【戦】メイド・バック・イン・スクール
一之瀬・一貴 2021年10月15日
時は放課後
新宿島の忘れられた一画、高架下
待つは凶相無頼の徒
来るは万象無双の佳人
陽が傾き、風が凪ぐ
嵐の前の、静寂の時
ヨビダシ
#一之瀬・一貴
ヨビダサレ
#クリスタ・コルトハード
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一之瀬・一貴 2021年10月15日
(拳を固め、振り被り、無造作に顔面へと叩きつける)
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(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(確かな意思と感情が込められる限り、)
(その拳は殴りたいモノを、絶対に殴り)
……ナメてんのか?
(殴ろうと望まないモノに、指先ほどの衝撃も与えることはない)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
防ぐ価値もねえってか?
ァ゛?
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(眼前に迫った拳に、瞬きもせず)
いえ、いえ。俺を殴って気が済むのでしたら、それが良いでしょう。俺はそれだけのご迷惑をおかけしましたから
一之瀬・一貴 2021年10月15日
ホンット、ムカつくアマだ。
(露骨に苛立った様子で、睨み付け)
そんなコトじゃねえんだよ。
必要だからやった、そんくれえは理解んだよ。
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
俺が納得できねえのはな。
ナカマもダチにも黙って、テメーで勝手にやりやがって。
挙句の果てに、一方的にカガイシャ面してるその根性が気に喰わねえっつってんだよ!
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(その顔をじっと見上げて)
ですが、真意を誰かに伝えては綻びが生じます
裏切りとは、裏切りの裏切りとは、誰にも知られてはならないのです
友人や親兄弟、たとえ恋人であろうとも
そうして迷惑は、必ずかかります
だから憤りがあるのでしたら捌け口となる責任が、俺にはあるのです
一之瀬・一貴 2021年10月15日
それが"正しい"理屈なんだろうな。
(それでも、)
俺は納得いかねえ。
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
テメーが誰一人正しく信じなかったのも、
テメーが勝手に責任を正しく背負いこもうってのも。
テメー等が頼りになんねーからだよボケって踏ん反り返れや。
セキニン果たすにしても、筋違いのタワゴトなんて跳ねつけろや。
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
テメーが俺達のアタマだって、見せつけてくれ。
じゃないと、……倒し甲斐がねえんだよ。
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
構えてくれ。
対等に、ケンカしてくれ。
(一蹴された記憶も、実力の差も、埋まらぬ距離も、)
(知った事かと、再び拳を上げ)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
一貴様、貴方はもしかして───
(ふと、困ったように笑って)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
しかたありませんね、少しだけですよ
(子供をあやすようにささやき、一歩下がる。それから、両手を前へ。開いた掌を斜め前に向けて、前羽の構えを取った)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(うるせえ、と喉を震わせる事をはなく)
(代わり、振り被る拳に込めて、)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(知っている構え、防御の型)
(この女が用いるのであれば、その佇まいは要塞にも似て)
オ、ッラァ!
(だからこそ、正面から気合い込め、要塞を崩す拳をぶち込む)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(前に構えた両手は、もちろん敵の攻撃を捌くため。ただしそれは、防ぐのではなく───)
……はっ!
(視線を上半身に誘導したところで、迎え撃つように腹へと前蹴りを放つためのものだった)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(踏み込み、から爪先を抉り込み、更に一段の加速)
……ッ、
(進む。砲弾の如き前蹴りも、伸び切る前であれば、威力は減衰し、)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(それでも尚、鋼に鍛えた腹筋を越え、内蔵を抉り骨が軋むが)
(意地で耐え)
(進む)
(進んで、)
(速度を体重を気合いを乗せ、正中線、胸のど真ん中へ、拳を)
ウ、ラァ!!
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
……ッ!
(足に伝わる芳しくない手応え。ヒットタイミングを、ずらされた。この一撃で終わらせるつもりだったが、そうはならなかった)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(柔らかな膨らみの間に、強靭な筋肉の鎧に、拳が突き刺さり)
なるほど、なるほど。以前よりも力を上げましたね
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(柔らかな感触の奥、)
(圧縮された分厚いゴムのような、)
(首筋が冷え、瞳の炎はより凶暴に)
ヨ、ユーか、よッ!
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(地面の反発、蹴り出し、爪先、足首、膝、腰、、、)
(最大の力を捻り出すべく、感覚と経験で、その瞬間その場から、)
(突き立てた拳を更にネジ込む、寸勁染みた刹那の追撃!)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(前に構えていた手を胸に置いて、ムスッと膨れて)
俺の胸に触っておいてその反応も、ずいぶん余裕じゃないです、か───
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(すぐにやってくる、強い衝撃)
──ッ!!
(それが胸を貫いて肺の酸素が一気に吐き出される)
(無効票)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(だが、引かない。仰け反らない)
なかなか、痛い、じゃないですか……
(口角を上げると、口の端から血が流れた)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(こみ上げた泥のような血を、吐き捨てて)
ハ。
ケンカはこーじゃなくっちゃなァ。
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(伸びきった拳を、突きつけたままに)
(酷使した筋肉と関節が内臓が悲鳴を)
(燃えるような歓喜と、冴え渡る視界)
(獣のように、獰猛に純粋に笑い掛け)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(奥歯を噛み締め)
(来いや)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(一貴の伸び切った腕に手を添えて)
では……
(その腕を支えに飛び、膝を一貴の顔へと叩きつける)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
(顎)(が、)(弾け)
(視界に入ったのは、随分と暗くなった空)
(吹き飛んだように揺らいだ視界で、何かを下から受けたと追い付く理解が)
き、ーた、……ゼッ!!
(仰け反った全身を、畳み込むように、捻って)
(睨み付け、赤い瞳、)
(ニ、と笑って)(顔面目掛けて、拳を叩き落とす)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(これで倒れないなら)
(見上げると、拳が振り下ろされていて)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
そろそろ終わりにしましょう……か!
(着地と同時に頭を振り、拳を額で受ける)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
ハ、
、、、
(拳が、イカれた)
つれねえコト、
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
言うな、
(逆の拳を、振りかぶって、)
よッ!
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
いえ、いえ───
(その拳は、避けない。一貴の眼を見つめたまま、頬で受けて)
もう終わりです。これ以上の負傷は、許可できませんので
一之瀬・一貴 2021年10月15日
オイオイ!
やっと、タノシくなって
(みしり、と突き刺さった拳の感触は、しかし芯まで遠く、だから、)
(ひしゃげた拳を、躊躇なく振り上げ、)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年10月15日
…………(真っ直ぐに、赤い瞳と目が合って)
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
(ちょっと頬を膨らませて、じっと見ている)
ダメです
一之瀬・一貴 2021年10月15日
…………ダメ?
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
ここで終わらないなら大きな声で人を呼びます
一之瀬・一貴 2021年10月15日
…………マジかー(渋々、拳を引いて)
(無造作に手指を掴み、ボキボキとズレていた骨を伸ばして)
えーでもちっとは楽しんでたっしょ?
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
楽しんでませんっ(ぷんぷん)
俺はか弱い女の子ですので、ケンカが好きなわけじゃないんですよ?
一之瀬・一貴 2021年10月15日
マジかぁー………………(ショボン)
え、つーか戦んのキライ系だったの。マジで。
クリスタ・コルトハード 2021年10月15日
メイドを何だと思ってるんですか?
必要とあらば戦える技術は磨きますが、戦う職業ではないのですよ
一之瀬・一貴 2021年10月15日
メイドだって趣味の一つくらいあんだろ……?
はーーー……
レンゲほどじゃなさそーだが、クリスタもそっち側だったかぁー
クリスタ・コルトハード 2021年10月16日
俺の場合はご主人様に奉仕することが趣味、ですから
まあもし俺が好きと言えることがあるとしたら───
(まだヤる)
クリスタ・コルトハード 2021年10月16日
(こほん、と咳払いして)
さて……では、そろそろ帰りますよ
しばらくは早く帰らないと、ミーレ様にも心配されてしまいますし
一之瀬・一貴 2021年10月16日
そー言われたらそーかもしれんけど……。
(あるとしたら、……とつい続きを待って、)
(まだヤる)
一之瀬・一貴 2021年10月16日
(待ってしまったが、あらためて聞くことでもないか、と)
(言葉を選んで、飲み込んで、結局)
へーい。
(と短い答えと、頭を乱暴に掻いて)
(クリスタに背を向けて、歩き出す)
クリスタ・コルトハード 2021年10月16日
ちゃんと治療、してくださいよ!
(背中に声をかけてから、一度肩で息を吐き)
(ふわりと風に紛れるように、消えていった)