大天使『熾天使ミカエル』
~TOKYOエゼキエル戦争・スカイツリー天空大聖堂~

 定められし《七曜の戦》の刻が迫っている。
 この確信を抱くことが出来るのも、私が新たな『断片の王』に至らんとしている証左か。
 墨田、葛飾の2区しか制圧できなかった私が、《七曜の戦》に挑む断片の王になろうとは。
 かつての断片の王であったヘルヴィム様も、この状況まで予見できてはいまい。

 だが、新宿区と共に消えたヘルヴィム様が『断片の王』として有していた知識。
《七曜の戦》のため、新たな断片の王を決める戦いに関わることなく温存された『ヘルヴィム直属軍』。
 それら全ては、私のものとなろうとしている。

 ならばTOKYOエゼキエル戦争の断片の王として、滅ぼすべき怨敵との決着もつけねばならぬ。
 これより一月の後、《七曜の戦》の終結と共に、私は失われし大地『新宿区』を取り戻す。
 我らが決意、我らが力。覆せるか、復讐者ディアボロス