喫茶「まよひが」
新宿島の中でも奥まって静かな場所。
そこにその建物は建っている。
古めかしい外装の民家のようなそこは、
ひと目見るととても人が生活しているようには見えない。
しかし、訪れたものはすぐそれが誤りであるとわかるだろう。
なぜなら、玄関と思しき扉の前には、
このような看板があるからだ。
「まよいが、門戸を開いております。」
「お困りの方、物資が入用な方はお尋ねください。」
「対価はいただきます。」
どういう理由かは入る決心をした人次第。
だが、その扉を開けたのであれば。
「いらっしゃーせー」
やる気のない女の子が出迎えてくれるだろう―――
【注意事項】
※身内旅団です。
※過去作の旅団とは無関係です。
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喫茶「まよひが」