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朝露が柔い陽差しを弾く、優しい午後
愛しい鐘音が青空に澄み響く
花女神の白い細指が物語を諮る
『初めに言葉があって、
そして言葉は神と共にあって、
そして言葉は神であった』
人類史の改竄を受け均衡を崩した楽園は
豊穣の痕を残しながら
森深くに影を落とす
嘗ての南欧の夜を弦楽で彩る『花邑の揺籠』
、その天蓋が映した夢は人の眠りに帰る
星すら映さぬ射干玉の天蓋は、月明かりの細い銀の道を照らし出す
ほのかに揺らめく金銀真砂、虹の色にも輝く織布を纏い、きらめきを追いかけて
あなたに出会う日は 花を贈ろう
あなたが寂しい時は 花を飾り
あなたが嬉しい時は 花を降らせて
あなたが眠れる日は 花を捧げよう
移ろう時間を緩りと過ごし
心満ちるまで共に歩めたなら、
きっと何かが心に燈る
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