【個】追えども来たらず、待てば来る
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
――というのが釣りというものなのは、本で読んで知っていたけれど。
わっちは兎に角待つのが苦手。ソワソワしてしまう。
でもでもでも、折角貰った釣竿をたまたま見付けたのだ、釣りに行きたい!
そうだ、誰かを誘えば良いじゃないか!
という訳で君を誘い、海辺へと来たわっち達なのでした。
*Location
海辺、釣り場
晴天で波静か
*Talk
#竜城・陸
#虚ヶ谷・ワチカ
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
『という訳で、一緒に釣りに行きましょう!』
(そんなメッセージを送り、指定の海辺にわっちはいる。突然のお誘いを承諾してくれたことに若干驚いている。だって番長って…ほら…忙しそうってゆうか…いや、一学生には変わりないんだけど…ほら…ねえ)
(そうしてわっちは待っている。貰った釣竿が本当に手になじむので、何度も握ったり離したりしながら)
竜城・陸 2024年7月27日
おや、準備はもう万端みたいだね。
(なんてその後ろ姿を見て、小さく笑い)
お待たせ、今日はお誘いをありがとう。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
あ!
(其の声にぱっと振り返れば、青色が眩しいキミがいる。其の青は空よりも海よりも綺麗で、わっちは思わず目を細める)
陸さん、こンにちは!
えっと、数年前……じゃなくて。えっと、多分…(記憶を手繰る。そう、直接会った訳ではないのだが、恐らく…)……例の旧校舎の事件ぶり、ですよね?
竜城・陸 2024年7月27日
ああ、こんにちは。
そういえばあの時君の姿を見たような気がしていたけれど、見間違いではなかったみたいだね。
クラスが違うと中々会わないからな……いつごろから学園に?
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
やっぱり!赤番さんの声はよく聞こえたンですけど、陸さんはちょっとあやふやだったので……傷とか大丈夫ですか?
(ディアボロスとはいえ、陸さんとはいえ、心配せずにはいられないのだ。相手を上から下~に眺めて)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
ですね。わっちはまだ高等部ですし、なかなか会いませんね~。
ええっと……この釣竿を貰ってから少し後……夏から秋頃だったかな。毒を研究して強くなりたいなーって、思って。
いやあ~、でも陸さんが番長さんだって知った時は引っ繰り返ったンですけどね!あっはっは!
竜城・陸 2024年7月27日
お陰様で大事なく。
とはいえ、むしろそれは俺の方が聞きたいことだけれど。
大丈夫だった?
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
うん? ……ああ、そういう風には見えない、って?
(なんて少し面白がるように)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
いやー、其れがわっちは大丈夫じゃなくて。
なんか切られたし間近で爆発浴びたし…みたいな…あ、でも今は治ってます!ばっちり。
何せわっちは白のクラスですから、応急手当は身に付いてるンです!
(えっへん、と胸を逸らし)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
えぇ!? あぁあそういう事じゃなくって!
いや、確かに温和そうに見えはするンですけど!いやいやでも、わっちに魔法を見せてくれたからただものではないだろうなとは思ってました!
(顔の前で手をバタバタさせ)
でも……秘密ですよ?(指先を口元に立ててしーってして)番長って言葉のイメージとはちょっと違う…とは思いました。
竜城・陸 2024年7月27日
そういう意味だったら俺も割と。
まあ、今大丈夫だから大丈夫ということにはなっているけどね。
君の方は? 後遺症とかは大丈夫そうかい。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
まあ、一般的な「番長」という単語はもう少しこう……なんというか、厳ついイメージがあるらしいからね。
そういう意味では確かに、言葉通りの印象はないかもしれない。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
割と!陸さんも!?
わっち吃驚したンですよ、赤番さんと陸さんが重傷で…、あ、あー…
(少し気まずそうに視線を逸らし、)
後遺症、は、ないんですけど。……考える時間が増えた気がします。何とか出来なかったのかなって。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
そうそう!下駄転がしてよくわからない草咥えて、こう…学ランで……そんなイメージがあって…
(うんうんと頷く。随分と昔の漫画みたいなイメージである)
でも、陸さんは強いので!番長なので!わっち、もう納得しています。大丈夫なのです。
竜城・陸 2024年7月27日
まあ、傷が多少深かったのは否定しないよという意味で。
大きな問題はないけどね。
まあ、考えること自体は悪くないさ。
……何をどうしたかったのかにもよるけれどね。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
そうそう、なんだかそういう感じらしいよね。
俺も初めて聞いた時は確かに、似合わないなって思ったよ。
ふふ、ありがとう。
さて――まずは釣りの準備をしようか。積もる話はそれからでも。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
どんな敵と戦ったら陸さんがそンなにボロボロになれるんですか?
そういえば他の子も、べらぼうに強い人がいたって言ってたような…
(首を傾げ)
……はい。
箱庭の人達が消えないために何が出来るだろうって、……無茶なこと、考えてました。
(笑みを浮かべる。痛むような笑み)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
そうそう、漫画とかではそうゆう表現なので…
でも、学園では番長という言葉の意味そのものが違うのかも?って考えたりもしてー。
あ、そうでした!釣りに来たンでした!
えっと、保冷鞄とか、疑似餌とかは買ってみたンですけど…
(肩に持っていた四角い鞄をよいしょ、とコンクリートに置きながら)
わっち、釣りって初めてなンです!教えて貰えると助かります!
へへへ。
竜城・陸 2024年7月27日
まあ、晴と同じくらい強い相手……?
といっても、俺も無敵というわけじゃないよ。
大きな戦いの時は、友人や仲間に恵まれている部分は大きいからね。
……そういう考え方をする子が割と多いんだよね。
そちらの方が普通なのかな。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
そうだね、学園では少し違う意味合いで使われているみたいだ。
学級委員長、とかの方が近いかも――なんて話をしたような気がするな。
勿論、ひとつずつゆっくりやっていこうか。
仕掛けの作り方とか、餌の付け方とか――基本的なところからかな。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
赤番さんと同じくらい……ヒエ…わっちだったら死んでる…
――そうなンだ? 陸さんくらい強くても、やっぱり仲間は心強いンですね。
――んー。多いのかな。
でもアレだけ露骨に「死にたくない」って感じたら…何とかならないかなって考えちゃうかなって。わっちが出会った人は少し違っていたンですけど。
陸さんはやっぱり、敵だからって考えですか?
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
あ!!其れです!
学級委員長の方が近いな~って思ってたンです!豊饒祭とか、色々企画もやりますもンね。
(うんうん、と頷いて)
はい!
ミミズで団子作ろうかとも思ったンですけど、ルームメイトにドン引かれるかな……と疑似餌にしました。わっちは平気なンですけどね。
竜城・陸 2024年7月27日
というより、俺が強いのは皆がいてくれるからだよ。
まあこれは俺の性格かもしれないけれど――守るものや叶えたいものがあるからこそ、強くなろうと思えるからね。
前に会った子もそんなことを言っていた気がするからね。
んー、……敵だから、というより。
その為の手段として「こちらから奪い取る」ことを考える相手だから、かな……。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
そうだね、豊饒祭まで行くと学級というには大規模かもしれないけど。
あ、意外と平気なタイプ……。
まあそうか、でも毒とかを取り扱うなら虫をはじめ、生物を扱うこともあるものね。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
――!
陸さんはとっても強くて優しいンだ!
(ぱあ、と表情を輝かせ)
わっちもです!守りたいもの、叶えたいこと、あります!
――…そうですね。
もしも、もしもですよ? 安全な世界を作ったりして、そちらに移動して貰えたら……そうしたら、奪い取るって思われなくて済むのかなぁ。
勿論わっちだって今の場所を譲る訳にはいかないです。でも、……どうしても、助ける事を考えちゃうンですよね。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
確かに。学園祭レベルですね。
今年も頑張って出店を出しますよ。
はい! わっちの好きなものは自然毒、苦手なものは化学毒です!
なので蠍とか虫とかもむんずと掴みます。
…やっぱり疑似餌より団子の方が食いつきが良いってあるんですかね…
(作っときゃよかったかなぁ、と)
竜城・陸 2024年7月27日
それはいいことだ。きっと君も強くなれるよ。
勿論、強くなるばかりでなく日常も楽しんでいてほしいけどね。
…………どうかな。
そもそも世界が二つ以上存在する、ということ自体がイレギュラーなわけで……だからこそ俺たちはクロノヴェーダと戦っているわけだから。
それが後々の世界にどういう影響を与えるかは、わからないからね。
……といっても、まあ、これは俺が向こうの「誰か」を知らないから言えることかもしれないけど。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
それはとても助かるよ。
是非また盛り上げてくれたら嬉しいな。
おや、でも毒を以て強くなるのならこれからはその苦手も克服しないとね。
やり方次第かな。生餌には生餌の、疑似餌には疑似餌の使い方があるから。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
…! 本当ですか!?
わっち、今までずっと弱くて、……助けられてばかりで、…そンな自分が嫌で、…だから!強くなりたいンです!
(身を乗り出して、)
あ、……そうですね。クロノヴェーダもそもそも、違う世界の存在で……
(どうして彼らは助けるのに、クロノヴェーダは助けないのか。そんな疑問が心に浮かんできたから、心の奥底に沈める)
わっちも…比較的穏健な人たちとしか会いませんでした。だからこンな甘い事を言えるのかも知れないです。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
(うん、と笑顔で頷いて)
もっちろんです。
昔懐かしなお菓子を再現したりフシギお菓子を出店します!
うう~……そうなんですけど。でもやっぱりなんというか、自然の毒の方が美しいってゆうかあ。美しさで話してたら強くなれない…!
………ほう、成る程成る程。じゃあ釣りを習ったら、今度は一人で生餌を試してみようかな! 其れで釣れたお魚をクリスタさんに捌いて貰うンです。夢。
竜城・陸 2024年7月27日
何かの為、というものがある人は強くなれると思っているよ。俺の持論ではあるけれどね。
まあ――その為に自分を蔑ろにするのもよくはないけれど。
(そういう心配もないでしょう? と首を傾げて)
互いに相争うしかないとしても、たとえそれが叶わない夢だとしても、相手の考えや願いを理解しようとすることに全く意味がない……ということもないと思うけどね。
それで己の成すべきことや願いを損なうようなことさえなければ、考え続けることは悪いことでもないさ。
(無効票)
竜城・陸 2024年7月27日
俺としてはその、懐古的なお菓子、というものが物珍しくてね。
結構毎年楽しみにしているんだよ。
自然も美しいけれど、化学には化学の美しさがあると思うよ。
それこそ、再現性や規則性は化学特有だと思うしね。
ああ、クリスタとも知り合いなんだ……? 確かに彼女なら、何でも捌いてくれそうだ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
あー其れは、うん、まあ、ね!
蔑ろには…もうしないので!
(昔はめちゃめちゃ蔑ろにしていたので視線を逸らしながらウン!と頷く。)
――(逸らしていた視線を戻し)うん。
もしどうにも出来なかったとしても。
わっちはわっちが向き合って倒した人の事を忘れたりしない。一緒に連れて行きます。想いを、わっちの目指すところへ。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
え! 陸さん楽しみにしてくれてたの!
わー、嬉しいなあ。嬉しいな…! そう、昔はね、駄菓子屋さんで10円とかで買えるお菓子があって!すっごいですよね!
むむ、確かに。
自然毒は不安定なのが少し不安なところではある……あ、そうなンです!クリスタさんが最初に豊饒祭をわっちに教えてくれたンですよ。パンフレットくれて…懐かしいなあ。アレがなかったらわっち、お店出してなかったかも。
竜城・陸 2024年7月27日
“もう”なんだ? ――なんてね。
俺も人のことは言えないから、そこのところは不問としよう。
ん。
……それが迷いにならず力になるのなら、それでいいんだと思うよ。
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竜城・陸 2024年7月27日
余り見慣れないものはなんでも興味があるんだ。
特に俺は、この時代の人間ではないからね。話も色々聞けると嬉しいよ。
へえ、そうだったんだ。
それが縁でこうして続けてくれているのだったら、俺としても嬉しいよ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
も、「もう」、です。
えへへ~~~~…不問としていただき嬉しい限り~~~……
はい。
なんとなく今まで答えを先延ばしにしていたような気分なンですけど、……決めました。わっちは、此処を譲りません。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
(アンケ忘れ)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月27日
わー、そうなンですね!
駄菓子屋さんは小物も売ってたンですよ!取ろうとするとぱっちん!ってなるガムみたいな玩具とか、擦ると煙が出る不思議な奴とか!
アイデアの宝庫みたいなものですよ!
(大変いきいきと語っている)
…わっちは、陸さんがいた世界の事も聞いてみたいです! 寒かったのかなぁ、とか、自然一杯だったのかなあ、とか、想像はするンですけど。
はい! ちなみに意識ふわふわ薬はクリスタさんの案です。
えひひ、今年もそろそろウンウン悩む時期ですな~~。っと、いやいや。豊饒祭の前に釣りでした。釣れた魚で何か出来ないかなぁ。魚肉の…何か…?
(無理か…)
竜城・陸 2024年7月27日
……じゃあ、ますます強くならないといけないね。
何か必要なことがあれば付き合うよ。
それこそ、色々な物品を調達するのなんかは得意分野だしね。
(演出継続)
竜城・陸 2024年7月28日
へえ、食べ物だけじゃなくて色々なものも売っているんだね……
ちなみにそういうのは個人的に好きなの? それとも、ご実家とかご親戚とかがそういうお店をやっていたとか?
俺のいた世界は、……そうだね。
君たちの暮らすこの現代ほど、便利でも開かれてもいなかったけれど、美しいものも沢山あった。
そうだね、……釣りをしながらゆっくり話すよ。
とりあえず、先ずは仕掛けの作り方から……
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月28日
――はいっ。
(真っ直ぐな目は、いつかの日よりも強くあれているだろうか。幾つものものを乗り越えて、少しは芯のある視線になっているだろうか)
……。じゃあ、今度。
一つお願いをさせて下さい。また今度。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月28日
…そうなんです、面白い小物もあったりするンです。
なのでわっちのお店にも、色々と小物を置いてみたりして。
…あー…これは個人的に好きな感じですね! たまたま本で見かけて、それから知っている人に話を聞いたりして…みたいな!わっちが生まれたときには、もう駄菓子屋さんは殆どなかったですしねえ。
美しいもの。わあ…
あ、はい! 宜しくお願いしますっ。
(演出継続)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月28日
(そうして夏の昼は過ぎていく。少しの間沈黙があって、其の後釣り場が騒がしくなるのに時間はそうかからない。魚との闘いが此処に幕を開けるのだ…!!)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月28日
【おしまい】