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ハルトヴィヒ・レーヴェンブルクのパラドクス

鳴り響け、弔いの鐘(トラウアーゲロイテ・フュア・インヴァゾーレン)

『失せろ。目障りだ』
守ることに憧れて、信じたものに裏切られた。だから奪う。だから壊す。機人となることもできなかった彼には、それしかない。奪った機銃の反動が生身の体にこたえても、撃って、撃って、撃ち尽くす――畏れず、怯まず、胸にさかまく復讐の火が燃ゆるまま。
POW157 295ダメージ(4体) 【建造物分解】 【ダメージアップ】 No.203

彼の名もなき剣(ツヴィッシェン・ユンゲ・ウント・ゾルダート)

『――斬る』
『まずは機銃による威嚇射撃。当てずとも目眩しになればいい。それで相手が怯んだら、どう動いても構わん。敵の視界から姿を消せ。背後に回り、その剣で首を掻けば、君達の勝利だ――単純だろ?』
戦士になるはずだった彼への、憎き仇どもの教え。それが今、皮肉にも、戦場に立つ彼を生かしている。
WIZ84 342ダメージ(1体) 【悲劇感知】 【ロストエナジー】 No.803

緋色の協奏(シャルラッハロート・ヴィー・ヴート)

『行くぞ――ブレッツェル』
彼の怒りが燃える時、獣はいつも其処にいた。そしてこれからも共に在る。戦火の中をつかず離れず駆ける姿は兄弟が如く、浴びせる弾丸は雨が如く。殲滅機兵とパンツァーハウンド、一人と一頭は討つべき敵を見据えて前を向き続ける。……ちなみに、犬の名前に特に深い理由はない。
POW157 497ダメージ(1体) 【動物の友】 【命中アップ】 No.207

無垢なるはその拳(ディ・ゼーンズフト・ナハ・マハト)

『銃がなけりゃ、何もできないとでも思ったか?』
銃は弾切れ、剣は折れた。それでも瞳は曇らない。兵装を捨て、拳を固めて、若者は討つべき敵と対峙する。そうだ――剣も銃も持たぬ頃から、彼は身一つで戦ってきた。
行く手を阻む者あらば、殴り、蹴りつけ、投げ飛ばして進めばいい。それは煤塗れの路地裏で、悪童達に立ち向かった幼き日のように。
SPD90 318ダメージ(2体) 【エアライド】 【ガードアップ】 No.155