断片の王『戦国覇王織田信長』&天魔武者『徳川家康』『天海』
~天正大戦国:安土城大天守~

『武蔵国』の排斥力が揺らぎを見せました。
『河内国』でも敵に奪われた千早城の修復が完了し、動き出そうとしている。
『薩摩国』からはまだ報告は無いですが、怪しいところです。


 停戦の間に態勢を整えての一斉攻撃。よもやディアボロスの側に仕掛けられるとは。
 この愚僧、してやられましたな。
 かくなる上は、出家してお詫びせねば……。


 させるか、たわけが。元々其方は高野山などに居て良い性能ではないのだ。失態の分、働き続けろ。
 いずれにせよ、ディアボロスもまた我らの理屈が通じぬ勢力よな。
 言葉が通じようと、取るべき対応は『アルタン・ウルク』と変わらぬか。


 奴らの攻めは苛烈に尽きます。可能な限り、最終人類史への攻勢は維持せねば。
 ディアボロスに『新宿島』がある以上、『安土城』も難攻不落とはゆきますまい。
 所在を掴まれる前に、大天使やアークデーモンも動員してディアボロスを早急に滅ぼし、日本全土の『圧政』を安定させる必要がありましょう。


 好きにするが良い。《戴冠の戦》に向け、いかなる戦略を取るも、我の許しは要らぬ。
 我は《七曜の戦》を越えるまでが役目。間もなく死を迎える存在よ。
 信雄が敗れた今、『戦国覇王』として《戴冠の戦》に挑む最有力候補はお主か秀吉となろう。


 秀吉様は信雄様を助け妖怪や鬼を引き入れての戦力増強という功績を挙げられました。
 ですが、河内国が落ちれば、次は秀吉様の本拠地、『摂津国』も危うい。
 図らずもディアボロスが、次代の戦国覇王を決めることとなりそうですな……。