Blue Bard

【個】悪魔の運び屋

レター・ポストマン 2021年10月16日
▼Situation
某日、放課後の海岸。晴天。

▼Prologue
MM学園に運び屋は二人いる。
レター・ポストマンと、浮島・燕。どちらも高校2年生のデーモンだ。
簡易郵便局ができて以来、大量の配達依頼を前にそれぞれ仕事に従事していた。
だが、それは暗黙裡の休戦協定。
圧倒的仕事量という共通の敵が弱まれば、共闘者は好敵手へと変貌する。

これは、簡易郵便局を賭けた縄張り争いである。

▽Rule
レター・ポストマン
浮島・燕




演出継続
2
1

レター・ポストマン 2021年10月16日
(海岸の砂浜に一人、デーモンの男が腕を組んで水平線を睨んでいた)
海は嫌いではない。
だが、この新宿の海ばかりはどうにも好きになり切れんな!
そうは思わないだろうか!
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浮島・燕 2021年10月16日
(胸元のポケットから一つのキューブを取り出すと、右手で握り込む。するとそれは、ありふれた拳銃の形を手に入れ)
……疑問なんだけど (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
あんたと問答する気があると思う?
私に。
(そのままゴム弾をもう一人の運び屋に向けてぶちかました。)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
(銃声と同時、男の背から伸びた魔力の翼が形を変える。球面を形成した盾がゴム弾を弾き、軽い音が響いた)
差し詰め、先制攻撃ナンバーワンと言ったところか!
感傷に共に浸ることすら拒否されるとは、俺もいつの間にやら嫌われたものだな!
(言葉とは裏腹に、まったく気にした様子もない快活な笑顔で笑い飛ばす) (無効票)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
同じ学び舎に通い、同じクラスで、同じ業務に従事し――まあこれは少し複雑かもしれんが――偶然にも同じデーモンだ!
俺たちには共通点が多い!
問答のひとつやふたつしたとして、罰は当たるまい!
(球面を解いた魔力の翼が形を戻し、ばさりと音を立てた)
とはいえ、そのやるべきことを最優先にして取り掛かろうとするその気概はナンバーワンだと称賛せざるを得ないだろうな!
俺たちの目的は、感傷に浸ることではなく、縄張り争いをすることなのだから!
0

浮島・燕 2021年10月16日
(うっせえなこいつって表情を隠さず、ビー玉大のキューブを今度は左腕に持つと左腕にも拳銃が現れ)
好きとか嫌いとかじゃないのよ、縄張りに別の運び屋がいるってことが嫌なの。
こっちは会社の名前背負って維持してんのよ。業務をこなし続けることが最優先なの。

(二丁拳銃でもって防がれるのを気にせず銃撃していく。) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
殆ど同じってことがさらに問題なのよ。
セールスポイントが分かりにくくなるでしょが。

さっさと降伏しなさいよレター・ポストマン。
私と私の会社の為に。
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レター・ポストマン 2021年10月16日
その仕事に対する積極的な態度、実に真摯ナンバーワンだな!
俺は評価しよう!
(羽ばたき、飛来する銃弾の弾道をそらしたかと思えば空へと飛び立つ) (無効票)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
だが、降伏はできない相談だな!
俺も親父から受け継いだ配達業だ。そうやすやすと他人に下れば親父どころかお袋や妹にも顔向けできなくなる!
(高度と共に速度を上げ続けていく。加速、加速、加速――)
だからこそ、勝負だ! 燕!!
まずは配達業らしく、速度勝負といこうではないか!!
(反転)
(位置エネルギーが運動エネルギーへと変換され、超高速の悪魔が海の上を飛行する)
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浮島・燕 2021年10月16日
(チッ、と分かりやすく舌打ちをしてから、背中の翼を広げて宙に舞う。)
(最初の奇襲で勝てれば最上だった。何せ弾が無駄にならないからだ。
そして認めるのは業腹だが――空中機動で正面から立ち向かうのは分が悪い。
速度も細かい機動もレター・ポストマンの方が恐らく上である。) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(しかし)
ああそう。
じゃあ――廃業の言い訳が出来るくらいに痛めつけてあげる。
(海上を飛ぶ男を追うような機動で、女のデーモンが二丁拳銃を構えながら追いかけた)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
(空中戦とはとどのつまり、尻の取り合いだと語ったのは誰だったか)
(高度と速度とは通常、トレード関係にある。高度を上げれば速度が下がり、高度が下がれば速度が上がる)
(ゆえに、空の戦いはより高く、より速い者が有利だ――というのが戦闘機乗りの間の共通認識だ)
遠慮なく来るといい!
(追いかけられる男は、上体を仰け反らせた)
(空中で弧を描き、速度を犠牲に高度を得て――)
(そして、燕の後ろを獲る。いわゆるマニューバで言うところの、ループ――宙返りだ)
俺も遠慮なくいくとしよう!!
(魔力の翼が燕を灼かんと紫電を纏い、男は燕へと迫る、迫る!)
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浮島・燕 2021年10月16日
(――浮島・燕に宿る力はたった一つ。)
(自分に宿った、デーモンの力である。
それは、モノを保持、保存する力。
燕が両手で持ち運べる範囲の物体かつ非生物であれば例外無く、キューブの形にして閉じ込め、持ち運べる力) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
――かかった。
(いつの間にやらその両手には拳銃が無く、何個かのキューブが握られており)
レディの尻に取り付いた罪はデカイわよ?
(それらを、解放しながら後方に向けて投擲した。
高速で飛行しながら、だ) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(解放したのは複数種類。
「浮島運輸」と書かれた宣伝チラシの紙束が風によりあたり一面に散らばるように舞い。
その後ろには通称パイナップル――ピンを抜かれた手榴弾がチラシの中に紛れるように爆破のタイミングを待ち。
最後に解放したのは、横幅1M程度の窓ガラスが海の逆光で輝いていた。)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
なるほど、考えたな!
(高速飛行中では銃弾の時のように翼でもって防ぐことも吹き飛ばすことも叶わない。背面を取られたからこその、彼女にしかできない攻撃手段だろう)
(選ぶべきは回避機動ではない。再び上体を反らし、ループの姿勢に入る。速度と引き換えに高度を得る)
(チラシに紛れた手榴弾の爆風を利用して、爆発で軋む体諸共に、より上空へと浮上する。窓ガラスが腹を掠めて海へと墜ちていくのを見送る)
だが、俺は頑丈さにおいてもナンバーワン!
爆発、鉄片、大いに結構!
(上昇。上昇。上昇――) (無効票)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
(――失速)
この痛みを乗り越えて、勝利を掴み取るまでだ!!
(反転!)
(限界高度からの、超高速急降下攻撃)
(尻を追いかける必要はない。頭上から紫電を纏った体当たりを食らわせて、ヒットアンドアウェイを敢行する!)
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浮島・燕 2021年10月16日
素直に落ちときなさいよ……!
(愚痴りながら、レター・ポストマンの方向を向きながらの飛行に切り替える。
どうせ最高速度は向こうが上だ。逃げ切るのに必要なのは――)
ああ、もう! (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(悪態をついた悪魔の翼を持つ女は、紫電の突撃を受けて。
その衝撃で海中へと吹き飛ばされた)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
(妙な手応えだった)
(男は上空を旋回しながら海面を見下ろす。もう翼の雷電は止まっている。一撃、まともに入ればそれだけで飛行不能のはずだ)
……これは、まだだな?
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浮島・燕 2021年10月16日
ああ、もう。 (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
言動はバカそのものの癖して無駄に察しだけ良いんだから。
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浮島・燕 2021年10月16日
無能な運び屋だったら、ここまで苦労することも、
なかった、ってのに…!!! (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(浮島・燕が所有するデーモンの力の使用条件は「浮島・燕が両手で持ち運べる重量・大きさのもの」「非生物であること」)


(では、大量の液体をキューブ状に変換出来るのか。
それは部分的にYESだ。
「浮島・燕が両手で持ち運べるだけ」の質量の水までならキューブに出来る。
キューブ化する物体の数に、制限はないのだが)

(逆転の目は海に頼るしかないと判断した燕は、レター・ポストマンの突撃を喰らいながら、致命打を避けるべく自ら海にダイブした。)

(そして今、燕がダイブした地点からどんどんと海が荒れていく。高速でキューブを作り続け、海水がある地点だけ目減りしているからだ。)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
無論だ! 俺は運び屋ナンバーワンだからな!
(眼下、荒れる海を見て、男は旋回から上昇へと機動を変えて高度的な距離を置く。何が起きるのかはわからない。だが、何かが起きるのはわかる)
そしてお前もまた、運び屋ナンバーワン!
であるならば、今の一撃で終わるはずがない! そういうことだな!
――さあ、見せてもらおうか! ナンバーワン奥の手を!!
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浮島・燕 2021年10月16日
(100や200では効かないキューブを生成する。これだけあれば……)
(胸元から、ある一つのキューブを取り出しながら海面まで浮上する。
そのキューブを変換し、右手で変換元の物体を掴んだ) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(それは先程二丁拳銃で使用したものとは別の拳銃。
グスタフ・カツラギ謹製。
「燕のキューブを弾丸にして撃ち出す為の銃」だ。)
グスタフ・カツラギのやつ吹っ掛けてくれちゃって……動作不良起こしたら賠償金たんまりもらってやるんだから、ね!
(そして、海面からレター・ポストマンに向けてキューブを撃ち始めた。
残弾数はほぼ無限。命中率はそうでもないが…当たった瞬間に弾丸の質量が増大する海水弾丸を。)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
(旋回して、距離と高度を活かしながら回避機動を取る)
あの銃――なるほど、グスタフのか!
やはり奴は発明ナンバーワン!
(回避、回避、回避――。右へ、左へ、身を捩ってバレルロールを描きながら大量に下から撃ち上げられる“水弾”を避ける)
(対空砲火は基本的に命中率が悪いものだ。必然、手数勝負の弾幕による面制圧によってそれは実現される)

(――逆を言えば、手数で勝負し続けられれば、それは飛ぶ鳥を落とすことも叶う)

――――ッ!?

(“水弾”の一発が当たった。即座にキューブは水へとその姿を海水へと戻す。男の脚を強かに撃ち、纏わり付いて下界へと引きずり込む) (無効票)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
ひとつ、言うべきことがある!
(落下。重力に引き寄せられるように男は水しぶきを上げながら海面へと墜ちた) (無効票)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
――海はナンバーワン危険なので、十分な準備をしてから入るべきだな!!

(魔力の翼が、紫電を纏う)
(雷電が海水を伝う)

我慢比べだ、燕ッ!
言っておくが、俺はナンバーワン我慢強いぞッ!!

(男を中心とした海域が、一瞬で電撃地獄と化した)
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浮島・燕 2021年10月16日
〜〜〜!!アン、タ、ね…!!!
(電撃をまともに受ける。
直前で海水から逃れようと翼を広げたが、間一髪間に合わず。
悪態を吐きながら全身を電気に襲われる。) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(けれど。
だがしかし。
意地で負ける訳にはいかないのだ。
こっちだって会社の看板背負ってるのだ。
負ける訳には、いかない。)
(左手の上に、キューブを作り出す。
キューブを、作り出す。
それしか出来ないのだから、作り出す。
キューブを、ただただキューブを作り続ける。)
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レター・ポストマン 2021年10月16日
はぁ……はぁ……はぁ……ッ!
(雷撃は放つだけでもそれなりの体力を消耗する。自分も喰らい続けるとなると、その消耗度合いは常の日ではない)
(しばらくもすれば、迸る雷電は勢いを失い、やがて途絶える)
まだ、まだだ……!
俺は、根性ナンバーワン……!
(この期に及んで、今更空を舞台に戦いを挑むことは最早叶わないだろう。飛び立とうとしたところを狙い撃たれる)
(だから、逆に下へと行く。肺いっぱいに空気を吸い込み、海中へと潜る。目指す先は燕との、海中インファイト……!)
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浮島・燕 2021年10月16日
(大量に作り出したキューブが、周囲の海面に浮かんでいる。
雷撃を喰らいながら、水面に横になる。そして特製拳銃をキューブにして仕舞うと)
ハァ…ハァ……奴は……潜ったわね、好都合…… (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
(大量にキューブ化した海水を、
またただの海水に戻す。
どうなるか。
答えは簡単。
津波を伴う、大時化の海だ。) (無効票)
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浮島・燕 2021年10月16日
吠え面見られないのだけが、残念ね……

『リリース』

(言葉と共に、周囲一帯の水量が膨れ上がり、濁流が全てを飲み込んだ)

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レター・ポストマン 2021年10月17日
(押し寄せる水の波濤。ともすれば四肢が折れそうなほどに強烈な海流に抗う)
(これはついさっきの電撃と同じ、自滅覚悟の攻撃に違いない。海に浸かりながらこれを放てば、当然波に飲まれてしまうのだから)
(だから、これは耐え切った方が勝つ戦いだ)
おお――ッ!
(海中で羽ばたく。この流れに抗いきって、空へと脱するために――)

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レター・ポストマン 2021年10月17日
うおおおおおおお――ッ!!
(雄叫びと共に、波から放り出されるように男は海から空へと飛び出した)
(肩で息をしながら、ふらふらとおぼつかない飛び方で海面にほど近いところを浮く) (演出継続)
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レター・ポストマン 2021年10月17日
……燕は。
燕! 生きているか!
(声を張り上げ、海面を見渡す。どこだ。どこにいる? あの波濤だ、飲み込まれて沈んでいてもおかしくはない)
生きていたら返事をしろ!
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浮島・燕 2021年10月17日
………う。 (演出継続)
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浮島・燕 2021年10月17日
(ジロリと、睨むような目を向ける悪魔の女がそこにいた。)

何よ、まだ飛べるなんて……ああ、くそ……

(女は木の板を掴んで海面にいた。木の板、というよりも何かの看板だ。それに捕まって浮いている。だが翼で飛ぶ体力はないようだ。)
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レター・ポストマン 2021年10月17日
配達業は体力勝負、だからな……。
まだまだ生きているということは、お前もまたナンバーワンだったということだ。
(ばさりと翼を羽ばたかせ、燕へと手を差し出す)
これで決着だ。
手を出せ。浜辺まで曳行する。
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浮島・燕 2021年10月17日
…やだ。
アンタは一人で戻りなさいよ。
私は、私でどうにかするから。
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レター・ポストマン 2021年10月17日
(一瞬、目を瞬かせて。それからフッと口元を緩めた)
……ナンバーワン意地っ張りめ。
浜辺に打ち上げられても知らんからな。
(ディアボロスは死なない。死んだとて、浜辺で復活を遂げる)
(それに何より、燕は強い)
(だから、彼は背を向けた)
明日の授業、遅刻しないようにな。
(一言だけ言い残して、男は浜辺へと飛んで行った)
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浮島・燕 2021年10月17日
………そこは助けなさいよ。
(即座に愚痴った。ワガママナンバーワンの女である。
ため息を吐きながら、現状を思考する。)
(使えるものがあれば良いのだが…)
もしもの時の救命胴衣も用意すべきだったかしら…
にしても、ああ、大口の固定業務が………
(嘆きながらキューブからミネラルウォーターやアンパンを取り出し、体力回復に勤しむのだった。)
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レター・ポストマン 2021年10月17日
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