私立MM学園

【個】club TRESOR

十埼・竜 2021年11月2日
 ────東ベルリン、ハインリッヒ・ハイネ通り。
 旧時代の火力発電所の廃墟を改装した、巨大なコンクリート・キューブに
 過去の熱狂が、燃え盛っている。

 クラブ・トレゾア。
 ドイツのテクノ・シーンを牽引した、超有名クラブ。
 本当だったらドレスコードあり、未成年なんてとんでもない!
 入ってしまえば、ビート轟きネオン閃くオトナの世界。
 ……まあ、これも社会勉強でしょ?


「……ってのを仕込んだんだけど」
「きみ、こういうのは好き?」

#音紡・奏
#十埼・竜





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+LOG OUT+
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音紡・奏 2021年11月2日
……行きますか。
(音響に拘る彼がかき集め、セッティングしたわけだ)
(期待は高まっているに決まってる)
(いざ、世界進出…なんてね) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
(――――扉を開いて、音の圧が変わる瞬間が好きだ。)

(腹に響き足を攫う重低音)(肺の中身入れ替える気かってくらい胸に叩きつけられるビート)(そのくせ高音は雲の中に頭突っ込んだみたいだ)
(思わず、立ち止まる。……テストプレイは何度だってしたんだけれど)
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十埼・竜 2021年11月2日
(過去の映像データから生成された、NPCたちが影絵みたいに躍る背中を暫く呆然と眺めて。スモークと閃光に目が慣れた頃に、)
(となりのきみの顔を振り返る)……どう?(大声出さないと聞こえないや!!) (無効票)
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音紡・奏 2021年11月2日
(世界が“音楽”になる瞬間。全身でビートを感じるとは、こういうことだと何度でも思い知る。内臓も血管も筋肉も、音の波に同化するんだ)

(人は音に呑まれると、ノってしまう生き物だって信じてる。指先が16ビートをなぞりたくなっているのだ)
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音紡・奏 2021年11月2日
すっっっっっげ!!!

(興奮の声を上げるのも、無理からぬというものだ) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
だろ!!!!!!!
(『現場』を味わったきみが言うんなら、間違いないや!!!)
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十埼・竜 2021年11月2日
へへ、足元がなんかぐらぐらしてない?音で。(――――耳を脳を喰い散らかす呪いの轟音じゃなくて)(ただ心地いい音を、全身で感じるのがひさしぶりで。)
なんなら踊って来てもいいんだぜ、かなでくん。 (無効票)
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音紡・奏 2021年11月2日
オレも感じますよ、この感じ…懐かしさすらあります。
あーーーこのシンセ特有の感じ!テクノっていえばこれですよ!
これ再現しちゃうんですから、先輩拘りヤバすぎですって!!
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音紡・奏 2021年11月2日
いやいや、それも楽しみの一つではありますけど。
オレは『演る側』ですから。
(音楽を作る側には、この場はあまりにも強烈な誘惑がある) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
だろーだろーどんどん褒めて―(両手でガンガン煽る)だってきみが乗り気になってくれたみたいだったからあそこから超作り込んでさー絶対下手なもん出せないし出したくないし……

……。
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十埼・竜 2021年11月2日
…………喋りすぎたなぁ。(きみのために頑張りました、ってのは本人に言ったら野暮なやつじゃん。)
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十埼・竜 2021年11月2日
(咳払い)……ねー。こないださ。大会出るとこだったーって、言ってたじゃん。(照明が目まぐるしく入れ替わるステージの上で、男が腕を振り回している。それを中心に、音が渦を巻いて。観客がどんどん呑まれていく)あれってさ、こういうとこで、戦うわけ? (無効票)
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音紡・奏 2021年11月2日
オレがノったからここまでに仕上げたわけでしょう?
や、本当にやってのけちゃうわけですからね。
熱意がマジもんだって分かりますよ。
うわこれ、モチベーション上がるな。曲作るのに良い刺激になるや。
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音紡・奏 2021年11月2日
そうですね…日本のはもう少し感じが違いますけど、大体こんな感じです。ステージの上で、ビートボクサーが演るんです。

此処と違いがあるとすれば
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音紡・奏 2021年11月2日
オレ達の武器はどこまでもいってもこれだけってことです。

(両の手で己の口を指差す。拳であり、剣であり、銃である)
(楽器を演奏するよりも、絵面は地味になりやいけど)
(魔法みたいな技は、こいつが一番出しやすい) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
そうでーす、そのとおりでーす、きみがあんまりかわいいからでーす……そろそろ褒められすぎてむず痒い。(顔の前でクロスするように手を大きく振って)(いやでもこのはしゃぎよう、かわいいのは半ばマジだけど)
(クールぶってんのに一皮剥くとこうだもんなあ!)
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十埼・竜 2021年11月2日
お、新曲に繋がんならぼくとしても願ったり叶ったりだね。

……武器は、それだけ、か。……クソ、めちゃめちゃカッコいいこと言いやがってこの(肘で脇腹をつつきにいく)
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十埼・竜 2021年11月2日
………ここに居るのはぜーんぶ過去の影法師だ。
きみの声に応えてくれるような、上等な魂は持ち合わせてないよ。
(所詮VRだから、ね。群青色を細めて)

それでもここのステージに立ってみたいと、きみは思う? (無効票)
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音紡・奏 2021年11月2日
わっ、とと…ちょっとカッコつけすぎました?
(肘でつつかれて、ちょっと苦笑い)

ん……そうですねぇ。
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音紡・奏 2021年11月2日
トレゾアも、他のクラブハウスも。音楽好きな人も。
そんでビートボクサー含めて、音楽やってる人たちの大半。
現実じゃ消えちゃいました。

過去の影法師でしかないのは、その通りですけど。
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音紡・奏 2021年11月2日
『まだ残ってるぞ』

…って、ちょっと言ってみたいじゃないですか。
再現だけじゃなくて、現在生きてる音楽をかけてみるのも、面白いでしょ。 (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
(その答えに、吹き出すように笑う)
……こう言うと怒るかも知れないけどさ。きみはサキュバスだろ。
見た目だけで全然湧いてないフロアなんて、つまんないんじゃないかって。
ぼくはちょっと、そこは不安だったんだ。
(きっと、この影法師の熱が虚ろだと。これが生身の魂だったら、ほんとうはどれほどの熱を放つものかを)
(それこそ体で知っているのが、きみたちだと思う。)
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十埼・竜 2021年11月2日
んでもそっかーーーー(大袈裟に肩を竦めて、溜息)
きみはほんっとに、熱いヤツだなあ!!

今から特大のズルをするから叱られるときは一緒だからな!!

(大きく息を吸った)
【管理者権限】。
(フロアを舐め回すレーザービームとはまた違う、電子的なノイズの光が手元に湧き上がる。それを冠のように戴いて)
(それが晴れたときには――――)

【Radio-DINO】アクセス。

(白い頭の周りには、いつもの異形の冠が覆い被さっていた。)
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十埼・竜 2021年11月2日
(このマップの仕込みをしたのはぼくで)
(ついでに今だって音響演算の一部にノイズイーターを噛ませている)
(その上また火がついちまったんだ、)

(――――ステージの上の男が、きみにむかって手招きした。)
(影法師が道を開けた)
(戦え、というように)
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十埼・竜 2021年11月2日
(そして、ぼくはきみの背中を平手で叩く)
行っといで。 (無効票)
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音紡・奏 2021年11月2日
反省文100枚くらい書いてやりますよ。

(──この修学旅行をセッティングしたのは、黄色のクラスだ)
(当然、彼だってこれくらいはしてみせるだろう)
(データであるが故に、自在に構成を変えられるのなら)
(本来は実装してないことだって、出来るはずなのだ)

(良いか悪いかは、この際どうでもいいい)
(戦場はある。喉は大丈夫、口は良く動く)
(なら、尻込みする理由は無い)
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音紡・奏 2021年11月2日
じゃ、ちょっとバトってきます。

(送り出されるままに歩きながら、眼鏡を外した)
(紛い物のレンズでは視界良好とは言い難い)
(柄にもなく緊張してるな。音楽の殴り合いは初だからか)

んっんっ……っし。

(ステージに立つ。マイクを握る。前を向く)
(音楽と向き合う時間だ。楽しくやろう)
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音紡・奏 2021年11月2日
(ビートボックスバトルにおいて重要なのは、基礎音だ)
(これが如何に綺麗で、上手いか)
(それを魅せるにはまず、下準備から)

<ハミングビート>
<クリックロール>

(鼻歌のようなビートと、カスタネットを鳴らすようなクリック音を同時に出して、ゆっくり始める) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月2日
(マイクを通してきみの音をフロア中のスピーカーが吐き出す)
(過去の影法師たちが皆きみの一音、一挙手一投足に注目している)

(場を満たす空気に)
(何かすげーことが始まったぞ、という緊張感が満ち始める)
(それは、『生きている』ものの気配)

(ぼくは――――両手でノイズイーターを押さえつけて)
(このVRの中と外のRadio-DINOを臨時接続、きみの音を外部に流してはその反響を拾ってこっちに送り込んでいる)
(それをきみは知らなくていいけれど)

https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=16322
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十埼・竜 2021年11月2日
(だって)(勿体ないじゃん。きみの大舞台が、ここで仮想現実に消えちゃうのはさ。)

(中と外の雑音の狭間で狂いそうになりながら、きみの音を追いかけている。) (無効票)
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音紡・奏 2021年11月3日
(身振り手振りも、ビートボックスには重要だ。自身のリズムにも影響するし、口だけを武器とするボクらにとってはサイドアームにもなる)

(大人しい立ち上がりから、徐々に上げていくぞ)

I'm a track maker.
<喉ベース><ハイハット><スネア>

(低くく、低く。深く、深く。喉で沈めるようなベースはそれが大事)
(16ビートで進行。小気味の良いドラムセットと、響くようなベースで基礎の綺麗さを強調する)
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音紡・奏 2021年11月3日
(アゲていこうぜ)

Eyes on Me.
<インワードリップベース>
<連続ドラムセット>

(今度のベースは、喉じゃない。より重く、低く。マイクから通せばその重低音は、迫力を途轍もなく押し上げる)
(ドラムセットのコンボ。早く早く、息継ぎの暇がないくらいの音の応酬だ。怪物のような肺活量に加え、音が崩れない繊細かつ強靭な口が可能にする)
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音紡・奏 2021年11月3日
(で、ここで緩急。間奏みたいなもの)

(マイクを自分の喉に押し当てて)

(クラブでミュージックが流れてるのを、外から聞いてるみたいな、下から響くような感じで…それっぽさを演出する) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月3日
(先に、空気が反応した。)(感嘆、驚愕、あとは……歓声!)

(次いで、影法師が横揺れしだす。きみという乱入者から放たれた閃光がフロアを染め上げ、同じビートを刻む足音がぐらぐらとハコを揺らす。ステージから見れば、大波が起きてるみたいだろう!
誰もが腕を掲げて、きみにサインを送る)
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十埼・竜 2021年11月3日
(――――流石にぼくはこの状態では踊れないからなあ、踊ったことないけど!)
(ステージの上でたったひとり光を浴びるきみを、海の底みたいな暗がりから見上げている。)
……はしゃいじゃって、まあ。
(きみの技術は散々至近距離でご馳走になったけど、今日はまた一段と熱さが違う、気がした。) (無効票)
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音紡・奏 2021年11月3日
(バトルの趣旨からはすこし、外れるが)
(今日はトレゾア。偉大なテクノの聖地)
(リスペクトを込めてサプライズだ)

<シンセサイザ>
<ハイハット><ハイハット><ハイハット>

(『Strings of Life』って曲はご存知だろうか)
(デトロイト・テクノの創始者とされる3人の内の一人、デリック・メイが手掛けた有名な一曲──それの、アレンジ)
(テクノ特有のシンセと、前面に押し出したハイハットで表現する)
(偉大な先駆者への敬意。それらを無に帰そうとした誰かへの怒り)
(音楽たちの無念を、熱に放り込んで、燃やして、アゲて!!)
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音紡・奏 2021年11月3日
(そして、終わる時は)

シッ。

(スッパリと、後腐れなく。指を立てて、お静かにって)

(戦いが終われば、後は去るのみ。マイクを返して、ステージを降りたなら)
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音紡・奏 2021年11月3日
あっっっっっつ!

(眼鏡をかけ直して、熱気と疲労で息を吐く) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月3日
(――――そのイントロの、)(反響)ぅ、あ(呻き声を堪えられないくらい、情報量が爆発的に増大した)

(世界が震えていた)
(ぼくが呼びこんだ空気も、映し出された過去の幻影たちも関係なく)
(きみの創り出した“波”に呑まれてひとしく“音楽”になっていく)
(――――そこにあるのは確かに、かつての偉大なる聖地の姿だった)
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十埼・竜 2021年11月3日
……。

(ノイズの中で何よりも力強いきみのビートに胸を殴られながら、深呼吸、する)
(スピーカーに介入、リソース全部ここにブチ込んでやる。反省文の追加なんて知るか、みんなみんな燃えちまえ!!!)
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十埼・竜 2021年11月3日
(――――――――そして)

(きみの合図ですぱっと全部吹っ飛ばした。ばつん、スポットライトもスピーカーも黙らせて)

(うわぁぁぁぁ!!!!と、薄暗がりの中で、プログラムの枠を外れた『オーディエンス』たちの熱狂がこだました。)
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十埼・竜 2021年11月3日
(権限返還。回線切断。きみが戻って来たときに見たのは、壁に寄りかかってるぼくだ。その頭には異形のヘッドホンは存在しない。)

…………今きみに飛びついて抱きしめてキスだってしてもいい気分なんだけど、生憎完全に力が抜けた。なっさけないよねー。
(疲れ果てた、けれど、充実した笑顔でひらひら手を振る。)
どうだった? (無効票)
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音紡・奏 2021年11月3日
やめてください。歯磨いて無いんですから。
…どうも、ありがとうございます。寝た方がいいかもしれないですよ。
(冗談で返して、緩く笑う)

“勝ちました” (無効票)
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十埼・竜 2021年11月3日
VRなのに。(くすくす笑って)……いや、VRどころじゃなかったなあ。
(悪さの後始末をしたフロアは、また通常の仕様に戻っている。さっきまでの乱入者は、プログラムには存在しないからだ。)
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十埼・竜 2021年11月3日
なあ。最高のステージだったよ。
(掲げた手で、拳をつくる。きみに突き出す。)
“sOnUsの勝ちだ。”……見せてもらったし、聞かせてもらった。 (無効票)
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音紡・奏 2021年11月3日
(拳を突き出して、こつり)

最高の環境でした。
ご満足いただけたなら、幸いです。
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音紡・奏 2021年11月3日
…やってみると分かりますけど、カロリー消費ヤバイですね。
VRでここまで疲労感あるとは…。
(身体を伸ばして、うぐぐぐ) (無効票)
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十埼・竜 2021年11月3日
そーだねぇ……(こちらも首をゆらゆら揺らして)一回外の空気吸おうか。この辺のご飯屋さん冷やかしても楽しそうだし……
それとも、リアル外の空気の方がいい?(ログアウトする?と、首を傾げて) (無効票)
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音紡・奏 2021年11月3日
うーん…どうせなら。
ゆったり楽しめる方がいいですし、このままで。
(頭のそれが無い方が、多分コンディションは良いんだろうし)

じゃ、案内よろしくお願いします。
(なんて、丸投げしていくスタイルなのであった) (+LOG OUT+)
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十埼・竜 2021年11月3日
任せな(イケボ)偉大なるビートボクサーに勝利の美酒(ノンアル)を味わってもらわなきゃね!
(壁から背中をよいせ、と外して)

(――――解散まで、ずっとはしゃぎっぱなしだったという。) (+LOG OUT+)
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