扉を開けたそこは少し広めの小料理屋。
そこは静かで落ち着いた空間が広がっていた。
カウンター向こうは棚と冷蔵庫、見事に酒瓶が並んでいる。
和洋の節操はない… いや、レパートリィに富むと言うべきか。
奥の扉は厨房か。
「いらっしゃい。お好きな席へどうぞ。
品書きの料理は出せるよ。
お代はその額でもいいし、土産物、土産話でもいい。」
同輩であろう女将が微笑んだ。
「こんな御時世だ。
少しの間くらい、美味いもの飲み食いして色々忘れてもバチは当たらんさ。」
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