【個】すてきなのみものいかがですか
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
薬草園の一角を借りて、わっちはハーブを植え始めた。
ごく最近なのでまだ芽も出てないけれど、其れでもちゃんと水やりとか、雑草取りはしないといけない。
今日もわっちは雑草取りをしていたのだが――余りの暑さにへろへろになってしまったのだった。
*Location
薬草園の隅っこ
とても暑い日の昼下がり
*Talk
#薬袋・雪杏
#虚ヶ谷・ワチカ
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
あ~~~~……
(幸いにして、休むためのベンチが直ぐ傍にあった。わっちは其処に腰かけたのだが、昼なので木陰はない。暑い。わっちは瞳がぐるぐるするような心地で、バッグから水筒……を……)
え? あ、あれ?
(あれあれあれ。わっち、がさごそと鞄を探る。けれども……ない。水筒がない。……これはまずいのでは? 熱中症になっちゃうのでは? 水飲み場まで歩く気力も今はなくて、わっち、がっくりと肩を落としてしまうのだった。)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
ふむ。
(がっくりと肩を落とす少女。その目前に、いつの間に現れたのやら、高めの背丈をした人影が興味深げにベンチに座る少女を覗き込んでいるのです)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
わっちのばか……
(今日はことにそう思うのだった。仕方ない、作業は早めに切り上げるとするか、とゆっくり瞬きをした其の時、影がわっちに落ちた。……枝が揺れたのかなって、影を追うように見上げると)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
オワーーーッ!?
(文字通り少女は跳び上がったのだった)
い、いつから其処に!? えっ、えっ!? あっベンチ使う人!? すいませんいま退きます!!
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
やあやあやあ虚ヶ谷ワチカくん!どうしたんだいこんなところで!
まるで初秋の空の下での野良仕事が思ったより暑くてバテてしまったような様子じゃあないか!
(びっくり仰天する様子をにまにまと観察しながら、少女はあなたの名前を呼ぶのでした。もしかするとあなたは眼前の少女が一部で変人として有名な同級生だと知っているかもしれません)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
へぁ!? わ、わっちの名前どうし……って、全部知ってるじゃんかーーーー!!!
(其の通り、野良仕事が思ったより暑いしキツいしでバテたわっちである。全部知ってて笑うなんてひどいやい、と抗議しながら、わっちは彼女の名前を思い出していた。そうだ、聞いたことがある。何やらドリンクを開発しているっていう……)
えっと、ゆあん……ちゃん? だっけ? ゆあんちゃんはどしたの、こンな所で。
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
いやなに、ストーキングなどではなく純粋に様子からの観察と推測なのだがね。
(くく、と喉を鳴らして)
いや、わたしは研究の関係でこちらで薬草などをもらうことが多くてね。あとは妹のこともあるのだが……。
ご存知かな。わたしの研究。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
ううっ、いかにも其の通り……こうなるだろうなって水筒を用意した筈なのに、其れも忘れちゃって……
(しょんぼり、と肩を落とす)
研究の関係――……あ!! そうだ、ゆあんちゃんは“魔グルトのお姉さん”! ねーねーねー魔グルトありませンか!?
(時折彼女が購買に立つことがある、と聞いた事がある。そして栄養ドリンクを売るのだと。それってまさにわっちがいま求めている水分じゃん?)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
うむ、いかにも!
そんなわけで夏バテ気味のきみに魔グルトお姉さんからの贈り物さ!
(そういうと、トレードマークの大きなクーラーボックスから大きめボトルを取り出します)
すっきり爽快魔グルトソーダ!普通の魔グルトよりも少し軽めな口当たりで夏場の水分補給にも適しているよぉ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
わー! 魔グルトお姉さんの贈り物!
(わっち、ちょっと元気になって両手をあげる。魔グルトについて色々と噂は飛び交っているが、悪い噂は聞いた事がない。つまり、少なくとも身体に悪いものではない訳で!)
おお~~!!(瞳をキラキラさせて)魔グルトソーダ…美味しそう! お姉さん、一つ下さい! お支払いって電子マネーで大丈夫?
(お姉さんといっても同級生なんだけどね。わっちはうきうきと携帯を取り出し、)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
なあに、魔グルトは最初の一本はサービスで渡させてもらっているからね。お代は大丈夫だよ。
2本目が欲しくなったらぜひお買い求めしてくれたまえ!電子マネー対応だよ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
え、サービス!? 気前が良い~~!!
じゃあありがたく頂きます。水分足りなかったら二本目買います。
(今のわっちは水分に飢えているのだ。まず間違いなく、この一本では足りないだろう。なので、まず一本目を受け取ろうと)
そうだ、さっきそういえば妹がって言ってたよね。
妹さんも何か植えてたりするの?
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
はっはっは、普通の魔グルトなどもあるのでね、興味があれば言ってくれたまえ。
(開けやすいように少しだけキャップを緩めてからボトルを渡します)
うむ、わたしの妹は昔から植物が好きでね。植物園でも色々育てているはずだよ。
あとはディビジョンの影響を受けた植物を観察するのも趣味と言っていたかな……。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
普通の魔グルト…
(言葉が既に矛盾しているような気がするが、わっちは口にしないでおいた。だって恩人だから。ありがとう、とボトルを受け取り、力の入らない手でキャップを開けると)
あ、そうなンだ? へえ~……ゆあんちゃんは有名だけど、妹さんがいるって話はあンまり聞かなかったな。
ディビジョンの影響を受けた植物……やっぱり普通じゃなかったりするのかな。わっちはじっくり見た事ないから、今度見てみようかなぁ。
(そうして、ありがたく魔グルトソーダを頂く。ぐびり、と一口)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
プレーン魔グルトと言い換えてもいいよぉ。
(当然のような顔」
双子の妹なのでね。会えばすぐわかるんじゃないかな。わたしに似て美人だからね!自慢の妹だよぉ。
(飲んでみたなら、味自体はいかにも定番な乳性炭酸飲料と言った雰囲気)
(適度な味付けで飲みやすくなっているのは勿論、液体に含まれた魔力で体が少し元気になるのを感じるかもしれません)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
んぐ。――……ぷは! しゅわしゅわで、でもほんのり甘くて美味し……あれ? なンか……身体が軽い?
(乳性飲料の僅かな甘みに、口内を刺激する炭酸のしゅわしゅわ。夏にとても似合う爽やかな飲み口に、わっちは思わず笑顔を浮かべた。同時に、なんだか体に活気が戻ったような気がして、頭上にハテナを浮かべた)
え、ゆあんちゃんって双子なの!? 知らなかった!
じゃあ妹さんを見かけたら、間違ってゆあんちゃんって呼ばないように注意しないとだね。
(自慢の妹。言葉の端々から、妹さんが好きな気持ちが伝わって来て、わっちは笑みを浮かべた。兄弟仲が良い人たちを見ていると、こちらも素敵な気持ちになるから)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
はっはっは。魔グルトには若干量の魔力が含まれているからね。簡易的なポーションのような役割を果たすのさ。魔力は人によっては得意不得意があるから魔力に弱い人は飲み過ぎには注意なのだけどね。
(立板に水。すらすらと説明をこなします)
うむ。妹は凛杏、見た目は似ているが性格は真逆だからね。会ってみるとまた楽しいんじゃあないかな。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
魔力。へえ~……わっちは魔法とかさっぱりだから、きっと相性が良いンじゃないかな! 独自に魔法を使う人なら、自分の魔力と相殺とかしちゃうかもだけど……うーん、でも美味しい~……疲れた体に効く~~……
(説明をうんうんと頷いて聞いているわっちは、ともすれば騙されやすい性格だと判ってしまうかもしれない。実際とても騙されやすいのだが。二口、三口、と魔グルトソーダを飲みながら)
りあんちゃん。名前可愛い! ゆあんちゃんも可愛いけど、りあんちゃんも可愛いね。性格は真逆……って事はー……おしゃべりが得意ではない、とか…?
(想像してみる。いつだって堂々としているゆあんちゃんの反対。)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
それならよかった。まあ今日ははじめてだし、飲んでも2,3本くらいで様子を見てくれたまえ。栄養たっぷりな分、飲み過ぎも体に毒だからね!
(真摯なタイプのセールスガールなのでした)
まあ、引っ込み思案というのは確かかな。それでいて一度思い切るとわたきよりも行動力があるのだけれど。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
うンうン、とっても美味しい。……むむ!いっぱい買おうと思っていたのがバレてしまったか……じゃあ後で魔グルトソーダ1本と、プレーン魔グルトを2本ほど下さい……
(この乳性飲料、普通にドリンクとしても美味しいのだ。そりゃあ悪い噂が出回らない筈だ。大分バテていた身体が元気になって来たのを感じながら)
ゆあんちゃんよりも行動力が……!?
ああ、でも内気な人はたまにそうなる事はあるよね……でもきっと、じっくり考えて思い切るンだと思う。わっちもね、この薬草園を借りるのにすごい勇気使ったンだあ。でも、自分で育てたハーブとか毒草の方が効力が高いかなって思って。
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
わたしのカンだけれど、キミはついついやりすぎてしまう方と見えるからね。注意するんだよぉ。
(なかなかおせっかいな少女でした)
ああ……言われてみると確かに虚ヶ谷ワチカくんもそのケは感じるねえ。いやはや行動力豊かなのは結構なことだ。
毒草となると他の生徒と共同栽培というわけにも行かないだろうしね。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
ぐっ! ば、バレてーら……
(胸元を押さえる。色々あるやりすぎた記憶を必死に封印し)
で、でも! この魔グルトが欲しいのは健康の為だけじゃなくって! 普通にとっても美味しいからなので!
えひひ、ワチカで良いよ。
最初はね、わっちに出来る事なんてあンまりないって思ってたンだけど……其れじゃ駄目だなって思ってさ。
あ、いま植えてるのはローズマリーなンだ。毒草はやっぱり、普通の植物に慣れてからが良いかなって。
(わっち、植物を育てた経験がないンだよねぇ。って笑う)
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
実は美味しいものも食べ過ぎはよくないのだよ。
(知っていたかな、なんて冗談めかして)
む。その方がお好みかな?それなら合わせるけれど。
……ふむ、そうだね。何事も確かにまずは基本からが1番だ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
むむむー、そうだけど…
(知ってるけど、と拗ねたように唇を尖らせて)
じゃあ今度、購買に買いに行くもン。
あンまり名字が好きじゃないからさ、ワチカで良いよ。
でしょでしょ、基本が一番でしょ。ローズマリーは冬越しも出来るからね、今の時期に植えるのが良いンだって。タイミングピッタリだったンだ。
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
くく、それは望むところさ。毎度あり。
(可愛い可愛い、にまにま笑います)
うむ、ではワチカくんと呼ばせてもらおうか。
わたしも魔グルト開発にしろ料理にしろ、手引きを読んで基礎の練習から始めたからね。
冬越しもできる……というと、春に開花するのかな?
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
うぬー……
(ちょっとのあいだ拗ねた素振りをしていたが、名を呼ばれて嬉しそうに)
うン! じゃあわっちも、ゆあんちゃんって呼ぶね。
――そうなンだ! そうだよね、お料理も最初はレシピ本とか読みながらやるよねえ。でも魔グルトは一から作らないとだから、大変だったでしょ。
そうそう。春ってゆうか、冬から春にかけてがお花の時期らしいンだ。
寒さに強いハーブだし、霜が降っても枯れないそうだから、よっぽどの事をしなければうまく育てられるかなって。
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
うむ。ヨーグルトのレシピまではわかっても、大手メーカーの乳性飲料のレシピなどは公開されているはずもないからねえ。試行錯誤の繰り返しだとも。アレも楽しいものだけれどね。
(なんでもなさそうにさらりといいます)
なるほどなるほど、花といえば春というイメージがあったが、そういう花もあるのか……。それは咲くのが楽しみだねぇ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
た、確かに……! 其れを一から勉強して作ってるって、よく考えなくても凄くない!? ゆあんちゃんって凄いひとだったンだ……!
(最早一からというよりゼロからのレベルではないだろうか。わっち、ちびちび飲んでた魔グルトソーダを飲み干して)
うン。そりゃあ勿論、春に一番花は咲くものなンだけど、冬にだって咲くお花はあるンだよね。
へへへ、うン! 巧く育てられると良いなぁ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
――よーし! 元気も出て来たし、そろそろ作業を再開するかなあ。
(うーん、と伸びをする。アレだけすり減っていた体力が、今では大分回復している)
ありがとね、ゆあんちゃん。すっごく助かったよ!通りがかってくれなかったら、わっちあのまま倒れてたかも。
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薬袋・雪杏 2024年9月25日
はっはっは、なに、やれることをやっているだけだとも。(なんでもなさそうに肩をすくめて)
では、わたしもワチカくんのローズマリーが咲くのを楽しみにしておこうかな!
薬袋・雪杏 2024年9月25日
なに、大したことはしていないさ。それに、困っている人に魔グルトを届けられたならそれがいちばんの報酬だとも。
(【発言終了】)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
でもすっごいすっごい努力したンでしょ?
わっち、其れって凄い事だと思う!魔グルトソーダ、とっても美味しかったもン!
……えへへ。
うン! わっちもゆあんちゃんみたいに、やれることやってみるよ。ローズマリーが咲いたら、良かったら見に来てね。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
……。
(そうやって微笑む彼女は、噂にされるような“変人”の顔には程遠くて。噂ってやっぱり信用ならないな、ってわっちは思った)
……うン! すっごく助かった! …へへへ、また困ってたら助けてね。
(なんて、ちょっと冗談めかして言うのだ)
(【発言終了】)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
(そうして元気いっぱいになったわっちは、再びローズマリーのお世話を再開する)
(いつか綺麗に花が咲いて、冬だけど咲いたよって購買の“魔グルトのお姉さん”に報告できるように)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年9月25日
【〆】