【戦】color to nowhere.
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
真っ白なカンバスのようと言った。
色がまだ無いと、言っていた。
あれから。
そして。
これから。
二度、対峙した姿は、如何様な姿を映すのか。
#シエロ・ラヴィオン
#奉利・聖
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シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(──放課後、グラウンド。)
(呼び出しとくれば、多少色気を感じる年頃だ。何せ青春、何せ学生、多少青い色が──あっても、良かったかも知れない。されど立つ姿、堂々。銃を最初から隠さず、ベルトに携えて。そして呼び出したる相手が来る/居る方を、見詰める。)
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奉利・聖 2021年11月9日
(──前回はある種、浮ついた雰囲気があった)
(弦が張り詰め切ってない、青さがあった)
(だがこうして訪れて、顔を見れば分かる)
良い面構えをしております。
前よりもずっと、見ている方向が真っすぐです。
(お決まりのデッキブラシを携えて、目を合わせる)
(成長を感じて、ついつい微笑んでしまう)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
…────思ったんだけどさ。
(は、と息を吐く。額に手を当てながら、ちらりと見て。)
何年生きて来たの、貴方は。
前は解らなかった──いや、余裕が無かったけど、今考えて、見たら思う。…貴方、何?
(まるで義父か、その類を見ているようだ。知れば知るほど、背中が嫌に遠く感じる。)
(無効票)
奉利・聖 2021年11月9日
おや…それについては、申し訳ありませんが…正確には把握しておりませんで。
まぁとはいえ───。
人が送ることが出来る一生の閾値は、優に越えておりますよ。
随分と長生きしましたからね。
奉利・聖 2021年11月9日
しかして今世は、紛れもなく高校一年生です。
ですのでどうぞ、シエロ先輩として振舞って頂ければと思います。
なに、少し経験豊富な程度です。
それで皆さんとようやく同じ土俵に立っているのですからね。
大したことではございません。
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シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
あっさりとんでもない事ぶちまけるよな、ホント。
(肩を竦め、苦く笑う。──一生を生きて、或いは何周か。今はどんな、…に、と笑う。)
ま、そだね。
今は頼れて、強くて、掃除好きな後輩だよね。
正直聞いておいて何だけど、人の過去を漁る気も、知る気もあんまり無いんだ。
(試しに聞いただけ、とからから笑うと。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
他人の昔がどうだったとか、今が昔が未来が幸だ不幸だとか。
…どうでもいいって、思う、思ってた。
(宣いながら。)(す、とカンフーのように、腕で円を描くように振るい、右半身に構える。)
ただまあ、ちょっとばかり心変わりしちゃったんでさ。
…強くなる為に、付き合ってよ、コーハイ。ジュース奢るから。
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奉利・聖 2021年11月9日
───良き心構えかと存じます。
いいでしょう…この身がお役に立つのであれば、如何様にもお使いください。
(とん、とん、とんと…軽快なステップ)(そして)
奉利・聖 2021年11月9日
(ドウッ!!と衝撃を伴うほどの速度で、側面まで肉薄)
どんな色か、お見せいただきましょう。
(下から上へ突き上げるような、デッキブラシの刺突!)
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シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(動き始めた。此処からだ、此─一)(消え)(まえ)
ッッッッギッッッッッ!!!
(秒で詰められた間合い。物理法則働けと頭の片隅で舌打ちしながら、避けるでは無く、踏み込む。目一杯歯を食いしばりながら、刺突に向かって、敢えて、屈んで突っ込んで。)
( ゴ ッ!!) (衝撃が、音を奏でた。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(前傾。踏み込み。そして、腕が伸び、インパクトが最大になる前に、額から迎えに行く所業。──此れが、生きる最適解と断じて。)
ッッッッちぇりやァァアッ!!!
(其処から。)(弧を描くように、腕が拳が、思い切り、相手の顔面に向け振り抜こうと伸ばされていく!)
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奉利・聖 2021年11月9日
(──避けてやりすごすのは無理と判断して、受けに来た!)
(それも形としては最善に近い。刺突の威力が一番出る、腕が伸び切った直後を避けて前に出た)
良い……判断です!
(デッキブラシを手放す。インファイトの判断も、構えも…サマになっている。成長している。素晴らしい)
奉利・聖 2021年11月9日
(その拳を顔面に、そのまま受けた。気を練って防ぐには間に合わない。ダメージはそのまま入るが──当然、彼も知っての通り、痛みや衝撃程度ではこの男を崩せない。同じように迎え入れる形で前に出て、伸ばした腕をガッシリと掴みにいった)
──『衝気功』
(ロックできればそのまま、引き寄せて──浸透打撃が如く、内部に強烈に迸る衝撃を発生させる、掌底を放つだろう!)
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シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(衝撃を殺したとは言え、額に棒が命中したのだ。皮膚は軽く裂けるし血は滲む。多分脳も軽く揺れ──がどうした!)(こんなもの、我慢すれば何とでもなる。だから、迷わず、怯まず顔面に拳を振り抜いた。)
…────ッ!!
(手応えが、浅い!伸びきらない!自分が出来た事が、何故高みにいる人に出来ぬと思ったか。しかも彼は、異様なまでに頑丈!)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(しかも、掴まれた。振り払おうにも、多分遅い。意識の切り替えが彼より秒単位で遅いからだ。この体勢では、カウンターも不可──)
……ッ、ならば、ッ!!
(敢えて、引き寄せに抗わない。)(力を抜き、だらりと脱力し切った身体を、掌底が命中する寸前に…捻る。)(衝撃を流す、逃すやり方、だが──)
が、ッつ、…ぅぅぅ!
(付け焼き刃、思い付き。逃し切れず、衝撃が臓器を揺らし、形を歪める。)
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奉利・聖 2021年11月9日
(やはり判断が前よりも良い。この状況で身体の力を抜けるのが、何人居るだろうか。逃し切れてはいないが、それでもやらないよりはマシだ)
やはり素晴らしい成長…防御が見違えて向上しております。
しかしインファイトが本領ではないはず…!
(そのままの体勢で、後ろに倒れに行く。その勢いを利用して、後方へと投げ飛ばす腹積もりだ)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
褒められ──てもなァ!!
(吐き気はするし頭も痛い。何なら今すぐ蹲って泣きたいぐらい痛い。関羽の時もそうだ、ホントは逃げ出したかった。)(なのに。)
(がくん、と体勢が崩れた。前のめり、掴まれたまま。浮遊感を感じた時には、投げられたと理解した。思い切り地面に叩き付けられ、ヘッドスライディングのように滑って──転がる、勢い利用、立つ!)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(土煙が上がった、好機。)(銃を引き抜く音。撃鉄を落とす音。引鉄を絞り、パァン────── 音。)(だけ。)(弾は、無い!)
(その秒後に、砂埃を裂いて飛び向かうは、サバイバルナイフ!相手の右脚、太もも付近を狙って投げ込む!)
(無効票)
奉利・聖 2021年11月9日
(これで距離は離れる。故に銃を使うはず…そう踏んで投げ飛ばした)
(そして当然の如く、銃声が──いや、待て)
(弾頭が通過する時特有の、気の流れを感じない…?)
まさか、フェイク!
奉利・聖 2021年11月9日
くっ───!!
(飛来するナイフは脚に突き刺さった。相変わらず苦悶の表情一つも浮かべやしないが、してやられた悔しさが表情に出る)
良いブラフです…目に見えたアイコンをぶら下げていたとは。
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(此れで普通なら機動力を奪った──と言いたいが、目の前の男がそんな容易いわけも無い。ナイフを投げた瞬間、素早く弾を銃に込め、そして。)
さ、ッ!!(何と、前へ飛び出た。)(接近戦は分が悪い、間違いなく格上である。にも関わらず、意地を張るように拳を固め、ぶん殴ってやるとばかりに振り上げて、間合いを詰めて──)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
( あと一歩で拳の間合い。)
(と言うところで、斜め後ろに唐突に飛び退き、銃口を向けて、一発、二発、三発。ゴム弾を発射しながら、距離を取るように、背中を向けて走る。逃げる。)
…────(にィ、と。)
(薄ら笑いを浮かべながら、振り向き。走りながら、銃を向ける。撃たない。撃つ振り。まるで挑発。)
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奉利・聖 2021年11月9日
(追撃の手が甘い…これは、わざとか?明らかな挑発行為。思考は冷静。狙いは誘導のはず。普通ならば捨て置くが)
…よろしい!
(嬉々として追いかける。ダメージを負った脚を何とも無さそうに動かして、ゴム弾を首を捻って避けながら追いかける)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
何で弾ぁ発射したの見てから避けられんすかねぇ!!
(しかもナイフ刺さってるのに動きが変わらない。サイボーグか何かか、どぞっとする。──とは言え、チャンスは一度だ。)
(フェイクに嵌めた。挑発に乗せた。敢えて逃げて、狙いがあると思考を揺らした。これだけ揃えて、成功率が砂つぶ程だ、笑えてくるだろ?今にも爆笑したい気分さ。)
(だけど、それでも、しかし。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(世界を守れる男になってみせてと。)
(無事に帰って来てと。)
(頼りになる素敵な先輩だと)
(何より、ハッピーエンドを見せてと──願い、期待を寄せられて、背負ったのだ。約束をしたのだ。で、あるならば。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
( だん ッ!!!!と、踏ん張り反転。銃を投げ、右拳を引いた構えから、追いかけて来る相手に向かって飛び込み、駆けて──)
『我流ヶ壱 ─── 死 穿 !!!! 』
(背負った『覚悟』が強い程、踏み込みや拳の威力は上がり、衝撃波まで発するに至るパラドクスを、右拳に乗せ、真っ直ぐ放つのだ!)
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奉利・聖 2021年11月9日
(──反転。ことここに及んでもまだインファイト?)
(…いや、待て。この気運は……大気を揺るがすエネルギーは!)
それが……描いた形の一つ!
(想定をはるかに超えるスピード!防御不可、回避不可!)
(ㅤゴㅤォㅤッㅤ!)
奉利・聖 2021年11月9日
(途轍もない衝撃が走り、遥か後方へと吹き飛ばされる)
(バウンドするボールのように、弾んで、地面をズリズリと擦って)
(派手に土煙をあげて、ようやく止まった時には)
(音は立たなくなった)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
( 捩じ込んだ。今度は最初のような、浅い感覚じゃ無い。強敵の顔面を弾き飛ばした時のような感触。──極ま、ッた…!)
……ッひゅ、…は、ッ、はぁーッ、はぁー…!
(呼吸を忘れていたように、慌てて酸素を取り込む。)(やった。)(か?此れが絞りに絞り切った一撃、早々簡単には──)
(無効票)
奉利・聖 2021年11月9日
(土煙が、晴れた時)
(そこには)
ㅤ、、、、、、、、
(誰も、いなかった)
奉利・聖 2021年11月9日
(『周天錬気』──二成の内気功を習得した者が扱える、錬気のハイブースト。効力は通常の三倍。それゆえに消耗も激しい)
(その上で使ったのは、『影気功』──存在を極限まで希薄にして、世界より消え失せる一歩手前、そのレベルの隠密を可能にする気功術)
(そうして、悠々と…真正面から歩いている)
(吹っ飛ばされて、即座に再行動しているのだ)
奉利・聖 2021年11月9日
(素晴らしい。まさかここまで切らされるとは)
(人の成長は著しく早いものです)
(悲しいことに、僕の成長は見込めませんが…これなら復讐者の界隈も安泰かもしれませんねぇ)
(なんて、考えながら…)
(ぐっと、中指をもう片方の手で引っかける形にして)
(彼がこの接近に、気づかなかったならば)
(痛い方のデコピンが、炸裂することだろう)
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
───は?
(視界には、誰も。)(馬鹿な、確実に捉えた。拳にも感触はあったし、確かに吹き飛んだのは見た。ならば、今、何処に。)
…ッ、あ。
(思考に空白が生まれる。見えない、だが、居る。背筋が凍り、半歩下が、下が──)(った。確かに戦場は潜った。技も知恵も磨いた。しかし、覚悟を振り絞った後に、また絶望感が来たら?)
(鍛えていたとは言え、死線潜り初心者には、余りに酷であったか。完全に全てが、停止した。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
(指が脚が震える冷や汗が滝のように流れて歯がカチカチ擦れ合い動け動け動き動かなきゃ動け、ない────)
(瞬間。)(バチィンと額が弾かれ、頭が後ろに振られる。凍りついた身体が踏ん張れるはずもなく、尻餅をついた。)
(無効票)
奉利・聖 2021年11月9日
(額を弾いた瞬間、影気功は解かれ)
(大きな溜息と共に、ぐったりと座り込んだ)
奉利・聖 2021年11月9日
強引に痛み分けのようにはしましたが……。
正直、心境としては敗北感寄りですね。
誘いと分かっていながら乗り、まともに食らったのですから。
──お見事でございました。
(ダメージに周天錬気の代償が重なり、比較的満身創痍だ)
判断力、覚悟、戦術──前回とは見違えるようでした。
してやられ、ズルい手を使った僕が言うのもなんですが。
奉利・聖 2021年11月9日
ようこそ、戦士の領域へ。
最早空白とは、誰にも感じさせないでしょう。
(無効票)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
………。(は、は、は。激しい呼気が物語る。)
あなた、は…。
(──命が惜しく無いのか、と。明らかに気配も空気も、まして存在さえも、これだけ近くにいたのに、無かった。)(原理は解らない。だが、損耗の仕方を見れば、明らかにそう使っていい類じゃあ、ないり)
いいや、…これだけ積み上げて、やっと一撃。
関羽の顔面殴った時もだけど、まだ、一撃だけなんだ。
(褒められるには、早い。座ったまま、首を振った。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月9日
狡い事なんてない。
戦いに、狡いとか、イカサマとかやられた側が言うのは、馬鹿な言い訳になる。
(だから、負けは負け。あのまま額ではなく、貫かれたら一瞬で死んでいるのだから。)(痛み分け?冗談がうまいね、と苦笑い。)
………、うん。
でもまだ見習いだよ。陸くんや、番長達、騎士団、そして貴方には、まだ敵わない。
(無効票)
奉利・聖 2021年11月9日
──素晴らしき向上心。それでこそ、でございます。
であれば僕も…まだ上に立つ者、という顔をしておきましょう。
良い色で、良いもの描きましたね。
されど…まだ描き込めるスペースが沢山あります。もっと大きく描くか、沢山の絵を描くかは…貴方次第です。
経験し、学んで…ここまで確立したのなら、きっと出来るでしょう。
奉利・聖 2021年11月10日
……それに、お恥ずかしい話ですが。
僕も関羽には、一撃見舞ったくらいでして。
実は結構…迫っているんですよ、近くまで。
次にやる時は…そうですね。
僕も持ち込む装備を、増やすつもりでいきますので。
奉利・聖 2021年11月10日
──さ、後片付けをしましょう。
その後は保健室ですね。
(ぐっと立ち上がる。足腰がガクついている。ダメージの影響だ)
後引く一撃…恐ろしいものです。
(風が、吹いた(。))
シエロ・ラヴィオン 2021年11月10日
向上しないと、約束破りになってしまうのでね。
会長や友人、管理人に同級生と、色々約束しちゃったので。
(──尚、全て異性である事は口にはしないでおく。)
そうだね、今日の戦いを基に一つ思いついたのがあるんだ。どう?掃除して、保健室いって、ジュース飲みながら、聞いてもらいたいんだ。
(アドバイスが欲しいから、と。)
シエロ・ラヴィオン 2021年11月10日
どうかな。
僕も関羽にはさ、刺突の乱打を真っ向から受けながらぶん殴ったから、生きるか死ぬかギリッギリだったんだよね。
(よいせ、と立ち上がる。)
はは、………マジ?これより手数増えんの?
(引き攣り笑いしながら、後ずさる。今後此方も手数を増やすか策を増やすか、頭を痛めながら、あれやこれやと話しつつ、後始末をしていくとしようか──)
(風が、吹いた(。))
シエロ・ラヴィオン 2021年11月10日
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