【個】きみのこと呼びたい、夏
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
それはとある日のこと。
少女はいつも通り、お弁当を届けに来たのだが。
*Location
キミの教室から中庭へ
*talk
#音紡・奏
#虚ヶ谷・ワチカは
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音紡・奏 2024年7月22日
素直な感受性はいいことですよ。
なんだかんだ、そういう素直なところが先輩の美徳なんだろうなって思います。
へぇー……手首とか足首がねぇ。
ん、思い付いたことって言うのは?
(言いながらお弁当を開けようとして)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
か、可愛いじゃないモン!これは威嚇ですよ威嚇!!
(言いながら、自分も膝の上にお弁当を乗せて布の結び目を解く)
――あはは!新説として有名になるか、「既にみんな知ってるよ」って言われるかのどちらかだよね。
成る程、これが……イチャイチャ!(顔がギュッとなる)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
そう? じゃあこのままでいようかな。
素直、……そっか。(言葉を味わうように目を閉じた。悪意を切り落としたからだろう、なんて思う自分は今はポイ。)ありがとね、かなくん。これからもわっちは素直な心で楽しみます!
そうそう。なんでも手枷足枷の文化の名残だーとかなんとか…
……ん-、ふふふ。ま、お弁当食べてからにしよっか。今日はね、サンドイッチ作ってみたンだよ!
(無効票)
音紡・奏 2024年7月22日
はいはい、先輩は何時だって可愛いんですから。
(サンドイッチと聞いて、そっと開けてみる)
(なるほど、外で食べるには確かにうってつけだ)
音紡・奏 2024年7月22日
あぁー、枷か……なるほど、監禁したいみたいな感じか。
え、もしかして先輩はそういう趣味もあるということか……。
(これは意外な性癖だなぁ、とか感心している)
今日はどんなサンドイッチを?
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
う、うー。うー……か、かなくんだっていつもかっこいーもん……
(子どもみたいな反論しか出来なくてしおしおになったわっちだ。)
(お弁当は半分に分けられていて、半分には一口大のサンドイッチ、半分にはおかずが入っている)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
か、監禁!? いやいやいや、わっちはそンな趣味はありませんよ!
感心するところじゃなくてー!誤解で!
あ、今日はね、卵のサンドイッチと、タルタルソースのサンドイッチを作りました。えっへん。
おかずには卵焼きにタコさんウインナーと取り揃えております。
(えっへん。胸を張る)
(無効票)
音紡・奏 2024年7月22日
もっと余裕そうに言ってくれたらもっと響くのに。
(なんて、意地の悪いことを言う)
音紡・奏 2024年7月22日
本当ですか?人の考えてることは分からないからなぁ…。
好きな人を征服したいっていうのは結構よくあることらしいですよ。
…なんて、冗談ですよ。
へぇ、結構手が込んでる…美味しそう。いただきます。
(手始めにタマゴサンドを齧る)
んっ。うまっ。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
ぬぐっ。(手痛い一撃を心に喰らう)
…だって余裕とかないもん……かなくんをかなくんって呼べるだけでも夢みたいなのに……
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
本当だよ~!
征服だなンて、わっちは自由にかなくんに音楽やってて貰いたいし!
――って、冗談なんかーい。
(軽く握りこぶしを作り、キミの肩を叩こうと。とっても力が弱い。)
タルタルは教わったやつなンだけどね。
――ほんと? 良かったあ…!タルタルも食べてみて、美味しく出来たかなーって。自賛、えへへ。刻んだ唐揚げが入ってるンだよ。
(無効票)
音紡・奏 2024年7月22日
…オレが言うのもなんですけど、欲が無いですよね。
呼び名だけで満足しちゃわないようにしてくださいね?
音紡・奏 2024年7月22日
先輩が本気で監禁なんてするわけないですし。
って、あたっ……いや全然痛くなかった。
(よわよわパンチに大袈裟によろめいてから、冗談めかして)
どれどれ…んむっ……!確かに、これは美味い。
最初の頃から比べてすごい上達しましたねぇ……。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
欲がない? そうかな。
かなくん相手だと割と…わがままな気がするンだけど…
(京都に連れて行ったり、海へ連れて行ったり…)
(或いは。或いは悪意とは、欲望の裏返しだったのかもしれない)
……ま、そうだなー。かなくんにいつか話す事もあるでしょうな~。わっちの、今までの事。
(空を行く雲を見上げる。むぐむぐ。うん、サンドイッチは美味しく出来てる)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
そうだよ!わっちがもし本気で監禁なんてしようと思ったらな……思ったらな…! 凄いンだぞ!
――え、わ、……。もー! 痛いのかと思って心配したじゃン!
(もぐもぐ。お弁当のおかずに手を付ける。添え付けの箸で卵焼きをぱくり)
わあ、ほんと? 良かった!
そりゃあねえ、やっぱりさ、誰かの……好きな人のために作るお弁当って特別なンだよね。だからすっごくわっち頑張った、其の成果かなぁ。
(無効票)
音紡・奏 2024年7月22日
先輩以上にわがままな人、結構いるもんですよ。
だから相対的に、ね。
……その時は覚悟して聞きます。
先輩の大事なコトですから。
音紡・奏 2024年7月22日
えっ!薬品で眠らせて手足を手錠でとかやっちゃうんですか!
怖いな…先輩ってそんなこと考えてたんだ…。
(デジャヴのようなやり取りだった)
良い目標が出来て良かった。
日に日に上達する先輩は見てて楽しいですよ。
(おかずもひょいひょいと食べている)
うまいっ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
そうなンだ。…いやね、わがままになりたいな、とは思うンだよ。だってかなくんにわがまま言えるのはわっちの特権でしょ。
――でも…ゆっくりでも良いかなあって思うンだあ。ちょっとずつゆっくり歩いていくのも悪くないかなぁって。
……うン。
ありふれた話ではあるけど……聞いてくれると嬉しいな。
(ありふれた、といいながら、寂しげに笑う)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
やらなーーい!?!?
薬品で眠らせませんし手錠を付けたりもしませんよ!?
(反応もこれまたデジャヴである)
かなくんに提案した時はね、好きな人のお弁当作りたいが半分、普通に料理上手になりたいが半分だったンだよ。
両方とも頑張れてるからわっち、えらい。……そういえば…量とか大丈夫? 多めに大きめに作ってるつもりだけど、少なかったりしない?
(無効票)
音紡・奏 2024年7月22日
いいんじゃないですか。
別に焦る必要は無いですしね。
せっかくの特別感を大事にすればいいだけなんですから。
……はい。
(深く突っ込んだりはしなかった。代わりに)
(サンドイッチを一つ、口元に)
音紡・奏 2024年7月22日
あーよかった。先輩は良識ある人だった。
ん、すごくえらいですよ。
おかげでオレは文字通り美味しい思いをしているわけですし…や、全然大丈夫ですよ。元々オレは省エネ気味なんで。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月22日
うン。
生きてて、誰かの特別になれるなンて思ってもみなかったから。
だからきっと今は其れだけで満足なンだと思う。……でも、其の内足りなくなるンだろうなぁ。
――(サンドイッチ。ぱちくりと瞬きをして、キミを見た)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
そうだぞ。わっちは良識の塊なのです。
覚えて帰って下さいね。
(指を指揮棒のように振って、)
――えへへー。褒められた。
でも足りなかったら言ってね。ん、普段省エネって事はー……ライブの後とかは結構お腹減る感じ?
(無効票)
音紡・奏 2024年7月23日
ずっと満たされていられるわけではないですしね。
…だから、それは正しいことなんだと思いますよ。
足りなくなったら、求めてもいいんだし。
…ほら、食べないんですか?
あーん、ですよ。あーん。
音紡・奏 2024年7月23日
本当に?ま、そういうことにしてやりますか。
ん、そうですね。
演った後はもうエネルギー欠乏気味で。
普段あんまり使わない分余計に。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
うン。
だからわっちが我儘言いだしたら、責任取って聞いてね。
わっちも、かなくんが我儘言ったら出来る限りで叶えるから。
…えっ、あ、あー!? 食べる、食べままふっ(言葉と行動が同時に起こるとこうなる。まふ、とサンドイッチにかぶりついて、小さく噛み千切る)
(もっもっ)
……。…おいふぃい。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
も。もっもっ。
(そういう事にしておいてください、の深い頷き)
(ごっくん)(よく咀嚼したサンドイッチを飲み込み)
成る程、そっかあ。じゃあ普通のお弁当じゃ足りないかぁ……わっちも気合入れて作らないとだね!
(むん、と力こぶをつくる素振りをする。)
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音紡・奏 2024年7月23日
へぇ、叶えてくれるんですね。
なるほど…楽しみにしておきます。
(なんて意味深なことを言ってみる)
でしょ。そりゃ先輩の作ったのですからね。
(あーんをやって満足したのか、ちょっと笑ってる)
音紡・奏 2024年7月23日
ライブ後にも作るつもりだなこの人…。
それはいいですけど、無理しないでくださいね。
ちゃんと休むのも大事なんですから。
(つん、と肩をつついてみる)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
うン、勿論!
わっちばっかり叶えて貰うのは不平等でしょ。
(かなくんもお願いがあるのかなーって、暢気に考えている)
…えひひ。
とっても美味しい。きっとわっちが美味しくなあれって作って、そいで、二人で食べてるからだよ!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
勿論! お疲れ様弁当を作ります。
(うむ、と頷いて)
大丈夫だよ。最近は薬の依頼もぼちぼちあるけど、無理しない程度に色々進めてるからさ……あは! くすぐったい!
(つつかれて、はしゃぐように笑う。笑いながら自分のお弁当箱を仕舞って、そうだ、と顔を上げた)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
あげようか。あげるって言ったね。
わっちのなけなしの独占欲。
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音紡・奏 2024年7月23日
お疲れ様弁当か…。
ライブ後の楽しみが増えそうで……ん?
独占欲……何かあるんですか?
(何かのプレゼントかな?なんて首を傾げている)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
――手、貸して?
(そっと囁く。毒みたいに)
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音紡・奏 2024年7月23日
……どうぞ。
(なんだかぞくりとしつつ、手を差し出し)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
(両手でそっと、壊れ物を扱うように自分より大きな手を持つと)
これを見る度に、わっちの事で頭がいっぱいになーれ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
(かぷ、と其の中指に噛み付かんとした。軽く跡が残るくらいの強さだ)
(無効票)
音紡・奏 2024年7月23日
(手だから、指輪とかかな)
(そう呑気に考えていたら)
音紡・奏 2024年7月23日
っ!?
(ちくりと、突き刺すような一瞬の痛み)
(後を引く痛さではない。次いで濡れたような感触もある)
(噛んだ、と気付くまで数秒かかった)
音紡・奏 2024年7月23日
………監禁趣味は無くても、倒錯的な性癖はあるってことですか?
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
(ぱ、と指を解放して)
――倒錯的? そうなのかなぁ。
でも……こうゆうことをかなくんに出来るのはわっちだけでしょ?
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
わっちは音楽に向き合ってるかなくんが好きだよ。
でも、……時々は、わっちの事だけ考えてて欲しいなーって!
(無効票)
音紡・奏 2024年7月23日
そりゃあ、先輩だけですけど………。
(ちょっとだけむすっとした)
(食べ終わった弁当箱を、さっと片して立ち上がって)
音紡・奏 2024年7月23日
昼休み終わっちゃいますし、帰りますか。
………先輩。
音紡・奏 2024年7月23日
ㅤオレ
サキュバスにそういうことすると。
洒落じゃ済まなくなる可能性、ありますからね。
(翼がほんの一瞬、妖しい揺らめきを見せた…気がする)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
でしょ。他の子にはさせちゃ駄目だよ。
(片付いた弁当箱を自然な動作で受け取り)
そうだね、お腹もいっぱいになったし、かなくんも充電出来て……うん?
(呼ばれて、キミを見る)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
――……。
(背筋がぞわりとした。でも其れは怖いだとか嫌だとか、そういう痺れではなくて、もっと甘い、何か、期待のような)
(浅ましさを隠すように、髪を耳にかけて)
……。う、うン。気を付けるよ。突然ごめンね。
じゃあ…戻ろっか。
(【。】)
音紡・奏 2024年7月23日
うっす。
(あんまり表情を見せないように歩き出した)
(多分今、いつも通りの顔を造れてない気がする)
(今の一瞬で、自分の中の何かが確実に煽られたかた)
(【。】)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
(歩き出した。二人とも無言だった。心地の悪い無言ではないのだけれど、……厳重に蓋をした何かの錠のうち一つが壊れたような、そんな沈黙だった)
(昼休みの終わりを告げる予鈴が鳴る。そんな、短いようで長い昼休みの事)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年7月23日
【おしまい】