【個】我思う故に汝あり
一恋・花束 2021年9月15日
今日も今日とて番長達との腕試しを望む生徒が大盛況だ。
特に、生徒会とぶつかるとあらば、観客だってなおのこと。
きっと彼女も見たいだろう。
“情報”を知りたいことだろう。
しからば手早く済ませよう。
そんなわけで、生徒会騎士団団長、一恋・花束は。
聖域に座する少女を、生徒会室に呼び出したのだった。
#一恋・花束
#ミアンダ・コギトエルゴスム
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一恋・花束 2021年9月15日
実はですね、この学園は結構ハイテクでして。
センサーとかカメラとか、結構配置されてるんですけど……。
(何事もなかったふうに話をすすめていく団長。珍しく冷や汗が流れている気がしないでもない)
――――
(無効票)
一恋・花束 2021年9月15日
勿論、プライベートに関わることではありますから、
閲覧権限は生徒会だけなんですけど。
……外部から時折、それを覗き見ているような記録が確認されていまして。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
(流石に一目見た物品だと"外見"程度しか再現出来ないため、ホログラムで代用品を作るとも言い出せない)
(そもそもとして、あの"力"の原理を完全に理解することが出来るか、と聞かれると流石の私でも首を傾げますが、と脳内で呟き。)
(無効票)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
……………………ほう。
学内の警備の為に配備されているセンサーやカメラという"情報源"に忍び込む……大胆な犯行なのですね。
(表情は顔に出さない。ノーフェイス・ノーエクスプレッション。)
一恋・花束 2021年9月15日
はい。
悪戯としては見過ごせませんし、気づいた以上は見なかったフリもできません。
まー…………大体はカノンちゃんの悪ふざけだったりするんですけど。
(あえて表情は柔らかく、語調も静かで)
そもそも、この学園のシステムに潜入できるような能力が有るのは、“黄泉番長”ぐらいのものですし。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
("黄泉番長"、勿論自分のクラスの級長であるため認識している)
(その人智を超えた電子と現実、0と1を自在に行き来する彼女ならばそういった芸当も可能であろうと頷きながら)
して、その話が本題とするのであれば…………ミアは、何故こちらの部屋へ?
(無表情ではあるが、少し、ほんの少し言葉に濁りが混じったかもしれない)
一恋・花束 2021年9月15日
ミアンダちゃんは、なんでだと思います?
なんで、自分がこの生徒会室に、呼ばれて。
花束と二人きりでお話しているのか。
…………今ある手元の「情報」から、答えを出せますか?
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
(カノン様を見習い、少女らしく煙に巻き誤魔化すことも出来る)
(しかし現在の状況、そして先程の"執煌武装"を透して"自身"の姿を見ていることを思い出しながら)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
――――……伊達に"情報"は集めていませんので。
して、ミアの処分はいかようなモノなのでしょうか?
(校則には『監視カメラをハッキングしてはならない』というものは無かったとは記録しているが、流石に最近は世間の"常識"というものを少しずつ理解してきたミアンダはその言葉のみで口をつぐみ)
(謹慎か、はたまた退学か)
一恋・花束 2021年9月15日
(思ったよりも潔く、思ったよりも味気ない。が……)
そうですね。
もし、即退学…………って言ったらどうします?
(眼鏡の向こう、金色の瞳を伺うように)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
"情報"を集めるのが困難になります。
("出来なくなる"訳ではなく、あくまで"難しくなる"、と。)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
以前お話した通り、ミアは総ての"情報"を集めることが目的なのです。
退学と命を受けるのであれば、受け入れざるを得ないといったこととなるのですが……勿論、諦めは致しません。
それがミアの"存在意義"ですので。
(もし退学後にそういった行為を働けば勿論このお方は黙ってはおらず、腕っぷしという点では全く叶うことはないであろう)
(そう理解しながらも、あくまで自身の目的のために嘘はつかずに真っ直ぐに瞳を見つめ返して答える)
一恋・花束 2021年9月15日
(この娘は、既に「目的」が定まっていて)
(「やるべきこと」も決まっているから)
(方法を変えることはあっても、生き方を変えることはないだろう)
(とても)(…………とても)
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一恋・花束 2021年9月15日
(とても――――)
…………ミアンダちゃん。
あなたのしていたことは、「校則」云々の前に。
我々生徒会騎士団が看過できないレベルの行為、です。
なにせ。
、、、、、、、、、
学園校舎という遺産に、直接介入されたわけですから。
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一恋・花束 2021年9月15日
よって、生徒会騎士団団長、一恋・花束が命じます。
ミアンダ・コギトエルゴスム。
(一泊置いて、反応を伺う)
(表情を崩さないこの娘は)
(存在を揺るがせないこの娘は)
(どんな反応をするのだろう)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
…?
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
???
(思いがけない"情報"の衝突により、聖域《エデン》と繋がる脳に麻痺が生じる)
(生徒が所持する騎士団の遺産というものは、名前相応の"力"を内に秘めどどれもヒトが身に着けるものであった)
(現に校舎は生徒同士の喧……模擬戦により破損してはしとら様が補修している姿を何度も目にしている)
(ヒトの手で修復が可能な巨大建造物の"遺産")
(そんな一瞬の思考の洪水が溢れる中、ミアンダ・コギトエルゴスムという少女の表情は)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
(だらしないほどの口の緩みと、隠せない目の輝きに満ちていた、ように見えたかもしれない)
一恋・花束 2021年9月15日
(なんとまあ)
(「自分」がどうなるか、よりも)
(「新しい情報」の方に意識がいくんですね、この娘は)
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一恋・花束 2021年9月15日
(けれど、それぐらい貪欲で居られる方が)
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一恋・花束 2021年9月15日
(――――この場所には、ふさわしい)
貴女を。
――――生徒会騎士団、監査に任命します。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
はい?
(既に宙を見上げ四方八方の"情報"を集め始めていた少女の顔も真顔に戻る)
(聞き逃しは一片も無いと自負する自慢の耳に入った言葉)
(それは"退去"の命令ではなく、"残留"のものであることには、"任命"という言葉の意味の記録ミスでない限りは間違いが無いことだと理解した)
一恋・花束 2021年9月15日
生徒会の監査は、学園の全システムを監視・管理する権限があります。
なので――ここだけの話、ミアンダちゃんにそれをしてもらえれば、花束としては非常に助かるんです。
なにせ複雑なシステムなので、団長やりながらそっちまでやってると、花束の仕事が増えて増えて困りますし。
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一恋・花束 2021年9月15日
一般生徒がシステムへ侵入するのは、当然不正行為です。
ですが、生徒会監査がシステムを監視するのは、立派な仕事です。
学園に配置された、あらゆるセンサーとカメラが、ミアンダちゃんの「手」と「目」になります。
勿論、生徒のプライベートや、重要な機密に関しては、配慮してもらうことになりますが。
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一恋・花束 2021年9月15日
こっそり忍び込んで、ひっそりやるよりも、
管理者権限で堂々と見ていたほうが、得られる「情報」も多いと思いますので。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
いえ、あの。
ミアがそんな権限をいただいてもよろしいのですか?
(勿論私利私欲……いや"情報"を集めること自体が私利私欲ではあるが、物語で出てくるような脅迫や恫喝の材料にすることは無いことは、今まで学んだ"常識的"に、そして僅かながらに芽生えている"プライド"が脳内で叫んでいる)
その……ミアとしては、とても喜ばしい提案なのですが。
(と、不安視しているながらも勿論更なる情報源となることが目に見えているそのポジションは魅力的で)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
(今は、そんなものはどうでもよくて)
――――……いえ、そうではありませんね
(そうなれば彼女に"目の前に存在する情報を見失う"などということは無く)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
――――花束団長様。
ミアンダ・コギトエルゴスムは……生徒会騎士団、監査の座を頂き、"好き放題"調査の権限を頂く事で、貴方様、いえこの学園へと"貢献"させていただくものと致します。
一恋・花束 2021年9月15日
――――ありがとうございます。
その言葉が聞けて、良かったです。
…………正直なところをいいますと。
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一恋・花束 2021年9月15日
カノンちゃんに対抗できる、電脳戦の専門家――(と、彼女を呼ぶべきかはわからないが)――は、ミアンダちゃんぐらいしか心当たりが無いのも正直なところでして。
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一恋・花束 2021年9月15日
でも、それも怪我の巧妙です。
花束がミアンダちゃんに求める役割と、ミアンダちゃんが目的のために欲する立場が噛み合うなら、これ以上のことはありません。
好きなだけ知識を貪ってください。
望むだけ情報を取り込んでください。
貴女の望むままを花束は肯定しましょう。
それが団長の役割です――――ちなみに。
(机の上、銀色の小箱を指差して)
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一恋・花束 2021年9月15日
ミアンダちゃんに与えられるのは、“信仰”の座です。
執煌武装がどういう形になるかは、蓋を開けてみないとわかりません。
その箱に収まるサイズになるかも、溢れ出るのかすら。
ですが、それはもうあなたのものです。
手にとって、ごらんくださいまし。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
それは何というかまた、とても責任のある大役を任されている気が致しますが…………。
(流石に正面切っての対決は"今のところは"勝ち目はないであろう、と自己の能力と相手の記録を想い比べながらそう呟く)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
いずれこの学園の生徒、総ての"情報"は"絞り切る"つもりではありましたので、存分に"智識"を蓄え、その来るべき時に備える物といたしましょう。
(奮い立たせるためか、それとも自信に対するものか、そんな表情で答える)
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ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
――――ミアが"信仰"、ですか。
(その言葉を口にする表情はどこか遠く、何かを思い出すような一瞬の沈黙を置きながら)
なるほど、その箱の"中身"こそがミアに与えられる"権限"としての証なのですね。
(そう言いながら、机の上に置かれた銀色の小箱に手を伸ばす)
一恋・花束 2021年9月15日
ふふ、全校生徒の情報を全て、ですか。
さあて、うまく行くでしょうか?
、、、、、、、、
花束を知り尽くすのはきっと不可能ですし。
――――むしろ、それができるなら、ぜひともお願いしたい所ではあるのですけど。
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一恋・花束 2021年9月15日
はい、卍器と対をなす、“信仰”の執煌武装。
正義は腕輪の形を、勇気は車輪の形を。
愛は――今頃お披露目してる頃ですかね、体に宿る力として。
そして、花束の場合はこの…………
(すかっ。手が空を切った。足元を見た。割れてた)
……………………。
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一恋・花束 2021年9月15日
…………ど、どんな形になるか、楽しみですね!?
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
お任せくださいませ。
、、
団長様がそこに"在る"のであれば
――――ミアはどこまでも追い続けて見せましょう。
(眼鏡を少しだけ持ち上げながら、きらりと光らせて宣戦布告のように)
(、)
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
して、まあまずはミアが思う存分に持ち帰って自身の執煌武装の"情報"を集めるとしまして………………
あの、ええと……しとら様が"遺産"であるこの校舎を修繕しているのであれば、その団長様のモノも…………緑、いや黒でしょうか……。
(タイル床に飛び散った破片を目にしながら、流石に先程まで記録した情報だけでは中々提案も上手くいかず)
一恋・花束 2021年9月15日
ああ、まあ、ちりとりで集めて布でくるんで一晩置いとけば、
多分直ると思います…………前半分どっか行った時も元に戻ってたので……。
(扱いが雑だった)
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一恋・花束 2021年9月15日
――――ふふ、じゃあ、追いかけ続けてきてくださいまし。
因果地平の彼方、この世界が終わるまでに、花束を理解し尽くせたら……ミアンダちゃんの勝ちです。
楽しみですね?
(もっとも、自分が何であるかなど、花束自身が一番知りたい)
(ミアンダちゃんを生徒会に選んだのは、そレを教えてくれる可能性が有るから――――だったりしたら、怒られちゃいますかね。公私混同だって)
あ、それと。
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一恋・花束 2021年9月15日
確かに校舎そのものは「遺産」ですが、構成している物質とかはふつーの建材なんです。
どちらかというと、「学園」という概念を守護している「システム」そのものが遺産と言えますし。
すなわち、これからミアンダちゃんが管理していくもの、のことです。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
それこそどこぞの会社などが管理しているわけではないセンサーやカメラなのですものね。
前々から確かに、こういった設備はどこが保守しているのか疑問でしたが納得がいったのです。
……でしたら、ミアが管理すると為れば学園自体の概念を維持するとなれば今配置されていない"死角"にも、何らかの作用でカメラやセンサーを新規、または再配置などをコントロールできる可能性も……。
(団長様のお言葉を聞きながら、ぶつぶつと思考の海へと意識を沈め始めながら)
一恋・花束 2021年9月15日
プ、プライベートには配慮してくださいね?? ねっ?
(ちょっとだけ不安になった、ちょっとだけ)
あと、ミアンダちゃんに、一番やってほしいことは――――
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一恋・花束 2021年9月15日
――――カノンちゃんがなにかやってたら、無理に止めなくてもいいです。
でも報告はしてください。動きがわかればそれでいいので。
ミアンダ・コギトエルゴスム 2021年9月15日
ああ、カノン様のことでしたらそう致します。
ミアでは流石にあの改竄能力を前に、対処法がまだ纏まり切っていない状態での直接対峙は分が悪いですので。
(勿論、どうするかはお任せいたします、と。)
ああ、それとカノン様の事でしたらある程度ミアが聖域に記録した出没位置と発生事象のデータが……。
(既にいくつか発生しているカノン様による"悪戯"などの痕跡や、通常のカメラなどでは改竄されてしまいデータに残らない事象など、完全に他のネットワークから切り離され改竄から逃れているサーバに記録された"情報"を早速花束様に見せようと、こめかみのあたりを人差し指でコンコンと叩きながら能力を行使し始め……)
一恋・花束 2021年9月15日
お、多い多い多い!
その量を処理するには腰を据えないと……えーっと果実果実…………割れてるし!
あーちょっとまってくださいね! 隣でみたほうが早そう…………!
(席を立って移動して、情報の羅列に目を通して――――)
(無効票)
一恋・花束 2021年9月15日
(――――この一恋・花束ですら、シラフでは追いつけない圧倒的情報量の波)
(人選は間違いないと、確信しつつも)
(、)
一恋・花束 2021年9月15日
(――――さーて、扱い切れますかね?)