アルタン・ウルク冥海機形態
~融合世界戦アルタン・ウルク:朝鮮半島南方海上~

 ……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……

 無数のアルタン・ウルクひしめく朝鮮半島。
 その南端で、新たなアルタン・ウルクが次々と形成されていく。
 人と魚、そして身体から生える幾つもの砲を融合したかのような姿。
 それが『冥海機』を模したものであることは、ディアボロスが見れば推測できただろう。

 ……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……

 海に適応したアルタン・ウルク達はその軟らかな体をくねらせ、高速で泳ぎ始める。
 その目指す先は、朝鮮半島から南方のディヴィジョン境界を越えた先。
《七曜の戦》における激戦を経て冥海機ヤ・ウマトが領土とした島、『対馬』であった。