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上巴・九虚のパラドクス

裏返し(ウラガエシ)

『表があれば裏がある。それは必然。』
page1.意識した対象や事象、そして存在を「裏返す」。飛ぶ銃弾は逆へと返り、砕いた四肢は元へと返り、有るはずの物は何処かへと失せ。重力(ほし)すらも裏返り、縛るべき人を空へと放つ。page2. 原理は未だ不明。怪物が怪物たる所以。遂に誰一人として、その底を見る事は叶わなかった。
WIZ319 1012ダメージ(1体) 【平穏結界】 【ガードアップ】 No.151

影渡り(カゲワタリ)

『誰より近く、何よりも遠い。』
page1.自身の存在を「裏返し」、表の存在から裏の存在、即ち影の住人へと変化させる。影から影へと音もなく移動し、それを自在に操り武器とする。裏へと干渉する手段が無ければ、触れることすら叶わない。page2.怪物が神出鬼没と恐れられた理由の一つ。影と恐怖は、どこにでもついてきた。
SPD218 523ダメージ(4体) 【コウモリ変身】 【ドレイン】 No.252

天堕し(アマオトシ)

『終末ってさぁ、こんな気分かな?』
page1.地表と上空、或いは宇宙との距離を「裏返し」ゼロにする。間に存在した大気は圧縮され全てを押し潰し、天に有った星は地へと降り注ぐ。その後に残る場所は、真空の世界のみ。page2.権能を用いた魔法(わざ)。使われた記録は存在しない。使ってしまえば、食糧など残らないのだから。
WIZ319 766ダメージ(3体) 【クリーニング】 【先行率アップ】 No.825

氷射し(コオリザシ)

『いけるよ、どこにでも。』
page1.周囲に魔力を拡散し、自在に氷の刃を生み出す。自身の魔力が影響を与えられる範囲であれば、どこからでも、どんな形でも、氷を生成可能。page2.魔力の拡散を防がない限り、あらゆる形で現れる氷刃に、常に対応せざるを得なくなる。もしも、魔力が体内に侵入するのを許しでもすれば…
WIZ319 919ダメージ(2体) 【飛翔】 【グロリアス】 No.840

震吐き(フルエツキ)

『すぐに恐怖も出なくなる。』
page1.肺に魔力を宿らせ、吐く息を魔法とする。周囲一帯の熱を奪い尽くす極寒の空間を、たった一息で作り出す。page2.どんなに強力であろうと息は息。空気ごと遮断してしまえば、効果は及ばない。しかしこれの驚異は、強烈な吹付けよりも、知らぬ間に落とされ忍び寄る、小さな吐息である。
SPD218 523ダメージ(4体) 【冷気の支配者】 【先行率アップ】 No.835

氷咲き(コオリザキ)

『実は落ち割れれば、氷の花。』
page1.魔力を集中し、巨大な氷を作り出す。上空から落下させ押し潰す使い方が主だが、砲弾の如く撃ち出す事も可能。page2.空を覆うほどの氷塊が城へと落ち、血と瓦礫の山へと変貌した事件。それ以来、この魔法は対城魔法と分類されている…が、果たしてそれだけの枠に収まるものだろうか。
WIZ319 1114ダメージ(1体) 【アイスクラフト】 【ダブル】 No.255

紅紡ぎ(ベニツムギ)

『血は証、そして標。』
page1.己の魔力が宿った、あるいは宿らせた血を、自在に操る魔法。成分、性質、硬度、形状。血に異常をきたした人の多くが、この魔法に助けられてきた。page2.人にとっては大切な魔法も、怪物にとってはただの玩具だ。魔力を遮る術のない凡人は、体内の血を好き放題に弄られる事になる。
POW73 432ダメージ(2体) 【水面走行】 【ダメージアップ】 No.856

縁借り(エニシガリ)

『縁あって触れ合う。だから欲しい。』
page1.触れたものから記憶や能力を読み取り、それを模倣する魔法(わざ)。守られた技も、秘された業も、忘れられた術も。「裏返し」てしまえば、丸裸と変わりない。page2.己の中に空けた無と、外の有を「裏返し」、全てを取り込み肥大化していく。怪物の中身と欲望に、際限などなかった。
WIZ319 1021ダメージ(1体) 【書物解読】 【命中アップ】 No.81

影穿ち(カゲウガチ)

『それは友人であり、脅威でもある。』
page1.影を操る魔法(わざ)の中でも、特に攻撃に特化したもの。影を束ね巨大な武装を放つ大技から、影から直接刃を飛び出させる奇襲まで様々だが、共通するのは、全て狩猟ではなく排除の手段だという事だ。page2.怪物と対峙する者へ告ぐ。「最も近い隣人は、常に君の背を見つめている」。
SPD218 799ダメージ(1体) 【完全視界】 【ダメージアップ】 No.253

鬼宿し(オニヤドシ)

『カタチが理解れば、成れるもの。』
page1.身体強化魔法。使用した魔力量に応じて身体能力を爆発的に増大させる。単純ながら、戦闘に用いるのであれば、その有用性は言うまでもないだろう。page2.通常、知識や記憶は経験と技量に劣るとされる。が、常軌を逸した蓄積は、その常識に当てはめるには、あまりにも重過ぎた。
POW73 464ダメージ(2体) 【水源】 【ダブル】 No.867

骸断ち(ムクロダチ)

『ココはいらないでしょ?』
page1.物理干渉できる魔力を体に纏わせ、刃とする。道具がない際の施術、または大きく切除する際に使用する術で、できる限り使いたくないものだと常々思っていた。page2.怪物はこれを、高速で振動させて切断力を増したり、刃とせず全身に纏う事で、物理攻撃を防いだりしていたようだ。
POW73 476ダメージ(1体) 【活性治癒】 【ドレイン】 No.57

節砕き(フシクダキ)

『ソコ、弱いよねぇ?』
page1.瞳に魔力を宿し、視界に入れたものの強度を自在に変化させる。元来は、硬質化した患者の体組織にスムーズに対処する為に使用されていた術である。page2.対象の強度を極限まで落とし、触れるだけで崩壊させる。あるいは、気づかず動いた相手を自壊させる。怪物は、特に後者を好んだ。
SPD218 857ダメージ(1体) 【エイティーン】 【能力値アップ】 No.826

髄喰み(ズイハミ)

『コレ、もらってくねぇ。』
page1.触れたものの本質に干渉する、魔力の鞭を創造する。これは救う術がない命を救うため編み出された、光の治療術である。page2.対象の中核を成すモノを引きずり出し、喰らい尽くす。文字通り食べても、魔力として取り込んでも良い。これによって怪物は、他の力を奪い、取り込み続ける。
WIZ319 1021ダメージ(1体) 【クリーニング】 【ドレイン】 No.837

霜嘆き(シモナゲキ)

『すぐに痛みもなくなるよ。』
page1.声帯に魔力を宿らせ、声そのものを魔法とする。その声を耳に入れたものは、急速に熱を奪われ、数秒と経たず氷漬けになる。page2.これは、音を音として取り入れないもの、即ち生物以外には効果はない。故に対策は単純だ、声を聴かなければいい。それが難しいのも、また事実だが。
WIZ319 668ダメージ(4体) 【使い魔使役】 【能力値アップ】 No.104