――そこはかつて、俺の過ごしていた郷のような
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池の畔に腰を掛けていると思い出す。
かつての俺もこうやって一人で待ち続けていた。
来るはずもない誰かが俺に気がつくその時を。
結局、現れたのはドラゴンだけで、待つことすら許されずに追い出されたわけだけれど。
さて、ここは新宿島の公園でしかないのだが何故だか懐かしい気がする。
ただ人気のないこの一瞬を郷に重ねてしまっているだけかもしれないけれど、ね。
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池の畔でのんびりする旅団です
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