「Underground」と雑に書き殴られたブラックボードの側に、扉が一つ。
それを開ければ、バーの様な広めのエントランス。奥には廊下と多くの空き部屋が。
「いらっしゃーい。さて、秘密の合言葉は?まぁ、そんなのないんだけど」
全身黒尽くめの青年が、そんな適当なことを言って出迎える。
「来る者拒まず去る者追わず。通りすがりも通い詰めも歓迎さ。行き場所が無いなら、此処に住むのも構わないよ。部屋は有り余ってるから。家賃は高くつくけど、今なら僕とお話するだけで100%オフにしてあげるぜ」
Underground。地下を意味するその言葉には、「どんな者が墜ちて来ようとも、全て迎え入れたい」そんな想いが込められている。……らしい。
→全団員を見る(11)
→全友好旅団を見る(0)
→退団報告