【個】どうしようもないクズどもの被害者の会
何縫・音乃 2021年9月28日
――NEO新宿連合との接触がひと段落し、再び帰ってきた日常。
けれど学園では、二人の番長が欠けたまま。
違和感は残るばかり……。
「どうすれば、いいのかしら……」
放課後の屋上にて、ぼんやり夕暮れを眺める――羽織を肩にかけた制服姿の少女がひとり。
自分ひとりだけで抱え込む訳にはいかない。
誰かと情報を共有し合えたなら……そう悩んでいた時のことだった。
●参加者
#何縫・音乃
#エンデ・トロイメライ
2
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
(新連の被害防止とアジトの場所を割り出すべく、毎日見回りをしているものの未だ進展はなく)
ふう……
(ほんの少し息抜きをしてからまた見回りに行こうと足を運んだその先)
……ん?どうしたの、悩み事?それとも具合でも悪い、とか?
(屋上に佇んでいた少女に声をかけた)
何縫・音乃 2021年9月28日
――あら。
(声をかけてくれた少女の方へ顔を向けます。少し力なく笑ってみせて、お音乃は口を開きました。)
そうね、悩み事といえば……悩み事かも。
最近の学園や――それにまつわる事件だとか。(少々、表情が険しくなります。)
よければ、聞いてくださる?
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
最近の、学園の事件……うん、いいよ!アタシ、白のクラスだしね。
そういうのも一応担当の内だから!
それで?いったい、何があったのかな。
(同じクラスのカウンセラーの真似をして優しく微笑む。しかし目は笑っていない)
何縫・音乃 2021年9月28日
―――――NEO新宿連合。
あなたもこの名前は、ご存知?
(神妙な面持ちで、彼女に訊ねます。優しい微笑み――けれどその瞳の奥にある“何か”を感じました。とてもじゃないですが、一般生徒が抱ける感情ではありません。)
私、最近そのメンバーと接触したの。下校時の私を狙って声をかけて、催眠材入りの飲み物やコネで従えた配下で脅す性根の腐った男だったわ。
これから私じゃない、一般の生徒の子達が被害に遭う可能性もあるかもしれないと思うと気が気じゃないのよ。
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
あー、うん。もちろん知ってる。
番長2人が失踪した件に関わってる、っていう。
(より正確に言うなら――と、言いかけて少女のリボンを見て、一旦口を閉ざし)
へえ、接触……それはとんでもないヤツに目をつけられたもんだね。
今こうしている、って事はなんとかソイツを引き退らせたのかな?
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
一般の生徒、かぁ……そうなんだよねぇ。
アタシ達は自衛出来るにしても、それだけじゃ……
(あっという間に笑顔は曇り、項垂れて)
何縫・音乃 2021年9月28日
(肩を竦めて、苦笑してみせます。)
ええ。特にクリスタ番長は私ともお手合わせしたことがあってね。
よくしてもらっていた人だから、心配なのよ。
そうね、相手の拠り所にしていたスマホを取り上げて目の前で割ってみせたら、手も足も出なくなったわ。
それのおかげで情報も手に入れた感じ――かしら。
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
(項垂れる彼女の様子に、心配そうに声をかけます。)
……あなたも、新連と色々あったようね。
聞かせてくれるかしら。
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
スマホ?スマホって、あの?
それだけで手も足も……よっぽど大事なものだった、とかかな……
まあ自業自得だけど。
番長と?じゃあ結構戦い慣れてる方、なんだ。
じゃあなおのこと、心配だよねぇ……
(その森羅番長が主犯格の可能性がある、ってなったら、なおのこと)
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
ああ……実はね。
新連の居場所を掴んで行ったらさぁ、ソイツ、誘拐してたの。
アタシと同じクラスで同級生の、一般生徒を。
まあその子は最終的には無事だったしソイツから情報吐かせて引き退らせたんだけど……
どういうわけか、アタシを気に入ったみたいで。
(はぁ、と大きなため息。そして僅かに殺意を滲ませ)
何縫・音乃 2021年9月28日
――なんですって、一般生徒を?
(目を瞬かせます。けれど、卑劣な輩ならそういった手段を取るのも納得かもしれません。)
けれど、無事ならよかった。情報を引き出せたことも。
ただ……気に入られたのは、なんだか気味が悪いわね。
これから調査していく中で、あなたに被害が及ばないとよいのだけれど――覚悟は、しておいた方がいいかもしれないわ。
…………。
(滲む感情に、ほんの少しばかり勘付きました。ふと訊ねます。)
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
あなた――――新連のメンバーを、殺したいって思う?
社会的な抹殺じゃない、生命的な意味で、よ。
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
うん、たまたまあの場に居合せられたからよかったものの……
きっと遅れてたら、あの子は今頃……
うん、このまま何もない、って事は無いと思ってる。
でも、アタシだけならなんとでもなるから。大丈夫。
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
……態度に出ちゃってたか。
コロさないよ。そう止められてるからね。
でも……コロした方が、よかったんじゃないかって。
頭によぎるんだよ。もし同じように、また誰かが巻き込まれたら、って。
でも……これも建前かもしれないけれどね。
何縫・音乃 2021年9月28日
…………そう。あなたは、命を救ったのね。
さすがは白クラス。対象の撃退だけでなく人命救助までできたのは立派よ。
――――。
(どこか、彼女に危うげさを感じました。先ほどの殺意の感情、そして自分ひとりで抱え込むような言動。何が彼女を駆り立てるのか、それはわかりませんが――……)
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
あなたとちょっと似た、笑顔の裏に殺意を滲ませるような相手を視てきたから――なんとなく、直感で気づいたの。
……あなたは、優しいのね。
けれど今のあなたは、私が見るに学園っていう手綱でなんとか繫ぎ留められているよう。
それが解き放たれたら、どうなるかわからない……ちょっと、危うくて心配だわ。
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
(秋の涼風が、屋上に流れます。ぼんやりと景色を眺めながら、お音乃は訊ねました。)
……MM学園が、どうして新連に著しい致命傷を負わせないか、あなたは考えたことがある?
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
ハハッ、さっきも行った通りたまたまだけどね。
でも、ありがとう。そう言ってくれて。
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
へえ、見た目に反して、結構修羅場慣れしてるんだ。
……優しくは無いよ。優しいヒトは、コロしなんて考えもしないでしょ。
ああそれ、新連のヤツにも言われたよ。
学園のワンちゃんだとか、解放してやるとかなんとか。
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
理由……学生らしくいるため、とか?
何縫・音乃 2021年9月28日
……そうかしら。
優しくないヒトは、人を救うことすら頭にないと思うわ。
その内に秘めているものが何であれ、あなたは学園の生徒を救ったことに変わりはないのだから。
――厭な相手だこと。(はぁ、と溜息を吐きます。聞いていても胸糞悪い存在です。)
知ったような口ぶりで、あなたを勧誘しようとしたのね。いやらしい。
これからもそういって付きまとってきそうね。どうか、気をつけて。
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
そうね――学生らしくいる、それも正解だわ。
私たちに今後クロノヴェーダ以外の血で汚れず、『日常』を過ごして欲しい、と。
そして――一般人の罪を裁くのは、やはり『法』であるからと、私は思うの。私達が殺したところで、それは私刑に他ならないわ。
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
然るべき裁きを受けさせることで、彼らに罪を悔いる時間を与える――。
それが、逆刻の影響を受けても変わらない現代の『法』なのだと、私は思ってる……。
……(屋上のフェンスを、ぐっと掴みます。ぎしり、ぎしり、音が立ちます。お音乃自身も、思うところがあるのでしょう。
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
……キミは優しいね。
そうだね、救えた。それは、本当によかったよ。
手遅れにならなくて、本当に……
うん、気をつけるけど……それはお互いね。
キミの方も、相当性根が歪んでるヤツみたいだし……
例えばスマホ壊された逆恨みとか……って自分で言ってて馬鹿みたいな理由だねこれ。
まあ、ともかくもしかしたら現れるかもしれない。
大丈夫だとは思うけれど……気をつけてね。
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
法……そうだね。罪は法の元で裁かれなけりゃいけない。
たとえこんな状況になった新宿でも。
多分、アイツらはその辺わかってないんだろうね。
……大丈夫?あんまり握ると、手、傷めるよ。
何縫・音乃 2021年9月28日
……うふふ。
私達、“優しい”をお互いに言えた者同士ね。自分自身はそうは思ってないのに――不思議ね。
(つい、笑ってしまいます。なんだかどこか似たところがあるのかもしれません。)
……そうね。でもそれだけ、あの相手にとっては頼みの綱でもあるのでしょう。
心配してくれてありがとう。
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
ええ、だから分からせてあげなきゃ。
然るべき所で裁かれるべきなんだって……。
(ぐぐぐ、と力を込めていたことに、声をかけられようやく気づいたようでした。ぱっと手を離します。)
―――あっ、私ったらいつの間に。
……ふふ。実を言ってしまうとね、私も悔しいの。罪の裁きを法に預けることが。
この世の中で、本当に正当な裁きを行なってくれるのか――なんて。
(ひらひら、大丈夫というように手を振ります。掌には若干、血が滲んでいました。)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
ハハッ、確かに。
お互い自分が優しいなんて全然思ってないとか……そんなこと、あるもんだねぇ。
頼みの綱、か。スマホがねぇ。
まっ、お互い気をつけるってことで!
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
あらら……ちょっと見せて。今治療するから。
(ウエストポーチから道具を取り出し処置しながら)
そうだね……パラドクスや残留効果で、生きるために必要なものは大体用意できるけど……法は、その力頼りじゃどうしようもない。
私刑は良くない。でも、今の状況で法と私刑の線引きが出来るのか……
(消毒、ガーゼ、最後に包帯と治療を済ませて)
はい、もういいよ。
何縫・音乃 2021年9月28日
あっ、その――(手馴れた様子で処置を施す彼女を見て、さすがは白クラスだと感服します。)
……そうね、正直いまの法じゃ本当の意味であのメンバーを裁けるのかと思うと疑問に思うところはあるわ。
…………治療、ありがとう。
あなたのような人が学園に居るのは心強いわ。
……そうだ。(と、懐から取り出したのはスマートフォンでした。)
(無効票)
何縫・音乃 2021年9月28日
もしよければ、連絡先を交換しない?
これからNEO新宿連合が何を仕掛けてくるかわからないわ。
一緒に戦ってくれる仲間と意思疎通ができるなら、心強いもの。
――私は、何縫・音乃というの。連絡先も同じ名前よ。
よかったら、あなたのことも教えてくれる?
エンデ・トロイメライ 2021年9月28日
うん、アタシ達が考えてどうこうなる事じゃないかもしれないけれど、心配だよね……誰も裁けず野放しになるのも、理不尽な私刑が罷り通るようになるのも、どっちもダメだから。
どういたしまして。まっ、基礎的な処置だけどねぇ。ん?
(無効票)
エンデ・トロイメライ 2021年9月29日
あっ、そうだね。何かあった時のためにもいいかも。
ネノ、っと……よし、これでオッケー。(スマホに番号を登録して)
あっ、アタシはエンデ・トロイメライ。これからよろしくね、ネノ!
何縫・音乃 2021年9月29日
ふふ、こちらこそ宜しくねエンデさん。
私刑がまかり通らない、ちゃんとした世の中になると……いいわね。
(どこか悲しげな笑顔で、お音乃は笑います。)
(――すると、校舎から響く音楽に目を瞬かせます。)
あら、もう下校の時間になっていたのね。
エンデさん、そろそろ帰らなくちゃ――……んー……(と、一つ悩んだ上で、提案をします。)
(演出継続)
何縫・音乃 2021年9月29日
――よかったら、街で一緒にアジト探しをしない?
時折りお店に寄って美味しいもの食べて、休憩も挟んだりしながら。
せっかく出会えたのだし、時には肩の力を抜くのもいいでしょ?
エンデ・トロイメライ 2021年9月29日
(その悲しげな笑顔に、またどこか近しいものを感じ)
うん……そうだね。そんな世界に、なるといいよね。
あっ、もうそんな時間か。――ん?
(演出継続)
エンデ・トロイメライ 2021年9月29日
街で、一緒に?そうだね……うん、いいよ!
正直自力で探すのに、限界感じててね。
息抜きがてら、一緒にいこっか!
何縫・音乃 2021年9月29日
うふふ、よかった。
それじゃあ、一緒に参りましょうか。
時にはカフェで休憩したりもして――無理せず、探しましょ。
(と、微笑みながら屋上の扉を開けます――。)
(この先、どうなるかはわからないけれど……彼女という仲間を見つけられたことは何より心強く、番長を連れ帰りたいという気持ちの励みになるひとときでした。)
エンデ・トロイメライ 2021年9月29日
だねぇ……うん、たまにはゆっくりしてもいいよね。
(その後ろをゆっくりとついていく)
(張り詰めていた緊張が久々に緩み)
(少し、気が楽になった気がした)
何縫・音乃 2021年9月29日
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