とある街のような大きな船の上
その船の一角に咲く珍しい枯れない桜の近くに建っている１軒の甘味処
―――甘味処『天笑』
泣いているお天道様も１つ口にすれば、思わず笑みを浮かべる美味しい和菓子をみんなに提供したい……
そんな願いを込めて付けられたそのお店の前で箒を持って店先を掃いている店員があなたに気づきます
「あら、お客様ですか？」
店員は、微笑みつつ首を傾げながらそう尋ねると
「お客様でしたらどうぞこちらへ。たまたま通りかかっただけでしたら、何かの縁ですので少し覗いてみませんか？」
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