【ラ④】煌めく星と、静寂の蝶
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
旧校舎、その空間は様々な空間へと変容する。
一歩入れば、そこは中庭のような場所になることもある。
草木が生い茂るが、見通しは悪くない。
そんな中、一人の少女が佇んでいる――
*
#クルミ・スターズ
#檪・朱希
2
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(赤混じりの黒髪に、赤と黒のヘッドホン。右首筋には蝶の傷跡。)
(そして、赤と黒のオッドアイの少女は……静かに、この場所で歌っていた。)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
~♪
(遠くからでも聞こえやすい耳。その『音』を聞いて、歌詞のない、ただのメロディラインを奏でている)
(物音を立てれば、気づくかもしれない……)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
(ざっ、と草を踏む音を鳴らしながら)
…………ふむ、今度は外のような空間ですか
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――さて、あなたは『箱庭』側ですか?
(両手に銃を構えながら、歌う少女へと、語りかけた)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(草を踏む音で、奏でていた『音』は止んだ。問われた問いかけの『音』を聞いて、)
(……かつて、箱庭学園の中で、聞いていた『音』と似ていたことを、思い出す。本物になる、と言っていた彼女の話を。)
(接点は、ないけれど)
(私は、箱庭の皆の為に戦うこと、皆の目的を達成できるように、と思って参加している)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
……うん、私は、あなた達の敵、だよ。
(二丁拳銃を持つあなたに対し、見たところ武器もない自分。)
ごめんね、こっち(箱庭)側に、あなたのことを言っている人がいたから……戦うことになる。
(ふわり、青の"蝶"と橙の"蝶"を傍らに。霊感があれば、彼らは守護霊みたいなものと、分かるかもしれないけど)
(静かに、あなたを見る。先手を撃てるような状況だ。)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
そうですか……先程『監査』さんにも襲われたので、できることなら勘弁してほしいところなのですが
まぁ、あなた方をどうにかしなければこの状況を改善できなさそうなので……
クルミ・スターズ 2024年5月26日
盛大に、抗わせていただきましょうか
(そう言うと、素早く手の銃を少女に向けて、魔力弾を放った)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
うん、私は……箱庭の皆に生きてほしいから。
(発砲音、より前に構える『音』から射線を推察。まずは避けて)
雪(セツ)、お願い。
(指先に、青い"蝶"と触れる。そうして青いオーラを纏った少女は、現れた日本刀を手に、あなたへ数度、衝撃波を放つだろう。居合によるものだ)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
……おっと
(魔力弾が躱され、返すように放たれた居合の衝撃波を飛び跳ねて避けていく)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
ふむ……さて、これはどうでしょうか?
(そのまま空中へ跳ね、回転しながら魔力弾の雨を放つ)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(衝撃波は、躱されたことで空を穿つ。そして繰り出されるは)
光の雨、かな!
(降り注ぐ魔力弾の雨、落ちてくる『音』を聞き分けて、こちらも避けつつ、日本刀で弾を弾いていく)
凄いね、踊り子みたい……!
(呼吸が少し荒くなる。それでも、走って、肩口に被弾するのも構わずに)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(……次に、あなたへ向けるのは。)
――燿(ヨウ)!
(橙の"蝶"と触れ、交代。気力や生命力を消費して、撃ちだす弾丸は、風。)
――旋風衝(センプウショウ)!!
(吹き荒れる風の嵐。飲み込まれれば、鎌鼬があなたに襲いかかるだろう!)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
くっ!!
(風の嵐に飲み込まれ、鎌鼬で肌が傷ついていく)
(どうにか着地するが、息が荒くなる)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――これは、どうですかっ!!
(銃をしまうと、どこからともなく自身の身長よりも大きい大剣を出現させ、斬り掛かっていく)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
……っ、なんとか、おあいこ、かな。
(雪より、燿による消耗は激しい。どちらにしても、あまり長引かせるわけにはいかない、けど)
大きいね……! でも、近づくなら。
(『音』でおよその斬撃位置を推測しつつ、紙一重で一撃は躱して)
――焔流閃(ホムラルセン)……! っく。
(火炎が、あなたを包み込まんとする。ただ、気力が足りないのか、ボールほどの大きな火球が撃ちだされるだろう)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――――っ!?!?
(火球が腹部へと直撃し、爆発によって全身が燃えながら、地面を転がっていく)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
(そして、その衝撃によって宙を舞った大剣が、地面に突き刺さった)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(地面を転がっていく様子に、思わず俯いて)
……、ごめんね。――っ、こほ、こほ。
(燿の憑依を解除する。大分、消耗したかな。そう自分の状態を考えながら……それでも、あなたのことを覚えておこうと)
(そっと、近寄るだろう)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――やれやれ、仕方ありませんね
(その時、倒れ込んでいるクルミの胸部上に、正方形のパズルのような物体が現れる)
https://tw7.t-walker.jp/garage/item/show?item_id=17143
クルミ・スターズ 2024年5月26日
(そして、その物体が激しい光を放つと、心臓の鼓動のような波動が、周囲に響き渡る――!!)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
え、何かあっ……!!
("蝶"達の警告に、歩みを止めた、次の瞬間。)
――っ、生き返るような、『音』……!?
(何か、正方形の物体が現れて、鼓動が鳴り響く。数歩ほど、後ずさって……再度、雪を憑依し臨戦態勢に移る。)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――では、第2ラウンドと、いきましょうか
(その小柄な体躯には収まりきらぬ豊満な身体と、妖艶に着崩した着物風の衣装、そして左目を金色に輝かせたクルミがその髪をなびかせると、髪の先端が鋭利な刃となって伸び、少女へ襲いかかる――!!)
https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=185588
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(雰囲気だけじゃない。『音』もさっきと違う……!)
あまり、長引かせたくはないけど、ね……!
(毛先が風を切る『音』、つまり、刃物になっているのだが)
数が、多い……!
(元々、少女は人間。施設で育った時に得た能力や霊体の力を借りることで、その力を発揮することが出来ることが出来る)
(何回か弾いて、避けてと繰り返すも、刃の数に負けて、あちこち傷を作り)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
はぁぁっ――!!
(再度、衝撃波をあなたに放つだろう。一撃になる代わりに、威力が上がっているようだ)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
ちなみにご存知だったらでよいので、お聞きしますが……『箱庭』の『星乃・くるみ』は、どのような人物ですか?
(斬撃を意にも介さないように少女に向かって歩きだすと、そのまま衝撃波がクルミへと迫り――)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
(――そのまま、すり抜ける)
(イグジストハッキングを応用し、『自分がそこに居ない』と一瞬だけ歪めたことで、攻撃を回避したのだ)
(そして、伸びた髪だけでなくサキュバスの尾も鞭のようにしなり、少女へと襲いかかっていく!!)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=8945
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(衝撃波は、確かに届く直前まで『音』がしていた。けれども、刹那の内に歪む『音』がした。明らかに、すり抜けた『音』がしたんだ)
(多分、これは目の前の彼女の力なんだろう。一瞬だけ、いないような空白が生まれていたから)
箱庭の、その子は会ったことないけど……
(髪に、尾も同時に迫る。雪じゃ、対応は難しい。燿を憑依して、風の弾丸を地に穿つ。)
(風を巻き起こし、自分を宙に上げる。ただ、直前にあなたの髪が被弾して、頬も足も切り裂いていくけど)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
でも、眩く輝いていて、聞いていると胸が弾むような、そんな『音』がしていたよ。
(地烈陣(チレツジン)。空間を破壊できないために、大地を揺らすに留めた一撃を放つ。揺れが終わるころに、少女は着地してくるだろう)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
なるほどなるほど、ではもう一つ質問を
『監査』さんは私達のことを『本史』と呼んでいましたが、『箱庭』のあなた達が『本史』の該当者に接触すると、何が起きるのですか?
「皆に生きてほしい」とあなた自身がおっしゃったのです、何かあるのでしょう?
(大地を揺らすような一撃は、クルミの前に現れた『幻影』が受け止め、『幻影』が消滅することによって防がれる)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=32100
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
……そう、だね。
(防がれた大地の一撃、幻影が受け止める『音』と、消滅していく『音』がしたあたりで、着地して)
箱庭の皆は、私達バックアップは、そのままでは生きられない。
だから……私達は、対応するあなた達を乗っ取ることで、存在を得て、向こうで生きられる、だったかな。
(どんな風に乗っ取る、とまでは分からないけど、ね。と苦笑して)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
なるほど、なるほど、では、あなたに言っても仕方ないことなのですが……
『私(クルミ・スターズ)』の存在を乗っ取った所で、そちらの『星乃・くるみ』が生きるのは難しいと思いますよ?
クルミ・スターズ 2024年5月26日
なぜなら、刻逆に巻き込まれた、本来の歴史――現在、最終人類史と呼ばれるこの『歴史』に元々存在した、『星乃・來未』は、『私』とは別に既に新宿島に『帰還』しているのですから
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
……え? それって、どういう……?
(どうして、生きるのは難しいと言い切れるのだろう? 疑問が頭をよぎって)
(理由を、静かに聞く)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(……多分、私は悲し気な表情をしていたんだと思う。)
帰還、って。その二人が、同一人物だと、どうして言えるの……?
くるみって人は、あなたのバックアップだって聞いた、のだけど。違った、の?
(接点はない、でも、それでも聞きたいと思ったから。今だけは武器を構えずに話を聞く姿勢だ)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
いえ?そちらの『箱庭』というシステムがどういう仕組みなのかまではわかりませんが、『バックアップ』という意味では正しいと思いますよ?
私のこの身体は、『クロノヴェーダによって歪められた歴史で生きた、星乃・來未』であることに違いはありません……ただ、その身体を動かす人格が、この新宿島に流れ着いた時に新しく生まれた、『私(クルミ・スターズ)』というだけで
そういう意味では、『バックアップ』であるあなた達と比較すると――私は、『劣化品(デッドコピー)』というべきものかもしれません
クルミ・スターズ 2024年5月26日
ですが、皮肉なことに、『劣化品(デッドコピー)』である私だからこそ
本来の『星乃・來未』でもなく、クロノヴェーダであるアークデーモン『ステラーゼ』でもない、ディアボロスの『私(クルミ・スターズ)』として変質してしまったからこそ
我々が東京23区を奪還していく中で、「『星乃・來未』は、『クルミ・スターズ』の関係者ではあるが、『同一人物』ではない」――そう『世界』が認識したのかもしれませんね?
ともかく、出力された結果として、本来2024年に居るべきだった『星乃・來未』は、無事『帰還』できた、という訳です
クルミ・スターズ 2024年5月26日
なんなら、私はその『星乃・來未』とも会いましたからね
今では新宿島のネットワークシステムを使った、ゲームキャラのような配信者として、活動されていますしね?
だから、そちらの『星乃・くるみ』がもし私を上書きできたとして――結局、彼女は『バックアップ』でしかないのですよ
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(話を、全て理解出来ていないかもしれないけど)
何となく、あなたの言いたいことは分かる、と思う。
箱庭の人達は、色んな人達がいるから……
どんな経緯で箱庭に来たとか、色々ありそう、だったから……
(単純じゃないことも、分かる)
(けど、それでも。)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
私は、くるみが向こうでも生きられる可能性を、信じたいんだ!!
(蝶の傷跡に触れる。パチ、と軽い電気のようなものを走らせて)
(コレを使えば、多分……ううん、まだ、きっと。)
──コード、アイン。リミット……アンロック!!
(身体能力を格段に上げて、至近距離まで急接近し、)
(風の弾丸を一撃。あなたを吹き飛ばすように!)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
まぁ、そう想う気持ちまでは否定しませんよ
ですが、同時に――
(クルミの前面に星を刻んだ魔法陣が出現し、光が収束し始める)
クルミ・スターズ 2024年5月26日
――私もまた、生きていたいんです
(至近距離に接近し、風の弾丸を放つ少女に向けて、その光を解き放った)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=41806
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(至近距離まで接敵するのは、リスクはある。それは、知っている)
……うん、分かってるよ。
(収束する砲撃なのは、『音』で気付いていた。気付かなければ普通、回避するまで時間がかかるけれども)
っ!!!!
(完全回避と言わずとも、身体能力が上がった身体で、ある程度は避けられた。肩から足元まで、身体の半分を負傷してしまった)
紫雲・朱夏羽 2024年5月26日
【檪・朱希】
(しかし、収束砲を打ち終わったタイミングならば、と、痛みに構わず動き出して)
っぐ、はぁっ!!!
(回し蹴りで、あなたに、少しでも一撃を与えようとするだろう)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月27日
(あえて、その一撃は避けなかった)
(そして、その衝撃を逆に利用する形で大きく吹き飛び、生い茂る木々の中へと突っ込んでいく)
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2024年5月27日
【檪・朱希】
……っ、く、はぁ、はぁ……
(無茶を、しすぎた。肩で息を整える。)
(飛ばしたあなたの行方も、木々の中だ。行こうと思えばいける。でも、体力がなく、行くことは出来なかった)
(無効票)
クルミ・スターズ 2024年5月27日
――では、ごきげんよう
できれば、お互いに二度と会わないことを、願いたいものですね
(念の為にとサキュバスミストを発動しておきながら、クルミはその場から姿を消した)
https://tw7.t-walker.jp/garage/gravity/show?gravity_id=8943
(☆演出終了)
紫雲・朱夏羽 2024年5月27日
【檪・朱希】
(……行って、しまった。身体能力の上昇も、燿の憑依も全て解いてから)
(少し離れた所から漂ってくる桃色の風。手で仰いで、吸い込まないようにしていたけれども)
っ、こほっけほっ!
……あ。
(疲労も重なってか、その場で眠りについてしまうのだった)
(☆演出終了)
紫雲・朱夏羽 2024年5月27日
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