【個】極大射程
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
銃声。警備していた発電機に弾丸が撃ち込まれれば、あっさりと発電機が停止して。
傍にあった携帯電話が鳴る。
「残りも壊すから、跳弾で当たりたくないやつは尻尾巻いて退けといてくれ」
姿の見えない黒狐の狙撃手は、宣言して次の標的の位置を探し始めた。
#ミサゴ・ゾーリンゲン vs 虚甘崎・京次（
#恋南川・姫兎）
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
あー、あかん。油断しとった……。丹頂さんに怒れらる……
（壊れた発電機を見ながら呟く。とはいえ、まだ何とか直せそうではあるが……）
直しても大本叩かんとアカンわなぁ。……しゃあない、潰しに行こか。
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
（そう言いながら発ったのが、数分前）
（荒事専門にカスタムした大型の自動二輪車を走らせながら、射手を探す）
あそこに置かれとった発電機を狙える場所となれば限られる。
こっちの筈やな。
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（銃声）
（車のサイドミラーが片方吹き飛んで）
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ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（携帯電話が鳴る）
退けとけ、って伝えたはずだけど
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
そんな警告で退くくらいなら、こんな悪い事しとらんわ
（電話越しの声に応える）
それにまぁ……、船沈められた個人的な怨みもあるしなぁ。
あの船高かったし、それに泳いで帰るの大変やったんやで、坊。
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年10月3日
（サイドミラーが吹き飛んだ方向から、およその射撃地点を割り出す）
（とはいえ、真っ直ぐ進んでは鴨だ。遮蔽物の多い路地へと走らせる）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
そうなんだ、悪かったな。弁償は出来ねえから事故ったとでも思ってくれ。
それはそれとして、退かないってんなら―――――
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ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
こっちも相応の対応、させてもらうぜ。
（看板が光るビルの上。ライフルを、自分に近づいてくる車両に向けて――）
（降ろした。射線が通らない。ひょいっと、ビルからビルへと飛び移りながら射線を変えていく）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
（射線から予測したビルへと向かう）
ってもなぁ、いつまでもそこに居るわけは無いわなぁ……。
（狙われている立場だ。単純に向かうだけでは、簡単に返り討ちにあうだろう）
（故に予測する。射線が塞がれた後、次の狙撃をするポイントを）
……僕の予想ではこっちや
（ハンドルときり、予測した先へと向かう）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
いい勘してんじゃん。
（まだ繋げたままだった携帯電話越しに）
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ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（声が聞こえれば、直ぐに銃声が響いて）
（――頭上から、葉がたっぷり茂った太めの枝がフロントガラス目掛けて落ちてくる）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
そりゃどう……もっ！！
（急ハンドルを切り、車体を倒して枝を潜り抜けるように避ける）
（地面を一度蹴り、車体を起こして態勢を立てなおし）
これでも結構場数は踏んどるからな。
（携帯電話に向かって返事をする）（感覚からおそらく方向は合っている筈だと、狙われないようにしながらバイクを走らせる）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
厄介じゃん。こういう状況だと、余計に。
（新宿島なんていう、狭い空間でこういう獅子身中の虫になりかねない集団を置いておく余裕はない）
（ひょいっとビルからビルへ動き続けながら）
そのバイクは弁償いる？
（――――ビルの外壁や、信号機の裏に張り付けておいた閃光手榴弾のピンを打ち抜いていく）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
（銃声。だが弾は飛んできていない）
（外したかと思ったが、すぐに眩い光が視界を覆い）
（狙いに気づき咄嗟に減速したものの、そのままバランスを崩して倒れながらごみ捨て場に突っ込む）
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
（ごみがクッションになったか、身体は思ったよりも無事だった）
ったぁ……。これも高いんやで、ほんま。傷だらけにしてくれてまぁ。
（文句を言いながらも口角が上がるのが、自分でもわかる）
（これまで色々と危ない橋を渡って来たが、ここまでスリルを感じるのは初めてだった）
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
っても、ここまま進んでも、ええ的になるだけやな……
（さてどうしたものかと横を見ればビルの入り口）
あの手で行くか
（バイクを起こしエンジンをかける）（進む先はビルの中。そしてその階段）
（階段を強引にバイクで進めば、バイク毎屋上へ上がり）
……これで高さの不利はちょっとは解消できたやろ。
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（仕留めたと思えば、車両と本人はいない。まだ動けるらしい）
……殺しちゃマズい、ってのもやり辛いな。
（足を止める）（姿が見えない）（どこに行った――？）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
（屋上にいる人など多くは無く。ましてや、狙撃銃を持った相手となればなおさらだ）
――見つけたで
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
（エンジンを回し、屋上から屋上へと飛び移って行く）
（これだけ大きな音を立てれば気づかれるだろうが問題ない）
（見つけてしまえば、相手が逃げるよりも早く追いつける自信はあった）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（―――成程、そういうことか）
（屋上に上がって来た姿を見つけて）
……随分無茶苦茶すんじゃん。
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ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（――――逃げることなどせず、ライフルを構える）
（立ったまま、刀がマウントされている銃身を左腕の装甲に預けて、狙撃態勢）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
……？ 妙やな
（こちらには気づいている筈。なのに逃げる素振りすら見せない。どういうことかと訝しんでいれば、光に反射したスコープがキラりと光るのが見え）
そういうことか。ええ度胸しとるやんけ。
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
（スピードを保ったままターンを繰り返す）（給水塔や出入り口などの遮蔽物を利用する）
（あらゆるものを利用し狙いを定めさせないようにしながら、距離を詰める）
（片手にはハンドガン。射程に入れば、今度はこちらが狩る番だ）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（暫く動かず、構えたまま――）
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（――細長いビル。どうやっても、真っ直ぐに来なければならない直線がある屋上の対角に陣取って）
（来いよ、とばかりに指で手招きして見せた）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
（無駄打ちをしてくれたら儲けもの。その隙に間を詰めれると思っていたが――）
動かへんか。ほんまあの歳でええ度胸しとるわ。
よっしゃ、その勝負乗ったろ！！
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恋南川・姫兎 2021年10月3日
（無駄に動くのを止め、真っ直ぐに最短最速のルートを進む）
そんじゃあ、そっちが撃つのが速いか、僕が詰めるのが速いか。
勝負と行こか。
（ミサゴと自分が一直線に並び、フルスロットルで突進をしかける）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（構えたまま。銃口が動く、照準を合わせて――――）
（近づけば、ようやく気付けたかもしれない）
（ライフルを構えた黒狐の体が、何かでその姿を映しているかの様にブレて）
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（銃声）
・・・・・
（――――背後からの弾丸が、バイクのガソリンタンクを撃ち抜いた）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
（左右の景色が猛スピードで流れていく）
（――もらった！！）
（ここまで近づけば相手が引き金を引くよりも早く、こちらが仕留められる）
（ハンドガンを相手の脳天目掛けて構え）
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年10月3日
……なんや？
（そこで初めて、捉えていた相手の異常に気付く）
（まるで投射された映像のように相手がぶれる）
（その正体に気づく前に）
（背後から銃声が聞こえた）
(、)
恋南川・姫兎 2021年10月3日
（気づけば自分の身体は放り出されるように、屋上を転がり）
（乗り手を失った愛車は屋上を飛び出て、対面のビルの壁にぶつかり、そのまま重力に従って地面へと落ちて行った）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（その状況になって、漸く身を潜めていたビルの“屋内”から姿を現す）
スナイパーは相手から見えるとこで構えねえんだよ。
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
覚えたか？
（ライフルを担ぎなおし）
（自分と全く同じ動きをしていた、もう一人の自分）
ﾘﾘｰｽ
“解除”
ﾌﾟﾛｼﾞｪｸｼｮﾝ
（“ 鏡像投射 ”によって映し出された自分を消した）
恋南川・姫兎 2021年10月3日
【虚甘崎・京次】
……ほんま可愛いくない坊主やわ
（屋上に転がった携帯電話から聞こえる声に悪態をついて）
（立ち上がる気力もなく、揺れる視界で憎らしいほど澄み通った空を見上げた）
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
一回顔見せたろ。
怖い方なんだよ、顔は。
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
（改めて、ライフルを構える。照準は初めに撃った発電機）
ｴｸｽﾌﾟﾛｰﾄﾞ
“炸裂弾頭”
（初めに撃った発電機の傷から、着弾と同時に炸裂する弾丸を撃ち込み）
(、)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年10月3日
――――発電機、一つ破壊完了。
他の発電機の位置、割れてたらオレに回せ。
