私立MM学園

【個】振り返らないために

リヴィア・メルビル 2024年5月30日
――進むと決めたから。

心残りのないように。
さよならを告げるその前に。
彼女の友人として、見定めよう。

Loc:空き教室

#イドラ・メルビル
#虚ヶ谷・ワチカ




【発言終了】
2
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――あ、えと、どうも。
(ぺこ、と頭を下げて)
……初めまして、で良いと思う。…似ている子を知ってる、けど、……
(そうじゃなかったらいいなって思いながら、喋っている。其の剣は生まれつき持ってるものだとか、そういうものだったらいいなって、思いながら)

…。
……。
(ぐくり、とわっちは唾をのんだ)
“向こう側”の…人、ですか? (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
えへへ、せーかい!
箱庭学園、イドラ・メルビル!よろしくね!

そう言う貴女は……ムジカ、じゃないよね?
(明るさは変わらぬまま)
(確認をとるように問いただす) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
箱庭学園、――イドラ、さん。
(箱庭って何だろう、とか。色んな事が頭をぐるぐる回って、)

――ムジカ?
ううン、わっちはワチカ。MM学園の虚ヶ谷ワチカだよ。
え、えっと。宜しくね。
(朗らかな声に絆されたのか、わっちはほんのりと笑みを浮かべて答えた)
……えっと…箱庭に、わっちに似てる人がいるの? (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
ん、やっぱり!
(思った通りだ)(この子に間違いない)

そんな感じかな、ムジカって子でね。
(思い出す、彼女との記憶)
(頬が僅かに染まり、一呼吸おいて)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
――私の、とっても大事なお友達なんだ!
(表現に悩んだけれど、ワチカさんにはこっちの方がいいのかな) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――……お友達。そうなンだ!
(わっちはすんなりと其の言葉を受け入れた。)

ムジカってどンな子? わっちと似てるトコ、あるかなぁ。
(とこ、と一歩進む。叶うなら自分にそっくりな人の話を、もう少し近くでしたくて) (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(あまりにも無警戒に近付く彼女に、あの子の言葉を思い出す)
(たしかに、話してたとおりだね)

んー……似てるって言えば似てるかな?
ちょっと不器用だけど、でもとっても優しくってね。
自分でいろんなことをしっかり考えて、決めて、動けるすごい子なんだ。

でもね……
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
――私達「箱庭」の住人は、そう遠くない未来に消えなきゃいけないんだ。
(急に声のトーンが落ちて)

もちろん、消えない方法もあるけどさ。
ムジカが生きるか、貴女が生きるか。
私に、教えて?
(手にした剣を、貴女へ向ける) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
不器用で、優しくて?
(其れって似てるかな? ってわっちは首を傾げる。自分じゃ自分の事ってわからないから。)
――あ、でも其処は似てないね。わっち、なかなか物事を自分で決められな……
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――え。
(消える? わっちは聞こえた言葉に瞬きをして、そうして……其の瞬きの間に切っ先がこちらを向いていた)

……ムジカが消えるか、…わっちが、消えるか…?
え、な、何で……何で消えちゃうの? ど、どうして? もしかしてこの旧校舎の異変は、消えちゃうかもしれないから起こしたの?
(わっちの腿には銃がある。でも其れを抜く事を忘れて、わっちはキミに問うていた) (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
私たちは生きたい。
生きていろんな色のついた世界を見て、まだ体験したことのないことをいっぱい体験したい。
でも……私たちは。ううん、「箱庭」の人はね。
貴方たちの「バックアップ」、いらないものなんだ。
(窓の外を見る)
(話している間にも、崩壊は進んでいく)

いらないものは消えなくちゃいけない。
でも私たちは、消えたくない。生きていたい。

じゃあどうするかって?
答えはとっても簡単だよ。
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
私たちはバックアップ。
貴方たちの予備。
予備が本物になればいいの。なり代わればいいの。

あなたって「席」に、ムジカが座るの。
……貴女を蹴落として、ね。
でもそれじゃ、あんまりにも不公平だから。
(ちょっとだけ言葉が強くなって)
(じわりじわり、教室の温度が上がっていく)

どっちが「席」に座るのか。
私に見せて、ね?
(言い終えて)
(上昇した教室の温度は、同時に長く居れば存在を蝕む毒ともなる) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――
(絶句していた)
(そんなシステムが学園にある事すら、わっちは知らなかったのだ。其れを畳み掛けられたらそりゃあ言葉も失うというもの)
そんな、……い、要らないなンて、
(どうして?)
(どうして?)
(最早意味のない「どうして」だけが、わっちの中でぐるぐる回っている)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
予備が、……本物に…

……。
(視線が彷徨う。)
わ……わっち、だって、生きたい。し、死にたくなンて、ない…!
イドラちゃんも誰かを蹴落とすの? 蹴落として、席に座るの? そんなの、……こほっ! げほ、こほ、
(其処まで喋って、喉がカラカラな事に気付く。喉を傷付けるような咳が出て、)
……何? 熱い……? (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
なんでだろうね。
でも、もう決まったことだから。
だから、ほら。
(窓の外を見るよう促す)
(ブロックノイズじみて崩壊していく景色が其処にはあって)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
私は……ないしょ。
でも、今はそんなの関係ないよ。
ムジカか、貴女か。

あの子はね、「安穏と暮らしてるノロマ」って言ってたの。
ここまで話してみて、私もよくわかったかな。
覚悟も決意も、いまはあの子の中にある。
それを覆せるだけの何かが、貴女にはあるの?
(さらに励起させて)(あなたの腿の銃も、過熱してその機能を失うだろう) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
え? ……あ…
(崩壊している。景色が色彩を失って、瓦解して消えていく。)
(こんな風に、……目の前にいる彼女も消えてしまうのだろうか。わっちの知らないところで、沢山の人が、消えたのだろうか)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
ムジカか、わっちか……
(腿が熱い。けれど拳銃に触れずにはいられなかった。其処に答えはないのに、)

わ、わっちは、……わっち、そんな……そンな事が起きてるなンて、知らなくて。
(汗が流れる。睫毛を伝って一粒、教室の床に落ちた。其れは涙かも知れなかった)
何も知らないまま、此処にいて……ただ、傷付いた人を治したいってだけで……
(わっちの手の中にあるカードはただ一枚しかない。ただ「死にたくない」、其れだけだ) (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
やっぱり知らないよね。
でも、それを言い訳とは言わないよ。
切っ掛けがなかった、んだもんね?
(無知こそが罪と断じることもできるけれど)
(それでは、あまりに唐突すぎるから)

治したいって気持ちは、ムジカと一緒だね。
でもそれじゃ、天秤は傾かないのもわかるよね。
誰だって死にたくないのもそう。
(おそらく彼女にとっての手札を焼き捨てて)

ムジカも貴女も、おんなじだけどさ、
――貴女のほうが、ずっと軽い、んじゃないかな?
(臨界点。教室の備品が悉く発火し)
(辺りは瞬く間に火の海と化す) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――。
(黙していた)

(ぼうと音がして隣の机が燃え上がる。次々と燃え上がる木と鉄で出来た教材たち。――しかし、少女の周辺だけは……“丸く切り取ったように”火が及ばずにいた)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
わっちは知らなかった。
――誰も教えてくれなかった。でも其れは誰の所為でもない。
…知る機会がなかった。でも其れも誰の所為でもない。
(わっち自身が断じよう)
(無知とは罪である。わっちは既に、罪人だ)

……誰だって死にたくない。
わっちだって死にたくない。判ってる、死にたい人なンていない。みんなきっと死に物狂いで、それでこうやって空間を繋いだンだよね。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
でも、――「死にたくない」って気持ちに、重いも軽いもあるもンか!!

誰かのためだとか言わない!
友達がいるよ。好きな人もいる。でもわっちは誰より、自分の為に「死にたくない」!!
(灼熱した泥のように熱い銃を抜いて、キミに向ける。涙か汗か判らない液体が、睫毛を伝って散った)
わっちは幸せになりたい!! 生きていたい!! やっと自由になったこの世界で――わっちだって生きていたいンだ!!! (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(あなたの叫びに、少しばかり驚いたように目を見開き)
……ちゃんと、言えたね。
でも貴女は、「自分の為に」死にたくないだけ。
(誰かの為、ではなく)
(自分の為と言った)

それにね。
重いも軽いもない気持ちなら、天秤だって傾かない。
そうでしょう?
(きっと撃てないその銃口を見て)
(こちらも紫焔の剣の切っ先を向ける)

それで……貴女は。ムジカを殺す、んだね?
(当たり前の結論を、当たり前のように言葉にした) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(少し肩が上下していた。熱い中で叫んだからか、喉が裂けそうに痛かった)
――わっちは。
わっちの「死にたくない」を誰かに背負わせたくない。
誰もに「死ね」って言われても、わっちは死なないし死にたくない。だから、“誰かの為”なンて言わない。
自分の事を大事に出来なかったら、他の誰かの事も大事に出来ないから。
(拳銃の白銀が眩く輝いている。わっちはリボルバー式の其の銃の、リボルバーを外して銃弾六発を抜き出した)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
……。
判らない。
会った事も話した事もない人を、殺すかどうかなンて決められない。
(目を伏せ、拳銃をホルダーにしまう。銃弾だけが残った手を握り締め、相手に武具のように向ける)

でも。…この席を守り抜く事がムジカを殺すという事なら……
わっちは“殺す”よ。 (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(切っ先を向けたまま、あなたの言葉を聴いている)
(これもまた、ひとつの決意なのだろう)

ふふ、真逆だね。
……うーん、やっぱり似てるのかな?
(内側に向くか外側に向くか)
(けれど信念の強さは、あの子と似たものを感じた)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
信念だって決意だって、貴女にはちゃんとあるんだね。
じゃあ、あとは……
(剣を引き、構えて)

……それに足る力があるか、私に見せてね?
(爆風に近い速度で肉薄し、一気に薙ぐ)
(纏う紫焔は炎と毒の複合、掠めるだけで身を侵し存在を蝕むだろう) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(切っ先ではなく、ずっとキミの目を見詰めていた)
(斬られるのなんて怖くない。いつか消えてしまう、そんな恐怖に比べたら……きっと“安穏と暮らしてる”わっちの恐怖なんてちっぽけなものなンだ)

――真逆。そうなの?
まー……わっちは、誰かの事をノロマなんて言えないしな。
(其れを言うという事は、多分向こうのわっちは“悪意を受け入れた”のだろう。わっちのように切って落としたのではなく)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(あったみたいだ、なんておどける暇もなく、風のようにキミの気配が近付いてくる)
(わっちは手を真っ直ぐに突き出したまま、)

――《再定義》ッ、

(火の海と化した此処なら判りやすいだろう。“壁のような四角い形をした空間”が二人の間に立ちはだかる。ムジカが使わない力、――ワールドハックの能力!)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
ムジカが何処まで君に手の内を見せているかは知らないけど……
……きっとこれは、君も知らないだろ。
(握り込んだ手の人差し指と中指の間。挟んだ弾丸が、真っ直ぐ君を向いている)

――《発射》!

(其の瞬間、銃弾は霞のように消え……次に現れるのは、キミが避けなければ“肩の中”だ。)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=56293 (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
だと思ったよ。だから似てるけど真逆なの。
(そして……どうしようもなく、自分が可愛いのだろう)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
……っ!!
(何かをした、のはわかった)
(ロジックはわからないけれど)
(きっとたぶん、ムジカにもある力)

(それが再定義と気づいた時には遅く)
(肩の中に出現した弾丸が、肉を裂き骨を砕く)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
びっくりしたけど、ヒントを出しちゃだめ、だよね?
(侵蝕・反転。傷はすぐに元へと戻り)

(貴女の手にある銃弾は、その存在を失って霧散していくだろう)
(侵蝕のベクトルを変えたそれ。見えていれば、対処も容易い)

戦いってのは……こうする、んだから!!
炉心!!励起!!
(呼び出される紫焔纏う球体)
(毒々しい輝きを放った刹那、火の海は猛毒伴うプラズマへと変じた) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(着弾確認。……これは貰い物の力だ。身を護れるようにと貰った拳銃、其の拳銃で使えるようにと編み出した力だ。……だから、“こっち側”のわっちにしかない)

――えっ、
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(紫焔纏う球体を目にして、其の瞳が見開かれる)

――きゃああ……ッ!!

(熱いなんてものじゃない。今にも意識が途切れそうな猛熱が肌を焼き、思考を灼き尽くす。)
(――敵意がわっちに向いているのなら)
(わっちは肌を、肉を焼かれながら、其の中で目を開いた。……獣のような翠の瞳が輝く。わっちの足元にあるちっぽけな影が広がり、其処から一匹、二匹と蜂が生まれる)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(蜂。そう、蜂だ。蜂は群れを成し、キミへと襲い掛かる。わっちは其の中で、一歩、二歩、歩く。)
(靴が融けて脱げた)
(靴下が燃え上がって)
(足の裏の皮が床に貼り付き、剥げた) (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(励起させたのに、まだ諦めない)
(どころか、蜂を喚び反撃を成そうとする)

……すごいね。
(炎を纏う。襲い来る蜂たちは身を焼かれ灰燼へ帰すが)
(それを抜けたものが、反撃の一矢を放ち)

(痛みはある。侵蝕・反転で回復できるとはいえ、痛覚までは遮断できない)

(これなら――)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(”業焔炉心”、紫焔纏う球体を霧散させ)
(プラズマと化していた周囲も次第に冷えていく)

……うん。大丈夫そうかな。
芯の強さも、諦めない強さもある。
なら……私の役目も、ここまでだね。

(ワチカさんへ近付き)
(先程自分に施したのと同じ力で、その傷を癒す) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
(正直にいうと、もう前をうまく見る事も出来なかった)
(其れでも進んで其の腕を掴んででも止めねばならないと思ったのは)
 、、、、、、、、、、、、、
(そうしなければ誰かが傷付くと判っていたからだ)
(誰かが傷付く事を看過する訳にはいかない。だってわっち、白のクラスだもん)
(誰かが傷付いて、無力だと嘆くのはもう嫌なんだ)

(そんな気持ちとは裏腹に、黒く煤けていく身体。折れそうな膝を前へ、前へ……前へ、前へ……)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
……?
(いつの間にか暗闇に染まっていた視界に光が灯る。其の光は徐々に大きくなって、視界を埋め尽くし……一人の少女の姿をわっちは捉えた。)

イドラ……ちゃん?

(がらがらの声でキミの名を呼んだ)

……どうして…?

(どうして治してくれるの?) (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
……私の役目は、見定めることだから。
ムジカは生きたいって願った。その願いは、私が消える前に叶えてあげたい。
でも、ワチカさんはワチカさんだし、私が全部やるのはムジカにも失礼でしょ?

だから、私の目で、私の手で確かめたかったの。
そうしないと、心残りを抱えたまま往くことになっちゃうから。
(少しだけ寂しそうに、眉を下げて)
(動ける程度に傷も癒える)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
(だから、ね、)
……ここからは、私のお願い。
ムジカと出会っても、殺さないであげて。
あの子の願いを、あの子の望みを聞き届けてあげて。

そうしたら……またいつか。
私達も、出会える日が来るはずだから。ね? (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――見定、める。
…。其れで此処までするぅ…?
(痛みもなかった、死に近づいていた身体が癒えていく。じくじくとした痛みが蘇って来て飛び上がりたかったけれど、そんな体力もなくわっちは笑うしかなかった。だってなンか、炎が光に変わってたし)

――わっちがムジカに会うかも、判らないけど。
(よろよろと蠢いて、キミの前に立つ)
…まー、でも。キミのお眼鏡には適ったようで、良かったよ。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――そっか。
キミの本当に大事な友達なンだね、ムジカって。

判った。ムジカが何を望むかはわかンないけど……でもわっちは、…殺さないし、殺せないよ。
何せ、学園では下から数えた方が早いくらい弱いンだから。
(自慢じゃないけどね、と)
……次に会う時は、もっと平和なシチュエーションが良いなあ。 (無効票)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
本気でやらなきゃ、わからなかったでしょ?
(笑って)(でも炉心励起まではやりすぎたかな?)

けど……そっか。
それなら安心かな。
そこで会えるかは、案外ワチカさん次第かもね?
(ちょっと含みがあるけれど)
(自分が使う方法と同じことができるなら、あるいは) (無効票)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
判らなかったけどさあ。
わっちの足の裏ボロボロなんですけど。
(足の裏どころか身体中がボロボロだ。身体は癒えても燃えて煤けた制服は元に戻らないし。)

其れに、わっちは白のクラスだから。
生きたいと願ってる人を殺すなんて、なかなか出来ないよ。
――わっち次第、かぁ……そっかぁ。
(足を持ち上げる。刺すような痛みはまだあるが、血は流れていない)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年5月30日
――イドラちゃんは征くんだね。
自分の鏡合わせの人と決着を付けに。
(其れを止めるつもりはない。止めようとしても止められない事は、さっきの数手で判っていた)

……こんな事いうの変だけどさ。
…イドラちゃんが後悔しないように願ってるよ。 (【発言終了】)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
それは……ごめんね。
「どこまで切れるか」なんて、その人次第だもん。

あの子の……ムジカのこと、本当にお願いね。
だいじょうぶ、ムジカとワチカさんならきっとできるはず!
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【イドラ・メルビル】
……うん。私は往くよ。
どうするかなんて、もう決めてあるから。

もしかしたら、またどこかで会うかもだから。
これだけ、覚えておいて。じゃあね!!
(彼女とは異なり、頬へと口付けて)
(終わりへ向かって、歩みを進めるのでした) (【発言終了】)
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リヴィア・メルビル 2024年5月30日
【〆】
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