【個】なんとも素敵な渚にて
十埼・竜 2021年11月4日
――――きみが受け取ったのは、海好きの灯台守からの
座標指定つきのメッセージ。
「海いかない?」
#ルリア・アクアボトル
#十埼・竜
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(言いながら。こうして向けられる純粋な「好意」も、「精神エネルギー」として昇華され、取り込んでしまえるのがサキュバスという種族な訳で)
(そういう、欲や下心のような邪な感情が混ざらないモノこそが、カレ本来の味、に近いような気がするけれど。……これは言わぬが華かしら?)
……あら、なんとも刺激的なお誘いだけど。
ナニ、しちゃうの? (いつものような調子でそうして紡いだ言葉からは、未知への好奇心がきっと溢れ出ていて)
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
……だってさ。美味しそうにはしてる、から。美味しいのかなって……きみは誰かにそーゆー態度取られたら、味気にならない?(サキュバス同士でそういうのあるのか、わかんないけどさ。)
……(でもきみの笑顔見てたら、やっぱりちょっと怖気づく)……そんな詳しくなくてもいいよ……?
十埼・竜 2021年11月4日
……きみは刺激的なセリフを吐く天才だよなあ……(文字に起こせば何気ないのにこう)(こうさあ!!)
(軽く頭を振った。耳からその熱を振り落とすみたいに。)
まあまあ。……手、いい?(そう言って、きみに白くて骨ばった手を差し出す。)
(握ったなら――――そのままざぶざぶと、海に向けて歩いていくのだ。)水着着てるんなら、海、大丈夫でしょ?
(無効票)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
ん~、まぁ、厳密に言うと想像してるような食べるとはちょっと違うカモなんだけど。
私だって食事はするしお腹は空くんだから。つまり、実際の空腹感とは別の感覚として持っているのだけれど。一番しっくり来る表現が「美味しい」とか「食べる」になるっていうか。
(そんな説明をしながら、聞きたいのか怖気づいてるのか、半端な態度にふっと拭き出して)
んもう、気になるのか知りたくないのかどっちなの。
ハッキリしないと、ホントに食べちゃうわよ? (なんて、あむ、と捕食するような口真似)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(そうして、差し出された手を取ればそのまま海へと手を引かれて)
(草食系っぽいけれど、自分のペースとなれば案外ぐいぐいリードするタイプなんだ、などと感心しつつ)
エスコートは歓迎だし、それは勿論大丈夫だケド。
泳ぐってコト?
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
そういうものなの……
(口を開くだけでちょっとぞくっとするんだけどこっちは!!)
(もうこの人何やらせても大体刺激的になるもん!!)
……じゃあ(ぼそぼそ、何か拗ねたみたいな、籠った口調で。)気になる。教えて。(――――好奇心には勝てなかった!!)
十埼・竜 2021年11月4日
泳ぐ、っていうか。
(ざぶざぶ。――――サンダルの下の砂を、波が攫う頼りない感覚。足首を洗うぬるい波。腰あたりに波が打ちつけると、体がふわりと浮きかけるけれど。)
それでもいいけど、さ。
(更に歩き続ける。海の色がぐっと濃くなって、そこから先が少し深いのだと、知れるだろう。)
十埼・竜 2021年11月4日
(そこでいったんきみを振り返り)(にやり。)
(手を離す。)
……えいっ
(ざぶん)
(白い頭が、ひとり、波の下に沈む。透明度の高い水面の下、薄青く見える水底で、きみを手招く白い手がウミユリみたいにひらひら揺れる)
ねー!(すこしくぐもった声が、上に届く)おいでよ! 大丈夫だからさ!
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
そうね――(にこ、と笑みを浮かべて)(そこまで言うなら教えてあげようじゃない、と口を開きかけたところで)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
ちょっ、と。
(ざぶん、と手を引いて先導していた少年が、唐突に深い青へと潜ったのには流石に面食らったけれど)
(そうして、水面の遥か下から、特に苦しくもなさそうな声が聞こえてきて。素潜りが得意という話を聞いたこともなければ、そもそも装備もなしに水の中でこうして自由に声を発しているのも違和感がある)
(そこでようやく、先ほどの「ちょっと現実ではできないこと」というフレーズに、点と点が繋がって)
――そういうコト。
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(そう理解した瞬間、追うように海の中へと飛び込んだ)
(なるほど――ちっとも息苦しさを感じない。身体は確かに水の中にいる浮遊感を感じているのに、目や耳、口に水が入り込んで活動を妨げる感覚だけが排除されている、不思議な状態)
あは、これは確かに、現実じゃできないコト、ね。……素敵。(元々、泳ぎは得意だけど。海の中の、どこまでも青が広がる景色や、魚や珊瑚とのランデブーも、より身近に感じられて)
(そうして、先に水底で待っていた、無邪気な声を発するアナタの元へと)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(近づいていく。さらに――さらに、近づいて、ほぼ抱き付くような距離感まで。)
(まるで人魚のようにすい、と。普段はヘッドホンに覆われたその耳元に、唇を近づけて)
アナタはね、爽やかで、透明感のある、澄んだココロの味。
でも、私のカラダを意識すると、少しだけ刺激的に弾けるの。
(詳細に、事細かに。アナタの「味」を拭き込んでやる)
(そんな、先程の興味への答えと、サプライズへの意趣返しを合わせて)
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
(────水面から輝く泡を纏って、するりと滑り込んできた、きみの姿は。)
(銀の髪が優雅に広がってなびく。まるでそこで生まれたみたいなしなやかさで水を蹴って、降りてくる、姿は。)
(思わず)
(天使を受け止めるみたいに、手を、掲げかける。)
十埼・竜 2021年11月4日
(水が微かにきみの熱を伝える距離で)
(もうノイズを拾わないかわりに普通の聴力しか持たないぼくの耳が、きみの囁きだけを呑み込んで)
(いたずらな光を湛えた赤い瞳を間近に)
十埼・竜 2021年11月4日
…………………なるほど確かに(腕の中のきみに触れられやしない)ちょっと自虐的デシタネ……
(身体を意識して味変してんのはさあ!!!)(今だもんなあ!!!!!)
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
ふふ、今のはお返し。私をビックリさせてくれた事へのね。(なんて、茶目っ気たっぷりに、顔を間近に寄せて蒼い方の瞳をぱちり、ウィンク)
あら、意識しちゃわなければ抱き止めてくれた? 勿体ないコトしちゃった。
……ステキな世界を味わわせてくれてありがとう、竜。
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
アナタもきっと、自分で作りだして、その上で体験してみて、感動したのね。
それを、私に教えてくれたかったの? (なんて、ここへ呼び出された理由まで想像を膨らませて)
……それなら、今度はお礼。
私とも、「現実じゃできないコト」しましょ?
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十埼・竜 2021年11月4日
……(ウィンクに)(ぎこちなく)(目を泳がせる)
…………勿体ないこと、ってさあ……!!きみ、ぼくがどういう反応するかだいたいわかっててやってない?
十埼・竜 2021年11月4日
……そう。
(理由は、本当に)
(────どこまでも青い紺碧には、あちこちに色とりどりのサンゴや熱帯の魚たち。現実なら、スーツとゴーグル越しにしか触れられない、世界)
宝箱みたいだ、と、思ったんだ。……もしかしから、きみすら、知らない。
……きみが見つけない宝なんて、つまんないだろ?
十埼・竜 2021年11月4日
だから、教えたかった。……ね、素敵でしょ?(無邪気な笑顔で、)
…………。現実じゃできないこと?(……無邪気なトーンをそのままに鸚鵡返し)(思考がついてってない!!)
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
さ、どうかしらね? (とぼけてみせて。わかっててやっている。勿論。)
…………宝物を献上してくれた、ってコト?
ふぅん。……ふぅん? いい心がけじゃない。(なんて甘美な響きかしら、と。青に包まれた世界で上機嫌そうに揺れる尻尾が、その内心をなにより雄弁に語っていた)
そうね、こんな素敵な世界を味わう権利を頂いてしまったのだもの。だから――
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
ご褒美をアゲル。(息をするかのような自然さで、何の前触れもなく。)
(唇を、アナタの唇に重ねて――)
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十埼・竜 2021年11月4日
……そういう表現が、きみにはぴったりかなってさ。
(遠い水面の光を、ゆらゆら尻尾が跳ね返す。……ああ、嬉しそうだな。表現の仕方が彼女にしては、少し無邪気に見えて)(それがまた、嬉しい)
そのとおりです、魔王様。(おどけて、目を細めてみせて)どうかこの美しい海で御身を飾ってくださ…………
十埼・竜 2021年11月4日
(退く間も、なかった)
(さっきまで腕の間にあった熱、よりももっと。灯すような暖かさが、ふわりと唇に重なって)
(瞬きした。
焦点も合わない近さ。
銀の髪がたなびくのが目に焼き付く)
(────そのまま、息も止めたまま、動けやしない)
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(貪るように、ではなく。挨拶程度の、バードキス。)
(離れても、瞳と瞳は近いまま)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
…………初めてだった?
(微笑みながら、そんな問いを投げかけて)
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十埼・竜 2021年11月4日
(熱が離れて、やっと焦点が合う。
蒼と紅がすぐそばで、楽しそうにぼくを覗き込む)
(ああ)
(心臓の音がうるさい、きみに聴こえてるんじゃないだろうか)
(────"外"なら)
(こんな雑音を消してしまって、きみの音だけを────)
十埼・竜 2021年11月4日
………………ひ、一ケタ歳をノーカンにするなら……?
(微笑む余裕なんて、あるわけない)
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(生来からサキュバスとして生まれ落ちたこの身なれば、心臓が跳ねるたびに熱く茹るようなココロの味が、くっきりと感じ取れて)
えぇ~、初めてじゃなかったんだ。ちょっとショック。(1ケタ歳のころ、とは言え、それを奪えなかったことを悔しがって)
でもアナタが望むなら、どうぞ。私に奪われたことにしたいのなら、ね。(ぺろりと、唇を舐める。きっとその仕草は、先程の概念的な話よりももっと直接的に「味わわれた」ことを、アナタに想起させるだろう)
……仮想世界なら、肉体的にはどのみちファーストキスは奪えてなかったって事になるのかしら?
竜としてはそのあたり、どう思う?
(でも、初めてでもそうじゃなくても、もうどうだっていいかな、なんて思う)
(だって、こんなに可愛らしい反応を見せるのだもの)
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十埼・竜 2021年11月4日
………ぼく、ご褒美を貰ったのか、奪われたのか、どっちさ……!!!
(とろりと赤い舌と唇が、「ごちそうさま」と語るようだった。……あげた分いただいた、そんな風に。
この感情の取引は、どうしても等価だったとは思えないけれど!!)
……。何でそんなことを「選べ」なんて、(言いかけて)(ああ。彼女は確信してる。「意識もしてない遊びに、そんなに意味はないでしょう?」って、態度が語っている……気がして。)
(多分そんな感情の揺れも、筒抜けなんだろう)
十埼・竜 2021年11月4日
………身体としては、そうだと、思うけどさ。
(よくできたバーチャル・リアリティ。……例えば夢の中で身体を交わしたところでそれはやっぱり夢なんじゃないかって……ぼくは何を考えてんだ!!!)
……覚えちゃった感覚は。
忘れないと、思うけど。
(無効票)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
あげたのよ?
その結果で私は満たされたけれど、それは副産物よね。(なんて、悪びれもせず)
選べ、って言った理由? そんなの簡単よ。
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
自らの意志で、「そうだ」と認めることほど。
ルリア・アクアボトルという存在を、心に刻みこむ行為もないでしょう? (そうして浮かべた笑みは、先程戯れに形容した「魔王」という言葉が相応しいような。美しくも絶対的な支配者たる、きっとそんな笑み)
だから、その感覚。
忘れちゃ、やぁよ?
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
(────ぼくは本当に何でここに彼女を誘ったんだろう)
(この美しい海を見て。この宝物みたいな世界を見て。)
(真っ先にきみを思い描くくらいに)
(刻まれていた。とっくに。)
十埼・竜 2021年11月4日
………きみ、言ってることも態度もほんとに魔王かなんかだからな……!!
(それで様になってるから、本当に手がつけられない。)
(────頭上から光の差し込む青い水底で、鮮やかな財宝のような景色をただの背景にしかしない、輝ける女王)
(その、光景ごと。)
(唇にまだ残る熱も。)
十埼・竜 2021年11月4日
…………………忘れられるわけないでしょ。
(肩を竦めて頭を垂れる)
(ほんとに、そうだよ。)
(無効票)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
目指す所は船長のつもりだけど。
魔王、なんて響きも良いものね? 王って所が特にステキ。
(忘れられる訳がない、なんて、心から搾りだしたような呟きに、満足そうに頷きながら)
(ゆらり、自身に献上された青の世界にたゆたって)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
それで?
貢物は、これでお終い? (まるで、差し出せば差し出すだけ貰ってやるぞ、と言わんばかりの、暴君のごとく)
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
きみの船に乗るひと、すごーく刺激的で……すごーく大変そうだね……
(思い浮かぶは彼女を頂点にした奴隷船)(……やっぱり魔王だ……)
……なんだ、物足りないって言いたいの?
十埼・竜 2021年11月4日
………「ご褒美」を賜っといて不躾かとは思いますが。(ちょっと気取った)(……ちょっと嫌味にも聞こえる調子で)
……刻んで忘れるなって言うのなら、ぼくだってさ。
十埼・竜 2021年11月4日
ねえ。
(声は甘く、ねだるような抑揚で)
………きみだって忘れないでよ。ぼくのことを。
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ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
あら、そう聞こえた? (それは失礼、と呟いて)
だって、この一帯だけが、まだ全部じゃないでしょう?
海の続く限り――再現されたこのエリアの全てを味わい尽くさなければ、この宝物のような景色を堪能したとは言えないもの。
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(そんな、アナタの呟くような、それでいて芯を感じさせる言葉に対して)
……これは自慢なのだけど。
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
――私、「欲しいモノ」の事は、片時だって忘れたことはないのよ?
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十埼・竜 2021年11月4日
(────そういや、前に言ったっけ)
(『相応しい男になってから』とか、あの時は、誤魔化し半分で。)
十埼・竜 2021年11月4日
…………じゃあ、御眼鏡に叶うくらいには、精進しなきゃね。
(肩を竦めた)(流石魔王。……ひとの動かし方も、よくご存知で。)
十埼・竜 2021年11月4日
それもそうだ。オーケー、じゃあこの海中庭園ツアー、といこうか!
……今日はエスコートと後ろに侍るの、どっちがいい?(さっきは手を引いたけど)(あらためて。)
(無効票)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
そ。いい心がけね。
つまらない男になっちゃ、やぁよ? (言いつつも。彼が、カレでいる限り。きっと自分の興味から外れることはないのだろうけれど)
……だったら、今日はエスコートして頂戴。
ここはアナタが創造したセカイだもの。(こうして、海の中に入る前には手を引かれたことだし)(なら、今日は最後までゲストとして。彼が見せたかったモノを隅々まで案内してもらうことにして)
(無効票)
十埼・竜 2021年11月4日
……畏まりました、陛下。
それでは一時、お手を拝借。
(気取った声音で恭しく腰を曲げて。きみにまた手を差し出した。)
(────珊瑚の園を。熱帯魚たちの楽園を。海底に眠る船を。……時に、ウミガメたちにびっくりしたりして。)
(静寂の水底を、きみとにぎやかに。)
(+Log Out+)
ルリア・アクアボトル 2021年11月4日
(そんな、現実世界では難しい、着の身着のままでのオアフ島沖の海中散歩。)
(文字通り"ツバを付けた"若き船員候補にエスコートされる彼女の瞳は、いつも以上に宝石の如くきらきら輝いていた)
(+Log Out+)