【戦】赤星対無頼
一之瀬・一貴 2021年9月24日
場所:MM学園第一グラウンド
ここで喧嘩が行われるのももう何度目か、
派手な破壊もなんのその、
キレ散らかして修復を頑張っている少女もいるがそれはそれとして。
規制線の外から視線を送る人影も、本日はどうにも際立って多く。
とりわけ、赤のクラスに所属する生徒の割合が多いだろうか。
彼等彼女等の、敬意と、向上心、挑戦心の燃え立つ視線の先に、
今ちょうど。
一人の男。赤の頂点。晴れた空の果ての星。
その男が、姿を現した。
【本日の対戦カード】
『赤星番長』
#星見・晴
V S
『緑のチンピラ』
#一之瀬・一貴
1
一之瀬・一貴 2021年9月24日
、、、、、、、
引き摺り出してヤっぞ
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(気合いと意地と執念で、)(見据えて)(踏み込んで)(殴る)
星見・晴 2021年9月24日
(――愛用の鋼鉄製竹刀は、竹刀の竹部分が鋼鉄で出来ちゃあいるが、弦とか柄とかは普通の竹刀と変わらねえ革製、鍔は唯のプラスチックだ。)(要は刀身以外、鋼ほど丈夫じゃあねえ。)
(さて、その竹刀の根本に拳が勢いよくぶち当たるとどうなるか、つーと)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(まず、衝突時の衝撃で)
(お前の拳より先に、鍔に亀裂が入って折れた。)
(それを皮切りに、竹刀の柄を包む革も裂ける。)
(竹刀を竹刀たらしめる部分が壊れれば、どうなるかは自明の理)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(竹刀が)
、、、、、、、、、、、
(ばらりと、空中分解した。)
――――ッッ!!
("四つに避けた"、唯の鉄の棒切れの一部がお前の鎖骨に当たる。)
(武器を落とすなんて真似はしなくとも、武器としての性能は九割減、いや、もっとか。鎖骨に当たったって大したダメージにならねえだろうし)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(それ以上に、僅かな隙だったとは言え、隙は隙。)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(十分に踏み込みの乗った)
(十二分に気合の乗った拳が)
(額に突き刺さって、鈍い音と、何かが罅割れるみたいな音を立てた)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
.
(――――その上で)
はは ――随分と――
(派手に額から血を吹き出しながら)
――――気持ちの乗った拳じゃねえかよカズキぃ!!!!
(――――闘志は折れず)
(変わらず爛々と輝く目で。
真っ向から、お前の眼を見て、笑いながら吼える。)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(その目を見て、その炎を感じて、)
(あぁ、)
(オマエは今、とんでもないモノに手を掛けた、と。本能が嘲笑う)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(口角が上がる)
(眼光が鋭く尖る)
(身体の奥に、震えがくる)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(黒いジャージ姿のそのポケットから、緑のネクタイを引っ張り出す)
(額から強引に縛り上げて、血を止め)
(上質な布地は、瞬く間に赤にそれそぼり)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(真っ直ぐに、見据えて)
(あぁ、くそったれ)
――――その程度で満足じゃねえだろ、ハルゥ!!!!!!
タノシイ
(恐ろしいなぁ!!)
星見・晴 2021年9月24日
あったぼぉよ!!!!!
(血が垂れ流しっぱなしの額を、左手の親指でぐっと拭って)
待たせて悪かったなぁ――
(パンッ!と弾くように、眼鏡のブリッジを叩いて)
こっからが赤星の本領だ!!!!
《"ID"照合》
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
《始動キーを入力して下さい》
ID TO BE COSMO END!!!!
"―――此は宇宙の果て迄至る原我である!!!!"
(鎧を纏う為の言葉を、吼える。)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
《始動キー承認》
コネクト・パラドクス
《因 果 接 続》
コンバージェンス
《事 象 収 斂》
(電子音声が吹き荒ぶ中、)
(突如として、目の前で)
(額から血を流していた筈の男が消えて――)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(代わりに、赤い鎧姿が、紅蓮の刃を、下段に構えて現れる)
《COSMONAUT: HALLEY>> Stand-by.》
「――よおカズキ」
「野暮な事は言わねえや」
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
「ちょっと全力出すから」
「死ぬんじゃあねーぞ」
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(敵うわけがねえ) (だから)
(勝てるわけがねえ) (それでも)
(相手になるわけがねえ)(うるせえ)
(死ぬぞ) (ぶっ殺す)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
フー
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(親指立てて、自分の首指して)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
(勢いよく、首をカっ切って)
一之瀬・一貴 2021年9月24日
、、、、、
テメーこそなァ!
星見・晴 2021年9月24日
「上等ォォ!!!!!」
(赤い刃が閃く。加減は無粋。)
(配慮するのは――"グラウンドにだけ"で充分だろ。)
(無効票)
星見・晴 2021年9月24日
(下から上へ)
(地を柔く撫でるように)
(そして代わりに、真上にある空を)
アウ
天
(そこにある雲をも裂くかのように、
カズキも巻き込むようにして放たれるのは)
ロラ
晴ァァァァァァアアア――――ッッッッ!!!!!!!
【
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=6996 】
(赤星の必殺剣、空模様をも変える斬撃――!!!)
(無効票)
星見・晴 2021年9月25日
(容赦はしない。)
ライバル
(ただここまでやったお前なら)
(オレの本気とバチる根性くらい)
「魅せてみろよカズキ!!!!!」
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(人の身に余る、天災すら凌駕するその一撃、まさしく"必殺")
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(俺の中で、燃えるような熱さと、どこまでも冴え渡る透明さが渦巻き)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(息を吸い、吐き、吸う)
(左の手は迫りくる破滅を照準、右の拳を引き絞り)
(ベタ足で、地に噛み付き。回避はハナから捨てろ)
(指先からうねりを広げ、関節で暴威を揃え、身体の末端へ、)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(信じる)(確信する)(当たり前のように、信じろ)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(ただ、気合いが足りてさえいれば、)
(鋼鉄の鎧装に覆われていようと、)
(絶死の剣戟のその先にあろうと、)
(遙かな星の海の彼方にでさえも、)
(このどこまでも強え男にだろうと!!!)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
拳は届く
絶対に
.
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
オ、ラ、ァァアァアアアア!!!!
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
( 全身全霊 渾身の拳 )
星見・晴 2021年9月25日
(剣戟と、拳撃)
(お互いの気合を込めたそれがぶつかり合って)
(雲にでっけえ風穴あけて)
星見・晴 2021年9月25日
(――その余波じみた)
(上昇気流めいた衝撃に、吹っ飛ばされるみてぇに持ち上げられ)
(地に落ちてく、人影一つ。)
(無効票)
星見・晴 2021年9月25日
(ずしゃ、と言う音を立てて落ちたお前に)
「――――良い気合魅せてもらったぜ」
(無効票)
星見・晴 2021年9月25日
「今日の所ぁ、オレの勝ちだな」
(ガン、と大刃を肩に担いでの、勝利宣言。)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
...
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
......
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(ズシャ、と)
(飛んでいた意識が、衝撃と共に呼び戻されて)
(指一本、爪先一つ動かせない程の、消耗と激痛)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(届かなかった)(足りなかった)(負けた)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(引き摺り出した上で打ち合った喜びは、ある)
(強い男と正面からぶつかった楽しさも、ある)
(手前の全身全霊を引き出した爽快さも、ある)
(それでも、)(奥歯を噛み締め、薄れゆく意識の中で)
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
……次は、負けね、ぇ
(無効票)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(ダサいダサいその強がりと、)
(ギラギラと飢えて輝く瞳を、)
(『勝者』へと、真っ直ぐにぶつけて)
(、)
一之瀬・一貴 2021年9月25日
(そのまま意識を失った)
星見・晴 2021年9月25日
「――おう」「次にバチる時も楽しみにしてらぁ」
(気ぃ失う前。こっちを見てるお前を見下ろして。)
(ここ迄登ってきな、とばかりに言って)
(無効票)
星見・晴 2021年9月25日
「――ふぅ」
「――さーーて、」
(状況観察。)(グラウンド、目に見えた大損傷なし。)
「ヨシ!!」(指差し点呼。)
「……砂くらいぁ舞ったがその辺は後で直せばいいか……」
「そっちよか……よっと」
(、)
星見・晴 2021年9月25日
(カズキのそれなりにデカイ身体を、肩に背負って)
「さーて、保健室保健室、と!!」
(怪我人背負って、一先ずは保健室へと急ぐのだった。)
星見・晴 2021年9月25日
(――そんな、赤星の番長と、とある無頼漢との試合模様だったとさ。)
(どっとはらい!)
星見・晴 2021年9月25日
【了】