【個】恐怖! 膝枕欲求増大の怪!
宇奈月・雅 2021年10月24日
ある日の昼休みのこと。
屋上にてばったりと遭遇した春曲と雅。
お昼ごはんを済ませて雑談をするなど、平和に過ごしていた。
所変わって学園地下!
眠りについていたとある『遺産』が突如活性化!
何の罪もない春曲と雅を『遺産』の魔の手が襲う!
その力こそは邪悪なりし『膝枕欲求増大』!
危うし、春曲! 危うし、雅!
果たして二人は膝枕することなく昼休みを終えられるのか! ムリでした。
#陽樹・春曲
#宇奈月・雅
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宇奈月・雅 2021年10月24日
……というわけで、チア衣装とかそういうのは気にしなくていいです。
あっちが勝手に言ったことなので。
(昼休み。雅は屋上にて偶然遭遇した先輩と雑談をしていた)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
あ、あぁ。なんていうか、お前も色々大変だな…。
(今日はたまたま同じクラスの後輩の姿が見えたため、流れでそのまま昼食を終え、昼食を終え和やかな雑談を交えていた)
(腹も満たし、割と友好的に話してくれる後輩の姿に今日はほのぼのとした昼休みが過ごせるだろうと、そう感じていた)
(無効票)
宇奈月・雅 2021年10月24日
基本的にあっちが何か言ってきてもスルーでいいですよ。
からかおうとノリで言ってるだけなので。なんなら次の日には忘れてます。
(もうひとりの自分に呆れつつ、誤解を訂正していくのはこまめにやっていかないといけないなと嘆息する。頭の中で『てへぺろっ』とか言ってるもうひとりの自分は無視していった)
宇奈月・雅 2021年10月24日
(……そのときである! 学園地下、未だ日の目を見ぬ遺産たちが眠る場所。その中で人の膝の形を模した遺産が怪しげな光を放った!)
宇奈月・雅 2021年10月24日
……?
(とくん、と鼓動が早まるのを感じ、雅は怪訝そうな表情を見せた)
(無効票)
陽樹・春曲 2021年10月24日
はは、人を揶揄って反応を見るのを楽しんでるもんな、あれは。
まぁ悪いやつじゃないのは確かではあるが。
(今思い出しても目の前の少女と以前の少女が別、というのは意外ではあるがすでに慣れてしまった自分もいた)
陽樹・春曲 2021年10月24日
…――っ
(一瞬、何かが心臓を強く脈打たせた。それを機に少しだけ、鼓動が早まるのを感じさせた)
…なぁ。なんか、今…変な感じが、したような…
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宇奈月・雅 2021年10月24日
そう、ですね。なんかこう、変な感じが。
(今はまだ漠然と、変な感じとしか言えない。だがそれでも確実に何かが起こった)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
だ、だよな…。
俺も…よくわからないんだけど、なんだこの感じ…。
(特段何か変わったことはしていない。だが明らかに身体の方に小さな異変を感じていた)
(ただ隣に座る少女の姿を見た瞬間、ドクン、とまた少し鼓動が早まった)
(無効票)
宇奈月・雅 2021年10月24日
(先輩の姿を見る。急に鼓動が早くなり、思わず目を反らしてしまう。それになのに、視線は再び惹きつけられて)
あの、陽樹先輩。その……。
(モジモジと、歯切れ悪そうに)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
っ…。
(少し熱を帯びたような表情と視線に思わずグッと気持ちを抑える)
(なんだこれ。急にこみあげてくるこの感情は)
…な、なんだ、雅。どうかしたか?
(目を合わせると鼓動が早まる。だけども聞かずにはいられない)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
私、変なこと言いますけど、これはからかいとかノリじゃなくて、その……私自身も意味わからなくて、でも……。
私に……私に、膝枕させてくれませんか?
(火照る頬。早まる動悸。なぜだか知る由もないが、宇奈月・雅は今、猛烈に膝枕がしたくてたまらなかった)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
………
(目の前の彼女が唐突に何を言い出してるのか、普通の人ならばここで首を傾げたことだろう)
(だが――今この瞬間においては、その思考はある意味正常であった)
…そ、そうか。き、奇遇だな…。
俺も…あまりにおかしな事だから、口走っていい事かわかんなかったんだが…。
陽樹・春曲 2021年10月24日
…雅、俺…お前に膝枕されたいって思っちまったんだよ。
だから、その…膝枕、してくれない…か?
(少しばかり赤らんだ頬を掻きながら、彼はその身に抱えた欲望をぶつけるように言葉を吐いたのだった)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
はい、ぜひ……。それではその、どうぞ。
(赤らんだ表情でこくりと頷くと、自身の太腿をぱんぱんと軽く叩いて示して)
お願いします。その、もう我慢できなくて……。
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陽樹・春曲 2021年10月24日
………
(我ながらどうかしてる、なんてことを口走ってんだと頭は巡らせるも、口が先に言葉を発し、身体が先に動いてしまう)
(すでに準備よさそうに待つ彼女の姿はどこか蠱惑的だ)
…あ、あぁ。それじゃその、遠慮なく…
(熱を帯びながらもそっと彼女の膝元へ、その頭をゆっくりと沈みこませていった)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
ッ~~~~~。
(ぽふり、と太腿に頭が置かれた途端に湧き上がる幸福感と充足感。理性的な部分では明らかにこの状況がおかしいことも先輩に膝枕している状況の客観的に見た恥ずかしさも理解している。だが、それは幸福感と充足感で簡単に塗りつぶされてしまった)
(無効票)
陽樹・春曲 2021年10月24日
―――
(自身の頭を少女の太腿に乗せた瞬間、それは直接脳に響き渡るように伝わってきた)(身体のうちに残った穢れを吹き飛ばすような充実感と幸福感、頭越しに伝わる柔らかな感触は青年の中で様々な思考を駆け巡らせる)
…すげえな、これ。すげえ心地が良い…。
上質な枕で寝てるような柔らかさと充実感があるぜ、雅の膝枕…。
(勿論気恥ずかしさはあった。だがそれ以上にこのひと時、この一瞬を手放したくないほどの満足感が上回る。それゆえに思わず口から感想が零れてしまう)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
なに言ってるんですか、もう。
陽樹先輩の頭だってたしかな重量感と骨格の形が伝わってきて……すごく膝枕しがいのある頭です。
(客観的に見ればお前こそ何言ってるんだこいつと思われること間違いなしの感想であった)
(無効票)
陽樹・春曲 2021年10月24日
…そ、そうか。なんつーか、雅に満足のいく頭の形しててよかったって思うぜ。
(本来なら先ほど受けた感想もよくわからないと捉えるのが正常だろうが、今の彼らにとっては何よりも満足のいく誉め言葉なのだろう)
いやー…やっぱいいもんだよな、膝枕って。
(なんとも爽やかな笑みを浮かべてそう呟いた。おかしなことを言ってると思うが、今の彼らにとっては(ry )
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宇奈月・雅 2021年10月24日
そうですね。
こう、ダイレクトに太腿で重みを感じられるというか……いい、ですね。
……あ、ダメ、待ってっ。
(そして突如慌てたような声を出して)
宇奈月・雅 2021年10月24日
(その途端、先輩は膝枕する太腿の感触が変わっていくことに気づくだろう。視線を上に向ければ、そこには金の髪、そして視線を遮る豊かな双丘があった)
ふっふっふっ、膝枕を独り占めしようったってそうはいかないよ、みやびんっ。
(なおこっちの雅もばっちり影響を受けていた)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
だよな。なんていうかこう、普通の枕の羽毛みたいな柔らかさとはまた違って、人肌も感じられ―――
(そう言いかけた瞬間、彼女が急に慌てだすと共にその変化は訪れた)
…おい、雅?まさかおま――
陽樹・春曲 2021年10月24日
(次の瞬間、先ほどまで頭に沈めていた感触が別のものへと変わっていく。心なしかさっきよりも少しだけ柔らかさも変わって、視線を上げればそこには彼女の表情ではなく――)
………
(視界を遮るほどの大きな山。それに視線を奪われるも)
まさか、そっちの雅…なのか?
(頭を上げることができないまま、視界を遮られた状態で問いかけた)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
だいせいかーいっ。
ふふー、どうかなー私の太腿は? はるぴょんせーんぱいっ。
(表情はおそらく見えないだろうが、とてもにこやかに微笑んで)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
…あー…
(多分にこやかに答えてるであろう少女の問いに対し、思わず言葉を詰まらせる)
(勿論太腿については素晴らしいの一言につきるのだが、それと同時についてくるおまけもデカすぎた)(頭の下には膝枕、上を見れば双丘。異性ならば夢のような光景で間違いはない)
さ、最高の膝枕です…はい。
(とはいえ抗う事もできないまま、素直に口に出す先輩だった)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
よろしいっ。でもねー、これだけじゃないんですよ、せんぱい?
(膝枕していた両足を軽く開いて。抵抗しなければ頭を打たない程度にすとんと屋上に頭が落ちるだろう)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
…は?いったい何を…うおっ!?
(彼女の言葉を聞くや否や、両足が開いて少しだけ頭が落ちる)
(油断していたために割とすんなりと落ちれば、ギリギリのラインでそれは止まって)
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宇奈月・雅 2021年10月24日
そーしーてー……えいっ。
(その頭を、太腿で両サイドから挟み込む)
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陽樹・春曲 2021年10月24日
んむ…っ…!?
(急に頭を解放されたかと思いきや、そのまま勢いで頭を挟み込まれる)
り、両サイドから太腿で挟む…だと…!?
お前…なんて技をもってやがる…!
(とはいえその反応は割と満更でもなさそうだった)
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宇奈月・雅 2021年10月25日
どうかなー? 頭が太腿にサンドされて気持ちいいでしょ?
(力を強めたり弱めたりしてむぎゅむぎゅと)
ふふ、アタシは満足したしばとんたーっちっ。
宇奈月・雅 2021年10月25日
(再度姿が変わり、元に戻っていく。しかし、むぎゅむぎゅとした感触は止まらずに)
(無効票)
陽樹・春曲 2021年10月25日
…あ、あぁ…。
正直なところを言えば、なんか夢一つ叶ってしまったような幸福感さえ感じてしまっている…。
(特に抗うこともなく両サイドからの圧迫を心地よく受けながら)
いや、やべぇなこれ…ずっと続いてしまえたらいいんだが…。
(彼女が元に戻った後も体を預けたまま、そんな事をつぶやいた)
(無効票)
宇奈月・雅 2021年10月25日
そうですね、午後の授業なんてサボっちゃって、このまま……。
(そんなことを呟きながら、太腿の動きは止めずに)
宇奈月・雅 2021年10月25日
(その瞬間である! 学園の某所にて怪しく光り輝いていた膝の形を模した遺産が突如砕け散ったのだ。完全に覚醒しないままに遠隔で効果を発揮していた反動である。こうして学園にて第二の膝枕パニックが起きる可能性は人知れず回避されたのだ。しかし──)
宇奈月・雅 2021年10月25日
……え?
宇奈月・雅 2021年10月25日
ッ~~~~~~~~~~!!!
(突如として正気に戻ると、自分が今まで何をしていたのか、今何をしているのかを認識し。反射的に後方に倒れ込むと、声にならない叫びをあげて悶絶し始めた)
(無効票)
陽樹・春曲 2021年10月25日
―――ん?…え?
(その時は唐突に、一瞬にしてやってきた)
(スッと思考が正常へと戻っていけば、今自分が置かれているこの状況に思わず固まっていた)
ってなんじゃこりゃって痛っ~~~…!?!?
(彼女が瞬時に後方へ倒れ込めば、先ほどまで挟み込まれていた頭が解放され、当然のごとくその頭は屋上の地面に打ち付けられた)
(頭を抱えて痛みを抑えるようにゴロゴロした)
(無効票)
宇奈月・雅 2021年10月25日
(残念ながら頭を打って悶える先輩を気にする余裕はなかった)
……先輩。絶対に、絶対に内緒にしてくださいね……!
(そう言うと、赤くなる頬を抑えながら屋上を走って出ていった)
(演出終了)
陽樹・春曲 2021年10月25日
…ちょ、ま…
(痛みに悶えながらも足早に去っていく後輩を見守っていく)
(しばらくして痛みは引いたが、残ったのは自分一人きり。屋上にごろんと仰向けで寝転べば、青空が広がる)
…内緒にしろって…そりゃそうだろ。
こんなこと、誰にも言えるかってーの…
(思い出すとまた少し顔が赤くなりそうだ)
(先ほどのやり取りがどうして起こってしまったのかは謎のままだったが…この日は陽樹・春曲にとって忘れられない一日のひとつとして数えられることとなったのだった)
(演出終了)
宇奈月・雅 2021年10月25日
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