるし」)
――それなら、敵陣に突っ込んで乱戦に持ち込んだ方がよさそ?
そう考えた秋は、駆けながら大きく大太刀を振り、パラドクスを発動した。
『――飛鷹の太刀!』
大太刀の一振りが鎌鼬を巻き起こし、御陵衛士のうち3体を切り刻む。
「警戒せよ!」
御陵衛士たちも、秋の太刀の情報を瞬時に伝達・共有しつつ、予測した移動経路をレーザーで狙い撃つが、秋も他の御陵衛士たちを利用して身を隠し、レーザーを避けた。
レーザーを発射した銃が実は狙撃銃だと気づいたマリリンは、SFゴールド・アンクからバリアを全周囲にくまなく展開する。
(「こちらの動きの予測と軌道が変化するレーザー……それなら下手に上手く防御しようとするよりは始めから被弾覚悟でそのダメージを抑える方向でいこうか」)
「そっちが狙撃ならこっちは砲撃戦と洒落込もう。『武装データ、抽出。抽出データ、生成。証明開始』」
マリリンは冥海機ヤ・ウマトのデータを基に軍艦の砲台を連続で生成し、そのすべてから一斉に砲弾を撃ち出す。
大量に撃ち出された砲弾は、御陵衛士の上空からド派手に降り注ぎながら爆発し、敵を吹き飛ばしていった。
御陵衛士たちも演算補助を受けながらマリリンの砲撃の間隔を予測し、狙撃銃を構えレーザーを発射する。
雑に撃ち出されたように見えるレーザーは、御陵衛士たちの意のままに軌道を変化させながらマリリンの全周囲に展開されたバリアを貫通し、マリリンの腕を掠めた。
(「強度が落ちた分貫通されたか。それでも大分威力は削れたようだね」)
どのみちダメージがゼロにできないなら、少しでも被ダメージを減らすつもりでバリアを展開しているので、ある意味予想通りではあったが。
「やはり死角も隙もないようだね。不利な状況になる前に数を減らしていこうか」
雪人も雪月花の銘を持つ刀を抜き放ち、エネルギーの鎖を御陵衛士に向けて伸ばす。
実体を持たぬ鎖は、御陵衛士たちの動きをけん制しながら両腕ごと胴を縛り上げ、籠められたエネルギーで御陵衛士たちの全身を強く打ち据えた。
腕ごと胴を縛られたためか、御陵衛士たちが手にする狙撃銃の銃口が下を向くが、御陵衛士たちは構わずトリガーを引き、レーザーを発射する。
地面に向いた銃口から発射されたレーザーは、地面に触れる前に大きく軌道を変えながら雪人に向かった。
しかし、雪人のサーヴァント、クダキツネ『クダ吉』がトリッキーかつイレギュラーな動きで御陵衛士たちの認識を惑わせ、レーザーの軌道を逸らす。
逸らされたレーザーは雪人を掠めることなく空中に吸い込まれるように消え、逆にエネルギーの鎖で縛り上げられた御陵衛士3体が膝を突き頭を項垂れさせ動きを止めていた。
●
曲芸のように自在に曲がるレーザーが何本も乱れ飛ぶ中、マリリンが上空から砲弾をド派手に降らせ、雪人がエネルギーの鎖で腕や足を縛ってゆく。
鎖と砲弾、そしてレーザーが激しく飛び交う中、秋は自らに向けられる狙撃銃の気配を察し、あえて敵中に駆け込みながら大太刀を大きく振り抜いた。
「それにしても、どうやってレーザーを曲げているのかなあ」
パラドクスゆえか曲芸のような軌道を描くことのあるレーザーと、秋が巻き起こした鎌鼬が正面から激突する。
鎌鼬を突き抜けたレーザーは秋が大太刀で受け止めるが、巻き起こされた鎌鼬は御陵衛士の狙撃銃の銃身をバラバラに切断しながら全身を斬り刻んでいた。
「パラドクスだから、何が起こってもおかしくはないけど……」
「ホントに謎だね」
ま、それはこっちも一緒か、と呟きながら、マリリンは再度軍艦の砲台を生成し、砲弾を一斉に発射。
御陵衛士も演算補助を受けながら、砲弾を避けるような軌道を描くようレーザーを発射するが、マリリンが展開したバリアに威力を大きく削がれ届かない。
大盤振る舞いと言わんばかりに降り注ぐ砲弾の爆風と爆音で、御陵衛士の注意が秋と雪人から逸れる。
「あまり時間はかけたくないね」
決めるか、と口にする代わりに、雪人は雪月花の刀を振りかざしながらエネルギーの鎖を伸ばし、御陵衛士たちの足を縛りながらダメージを重ねてゆく。
「うん、同感」
反撃のレーザーが雪人の髪を掠めると同時に、秋が御陵衛士たちの懐に飛び込み大太刀を袈裟に振り下ろし、残る御陵衛士たちをまとめて斬り伏せた。
●
秋に斬り伏せられた御陵衛士が倒れ、肉体が消滅してゆく。
その場に残ったのは、アヴァタール級新選組『藤堂平助』のみ。
「あんたがジェネラル級……ってわけじゃなさそうだね」
「御託はいらないだろう――参る!!」
秋の誰何を交えた問いに、あえて明言を避けながら。
藤堂平助は地面を蹴り、ディアボロスへと勇猛果敢に攻めかかった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
藤堂平助、今いる彼はアヴァタール級だけど、
ジェネラル級もパラドクスが同じなら、戦闘スタイルは近いかもしれない。
後の戦闘にも備えて、攻撃の特性を見極めつつ戦おう。
引き続き油断なく、仲間と連携して戦いたい。
『真理の矢』のパラドクスを使用。
パラドクスで高めた観察眼と洞察力によって、相手の行動や弱点を的確な推理で看破する。
相手は剣術にも砲術にも長け、尚且つ高速飛翔を得意としている様子。
能力としてはSPDに長けている様にも思われるけど、実際の所はどうなのだろう。
音を置き去りにするほどの速度となれば、此方から追いつくのは難しそうだけど、
使用武器が頭頂部の日本刀であるなら、攻撃の瞬間は向こうから距離を詰めて来るだろう。
ここは無理には追わず、【防空体制】で見失わない様に備えつつ、タイミングを見極めよう。
向かい来る刀に、雪月花の刀を合わせて軌道を逸らして直撃を避け、
すれ違う瞬間を狙って、パラドクスの力を込めた呪符を貼り付け【命中アップ】、
火炎の呪詛で焼き【ダメージアップ】な攻撃とする。
遠宮・秋
分かりやすくていいね
それじゃあさっさとあたしたちの方が上って証明して終わりにしよっか
本当は今日は御託が必要でここまで来てるんだけど、それが必要なのはアヴァタール級相手じゃないしね
大太刀「白河泡沫分」を手に『飯綱の太刀』。地上で刀を構え、一回転しながら剣を横薙ぎに振るい、巻き起こす鎌鼬を飛ばして空中を飛翔する藤堂平助を狙うよ
他の復讐者も地上から藤堂平助を狙いそうかな
それなら他の復讐者とはバラけて戦って、上空から一網打尽にされないように
急降下してのミサイル爆撃攻撃に対してはジャンプで地上を離れることで回避し、同じくらいの目線になった藤堂平助に反撃の『飯綱の太刀』を撃ち込むよ
足元ばっかり見てるとこっちがお留守だよ!
この後ジェネラル級との戦いが控えてるんだし、体力は温存……なんて考えず全力で戦うよ
その方が結果的に傷も減るでしょ
もうジェネラル級も近くまできてるのかな
マリリン・モンロー
ジェネラル級じゃないからといって油断できる相手でもなし。
部下を削った今の勢いが削がれない内に、ガンガン攻めていこうか。
見るからにスピード自慢という手合い。
出鼻を挫く為にも【先行率アップ】の力で先制攻撃を狙うよ。
上手く先手が取れたら、先程と同じく面と数で攻め立てよう。
【能力値アップ】と【ダメージアップ】で威力の上がった砲弾をどかんどかんと撃ちまくって飛行するルートを制限しながら攻撃するね。
敵の攻撃は【SFゴールド・アンク】のバリアで受け止める。
あの速さが狙ってくる場所をピンポイントで見切るのなんて無理だろうし、バリアは全周展開。
大きなダメージを抑えるよりも確実に最低限のダメージを抑えられる方針で構えるよ。
●
「分かりやすくていいね。それじゃあさっさとあたしたちの方が上って証明して終わりにしよっか」
ひとり残されたアヴァタール級新選組『藤堂平助』に真っ直ぐな視線を向けながら、遠宮・秋(アブノーマル中学生・g11768)は大太刀『白河泡沫分』を構え直す。
「ジェネラル級じゃないからといって油断できる相手でもなし。部下を削った今の勢いが削がれない内に、ガンガン攻めていこうか」
マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)も、藤堂平助がスピード自慢と見てSFゴールド・アンクを構え、バリアを展開した。
一方、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)も雪月花の銘を持つ刀を手にしたまま、じっと藤堂平助を見つめている。
(「藤堂平助、今いる彼はアヴァタール級だけど、ジェネラル級もパラドクスが同じなら、戦闘スタイルは近いかもしれない」)
おそらくこの後に訪れるであろうジェネラル級との戦闘に備えて、雪人は雪月花を構え、目を凝らす。
一瞬、静寂が流れた後、藤堂平助は三者三様に構えるディアボロス達を一瞥し、地を蹴り飛翔し始めた。
●
『武装データ、抽出。抽出データ、生成。証明開始』
藤堂平助が動き出すより僅かに早く、マリリンがパラドクスで実体化した軍艦の砲台が火を噴く。
砲台から次々と打ち出された砲弾は、藤堂平助の頭上から降り注ぎ、断続的に空中で爆発した。
(「これで出鼻を挫ければいいけど」)
「逃がす気はない!」
弾丸と爆発の雨を浴びながら、藤堂平助は音を置き去りにするほどの速度で高速飛翔し、マリリンに頭頂部の日本刀を突き出す。
確実にマリリンの急所に突き出された日本刀は、しかしマリリンを覆うように展開されているバリアで柔らかく受け止められた。
(「この速さが狙ってくる場所をピンポイントで見切るなんて無理だったから、全周展開にしてよかった」)
損傷したバリアを修復しながら、マリリンは内心胸をなで下ろす。
大きなダメージを抑えられる可能性に賭けるより、確実にダメージを抑え最低限の負傷に留める方針で構えていたのが功を奏した形になった。
「攻撃の特性を見極めつつ戦うか――『正鵠を』」
雪人もパラドクスで観察眼と洞察力を高め、藤堂平助の行動や弱点を見抜こうと目を凝らしながら思案する。
(「さっき、マリリンに向けて高速飛翔しながら突撃していたけど、高速飛翔が得意なのかな?」)
「見極められる前に斬る!」
雪人が観察していると気づいたか、藤堂平助は高速飛翔しながら頭の日本刀を突き出す。
突き出す音すら置き去りにしながら、鋭く、そして一撃で屠らんと急所を狙っていた。
(「此方から追い付くのは難しそうだけど――逆説連鎖戦なら間に合うか!?」)
突き出される日本刀の動きを必死に目で追いながら、雪人は雪月花の刃を合わせようと突き出す。
日本刀と雪月花が真正面から噛み合い――僅かに日本刀の軌道が逸れた。
逸れた瞬間、雪人は藤堂平助の背中に火炎の呪符を貼り付ける。
直後、呪符が発火し、藤堂平助の背中を燃やした。
「やるな! だがまだまだ!」
藤堂平助はいったん上空に退避した後、一転して急降下しながら秋に両腕の大型ミサイルを向け、発射。
見るからに剣呑なミサイルが落下する様を見て、秋は咄嗟にジャンプし、着弾点から離れた。
目標を見失ったミサイルは、次々と地面に着弾し、大爆発を引き起こす。
「危なっ……!」
秋はジャンプすると同時に一回転しながら大太刀を横薙ぎに振るい、鎌鼬を巻き起こした。
ふと、視線を巡らすと、ミサイルを降らせ終わった直後の藤堂平助の姿が目に入る。
然程高く飛んだつもりはなかったのだが、それでも藤堂平助の姿が目に入るということは――。
(「――これなら飛翔しなくても狙えそ?」)
本当は飛翔しつつ上空から一網打尽にされないよう狙うつもりだったが、【飛翔】しているディアボロスはクロノヴェーダに最優先で狙われ、最悪何も為さないまま撃墜されてしまうため、飛翔せずに済むならその方が有難い。
時間・空間・世界法則を書き換えながら行う逆説連鎖戦の有難みを噛みしめる秋の目の前で、鎌鼬が藤堂平助を呑み込み、斬り裂いていた。
●
ディアボロスと藤堂平助との戦闘は、一進一退の攻防が続いた。
マリリンが戦場全体に砲弾を降り注がせ移動経路を制限すれば、秋が高速で急降下するミサイルを回避しながら大太刀を横薙ぎし鎌鼬を巻き起こしながら斬り裂く。
雪人にも高速飛翔しながら突撃する藤堂平助の動きを見切りながら、すれ違いざまに呪符を貼り呪詛を与え、少しずつダメージを重ねていく。
3人がそれぞれの役割を踏まえ、高速で飛び交う攻撃に対処し続けていると、藤堂平助の動きが少しずつ鈍り始めた。
「これ以上は行かせん!」
「足元ばっかり見てるとこっちがお留守だよ!」
藤堂平助が両腕から大型ミサイルを発射し秋を吹き飛ばそうとするも、秋も少しでもミサイルから離れるべくジャンプしながら大太刀を横薙ぎに一閃。
大太刀は藤堂平助の胴を深々と斬り裂き、巻き起こされた鎌鼬が全身をズタズタに引き裂いた。
「出鼻を挫くまではいかなかったけど、それでもどかんどかんと撃ちまくればいけそ?」
マリリンも軍艦の砲台を次々と実体化しながら弾丸を撃ちまくり、高速飛翔する藤堂平助を上空から撃ち抜く。
砲弾に撃ち抜かれ、爆発で必然的に飛翔ルートが制限されるが、それでも藤堂平助は被弾覚悟で突っ切り、マリリンに日本刀を突きだすが、バリアを破るには至らない。
雪人がこれまでの観察と経験、そしてマリリンが狭めた飛翔ルートから次の動きを推測しつつ、雪月花の刃を置くように突き出す。
直後、目前に瞬間移動したかのような勢いで高速飛翔して来た藤堂平助が、雪月花が置かれた場に向け日本刀を突き出した。
だが雪月花の刃は日本刀を大きく弾き飛ばし、藤堂平助の体勢を大きく崩す。
すかさず雪人は、無防備に晒された背中に呪符を貼りつけた。
新たに張り付けられた呪符に籠められた呪詛が、藤堂平助の全身を蝕む。
「ぐ、あ……っ!!」
激痛を伴う呪詛に蝕まれた藤堂平助は、浮力を失い――墜落した。
●
呪詛が致命傷となったか、藤堂平助は墜落したまま動かない。
「もうジェネラル級も近くまできてるのかな?」
そう、秋が呟いた直後、藤堂平助の身体が消滅し――『藤堂平助』が出現した。
「!?」
「これ、は……?」
秋とマリリンが息を呑み、雪人が目を見張る中、新たに現れた『藤堂平助』は3人を睨みつける。
その『藤堂平助』の眼光も、放つ気も、先ほど消滅したアヴァタール級より格段に強い。
――間違いなく、目前の藤堂平助は『ジェネラル級』。
その事実を認識したディアボロス達は、思わず身を固くする。
「やれやれ。アヴァタール級とは言え、この俺を撃破したのは認めてやろう」
藤堂平助は前かがみになりながら刀先を秋に向け、だが、と続ける。
「お前達ディアボロスが、函館に入る事は絶対にない――ここまでだ」
その、言の葉を紡ぎ出すと同時に。
藤堂平助は地を蹴り、勇猛果敢にディアボロス達に襲い掛かった。
ジェネラル級と邂逅した今、ディアボロス達が取れる道はふたつ。
ひとつは、ジェネラル級と戦い、撤退させる道。
そしてもうひとつは……あえてこの場での交戦を避け、撤退する道。
ジェネラル級と戦い力を示せば、何らかの会話には応じてくれるかもしれないが、それ相応の力を示した上で戦いながら会話せねば情報は引き出せないだろう。
一方で、藤堂平助は函館から離れないと考えらえるため、ディアボロスが撤退の意志を示せばそれ以上の追撃はしてこないだろう。
この場でジェネラル級と戦うか、それとも撤退するか。
――選択は、ディアボロス達に委ねられている。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【腐食】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
ラウム・マルファス
情報も知りたいからね、少し相手してもらおウ
「ディアボロスのラウム・マルファスだヨ。お相手願えるカナ」
演技は下手だから、魔力の出力調整でギリギリの敗北くらいを狙ってみるヨ
太極扇と氷龍の盾を構えるヨ
相手はジェネラル級だからネ、油断せず動きを観察し、行動の癖を読んで攻撃を仕掛けよウ
高速飛翔といえど重心の変化やエネルギーの動きはあるからネ
ギリギリで盾を差し出して攻撃を受け流し、少しでも威力を減らそウ
致命傷じゃなきゃオッケーサ
「断片の王……現在キミたちが戴く人の名を、教えてくれないカナ?せめて、誰を相手にしているかぐらいは知っておきたいんダ」
武人や武官じゃないって情報はあったからネ、徳川の人とか坂本龍馬かナァ
コンセプトは板垣退助っぽいけど、史実だと武士で軍人らしいからネ
教えてくれないようなら、名前を隠さなきゃいけないほどダメな人なのカイ?って挑発しよウ
この新選組にも士道の概念はあるようだから、隠したりはしないと思うけどネ
市民の幸福のために戦ってるのはホントのようだから、必要以上の挑発はしないヨ
マリリン・モンロー
まずはお話する気が起きるくらいに力を見せないとだ。
情報を探りたいのはお互い様、その価値があるとみればお話に乗ってくる可能性は高いものね。
【防空体制】で飛行する敵の動きを少しでも追えるように、マリちゃんに突っ込んでくる方向だけでも察知したらそっちの方角に【SFゴールド・アンク】で生成したバリアを全力展開。
串刺しにされるのは防いでダメージを抑え込もう。
そして、再び砲台群を生成。
【命中アップ】で上手く狙いをつけつつ、一斉砲撃開始。
【能力値アップ】と【ダメージアップ】を重ねて威力が増した砲弾を叩き込んでやろう。
―――武装データ、抽出。抽出データ、生成。
流石にこれだけ戦力が集まっているのは予想外。
旭川や室蘭は巨獣に襲撃されて、大慌てでその隙を突けたけど……ここじゃあ、そんなことはなさそうだね。
巨獣への認識と上位管理都市について探るのが目的。
地名と状況をでっち上げて反応を見てみよう。
具体的な名前とか出てくるのが一番だけど、どうかな。
文月・雪人
聞きたい事も多いけど、調査に来ているのは敵も同じだ。
何処まで関心を持ってくれるのか、戦いの中で糸口を掴んでいこう。
油断なく仲間と連携し【防空体制】で高速飛翔に備えつつ、
『探偵の瞳』を使用する。
先の敵と技は同じでも力の差は歴然で、一筋縄ではいかない相手だ。
高速飛翔で向かい来る敵の視界を和紙の式神の群れで塞ぎ、
距離感を狂わせて攻撃を【ガードアップ】で凌ぎつつ、
刀で反撃……と見せかけ本命の攻撃はクダ吉だ。
死角から【命中・ダメージアップ】なパラドクスの力を込めて喰らいつかせる!
断片の王の話なら、
俺としては徳川慶喜の可能性が高いと思ってたけど、やっぱり違和感があるのだよね。
ディヴィジョン名にわざわざ『共和国』と銘打っておきながら、
それを王が率いるという体制は、どうしたって合わない気がして。
まさか断片の王は個人ではなく、クロノ・オブジェクトな人工知能である……とか?
いやいやまさかね?
まさかとは思うけど、仮にそうなら名前で宣言するぐらい隠す気はないという事だ。
否定か肯定か、反応ぐらいは得られないかな?
●
「お前達ディアボロスが、函館に入る事は絶対にない――ここまでだ」
そう、口にするなり高速飛翔し始めたジェネラル級新選組『藤堂平助』を見て、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は太極扇と氷龍の盾を構えながら、氷龍の盾に魔力を通し始める。
(「情報も知りたいからね、少し相手してもらおウ」)
「ディアボロスのラウム・マルファスだよ。お相手願えるカナ」
「名乗りを上げるやよし。いざ――!!」
ラウムが透き通った薄氷越しに藤堂平助を見た瞬間、彼の姿がラウムの目の前から消えた。
次の瞬間、ラウムの目前に藤堂平助が出現し、氷龍の盾ごとラウムの胴を日本刀で貫く。
ラウムが痛みを感じた直後、藤堂平助の後方の空間に空気が破裂したような音が響き渡り、一瞬だけ暴風が吹き荒れた。
「……ッ!!」
(「ビックリしたヨ。風切り音すら置き去りにするほどの速度で高速飛翔してきたようだネ」)
貫かれた腹を押さえるラウムの目の前で、澄んだ氷で出来たかのような竜が藤堂平助を締めあげ、一瞬だけ凍らせる。
演技に自信はないゆえ、魔力の出力調整でギリギリの敗北くらいを狙うつもりだったが、正直、ギリギリを狙う余裕はなさそうに思えた。
「うん、まずはお話する気が起きるくらいに力を見せないとだ」
マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)もまた、SFゴールド・アンクを手に取るが、藤堂平助も空気の破裂音と暴風を伴い高速飛翔しながらマリリンの背中に回り込む。
彼の狙いを察知し、マリリンもSFゴールド・アンクからバリアを全力で背中だけに展開したが、藤堂平助も頭の日本刀でバリアをかち割りながらマリリンの背を斬り裂いた。
(「串刺しは避けたけどやっぱり早いね」)
「―――武装データ、抽出。抽出データ、生成」
日本刀が背に届くと同時に、マリリンも砲塔を大量に生成し、一瞬で、かつ確実に狙いをつけ砲弾を降らせる。
砲弾は面を潰すように降り注ぎながら藤堂平助の背中を捉え、次々と爆発した。
「情報を探りたいのはお互い様、その価値があるとみればお話に乗ってくる可能性は高いものね。
「うん。聞きたい事も多いけど、調査に来ているのは敵も同じだ」
マリリンに首肯しながら、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)も【防空体制】の加護を活用し高速飛翔に備えつつ、パラドクスの力を籠めた瞳で藤堂平助の弱点を暴こうとするも、音を置き去りにしながら飛翔する藤堂平助の動きはなかなか捕らえられない。
(「目の前の相手はジェネラル級、先の敵と技は同じでも力の差は歴然」)
ラウムとマリリンとの攻防で、先程交戦したアヴァタール級とは比較にならない強敵だと理解はしている。
――だが、だからこそ。
「何処まで関心を持ってくれるのか、戦いの中で糸口を掴んでいこう」
目に捉えきれないほどの高速飛翔で迫る藤堂平助に向け、雪人は和紙の式神を放ち視界を奪いながら、雪月花を真っ直ぐ振り下ろす。
一瞬、距離感が狂ったか、藤堂平助が僅かにスピードを落とした。
「クダ吉!」
それを隙と見たか、雪人が短く叫ぶ。
直後、藤堂平助の死角から、雪人のサーヴァントのクダキツネ『クダ吉』が飛び掛かり、足に噛みついていた。
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氷の竜が藤堂平助の胴を絞め上げ、生成された砲塔から絨毯爆撃よろしく砲弾が降り注ぎ、雪月花の牽制に繋げるようにクダ吉が死角から飛び掛かり噛みつく。
藤堂平助も音を置き去りにするほどの速度で飛翔しながら、ラウムに、マリリンに、そして雪人に頭の日本刀を突き出し貫こうとするが、ラウムが致命傷を避けるべく氷龍の盾で日本刀を逸らし、マリリンも狙いを見極めバリアをピンポイントに展開し防ぎ、雪人も和紙の式神と雪月花で狙いを狂わせ逸らしていく。
アヴァタール級とは比較にならない程の一撃の重さに、ディアボロス達にも少しずつ負傷が嵩んでゆくが、残留効果を有効活用し、少しずつ命中精度を上げながら攻撃を重ねていくに連れ、高速飛翔に目が慣れ始めたか動きが捉えられるようになってきた。
「だいぶ目が慣れて来たから、少し狙いやすくなりそう」
マリリンが真正面にバリアを展開し藤堂平助の日本刀を受け止めながら、砲塔を生成し砲弾を降らせる。
藤堂平助も砲塔を見るや否や、複雑に高速飛翔しながら砲弾を避けようとするが、パラドクス製の弾丸は確実に藤堂平助の背を捉えていた。
雪人が観察しつつ口を開こうとするが、藤堂平助が此方の言の葉に耳を貸してくれそうな様子はまだ、ない。
「うん、やはり一筋縄ではいかない敵だ」
だからこそ、関心を持ってもらうために、そして会話の糸口をつかむために。
雪人は式神を放ち視界を遮りながら雪月花で空間を斬り狙いを狂わせつつ、隙あらばクダ吉に噛みつかせる。
「今は攻撃を重ねるしかなさそうだネ」
ラウムも氷龍の盾越しに藤堂平助を見つめながら、日本刀の狙いを見切り盾の表面で刃を滑らせるように受け流す。
飛翔ルートすら逸らされた藤堂平助の胴を、氷龍の盾から現れた澄んだ氷の竜が締め上げ、凍らせていた。
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それから数合打ち合い、双方一旦距離を置く。
藤堂平助の口端には、笑みが浮かんでいた。
――おそらく、ディアボロス達の力を認めてくれたのだろうか。
「今なら、会話に応じてくれるかモ?」
「そうかもしれないけど……」
藤堂平助に聞こえないように、ラウムが雪人とマリリンを促すが、雪人の口は重い。
(「『力を示して会話で情報を引き出す』のと『偽装敗北を狙って相手に俺達ディアボロスの実力を侮らせる』のは、あまりにも真逆すぎて……どうしたものかな」)
新選組に力を示せた今、言の葉をかわす機会は逃したくない。
だが、一方で攻略旅団の提案を実行するタイミングも……見極めなければならないだろう。
「ま、今なら戦いながらお話に応じてくれるかもしれないし、もう少し考えてみようか」
「そうだね。会話するにしても、戦いの手を止めるわけにはいかないからね」
「わかったヨ」
マリリンの提案に、ラウムと雪人が己が得物を構え直す。
刃を交えながら言の葉をかわすか、あるいは敗北を装い撤退するか、ディアボロス達は決断を迫られている――。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV2が発生!
【腐食】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
マリリン・モンロー
力を認めさせて話を聞き出す……にしても、脅威度はなるべく上げないようにしたいよね。
自分が居れば対処できるくらいに思われるのが良い塩梅かな?
というわけで、あえて先程と同じパラドクスを使用して危なっかしく戦闘しようか。
再び砲台を生成……砲弾をばら撒いていくよ。
さっきとの違いはあえてバリアを展開しないこと。
捨て身覚悟の攻撃でダメージを狙いにいこう。
攻撃重視でガンガンいくぜ。
……それくらいのことをしないと勝てないと思っているという感じだね。
……これだけやってもまだ倒し切れないなんて。
しかも、まだ同じクラスのジェネラル級が集まっているんでしょ?
流石にこれだけ戦力が集まっているのは予想外。
旭川や室蘭は巨獣に襲撃されて、大慌てでその隙を突けたけど……ここじゃあ、そんなことはなさそうだね。
巨獣への認識と上位管理都市について探るのが目的。
地名と状況をでっち上げて反応を見てみよう。
具体的な名前とか出てくるのが一番だけど、どうかな。
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力を認めさせながら言の葉をかわすか、あるいは敗北を装い撤退するか。
真逆とも言える方針にひとつの答えを出したのは、マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)だった。
(「力を認めさせて話を聞き出す……にしても、脅威度はなるべく上げないようにしたいよね」)
――ならば、どう思わせるのがいいか。
(「自分が居れば対処できるくらいに思われるのが良い塩梅かな?」)
そう考えたマリリンは、今までとはほんの少しだけ趣向を変え、パラドクスを発動する。
「―――武装データ、抽出。抽出データ、生成」
パラドクスで生成された冥海機ヤ・ウマトの軍艦の砲塔が、次々と砲弾を撃ち出し始める。
藤堂平助も砲弾を浴びながら音を置き去りにするほどの高速飛翔でマリリンに接敵し、頭の日本刀を突き出してマリリンの腕を斬り裂いた。
だが、マリリンの周囲に、先程まで展開していたバリアはない。
「もうバリアは張れないようだな」
「それくらいのことをしないと勝てないだろうから」
(「まあ、残留効果が重なっている分、ダメージは増えているだろうけど」)
言の葉と行動で、捨て身でガンガン攻撃を敢行し続けていると見られるよう、マリリンは砲塔を生成し続ける。
そんなマリリンを見て、藤堂平助も再度高速飛翔しつつ背後に回り込み日本刀を突き出し、斬り裂き続けた。
砲塔が火を噴き、砲弾が雨のように降り注ぎ、日本刀の煌めきが爆風ごとマリリンを斬る。
藤堂平助も背や頭に砲弾を浴びるが、まだ倒れる様子はない。
「……これだけやってもまだ倒し切れないなんて。しかも、まだ同じクラスのジェネラル級が集まっているんでしょ?」
これだけ戦力が集まっているのは予想外だよ、とぼやきを混ぜながら、マリリンは藤堂平助に向け話しかける。
「旭川や室蘭は巨獣に襲撃されて、大慌てでその隙を突けたけど……ここじゃあ、そんなことはなさそうだね」
適当に函館から遠い地名や状況をでっちあげながら、マリリンは藤堂平助の反応を伺う。
だが、当の藤堂平助は――何を言ってんだ、という表情をしていた。
「お前たちが室蘭や旭川で何をしたら、函館に隙が出来ると考えた理由が判らないな」
(「巨獣を特に重要な脅威と認識していない? ということは、この距離で隙を突くとか意味がないのかな」)
「そもそも、我々が函館に戻って来たのは、松前でお前達がドンパチ始めたからだ」
当然だろう、と言わんばかりの表情を浮かべつつ、藤堂平助は高速飛翔で一気に距離を詰め、マリリンの肩口を日本刀で斬り裂く。
斬り裂かれながらもなお、砲台を生成し砲弾を降らせ続けるマリリンを見て、藤堂平助はさらに口を開いた。
「しかもお前たちは、危険な敵地に乗り込んで来る気概がある。降伏した天魔武者を、前線で磨り潰すように捨て石にもしているのは気に食わないがな」
(「明智勢力の扱いを、あまりよく思っていないのかな?」)
マリリンが軽く首を傾げると、藤堂平助は喋り過ぎたか、と口を噤む。
(「何となくだけど、これ以上の会話は難しそうだね」)
――ならば、後は。
(「引き続き力を示し続けて1度倒すか、それとも撤退するか……かな」)
継戦か撤退か、どちらを選ぶか考えながら。
マリリンは手を止めまいと砲塔を生成し、砲弾を撃ち出した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】がLV4になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
マリリン・モンロー
それは見解の相違という奴だね、少なくともマリちゃんにとっては。
確か史実の藤堂平助は新選組から離反して粛清された、だったかな。
ダメージは受けているけど、軽口を叩く気力はある……みたいな感じで会話を続けながら、ゆっくりと後ろに下がって撤退の準備。
まぁ、実際ダメージは受けてるし、痛いのは本当なんだけど。
相手もジェネラル級、観察力もあるだろうし、下手に痛がったりする演技はせずに素直に退く準備を。
松前で戦いが始まった途端にもう函館に戦力を招集し始めてくれるなんて随分とディアボロスのことを買ってくれてるんだね。
他の管理都市で殆どジェネラル級が出てこなかったのはそのせいかな。
こちらとしては天魔武者に松前を任せて集めた戦力で攻めあぐねるの予想外だったけど……。
そんなことを言いながら一気に撤退開始。
苦し紛れの時間稼ぎみたいに【フライトドローン】をありったけ展開。
その内に逃げ出すよ。
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「それは見解の相違という奴だね、少なくともマリちゃんにとっては」
まるでディアボロス達を認めるような言動を見せたジェネラル級新選組『藤堂平助』を見つめながら、マリリン・モンロー(偽物は人類の夢を見るか?・g11765)は砲塔を送還する。
(「確か、史実の藤堂平助は新選組から離反して粛清された、だったかな」)
そんなことを考えながら、マリリンは他のディアボロス達を見回した。
藤堂平助と何度か交戦したディアボロス達は、皆斬られ、決して浅くない傷を負っている。
(「敗北を装って撤退するなら、今だね」)
戦場にいるディアボロス達の意は、既に統一されている。
マリリン自身も何度か斬られているゆえ、下手に演技をする必要はないだろう。
ゆえに、マリリンは素直に撤退するため後ずさりながら、藤堂平助に呼びかけた。
「松前で戦いが始まった途端にもう函館に戦力を招集し始めてくれるなんて、随分とディアボロスのことを買ってくれてるんだね」
「お前たちを買う買わないじゃない」
表情ひとつ変えることなく応じた藤堂平助に、マリリンは軽口を叩くようにさらなる言の葉を投げかける。
「他の管理都市で殆どジェネラル級が出てこなかったのはそのせいかな?」
「戦力分析の結果だ。まあ、戦うのが専門の俺達には関係ない話だがな」
(「……?」)
その言の葉に僅かな引っかかりを覚えるが、マリリンは後退し続ける。
(「相手はジェネラル級、観察力もあるだろうから、下手に足は止められないね」)
「こちらとしては天魔武者に松前を任せて集めた戦力で攻めあぐねるの予想外だったけど……」
そこまで口にした後、マリリンは身を翻し一気に走り出す。
藤堂平助も走り出そうとするが、マリリンも走りながら大量の【フライトドローン】を召喚し、行く手を遮った。
「苦し紛れに時間を稼ぐつもりか」
マリリンとの間を遮るように浮遊しているドローンを、藤堂平助は日本刀で次々と斬り捨ててゆく。
だが、藤堂平助がドローンを全て斬り捨てる頃には、マリリンの姿は戦場から遠く離れていた。
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パラドクストレインまで戻り、マリリンは一息つく。
(「【フライトドローン】をありったけ展開したから、苦し紛れの時間稼ぎに見せかけられたかな」)
今のところ、藤堂平助が追って来る様子はない。
やはり、現状では函館からは離れようとはしないようだ。
(「でも、『戦うのが専門の俺達』ってどういうことかな」)
藤堂平助が零した言の葉の意味を考えてみたほうがいいかな、と内心呟きながら。
マリリンたちディアボロスはパラドクストレインに乗り込み、新宿島へと帰還した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!