断片の王『戦国覇王徳川家康』
~天正大戦国:下野国・日光東照宮~
信長様の機能と知識が、我と合一する……! これが信長様の最後の秘策、『戦国覇王』の継承か。
だが天正大戦国は既に、東西に大きく分断されている。その上、ディアボロスには未来を予知する力がある。
これからの戦いも、一筋縄では往くまい。
まず、近畿の『豊臣秀吉』と九州の『島津義久』を我が後継者……次なる『断片の王』として指名する。
ディアボロスが我を討とうが、後を継ぐ者がいる限り、天正大戦国は滅びぬ。
そうと知れば、奴らの志気が嫌が応にも低下するのは必定。
分断されし日本の西側は2人に任せ、それぞれに戦果を競わせるとしよう。
平安鬼妖地獄変の『鬼』と『妖怪』でも、力ある者がいれば大名として登用し、安房国でその牙を研ぐTOKYOエゼキエル戦争の大天使とアークデーモンも対ディアボロスに向かわせる。
そして、対ディアボロス同盟を望む、冥海機ヤ・ウマトの『宗谷』なる者……
外つ国の力も、利用して参ろうか。
総力を以てディアボロスの侵攻を食い止めると共に、《戴冠の戦》に勝利しうる『攻めの態勢』を築くのだ。