ヴァンパイアノーブル『吸血元帥』マンネルヘイム&『大元帥』アレクサンドル・スヴォーロフ
~吸血ロマノフ王朝:サンクトペテルブルク~

「大聖堂の準備は整った。
 間もなく、皇帝陛下は『鮮血の革命術式』を開始される。
 それと同時に、マンネルヘイム卿達には最終人類史へ攻め込んでもらう。
 ポーランドより西進し、現地住民の鮮血を以て、陛下の術式を完璧なものとするのだ」


「力を高めれば電撃戦で『敵対ディヴィジョンを乗っ取る』ことすら可能な『鮮血の革命術式』。
《戴冠の戦》の秘策として陛下が心血を注ぎ、その完成を目指しておられましたが……『従属』する民が足りぬ現状では、我らを敵地へ送り込むのが限界でありますか。
 境界を無視して攻め入って来る、ディアボロスのイレギュラーぶりが羨ましい限りでありますな」


「奴らの攻撃によるサンクトペテルブルク市街の被害は甚大だ。もはや、猶予は無い。
 術式の進行に伴い、吸血ロマノフ王朝の一般人は全て使い果たされる。
 逆転を成し遂げるためにも、卿らの戦果に期待させてもらう」