私立MM学園

【個】……届かない

朝比奈・蛍 2021年8月16日
文化校舎にある図書館の一角。
放課後にも数人の生徒たちが部屋にいるころ。
その一角にて……

※書き込み可能
#朝比奈・蛍
#音海・凪




演出継続
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音海・凪 2021年8月16日
(取りあえず、学園内の施設を見て回ろう。そう思ってやってきた、文化公社の方の図書室)
(まだ時間もあることだし。ちょうど気になった本があったから、少し手に取って読んでみようかと思ったのだけれども)

……届かない。

(身長154.3cm。少し背の高い本棚の最上段にある本を取ろうと手を伸ばすが、微妙に届かない)

台座とか、置いてあったかな……。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
――これで(本棚の上へと手を伸ばすもわずかに届かずにいる少女を見つけて。その背中から少し背伸びをして目的のものだと思われる本へと手を伸ばして)
――あってるかな? 隣の本だった取り直すけれど……、どうだろう
(そうだと思われる本を手に取って、黒い髪の少女へと差し出しながら。身長差で少しでも怖がられないように微笑むようにして言った)
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音海・凪 2021年8月16日
(……でかい。先輩かな?)

……ええ、それで合ってます。どうも。

(差し出された本を受け取り、相手の顔を見上げるながら小さく会釈する)
(本のタイトルは「黄昏の中で」。少し前に流行った、恋愛要素を含むヒューマンドラマだ)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
いや、あってるならよかった(本を差し出して)
黄昏の中で、良い趣味だね。僕も数年前に読んだ記憶があるよ。少し人間関係が複雑な恋愛ものだけど……
(ちらりと少女をみる。年下には見えるが、いくらか大人びた雰囲気の様子……)
こういう本が好きなのかな? よければ少し話でも……いや、もちろんナンパの類ではないけどね?
(信じてほしいな、と続けて少女を見た)
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音海・凪 2021年8月16日
ええ、まあ……知り合いが読んでいたな、と思いまして。

別に、少し話するぐらいは構いませんが……。
……あなたは?
(言外に、どちらさまですか。という意味を込めて問いかけて)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
(乗ってきてくれるのか、と少し意外だった様子で一瞬だけ目を少し大きくして)
朝比奈・蛍。高校一年生の赤組。誕生日は11月11日。1続きと覚えてくれると嬉しい。
(少し歩いて壁際並んでいた椅子の一つを引いて、どうぞ、と言外に示しながら)
よければ君のことも聞かせてもらっていいかな?
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音海・凪 2021年8月16日
高一……やっぱり先輩なんですね。
(それにしても、平均よりは大きい? と思いつつ)

私は凪。音海・凪です。中学二年生の黒組。
よろしくお願いします、朝比奈先輩。
(促されるままに、引いてもらった椅子に腰を降ろす)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
ああ、よろしくね凪ちゃん
(隣の席、少しだけ凪から椅子を離して腰を下ろして)

身長は……そうだね。平均よりはいくらか大きいほうかな(そろそろ成長が止まってくれてもいいんだけど、と苦笑を返して)
急に悪いね。なにせまだ少し戸惑っていて、知り合いもろくにいないものだから。本が好きなら少し話ができるかなと思ってね
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音海・凪 2021年8月16日
私としては、少し羨ましいですけどね。
身長が大きいほうが、生活するうえで何かと便利なことの方が多いですし。
(ちょうど、さっきの時みたいに。と付け加えつつ)

いえ、まあ……いきなり誘われたら、断っていたでしょうけども。
本が取れないところを不意にとはいえ助けてもらったので。
それのお礼とでも思っておいて下さい。
……本が好きなのは事実ではありますし。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
お礼? あれくらいはお安い御用だけど……。でもそれでこうやって話をしてくれるならお節介も悪くはなかったってことかな

それで……普段はどんな本を? さっきみたいな少しハードな恋愛ものが好きだとしたら、少しだけ意外だけど。
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音海・凪 2021年8月16日
さて、そうかもしれませんね。
……とはいえ、これで貸し借り無しなので。
次に誘われても無視するかもしれませんが。
(本を膝の上に載せて、表紙を撫でながら)

……まあ、その手の娯楽本も興味さえ向けば読みはしますが。
普段は、何か身につくことを書いてあるものを読むことが多いですね。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
無視は酷いな(肩をすくめて苦笑を浮かべ)こうやって話をした縁でどうか……とはいかないかい。もちろん僕のことが気に食わないなら、その限りじゃないけれど
(言いながら、長い脚を組んで)
実用性?それは……黒組として? それとも資格をとるのが趣味だったとかかな(あえて過去形で)
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音海・凪 2021年8月16日
状況次第ですね。
なにか、いかがわしい雰囲気を感じでもしたのなら無視することでしょう。
(興味がなさそうに、つんとした調子で返し)

いえ、個人的に昔から。資格を取るまでいくことはそうないですが……自分一人で出来ることを少しでも多くしたいので。
ほら、人の手を借りずに済ませられられるなら、それに越したことはないでしょう?
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
いかがわしいって……いや、気を付けるよ。凪ちゃんはそういう視線に敏感そうだし(手厳しい子だな、と目の前の少女を見ながら内心でつぶやいて)

偉いね。確かにそういう挑戦的なことは積極的であるべきだと思うよ。出来るに越したことはないし――もちろん、体が無事な範囲での話ではあるけれど
(無意識に右膝をなでるようにしながら)
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音海・凪 2021年8月16日
ええ、そうしてください。セクハラで訴えられないように。
……まあ、今の世の中どれぐらいまともに司法が機能するか分かりませんが。
(まったく、とため息をついて)

……? なにか、怪我でも?
(膝を撫でる様子を不審に思い)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
ん?(と、凪の視線を追って自分の右膝をみて)……ああ。癖で(撫でていた手を止めて)
つい最近怪我は問題なくなったんだけど。少し前に医者に匙をなげられたことがあってね。今でも……たまに不安になってね。
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音海・凪 2021年8月16日
医者に匙を投げられたのに、最近なんとかなったって……。
(そんな非現実的で奇跡のようなことが、と思ったところで、はたと考えがよぎり)

……それって。もしかして。
(刻逆がきっかけで、と含ませるように)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
察しがいいね。友達によく頭がいいって褒められるんじゃないかい?
(少し茶化すように。でも凪の質問に肯定するようにいって)

でも、別に今の状況に感謝するようなことはないから心配しないでほしい。元に戻ればいいと、思っているよ?(例え足がまた動かなくなっても、と少しだけ真剣味が帯びた視線を向けて)
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音海・凪 2021年8月16日
たまたまです。少し、思い当たる節があっただけで。
(少し目を閉じて。自分の身にも合った出来事を思い返しながら)

……そうですか。まあ、そうでもなければ此処に入学したりしませんもんね。
少し安心しました。敵対するようなことは無さそうで。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
それは……聞いたら教えてくれることかな?(思い当たる節……目の前の少女にも何かあったのだろうか、と)

ああ、安心してくれていい。凪ちゃんのことも守ってみせるよ。上級生としても男としても、赤組としても前線にいく立場としても。……友人としても、ね(というのはありかな、と反応をうかがうように。少し踏み込みすぎたかな、とも思いつつ)
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音海・凪 2021年8月16日
プライバシーの侵害です。
どうしても聞きたかったら、私が話さざるを得ない大きな借りでも作ってください。
(言わざる、を主張するように本を開いて読み始め)

……どうも、ありがとうございます。
勝手に守ってくださる分には得なので。お好きにどうぞ。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
……なるほど、ね(凪の言い方に納得しつつも少しだけ意外そうにして。そして借りは未来の分は見てくれないようで)

(開いた本を見て、止めるように外を指さして)
そろそろ日が暮れる。本を読むだけなら借りていくほうがいいんじゃないかい
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音海・凪 2021年8月16日
(指先に釣られるように、開いた本から窓の外へと視線を移して)

……ああ、確かに。そろそろ良い時間のようですが……。
(そう言いつつも、また本へと視線を戻して)

あまり、物を持ちたくない性分なものなので。
もう暫くキリの良いところまで。ここで読んでいこうかと思います。
(……本を借りて、またあの日のようなことが起きてしまうのは避けたいから)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
……なるほど(先ほどと同じ言葉を繰り返して。少し考える素振りをしてから)
わかった。それでいこうか
(そう言って席を立ちあがって本棚の方へ姿を消して) (演出継続)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
(数分すると本を3冊もって先ほどと同じように椅子に座って)
読み終えたら教えてくれ。僕は読み切るつもりはないからね
(ぺらりと、本を読み始めた)
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音海・凪 2021年8月16日
…………。帰らないんですか?
(再び先輩が戻ってきた気配を感じて、本へと視線を落としたまま問いかける)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
もちろん帰るとも。でも僕は司法がロクに働かないかもしれない世界で友人の女性を一人で帰すようなことはしたくないからね
(先ほど否定されなかった言葉を思い出すように言って)
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音海・凪 2021年8月16日
……自衛の手段の一つや二つ、心得ているつもりですよ。
(相手が一方的に思う分には構わないと、友人と言われたことをわざわざ否定はしない。……度が過ぎていくようなら、その限りではないが)
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
……お節介の自覚はあるけどね。それとも、もしかしてお邪魔かな?
(少しだけ考えて。目の前の少女の距離感を計るように言葉を投げて)
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音海・凪 2021年8月16日
いえ。……別に此処は全生徒に対して解放されている場所なんですから。
居たいなら、居てもいいんじゃないですか。
私にはそれを妨げる権利はありませんので。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
(なるほど、と今度は内心で)
それならよかった。ああ、大丈夫。僕も読書を嗜むからね。邪魔したりはしない。
(そういって持ってきた本を開いて目を落とし始め)
……邪魔だと思うなら勝手に帰ってくれてもいい。追ったりはしないのも約束するよ
(それを言うとページをスラスラぺらぺらとめくって)
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音海・凪 2021年8月16日
……そうですか。

まぁ……無理についてこないぐらいには、良識があるようですし。
帰る時に勝手についてくる分には、構いませんよ。

普段からやられると、困りますが……今日は先程の礼の範疇として。
気にしないでいてあげます。
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朝比奈・蛍 2021年8月16日
妙なところで義理堅いね。まるで今読んでる本の主人公みたいだ
(そういってページをめくられた本には「猫と犬の恩返し」と書かれているのが見えるかもしれない)
(それだけいうと集中力をあげるのがはやいようで、本に集中して視線を完全にそちらにむけて)
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音海・凪 2021年8月16日
……私は猫でも犬でもありませんけどね。
(そう一言だけ返す)

(暫くの間、互いにページを静かにめくる音だけが響く時間が続き)

(それが終わると、少年が少し追いかけるような形で、二人は帰路に着くのだった)
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