【個】ハワイ、さんさん、シーサイド
御掃除・すいすい 2021年11月6日
VRハワイのVR太陽がさんさんと照りつけるVRワイキキビーチ。
そんな中へ繰り出したのは竜人と掃除機サキュバスの二人組。
今年の夏は、いろいろありましたから。
代わりに思い出、作りましょう?
#竜城・陸
#御掃除・すいすい
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竜城・陸 2021年11月7日
嬉しい、かあ…………。
(ちょっとは恥じらってくれたらな、とか少し思いはしたのだけれど――種族性か、と結論付けて、息を吐いて)
俺にも、って……いやあんまり無差別に色々な相手にやるものでは……あー(サキュバス的にはそういうものなんだろうか、とは思ったが)
……自己防衛をちゃんと学んでからにしなさいね。
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
はい、嬉しいです。
(すいすいとしてはあくまでも魅力的に思ってもらえることが、ではなく、言葉で褒めてもらえることが、であった)
自己防衛、ですか?
(首を傾げて)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
そう……そうか……。
(絶妙にすれ違っていることには気付けない)(程度にはテンパっていた)
いや、こう……ああもうなんて説明すればいいんだこれ……ともあれ、えーと。
…………君自身の魅力が増すということは、それに引き寄せられる人間の数も増すということでね。えーと……
……あまり褒められないような手段で君に近づく輩もいるかもしれないから、気を付けるんだよ、って、話……。
(伝わるだろうか)(わからない)(こんな話したことないし……)
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
ふむふむ……。
(頷いて聞きます)
あまり褒められない手段、ですか。
学園にはそういった方はいないかと思いますが、そうですね。
気をつけようかと思います。
ですが、もしそうなったら──きっと陸様が、助けてくださるのでしょう?
(はじめて会ったあの日、助けてくれたように)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
いや正直、俺は「絶対にそういうやつがいない」とは保証しきれないかな……。
(まあ、発覚した時点で社会的に命がなさそう、というのは、さておいて)
………………、
竜城・陸 2021年11月7日
……そうだね、俺の眼の届くところにいる限りは、…………
(言いかけて)
(少しだけ、考えた)
(少しずつ、だけれど着実に、“道具”であった彼女は、“少女”になっていて)
(この様子だと、今はまだまるでそういう意識はないのだろうけど)
(いつか、誰かのことを好きになったり、して)
(誰かの隣にいることが、当たり前に、なる)
(そうしたら――――)
竜城・陸 2021年11月7日
――――それでも。
君は、ちゃんと自分で自分の身を守る方法を覚えるべきだよ。
…………いつまでも、
俺が傍にいてあげられるわけでは、ないからね。
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
そうなのですか? 皆様いい方ばかりだと思ったのですが……。
(首を傾げていました)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
──そう、ですか。そうです、よね。
(陸様がいつまでも傍にいるわけではない。それは考えてみれば、当たり前のことなのです。私が壊れるまでは、不要になるまでは一緒だと思っていた家の方々ですら、刻逆で離れ離れになったのですから。家族ではない陸様といつかは別れることになる、それはそうなるかもしれないどころではなく、むしろ必然とも言えるものでした)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
(だと言うのに、無邪気にいつまでも陸様が助けてくれるなどと思っていたのは、きっと)
(血縁という概念を持ち得ない私がはじめて接した、自分を庇護してくれる存在──親のようだと、どこかで思っていたからなのかもしれません)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
……そうですね。
いつまでも、陸様のお世話になるわけには……いきませんよね。
(首を縦に動かします。それは頷くようにも、俯くようにも見えました)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
(零れた声音を耳にして、)
(僅かに伏せられた視線の先を追う前に、)
竜城・陸 2021年11月7日
(――――彼女の手を掴んでいた、右腕で)
(彼女の腕を引いて、)
(抱き寄せて、しまって、いて)
竜城・陸 2021年11月7日
あ、…………
あーーー………………
(――――――何やってるんだろう、なんて我に返ったのは、)
(彼女がそれを、拒むにしろ、拒まないにしろ、)
(そう、してしまってからだった)
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
あ──。
(俯いていては、陸様の動きには気づけずに。浮き輪ごと、ぐいと引き寄せられて)
(気づいたときには、陸様の腕の中に収まっていました)
……陸、様?
(抵抗もせず、身じろぎもせず。ただ、その顔を見上げます)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
(――――どう考えたって、「ごめんね」とか、「わかってくれてありがとう」とか、)
(そう言うべきだった)
(いつもみたいに笑って、言うべきだった)
(それが、正しい形のはずなのに、)
竜城・陸 2021年11月7日
(だって、自分は)
(いつか死ぬのだ)
(歴史を正せば――もしかしたら、正さなくても)
(だったら、“そこ”にいるべきじゃない)
(――そのはず、なのに)
竜城・陸 2021年11月7日
(そんな、悲しそうな顔をされてしまったら)
(“それでいいんだ”なんて、思えなかった)
竜城・陸 2021年11月7日
…………ごめん。
(多分、自分の言葉で傷つけたんだろうこと)
(どうしてかよくわからないけれど、咄嗟にこんなことをしてしまったこと)
(…………結末を知っていて、)
君が“もういい”って言うまでは、一人でも大丈夫になるまでは、……俺よりも大事な人ができるまでは。
ちゃんと、君のこと、守るから。
だから、ごめん、……そんな、悲しそうな顔、しないで。
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
(――――守れないかもしれない、約束を、言葉にしたこと)
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
……いえ、謝らないでください。
私が、いつか独り立ちしないといけないというのは、きっと正しいと思います。
(ぽつり、と。その顔を見上げながら呟きます)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
……でも、そうですね。悲しそうな顔をしていた、というのも正しいです。
入学してからこれまで、ずっと陸様に見守っていてもらえました。
それこそ、私がサキュバスになってからずっと、です。
きっと私は、いつの間にかそれが当たり前のように続くのだと思っていたのです。
陸様に、甘えていたのです。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
ですから、それを陸様自身の口から否定されて……悲しかったのだと思います。
考えてみれば、それがずっと続くはずもないことなんて、わかりきったことなのに。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
子どもがいつか親の元を離れるように。
私もいつか陸様の元を離れないといけない。
そんな当たり前も、私はわかっていませんでした。
ありがとうございます、陸様。
……でも、それでも。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
今はまだ。……いいえ、まだしばらくは。
陸様に甘えさせてください。……陸様の傍に、いさせてください。
(──すべてが解決して。いつか私が、ただのロボット掃除機に戻ってしまう、そのときまでは)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
あー……うん。
…………甘えてくれるのは、いや、まあ。
嬉しくないって言えば、嘘になるんだけど――
(ついぞ、与えられることのなかったもの)
(手探りで、拙い、“人の情”というものを、誰かに与えるのは)
(それを、快いと受け止めてもらえることは)
(まるで自分が、ここにいていいのだと思えて――)
竜城・陸 2021年11月7日
……あー…………。
こりゃ、甘えてたのは俺の方だな……。
(――“望まれてあるもの”であろうとして、そうなれなかった)
(その代償を求めていたのと、同じで)
(結末だけを整えて、帳尻を合わせようとしても、結局は無駄なのだ)
(だって、初めから全部狂っているのだから)
竜城・陸 2021年11月7日
(このままでいる理由はいくつでもあった)
(“いつか、死ぬさだめだから”)
(“ずっとここにはいられないから”)
(“自分は、「人」ではないから”)
いいわけ
(そうやって浮かぶ“大義名分”はいくらでもあって、)
(でもそのどれもが、今やもう、意味のないものだった)
竜城・陸 2021年11月7日
(“友達に好きって言えなくて、大切な相手に大切だって言えないなんて、そんなの死んだほうがマシだろ”)
(――いつか死ぬ程度のことが、)
(“どうか、■として■■■くれ”)
(――いつか帰るさだめであることが、)
(“否定したくてどうしようもないけれど、認めて使いこなしてみせるさ”)
(――“人”でないくらいのことが、なんだというのか)
(己の持つあらゆるものは、)
(己が立てた誓いを妨げるものであっては、ならない)
竜城・陸 2021年11月7日
…………うん。
わかったよ。
あらためて、ちゃんと言おう。
君がいつか、自分で選んで俺の傍を離れる日までは。
俺が必ず、君を守るから。
少なくとも俺の側から、この手を離すことだけは、絶対にないと。
……約束する。
竜城・陸 2021年11月7日
……だからスイもちゃんと、好きな子とかできたら言うんだよ。
これからそういうことがあったっておかしくないんだからね。
元が可愛いのだからきちんと見目に気を配るようになればきっと好いてくれる男の子だって――――
竜城・陸 2021年11月7日
――――あ、
(そこで唐突に、我に返ってしまって)
(焦り気味に――気味どころではない――距離を少し離して)
竜城・陸 2021年11月7日
………………ごめん。
いや、今のは本当に他意はなくて。えーと。
(そういう意味の向きは全くないけれど、そういう意味の向きの注意をはからずも実践してしまったので)(すごく気まずい)
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
……甘えていた? 陸様が、ですか?
(自分に対する感情を学習してきていたと言えど、そこまでの感情の機微を悟るほどの繊細さはすいすいにはまだ身についていなくて。不思議そうに、その顔を見上げて)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
(しかし、そこから紡がれた言葉は、間違いなくすいすいが待ち望んでいたもので。だから、そんな疑問は、すぐにかき消えて)
……はい。ありがとうございます。
二度目になりますが……やはり、言葉で伝えていただけるのは、嬉しいものですね。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
好きな子、好いてくれる男の子……。
(きっとそれは、いわゆる恋愛のことなのだと思いました。すいすいには、まだ恋愛はよくわかりません)
(けれど、幸せな気分になるものだとも、ほろ苦い気分になるものだとも、本で読みました。おそらく、先程陸様が言っていた『俺よりも大事な人』に繋がるものなのでしょう)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
(そんな折、陸様が距離を取りましたので、改めて浮き輪に掴まります)
ふふ、なぜ謝るのですか?
変な陸様です。
(普段の落ち着いた様子とは似ても似つかない、焦った様子。それがなんだか面白くて、すいすいはくすりと笑いました)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
ねぇ、陸様。
陸様に連れられて学園に来たとき、私は何も知りませんでした。
今も、まだまだ知っていく途中です。変わっていく途中です。
きっと今後も、私はいろんな風に変わっていくのでしょう。
陸様の言う、『陸様より大事な人』も見つかるのかもしれません。見つからないのかもしれません。
でも、どう変わっていくとしても。
今の私は、その変わっていく私を陸様に見守っていてほしいと、そう思って……陸様は、約束してくれました。
今の私には、それで十分です。ええ、十分なんです。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
ですが、この先の私がそれで十分かはわかりませんから。
そのときはそのとき、です。我儘を言うかもしれませんが、よろしくお願いします。
……もちろん、先程の言葉のように、陸様が私に甘えてくださってもいいですから。ね?
(人差し指を口に当てて微笑むと、片目を瞑って笑いかけます。いわゆるウインク。まねっこ、です)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
まったくもって度し難いことにね。
いや、それに今まで自分で気付いていなかったことの方が度し難いか……。
(浮き輪につかまったのを見て、小さく息を吐き)
まあ、うん、そうだね。
これからのことなんてわかりやしないんだろうけど、それでもこの約束だけは違えないから。
だから――――
竜城・陸 2021年11月7日
――――、
(虚をつかれたように、続けかけた言葉が引っ込んで)
……甘えません。もう甘えない。
甘えてたらあいつとの約束を果たしたことにならないからね。
竜城・陸 2021年11月7日
(はーーー)(深呼吸)
竜城・陸 2021年11月7日
(それで、やっと)
…………さて、スイ。もう少し泳いでみるかい。
それとも、そろそろ戻る? 俺はまだ余力あるけど。
(つとめてルーチン通りの反応、つとめて平時と変わらない笑顔を取り戻した)
(無効票)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
あいつ、ですか。ふふ、甘える陸様を見たかった気持ちもありますが、約束を守るためでしたら仕方ありませんね。
約束を守ることは大切ですから。
(きっとその『あいつ』とは、陸様にとって大切な人なのでしょうね。そう思いました)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
そうですね。せっかくですから、まだまだ泳ごうと思います。
(こくりと頷くと、一度離れた手を、もう一度差出して)
(無効票)
竜城・陸 2021年11月7日
そうだね、特に俺のいた土地では、約束や誓いは殊に重んじるものとされたから。
――友の前で己に誓った約定は、違えるわけにはいかないさ。
竜城・陸 2021年11月7日
ん、わかった。
(差し出された手を、取って)……では、行こうか。
疲れたら、ちゃんと言うんだよ?
(演出終了)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
約束を大切にされる土地柄だったのですね。
私も、陸様が約束を守れるように手助けをしていこうと思います。
御掃除・すいすい 2021年11月7日
はい、わかりました。
それでは引き続き、よろしくおねがいしますね。
(疲れたら、先日皆様と一緒に京都の旅館にお泊りしたように、ハワイの宿泊施設に泊まってみるのもよいかもしれませんね。そう思いつつ、すいすいはバタ足を再開するのでした)
(演出終了)
御掃除・すいすい 2021年11月7日
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