富士山戦線
~天正大戦国:織田・武田・今川陣中~

「よもや、これまで一箇所たりとも『宝永火口』を奪えぬとは……!
 ディアボロスの動きに変化の兆しが見えます。決戦を挑んで来る構えでしょう。
 武田殿、今川殿、我らも合力し、火口まで陣を押し上げて参りましょう。
 先鋒は我ら織田軍が務めさせていただきます」

「承知した。だが『創魔のエキドナ』は討たれてしまったか……。
 あやつが天正大戦国にもたらした砲撃儀式は、強大な威力を有している。
 生き長らえていれば、我らのためさらに多くの兵器を創造できたであろうに」

「ディアボロスは『新宿島』を用い、日光東照宮の家康様を討ちに来る。
 我らは、ただ迅速に兵を進め、砲撃儀式を成功させるのみ。
 それが天正大戦国の勝利の筋道となり、我が娘『松姫』の仇討ちにもなろう」


織田信忠
今川義元
武田信玄