第1試合:貨物船での攻防戦
神居・メト 2021年9月30日
トライデント:シーズン0開幕!
早速選手たちがVRアリーナに転送されていきます!
本日はチーム【焼肉】【カヴェンディッシュ】【ビッグタッパー】の一戦!
どのように試合が進行するのか注目したいと思います!
フィールドは“港”!
立地自体は平坦ですが、並ぶ貨物船や倉庫などの建築物をどう利用するかが勝負の分かれ目となりそうです!
ただし落水すると30カウントで死亡判定となりますので要注意!
――――おっと! 早速選手たちが会敵したようです!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
大型といえど、貨物船上では身を隠すには少々手狭だ。
すぐにお互いの存在を察知し、速くも開戦のゴングが鳴った。
大量に出現した【プチギガース】の奪い合い、必ずしも敵を倒せば良い、というものでもない。
勝敗を分けるのは――――戦力、作戦、時の運。
果たして勝利の女神が微笑むのは……
0
未護・真言 2021年9月30日
(貨物船の甲板。偶然転送位置の近くに仲間が居たのは幸いだった。純白の馬にまたがり、マントを羽織ったヤバい男はチームメイトにただ一言)
何せ急造チームだ、細かいことは言わない!
殴りたいだけ殴りかかれ、点は王(オレ)が稼ぐ!
切羽・夜風 2021年9月30日
(貨物船甲板上。かんかんとコンテナの上に鉄下駄の音を響かせながら、まずは高所を目指す。どうやら仲間とは別れてしまったらしい)
(まぁもとより仰せつかった役割は遊撃)
(プチギガースを倒しつつ、敵チームを発見次第交戦。撃破できればそれが一番、例え叶わずとも長時間引き付けていられればそれだけ味方が有利になる)
拙者向きの役目でござるなぁ。
(抜き放った軍刀を手に、あたりを警戒するように見回せば――)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
……多いな。
(周囲を見渡して、呟いた)
(貨物船――の直上。丁度、コンテナを積み込もうとしているクレーンの先端)
(離脱するか、やっていくか――)
どうすっかな……。
恋南川・姫兎 2021年9月30日
なんで馬乗ってるんだ先輩……目立たねぇか、それ?
(訝し気な目で近くにいるチームメイトを見て)
まぁいいか! オッケー、そんじゃ俺が他の奴の邪魔をすっから、その間に頼むぜ先輩!
(甲板の上で辺りを見回す。見えるところに敵チームのメンバーはいない。が、カンカンと音が鳴るのは聞こえた)
あのコンテナの上にいそうだな。
未護・真言 2021年9月30日
隠れるのは王(オレ)の性に合わん。
それに目立てば敵からやってくるから、その分すいれんが楽になるさ。
どっちにしろ最優先は点を取る事だ。
(ぴしぴしと手元に、七色に輝く宝石の欠片が形成され)
さぁ王(オレ)はココにいるぞ!
(ぱりんと砕けると、空中に居た何匹かのプチギガースが真っ二つに裂けた)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(巨体に見合わぬ身軽さでコンテナの上に駆けあがる)
よう、夜風。また勝負だな。今度は勝たせて貰うぜ!!
(標的を見つけると、息つく間も与えぬように一気に間合いを詰め、そのまま顎目掛けてフックを放ち仕留めようと動く)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(点数稼ぎ、は大事だ。何せ“試合がいつ終わるか”わからない。ならば、点は取れるだけ取っておくに越したことはない――)
要するに、だ。
(ライフルを構える。真っ直ぐ、直下。ここで一番点を稼ぎに回っている男へ照準を合わせ)
――稼いでるやつを潰して回れば、後は2人が終わらせるって寸法だ。
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(――銃声と同時に、鉛色の雷が銃口から解き放たれた)
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
(聞こえる、声。この下にいるであろう相手チーム。片方はリーダーだった気がするが、さて)
相手にとって不足なしでござるな。
(ここで妨害できるのは、大きいだろうと思っている、と――)
にははは、そうでござるな。ここで会ったが百年目。いざ尋常に勝負でござる!
(ころっと転がす煙幕。援護をされぬように視界をふさいでから)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
(王たるもの、武芸を身につけるのは必須)
(あらゆる戦術、あらゆる軍略を身に着けている)
(しかし、彼がいた時代において)
(“狙撃銃”という物はなく…………そもそも狙撃という概念がなかった)
(無いものに警戒は出来ない)
『バルルルルウォーーーーーーーーーン!』
(察したのは、下に居る戦馬。彼とともにこの時代に来た唯一の家臣)
うおぉ!?
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
こないだ見せなかったとっておき、お見せするでござるよ!
(警戒し、背に構えていた短剣で彼我の距離を切り裂けば、現れるのは少し離れた位置で)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
(戦馬が体を勢いよく持ち上げて、調子よく点を稼いでいた王が振り落とされる)
(弾丸がその頭を貫いて)
『うげっ』
(生々しい声とともに海に落ちていった)
ミ、ミミミミミミ――――――――!
(馬が落ちた。30カウント後に馬は戦線離脱だ。速い)
ち――――なんだ、どこから来た?
(欠片を展開しながら、次の攻撃を伺う。何が起きたか、まだ王は理解していない)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(拳が空を切る。動くような気配は感じなかったが、煙幕が払われれば、狙った獲物は少し離れた先に)
それがとっておきか? 確かに妙な技みてぇだが……
(それ以上に気になるのはさっきの銃声だ。自分と夜風に撃たれた気配はない。となれば狙われているのは)
おい、先輩! アンタ銃で狙われているぜ! 気をつけろよ!
(チームメイトに声をかける。そのまま前に進むか、王の援護に向かうか。判断に迷い足が止まる)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(場所を変える――余裕はない。幸い、まだこちらの位置が割れていないのならやりようは幾らでもある)
バウンド トリプル
“跳 弾”“3回”
(――ついでだ。すぐ傍で始まった殴り合い、そっちの時間も稼がせてもらう)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(銃声が複数響いて、弾が高所から四方へ飛び――不可思議な軌道を描きながら、戦場の各地へ降り注いだ)
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
あい、拙者のとっておきでござ――。
(銃声、続く着弾の音を聞けば)
狙撃手までいるでござるか、ミサゴ殿でござったかな、このままここにいるのは不利でござるなぁ。
(何せ遮蔽がない。やむなしとばかりに棒手裏剣を投射して、コンテナの陰に踊りこむように)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
銃――――銃!?
おいおい、この世界の銃は音の届かない距離から来るのか!
(彼の世界にも、短銃ぐらいはある。だがこの飛距離とは)
――――面白い、王(オレ)も欲しいな!
(ぱりん、ぱりんと欠片を割りながら)
援護は不要だ! 目の前の敵に集中しろ! オレは銃手を止める!
(欠片が割れると、船が大きく“ぐらり”と揺れた)
(――――波が強くなっている)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(足元に着弾する。目の届く範囲に射手の姿は無い。となれば)
狙撃銃つって、遠くから撃てる銃があるんだよ。多分、そいつだ!! 目の見えるところにはいねぇ、多分上かどっかだ!!
(銃弾に意識を取られたところに来る棒手裏剣。それを拳ではじき返し)
言ったな!! それじゃ、そっちは任せるぜ!!
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(そのまま夜風を追うように駆ける。確かに目立つところにいるよりはコンテナの影に居るのが有効だ。コンテナを盾にしようと飛び降り)
逃げるなよ……、こっちはこっちで遊ぼうぜ!!
(その最中。空中でコンテナの壁を蹴り加速する。そのまま夜風を頭上から襲うように、落下しながら拳を叩きつける)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(探されている)
(相手にどんな探知能力があるのかは知らんが――)
(船が傾く。変わらず、クレーンの先端。鋼鉄の爪に体を預けながら、ライフルを構え――)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(――そのスコープが、王の姿を捉える。引き金に指をかけて、)
切羽・夜風 2021年9月30日
(船は大きく揺れ動き、銃弾はどこからか撃ち込まれる。探しに行きたいところだが、時間を稼ぐという任務は十分に果たせている、はず)
(通り道にいたギガースを切り払ったところで、後ろから気配)
にははは、やっぱ逃がしちゃくれないでござるよね。
(あの王へと迫る為には追撃を振り切らねばならない、さてどうしようかと思案して)
(あなたの後ろ、そこにあったコンテナとの“距離を”断ち切って)
忍法畳返し……いや、忍者は夏謡殿でござったな。
(突如目の前に先ほどまで後ろにあったはずのコンテナが立ちふさがるだろう)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
――――一度向けられた敵意を二度通すほど、王(オレ)は甘くないぞ?
(ぱりん、2つ目の欠片が割れた)
(ざざん、ざざんと海がうるさく鳴いて)
(がたん、と積荷が崩れるぐらい、大きく船が揺れた)
(――――強い波が、船にあたっている!)
津波の記憶――――その「ソゲキ」とやらは精密な動作だとお見受けするが?
(そして揺れる船の中、堂々と立ちながら、来る「銃弾」を待ち構えている)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(拳がめり込む。ただし、それは狙った獲物ではなく、いつの間にか目の前にあったコンテナに)
ワープしたり、引き寄せたり忙しいやつだな。そんなに逃げてねぇで遊んでくれー―よっと!!
(そのまま拳を振りぬき、コンテナを夜風目掛けて投擲する)
(理屈は分からないが、何かを斬る必要があるようだ。ならば自分以外の物を盾にすればどうか)
(甲板を滑るように動くコンテナの影に身を隠しながら距離を詰めようとする)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(揺れる)(揺れる)
(確かに、精密射撃をするのであれば、足場が安定しているに越したことはない)
(揺れる)(揺れる)
(――――しかしそれは、“可能な限り”の条件だ)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(指をかすかに動かす)(揺れとの間のズレを計算する)
(……弾速を速めて、揺れよりも速く銃身から外に出したほうがスマートだ)
シャープシューター
“弾速強化”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(――だけではない。1発、2発。何でもない、どこか適当なところを撃ったのだろう銃声が響けば)
エーテルバレル
“魔力腔綫”
(――――異常な加速・速度の弾丸が、正確に王の胸を狙って放たれる)
(海の上、波の上は自分にとっては揺り籠の上にでもいるようなもので)
(そこに、一流に並ぶ腕さえあれば――揺れ程度、なんの問題にもならない)
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
しょうがないでござるなぁ!
(コンテナの向こう側、持ち替えていた野太刀がコンテナもろとも姫兎を断ち切ろうと振り下ろされるが――――)
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
(割れた二つの箱。その向こうに想定した巨躯はなく)
いない!?
(こういう時に自分ならばどうするか、遮蔽物がありそちらに気を取られているならば)
(耳をすませて、その呼吸を探して)
そこ!
(半端な体勢ながら、十分な速度をもって。鉄下駄が振り子のように跳ね上がる)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
(馬に乗りながら弓を射るのだって、「事前にそう」であることを覚悟しなければ狙いなど定まらない、それは経験則だ)
(銃弾であってもそれは変わるまい、いや、精密であればあるほど、僅かな揺れが影響する)
(故に王は不意の揺れを起こす事で戦場を支配しようとした)
(己だけが知る揺れだ)
(――――故に)
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
――――何?
(想定外の速度で胸めがけて飛んでくる弾丸を止めることも回避もままならなかった)
(本来の姿を完全に再現したVR上の体。その心の臓を致命的に貫かれる)
――――なんという胆力。
(貫かれて、初めて気づくほどの速度、威力、そしてそれを成功させる技術)
いいな、欲しい!
(だが、王は膝をつかない)
(死に至るはずの苦痛。だが、胸で良かった)
(脚なら動けなかった)
(――――“リターナー”は既に死者)
(最初から心の臓など動いていない――――!)
(欠片を割る)
(自分が今受けた「記憶」の再現)
(放たれた銃弾が、時を遡るように、「撃った銃口」めがけて「戻って」いく!)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(そのままコンテナに潰されるか? あるいはコンテナを避けてすんなり顔を出してくれるか)
(一度は手合わせをした相手だ。そんな甘い相手では無いと分かっている)
(だから油断はしない。コンテナの動きを追うように、その影に身をひそめる)
(そして、相手の背後が見えた)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
(揺れる甲板をしっかりと脚で捉える)(ひたすらに鍛えた足腰。このくらいの揺れでぶれたりはしない)
ッラァッ!!
(体重を乗せ、鋼の如く鍛えた拳を迎撃する鉄下駄に叩きつける)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(見えている)
(確実に捉えた銃弾が、どういう仕組みかわからないが、戻ってきている)
(そういうものなのだと割り切って、狙撃地点を放棄。クレーンから飛び降りる。群がってくる「プチギガース」を盾に、遮蔽に姿を隠して――)
(無効票)
切羽・夜風 2021年9月30日
(――キィン!)
(甲高い音と共にぶつかった下駄から小さく火花が散る)
(ぎりぎりと掲げた足をそのまま、鬼人の脚力で押し切ろうと力を籠めつつ)
ほんとに生身でござるか姫兎殿!
(無効票)
未護・真言 2021年9月30日
(反撃は無し。そして流石に遮蔽物なき場所にいれば、「ソゲキ」の対象になるのはわかる)
(向こうが攻撃をやめている間に、射線を避けるべきだろう。弾丸が「直線」で飛んでくるという思い込みも、ことここにきたら廃すべきだ)
(「何が起こるかわからない」という想定で行くべき。まだ撃ち手の姿は見えない、なら――――)
“事前の作戦通り”いくぞ! 我らが闘士!
(狙うべきは大量得点、群がるプチギガースを一体一体潰すのは酷)
(であれば…………稼いだ時間で)
メモリアピース……《この身を斬り裂く刃の記憶》!
(
https://tw6.jp/garage/gravity/show?gravity_id=15758)
(「切断」という現象を物体に与える記憶の欠片)
(――――を、貨物船に直接)
(叩きつけた)
(――――竜骨が、両断される音がした)
(無効票)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
そっち、こそ……華奢な身体して、馬鹿見てぇに力強いじゃねぇか……。
体重重いんじゃ、ねぇか……?
(軽口を叩きながらギリギリと拳を押し付ける)
(力には自信があるが、それは全身を使った場合だ。一度拮抗してしまえば、鬼人相手に真正面からの力比べは分が悪い)
(じりじりと押されて)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
……滅茶苦茶だな。
(こうなると、巻き込まれて真っ当に戦える気はしない)
(そうなれば――)(ライフルを肩に担ぎなおして)
仕切り直しだな。
(場所を変えよう)(そもそも、もう2人の支援にも回らないといけない)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月30日
(凄まじい衝撃。巻き上がった水飛沫、砂埃が視界を塗りつぶす中)
(手近なプチギガースをハンドガンで撃ち抜きながら、船の傍から姿を消し、身を隠した)
(終了)
切羽・夜風 2021年9月30日
乙女の体重は内緒でござる! 最近増えたとかそんなことはないでござる!!
(どこか必死に言っている、と)
(ひときわ大きな揺れ。船がかしいでいく)
うぇえ、こんなんありでござるか!? ……仕方なしでござる。仕事は果たしたでござるしね。
(棒手裏剣でギガースを処理し、少しでも船ごと沈んでの得点を回さないようにしつつ、足に力を籠めて)
未護・真言 2021年9月30日
(船にまとわりついていたプチギガースを、ある程度まとめて処理すれば点になる――という目論見のもとの船破壊。同時に離脱を行う。まず胸の穴を防がないと、死なないだけでそろそろヤバい)
合流地点はB-45だ! 遅れるな闘士!
(30カウント以内に陸に上る必要はあるが、状況リセットのほうが大事だ)
(こちらにだけ通じる符丁でそう告げて、海に飛び込んだ。)
(終了)
切羽・夜風 2021年9月30日
(飛び上がる。踊るように舞うのは空中)
にはは、楽しかったでござるよ。また会おうでござる。
(野太刀を振るう。遠く見える倉庫の上までの距離を切り払い、沈みゆく船から脱出した)
(終了)
恋南川・姫兎 2021年9月30日
おい、馬鹿やりすぎだって先輩!!
(とはいえ、このままだと押し切られていたかもしれない。正直、助かった部分はあった)
次は必ず決着つけるからな!!
(落水して30カウント経てば失格だ。急いで船からの脱出を図る)
(道中すれ違ったプチギガースを仕留めて)
B-45だな!! 了解!!
(B-45ってどこだったかと思い出しながら脱出した)
(終了)