Blue Bard

【個・低速】秋風のいたずら

竜城・陸 2021年10月15日
――来月になれば、「豊饒祭」という学園行事がある。

統括は青のクラス――すなわちこの竜の管轄だ。
それに向けて準備するものも、学んでおくべきことも数多い。

そういうわけで。
この日の釣りのお供は、書類なのだった。

◆場所
訓練区画内・船着き場の桟橋

◆書き込み可能
去舞・刻音
竜城・陸




0

去舞・刻音 2021年10月26日
ほんと!
へー、珍しい学習法だね。
もしかして独学?
(師を持つ術者にはあまり見られない学び方だなぁとあたりをつけて)
0

去舞・刻音 2021年10月26日
ん、ん、んんーー
(手の動きを目でせわしなく追って)
たぶん、できそう? 裁縫針に糸を通すときみたいだね
(もちろん全く同じではないが、なんとなく出来そうだと頷く)
0

竜城・陸 2021年10月26日
まあ独学といえば独学かな。
ちょっと環境が特殊で……口伝を主とする祭司たちから文を通じて伝授されたものが元だから、完全に独学かと言われるとそうではないけれど。
特定の師父がいたわけでない、という意味ではそうかな。

……ん、できそうなら、はい。
(新しい仕掛けをひとつ、彼女の方に差し出して)手を切らないように気を付けて。
0

去舞・刻音 2021年10月27日
通信教育みたいな?
それは確かに珍しい環境だねー!
口伝の技術が書かれた文ってそれだけでも魔法書的価値がありそう!
あ、興味があるなら今度ウチ来る?
古典から現代まで魔法の論文とか手引書とか色々あるよ!

(言いながら竿を受け取り)
お、じゃーさっそく!
んー……
(慎重に仕掛けに糸を括っていく。途中少し迷うような仕草をしつつも仕掛けを付け終わり、竜城センパイへ掲げてみせる)
どうかな!
0

竜城・陸 2021年10月28日
……確かにそう言われてみれば、残存していれば当時の魔術体系を記した貴重な資料、ということになるのか。
とはいえ、残念ながら消滅した歴史の中に埋もれたろうけれど。
興味がないわけではないけれど……見たところでどうか、という気は……いや、学ぶだけ学ぶのはありかもな。

……ん、うまくできているよ。
見様見真似でしっかり作れるのだから、器用なものだ。
俺は最初、結構苦労したものだよ。
0

去舞・刻音 2021年10月29日
ありゃ、失われちゃったのかぁ……
(本当に残念そうに尻尾をしおれさせる)
意外と自分と関係なさそうな魔法の論理が役に立つこともあるよ?
たとえば、そう、簡単に天才的な比率でジュースを混ぜる魔法とか?
0

去舞・刻音 2021年10月29日
やった!
いやー、上手くできたのはたまたまだよー
リールはうまく付けれなかったし!
竜城センパイも最初はやっぱり苦労したんだ?
0

竜城・陸 2021年10月29日
それはそうだろう、こんな状況だもの。
正統に遺されていたはずの資料だって残存してはいないんじゃない?

役に立つこともあるのは事実だろうから、まあ、学ぶのに意味はあるとは思うけれど……。
咄嗟に頼るのはどうしても、自分が培ってきたものの方になるからな、と思って。
0

竜城・陸 2021年10月29日
そうだね。
こちらの世界の道具に慣れるのには、確かに苦労したかな。
毎日やっているうちに慣れてきたけどね。
0

去舞・刻音 2021年10月30日
そーだねー
探せばまだあるところにはあるけど、それも正しい歴史の物かはよくわかんないし?

まーそりゃ咄嗟に出るのは使い慣れた力だけどね!
それでもいざ問題に直面したら学んだ手札で戦うしかないワケだし、なら手札の数もまたパワー的な感じじゃん?

こちらの世界ってことはセンパイも違うディヴィジョンから来たのー?
私も来たばっかりの頃は対辺だったしわかるー!
0

竜城・陸 2021年10月30日
そも正しい歴史とは――、なんて話にもなってしまいそうだしね。

俺の場合はこれが使えなくなるのは死ぬ時だけだから、恐らく心配はないと思うけどね。
でも、学んでおくこと自体は無駄ではないと思っているから……そのうち、機会があれば。

ん、ああ。……一応ね、幻想竜域の出身ということになるかな。
0

去舞・刻音 2021年10月31日
幻想竜域かー、なるほど(竜城センパイの角と翼を見上げて)
たしかにどらごんだ!
私は平安から来たけど、未来の文明っていうのはすごいよねー

ん! 知りたくなったらいつでも声かけてちょーだい!
良い油揚げもごちそうしちゃうぞ
……ところで、この釣竿の仕掛けって次どうするの!
(付けた仕掛けを掌の上にのせて)
0

竜城・陸 2021年10月31日
まあ、幻想竜域の出身だから竜……というわけでもないのだろうけれどね。
ああ、あちらから……という割に、この時代に順応してそうな雰囲気だけれど……。

油揚げ?(どういうものだろう、みたいな顔をして、)……ああ、えーと。
仕掛けの先に餌をつけるんだけど…………、虫とか平気?
0

去舞・刻音 2021年11月1日
ドラゴニアンっていうんだっけ
元々普通の人間の人も違う種族になっちゃってたりするらしいもんねー

いやー、はじめは大変だったよー?
でも使ってみると色々便利なものが多くてこれ元の時代に戻った時が大変だなーって思うけど!
0

去舞・刻音 2021年11月1日
油揚げ!香ばしくておいしいよ!

餌ね!
虫とか平安じゃ沢山いたし、よほどキモくなければ平気だよー!
0

竜城・陸 2021年11月1日
……うん?
そういう君は、元々人間だったというわけではないんだね。

そうは言ってももう慣れているのだから、順応性が早いものだ。
俺は未だに慣れきっていない部分が結構あるからね。
0

竜城・陸 2021年11月1日
んん、……食物だ、ということだけはわかったけど。
まあそうだな、……機会があれば試してみる。

そう? なら大丈夫かな、割合普通の……うねうねした感じのやつなんだけど……。
(彼女基準の「キモくない」がいまいちわからないな、という顔)
0

去舞・刻音 2021年11月1日
……実はよく覚えてないんだよね!
記憶では人間の家族がいたはずだから人間だったんじゃないかな、多分!

いやー、私もまだまだこの時代のこと慣れないこと多いよー?
夜に一人で出歩いても平気とか。
でも慣れてないことがあるってことは慣れる楽しみがあるってことじゃん?
0

去舞・刻音 2021年11月1日
学食でもたまーに見かけるから試してみてちょ!
お味噌汁とかにも入ってたりするし!

うねうね……うねうねなら平気かな。げじげじとか蜂とかは嫌だけど!
0

竜城・陸 2021年11月2日
あ、……それは失礼を。

この新宿島は夜も昼のように明るいからな……人工の明かりというのが驚くほど多い。
……ああ、その理屈は少しわかる。知ることのできる余地があるのは、面白い。
0

竜城・陸 2021年11月2日
あまり学食を使わないことが多くてね。
……でも、折角の勧めだ、そうするとしよう。

(俺基準ではうねうねだけだけど……)
……見方によっては多少げじげじかもしれないけど……大丈夫?
0

去舞・刻音 2021年11月2日
気にしないでー!
元が人間じゃなくても今私がここにいることは変わんないし!

そーそー!街灯ってすごいよね! どういう仕組みなんだろ!
気になることばっかりだよね! 不思議で楽しい世の中だよ
0

去舞・刻音 2021年11月2日
お、学食あんま使わないのね。自炊派ー?

げじげじ……。毒とかなければ、たぶんだいじょうぶ(尻すぼみ)
0

竜城・陸 2021年11月3日
…………、そう、か。
でも、不用意な発言をしたことに変わりはないから。謝罪は受け取っておいてほしい。

確か電気というのを常時通しているんじゃなかったかな……?
外の明るさに応じて点いたり消えたりする、とか。
(建設関連は青のクラスの分野、それゆえ一応基本的な仕組みは知っている)
0

竜城・陸 2021年11月3日
んん、……ミミズがちょっと節くれだっている、みたいな……(言いつつ)(少し考えて)……練り餌とかにしておくかい?

(自炊派、には緩く首を振って)
0

去舞・刻音 2021年11月3日
そうー? じゃ、受け取るだけ受け取っておくね!

電気……びりびりするやつ!
外の明るさを判断できるのかー、純粋な技術らしいけど、やっぱり魔法みたいだよねぇ
0

去舞・刻音 2021年11月3日
節くれだったみみず……?
うーん、見るだけ見てみてもいい?
ミミズなら平気だし!山に一杯いたからね!
0

竜城・陸 2021年11月4日
びりびりするやつ。……間違ってはないけれど。
あれで色々なことができるらしいよ、貯めておいたり、何かに通すと様々な現象を起こしたり……
うん、そうだね、確かに魔法みたいだ。
0

竜城・陸 2021年11月4日
あー、……うーん、じゃあ。

(釣り餌入れから取り出したアオイソメの箱を見せる)
(うねうねしている)
0

去舞・刻音 2021年11月4日
科学における魔力みたいなもの、って考えればしっくりくるかもー?
案外魔法も科学も似たようなものなのかもねー
0

去舞・刻音 2021年11月4日
環形動物門多毛綱!!(ギョッと半身を逸らして尻尾を膨らませる)
0

竜城・陸 2021年11月5日
ああ、それは友人と話している時にも思ったな。
電力を魔力と置き換えれば、魔術と科学は過程を異にしただけの似たようなものだ、なんて。
0

竜城・陸 2021年11月5日
…………練り餌にしておこうか。
0

去舞・刻音 2021年11月5日
まーどーやったって人間が使ういじょー、過程は違うけど求めてる結果は大体同じだったりするもんね!
特に生活を便利にするようなのは!
0

去舞・刻音 2021年11月5日
うぅ……。げじげじ……。練り餌? 練り餌ってなに? つくね?
0

竜城・陸 2021年11月6日
それは確かにそうだろうね。
結局のところ、利便性を求めていくと結果は大体近い形に集約していくのだろうから。
0

竜城・陸 2021年11月6日
つくね……まあ間違ってはいないのかな……?
どっちかというと練り物……魚のすり身みたいなものだと思ってもらえれば。
0

去舞・刻音 2021年11月6日
ねー。釣竿だって、どこにいっても似たような形してるもんねー

魚のすり身……かまぼこ!
それでもいいんだ。じゃーそっちでやってみたいかなー。その環形動物門多毛綱(直視できない)よりはやりやすそうだし?
0

竜城・陸 2021年11月7日
かまぼこ……になる前のもの、かな。
手で成形できるくらいの柔らかさというか、そういう感じの……じゃあ、えーと。
(海用……)(しばらく餌箱とにらめっこして)

これかな。
(ややあって袋を一つ手渡した)
0

去舞・刻音 2021年11月7日
なるほどー?(言いつつ袋を見て)
おぉー、あんまり美味しそうじゃないね。粘土っぽそう
どうやってつけるの?
0

竜城・陸 2021年11月7日
そもそも人の食べるものじゃないからね。

少し指でちぎって、釣り針の鉤を隠すみたいに周りにつけるんだよ。
形は好きなようでいいと思う。
0

去舞・刻音 2021年11月7日
ふーん、やっぱり粘土みたいだねー(ぶちりぱと小さくちぎった練り餌を団子にして針につける)
んー、しょ。こんな感じ?
魚にはこれが美味しそうにみえるのかなぁ
0

竜城・陸 2021年11月7日
そんな感じで大丈夫だと思う。
……おいしそうに見えてるのかな。俺にもよくわからないけれど。

ともあれ、やってみる?
(受け取ったプリントと共に、桟橋の方へ足を進めながら)
0

去舞・刻音 2021年11月8日
魚の気持ちとかわかんないよねー。魚人とかならわかるのかな?

お、やるやるー!
(竿を担いで一緒に桟橋へ歩を進める)
海へこの餌のついたのを飛ばせばいいんだよねー?
0

竜城・陸 2021年11月9日
どうだろうな?
俺は竜人だけど、ドラゴンの気持ちなんてこれっぽっちもわからないし。

そう。海面付近を狙うか、底の方を狙うかでまた少し変わるけどね。
0

去舞・刻音 2021年11月9日
いわれてみれば私も狐の気持ちとか全然わかんないや!

海面か底か……。うーん、加減もよくわかんないしとりあえず飛ばしてみよ!
(ぐぐっと背を反らして大きく竿を振りかぶる)
てぇーーー!(シューーーンッと空気を裂く音を立てて仕掛けが海へと飛んで行った)
0

竜城・陸 2021年11月9日
まあ、最初はそれくらいの気概でいいと思うよ。
少しずつ勘所を覚えていくものだからね、こういうのは……そういう試行錯誤が面白いものでも、あるし。

(勢いよく飛んで行ったそれを眺めつつ)
……書類と遊ぶのはこれくらいにして、俺も普通に釣りにしようかな。
0

去舞・刻音 2021年11月10日
まー、まずは何事も実践だよね!
やってみなくちゃわからない!
(漂う浮きを視線で追いながら)

お、センパイも一緒にやろやろ!
釣りの師匠の御姿を拝見!
0

竜城・陸 2021年11月10日
師匠というほどの腕前であるかは自信がないけれど……そうだね。
誰かと一緒にというのも悪くない。
(置き竿にしていたそれを引き上げて、)(仕掛けを一度解いて)

(それから、新しく仕掛けを作り直した)
……では、暫しの間、お付き合い宜しくね、刻音。
0

竜城・陸 2021年11月10日
(――柔らかく秋風が吹く日。陽が落ちるまで、今暫し)

(緩やかにそんな時間は、続いたことだろう)
0