【個】機械ではなく、帝国でもない国
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
中央ヨーロッパ西部に位置する連邦共和制国家。
首都、ベルリン。
国土総面積35万7386平方ｋｍ。
人口およそ8300万人。
ドイツ連邦共和国、通称ドイツ。
書き込み可能
#ミアンダ・コギトエルゴスム
#ズィーベン・フィーア
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
【修学旅行、初日】
【ベルリンを模したVR空間】
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
（オープンテラスのカフェテリア）
（その席の一つに、眼鏡をかけた少女が座っている）
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
（もはや見慣れた演算処理の波に身を任せ、データの海の中へと溶け込む）
（全身を"情報"に包まれたような感覚を肌で感じながら、制服姿の少女は暖かみを感じる朱のレンガで積み上げられた建築物が立ち並ぶ風景に降り立つのであった）
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
……座標は、確か……。
ああ、いらっしゃいましたね。
（"情報"で見慣れた、"目視"で見慣れない風景を見渡すようにしていると、あるカフェテリアの軒先に銀の少女を見つけ声を掛けながら歩き近づく）
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
（視界に、近づいてくる少女を視認して）
……こんにちは。ミアンダ監査。
設営、お疲れ様でした。
……お呼び立てして申し訳ありません。
立ち話をするよりは、と、この場所を選びましたが……
大丈夫ですか？
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ええ、ズィーベン様もこちらに来られても特に不具合は無い様子で。
（フルダイブのVRを黄クラスの電子技術者系のメンバーで設営し、何度かテストも行っていたものの実際に使用され、問題が無いことを確認し、無表情ながらに満足そうな頷きを見せる）
問題ないのです。
ミアも今は自由に動ける時間ですので、手持ち無沙汰にならず助かったのですよ。
（と、カフェテーブルを挟んで彼女の反対側に腰を落ち着ける）
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
ええ、テストは何度かしましたが、実際に運用したわけではないので。
問題ないようで何より。
……まずは、何か頼みましょうか。
この場であれば、普段気にすることもある程度無視できます。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ええ、この地の雰囲気を再現しましたので、ある程度の融通は効きますからね。
ミアは……そうですね、アイスコーヒーでもまずは頼むといたしましょう。
（普段はあまり飲まないモノ。たまにはそういう気分もあって善いだろう。）
（と、考えながら砂糖が多めに入った冷えたコーヒーを頼もうとする）
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……では、私は暖かい珈琲を。
（自らも、普段は頼まない物を選んで。）
（店員を模したデータに注文を伝える）
……綺麗な街ですね。
（と、視線を街へと移して）
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
（視線を追うように、顔を市街へ向ける）
ええ、私達の拠点である刻逆前の古新宿は、ガラス張りのビルが立ち並ぶ銀が多く映える都市でしたが……
（晴天、暖かな日差しに包まれた街並みは煉瓦や石造り、たまに木を使った建造物が配置された今は亡きドイツの街並みを眺める）
此処は建造物が生きているような、柔らかな暖かみを感じる……と、そんな"情報"を調査の途中で見かけました。
（このVR空間を作るために調査した、旅雑誌などの情報に書かれていた言葉を思い出しながら）
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
生きてるような。
暖かみ。
（印象に残った単語を復唱して）
……分かっては、居るつもりだったのですが。
やはり、私が知っているドイツとは……
機械化ドイツ帝国とは、まったく違う国なのですね。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
…………ええ。
ミアも実際この目で見たわけではありません。
しかし、今ミア達の瞳に映るこの再現された街並みが……かの大戦に敗れることによって続いた、"こちら側"のドイツの姿、なのです。
(無効票)
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……私が、"こちら"の世界に来てからしばらくして。
"こちら側"の歴史を学びました。
……機械化ドイツ帝国において。"こちら側"においては第一次とされる大戦は勝利しており。
"こちら側"の歴史においては、この国は２度の大戦に敗北している。
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
実情はとにかく。私は自認としては軍人です。
無論、クロノヴェーダと敵対し、討ち滅ぼすことは目的としています。
……同時に、国家の利益も。ですが、これでは。
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……私は。負けるために戦っているのですか？
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
（彼女の目が陰りと迷いを見せる）
（何を信じ、何を導《シルベ》とするべきか）
（前を進むための足場が一歩先も見えないほどの闇に怯えるような）
（身に覚えのある、その瞳の姿）
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
（沈黙。）
（注文したコーヒーが２種類、配られて）
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
――――……ミアは
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ミアは、本来のこの地を、この再現された"虚構"でしか、知り得ません。
無論、きみの故郷である"機械化ドイツ帝国"のことも然り、なのです。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
この地の歴史はどういった姿が正しく、そして誤ったモノか。
その成否を今のこの地を知らぬミアには判断することは出来ません。
……だから、それを選ぶには……きみの、"目"が必要なのですよ。
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
（"目"）
（あの世界の象徴たる、機械の目）
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……違うと。分かってはいたのに。
それでもここに来たのは。
…………何かを、期待していたんですかね。
（今、この瞬間においては、双眸は超常と言える視力を持たず）
……綺麗な街です。ここは。
ですが。……私の目には、新宿島と、変わらず映ります。
守る物であって、帰る場所ではない。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
……いいではありませんか。
守るべきモノと、帰るべき場所は、必ずしも同じでなくてはならないわけではありません。
ミアから言わせれば、この"ドイツ"というこちらの世界線の都市と、きみの故郷である"ドイツ"も、"地球"という天体の上で同じ座標の都市であることしか同一とは思えないのです。
（冷たいコーヒーを喉に流しながら、静かにそう呟いて）
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
ええ、それでも。
……そうですね、私は。理由が欲しかったのかもしれません。
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
平和の為。
復讐の為。
情報の為。
色々と、ありますが。
私が戦っていた理由は、もう叶わず。
……同じ名前の地を見れば、感傷の一つぐらい、期待していたのかもしれません。
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
……理由なんて、いくらでも増やしても構わないのですよ。
この地の本来の住人も、敗北したからこそ……何かに抗い、何かを求め……貪欲に生きてきたからこそ、この"綺麗"を手に入れたのでしょう。
何かを新たに求むというのなら、手伝いますよ。
きみの進む道を、きみの成長を見守ることを約束しましたからね。
（無論、これもミア自身の目的でもありますが、と付け足しながら）
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……新しい何か。
それが……分からないんですよ。
……この話の相手に、ミアンダ監査を選んだのは。
疑問や感情も、ミアンダ監査の糧の一つとなれば、との思いもあります。
……私の感情、という情報は、記録するに値しないかもしれませんが。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
"情報"に"無駄"なモノは、存在しないのですよ。
（きっぱりと、彼女の目を見つめながらそう言い放つ）
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
きみはミアを過大評価しているかもしれませんが……ミアも、まだまだ"無知"な、きみと同じただの"ニンゲン"なのです。
"全知全能"を自称できるような高尚なモノではない、少しだけ"モノ"を知ったただのニンゲン。
……だからこそ、きみと共に過ごす時間は貴重で、切り捨てるべき"無駄"など一切無い……そう思っているのです。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
分からないなら、ミアと共に集めればいいのです、"情報"を。
"分からない"ということは、ただ"知らない"というだけなのですから。
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……失礼しました。
（見解が甘かったことを、謝罪して。）
……そう、ですね。
情報を扱うのが、黄のクラスですから。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ええ、ここは情報を集めるにはもってこい。
天下の黄クラスの領域ですので。
（きみも含めて、と見つめながら）
知らないのであれば、探し続ければいい。
それを目的にするというのも、ミアとしては悪いモノでは無いと思うのですよ。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
……例えば……君は"キョート"という日本の地を知っていますか？
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
目的を探すことを、目的とする。
……それでも、いいんですかね。
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……修学旅行の目的地の一つ、でしたよね？
そちらの設営には関わっていないので、詳しくはないですが……
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ええ、修学旅行二つ目の目的地。
"京"の"都"と書き、"京都"。
実はミアも、建築物などの演算処理を組み上げる手伝いはしていたのですが、実際に出来たVR空間についてはテストを担当した極小規模のエリアしか"情報"を集められていないのです。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
きみが善ければですが……その"京都"の情報調査に付き合っていただけないかと。
聞けば一時はこの日本の地を治めるほどに栄えた地であり、歴史的建造物も多いとのこと。
それらの"歴史"から、何かきみもヒントを得られるやもしれないですし、得られないかもしれない……そんな、"旅"のお誘いなのです。
（どうでしょうか、と）
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
日本の都市ですから、知っている方が主に行うのが効率的でしたからね、
ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
確か……授業で聞いた覚えがあります。はい。
……ええ、ミアンダ監査からのお誘いとあれば、否やは無いです。
京都は、明日でしたよね。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
ええ、明日のVR空間の座標なのです。
と、明日の予定も早々に決めましたが……このドイツの地、きみも見知らぬことが多いでしょう。
今日は今日で、"新天地"を見て回る……というのもよいでしょう。
（ミアもこの空間であればこの脚で歩けるのですよ、と少し自信気に言いながら）
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
……そうですね、何一つ、知らない地です。
見分を深めるのも本分でしょう。
……普段できないことが出来る、良い機会です。
（温くなった珈琲を口にして）
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月1日
……ふむ、そういればこの身体であれば冷却の必要も……。
熱い食べ物というのも、たまに食べてみるというのも悪くないのですね。
こちらの世界のドイツは確か、豚肉を使った料理やソーセージなどが名物とのこと……興味深い、未知の"情報"なのです。
まず手始めに、これの調査をご一緒していただく……と、いうのはどうでしょうか。
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ズィーベン・フィーア 2021年11月1日
私の知っているドイツでも、作られていたと聞いたことはあります。
口にしたことはないのですが……
こちらであれば、多少は大丈夫でしょう。
是非。ご一緒させていただきます。
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年11月2日
ミアもVR空間とはいえ、許容量を超える食事は流石に出来ませんので、"しぇあ"というモノを試してみると致しましょう。
さあ、まだまだ集めるべき"情報"は食以外にもあるのです。
きみも気合を入れて、ミアに付き合っていただくのですよ。
（と、無表情ながらにぐっと両拳を握って見せながら、この後の修学旅行も有意義なモノにするべく調査に勤しむのであった）
(演出終了)
ズィーベン・フィーア 2021年11月2日
私も健啖家というわけではないので。
ええ、多くを学びましょう。
（張り切る監査に同調し、学ぶ姿勢を見習って行く）
(演出終了)
ズィーベン・フィーア 2021年11月2日
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