【個】布の波をかき分けて
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
此処は学園傍の商店街。
侮るなかれ、美味しいカフェとかお洒落なお洋服屋さんとかがあるのだ。
今日は乙女二人、洋服を見にお出掛け。
さて、気に入った服は見つかるでしょうか。
*Location
商店街にある洋服屋
色々あるよ
*Talk
#春叶・マユ
#虚ヶ谷・ワチカ
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
そういえばマユ先輩って、
(商店街への道すがら。隣を歩く儚げなこのひとに、わっちは何気なく聞いたのだった)
やっぱりスカート派? ふわふわでひらひらなの好き?
(無効票)
春叶・マユ 2024年4月27日
はい、スカートの方が履きなれてますし、可愛いかなって。
(今日着ているのもふわりとした春模様のワンピースです。)
春叶・マユ 2024年4月27日
それに……スカート以外だと背の高さとか目立っちゃうかなってずっと思ってたのもあるかも……
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
わかる。わかる。
(わっちは二度頷くのである)
マユ先輩ってパンツとかのイメージよりスカートのイメージ強くて……イメージ通りで良かったあ。可愛いよね、今日のスカートの模様も春っぽいし!
(そういうわっちも今日はスカートなのである。といっても、単純に試着しやすいように服を選んできたんだけど)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
あー……どうなンだろ?
足のラインが判るから、確かに背の高さが目立つ……のかな。
(わからん、と言葉に滲ませながら言う。確かに隣の人は少し背が高いけど、)
でもパンツ姿のマユ先輩も見てみたいなー。絶対スタイルいいっしょ!
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春叶・マユ 2024年4月27日
実際はどうなのかは分からないけど、気分的に……。
前はそういうの結構コンプレックスだったから……今はそんなでもないですけど。
(ちょっと声が小さくなる)
え、ど、どうでしょう……!
あんまり試したことはないですけど……
春叶・マユ 2024年4月27日
でも、これからはちょっと色々挑戦してみようかなって思ってたとこですから……良さそうなのがあれば、パンツも試したいですね。
(ちょっと恥ずかし気に、でもどこかうきうきして)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
気分的に、なるほど。
――……ほほう?
(乙女は目ざとい。ぴくり、と小さな声を拾い)
何かあったンですか? コンプレックスを覆してくれるような~、何か?
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
――そっか!
じゃあ色々挑戦しちゃおう!わっちもね、実はあんまりパンツスタイルは試した事なくて。
(話をしていると道程はあっという間。洋服屋に着きました。もうなんか入り口からしてぎっちりと並んでいる服)
(けれど見てみれば、大体が爽やかな春物である事が判るだろう。其の辺りはきっちりしているようだ)
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春叶・マユ 2024年4月27日
えっと……はい。
この学園に来てからは色んな人が綺麗とか、スタイルが良いって言ってくれて……それで背が高くても良いんだって、前よりも思えるようになったんです。
(はにかみながら答えて)
春叶・マユ 2024年4月27日
そうなんですね!
ワチカさんもスタイル良いからパンツスタイルすっごく似合うと思います!ぜひ一緒に試しましょう!
(人に服を着せる話になると目がきらっと光ります)
(そうしてたどり着いたお洋服屋さんを目の前にして)
わぁ、ここがワチカさんの言ってたお店ですね!
可愛い服いっぱい……!
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
(思った百倍純粋な理由だった~~~~~!!!!)
(わっちは恋バナを欲している自分を自覚して死にそうになった)
(が、なんとか笑顔を保ち)
そ、そっかあ!
わっちもマユ先輩はスタイルよくて綺麗だと思うよ! …でも、なンか……春だからかなあ…ふっと消えちゃいそうなイメージもあるってゆうか…
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
そうなンです!
えー、そうかなあ? わっちは背低いから、合う奴があるかどうか……
(これだけ服があったらありそうではあるけれども、首を傾げる)
ね、ね、可愛い服いっぱいでしょ!
ちゃんと季節に合わせてあるンだよ! あ! このワンピース可愛……
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
(あ)
……えへへ。油断するとスカート見ちゃうね。
(照れたように笑い)
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春叶・マユ 2024年4月27日
あ、ありがとうございます……!
ワチカさんにもその、たくさん褒めてもらったから……はい。
き、消えたりはしないですよ……!?
春叶・マユ 2024年4月27日
こういうのは身長よりもバランスだと思いますから、その点ならばっちりかと……!(ぐっ)
(か、可愛い……!)
(照れるワチカさんは年上でもすっごく可愛らしく見えます)
……いいんじゃないでしょうか。
お洋服を見に来たんだから、スカートだって見ていかないと。
私もついつい見ちゃいますし。
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
ほんとに? 例えばこの洋服屋さんで、スカートの影にふっと消えちゃったりしない?
(不安そうに見上げる。まさに名は体を表すというか、彼女は本当に儚く、一輪の花のように消えてしまいそうだから)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
…、
(照れて火照った頬のまま、少しばかり思案した後、少しはにかむ)
そ、そうかなあ……じゃあ、パンツも見てみようかな。
でもこのワンピース、マユ先輩にも似合いそうだよ。
(かちゃり、とハンガーにかかったワンピースを取ると、相手に向かって翳してみせる。夏を先取り、マリン風の白いワンピースだ。)
うン、絶対似合う!
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春叶・マユ 2024年4月27日
そんな突然消えないですよ……!?
ど、どうしたんですか……?
もしかして何か、そういうトラウマでも……
(この新宿島にいる人ならば誰が「そう」でもおかしくはないけれど……)
春叶・マユ 2024年4月27日
はいっ、パンツもぜひぜひ!(やった!と内心喜んで)
どれですか?……わ、可愛いっ。
このくらいの白ワンピース、憧れはあったけどまだ着たことないんですよね。
(ちょっと指でつまんで、身体に当ててみます)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
あ、ち、違うの!ちがくて、と、トラウマとかじゃなくて、えっと……
(慌てて手を振る。ふわふわと軽い素材のワンピースが揺れて)
……ほら、よく本にあるじゃん、桜吹雪の中に消えそう、とかそうゆう表現……マユ先輩ってまさにそうゆう感じだよな~~って思って…
(改めて言うと、なんだかポエマーみたいで恥ずかしい。視線をあらぬ方向へ逸らし)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
可愛いよね!初夏って感じする~。
もう春も過ぎちゃうンだねえ。
(視線を戻し、そっとワンピースをマユ先輩に当ててみる)
――予想の百倍似合うのでは?
(わっちは思わず言うのである)
裾もー……膝上くらいだし。うン、良いね!
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春叶・マユ 2024年4月27日
あ、そ、そういうことでしたか……!
(勝手に重く捉えてしまって恥ずかしくなってしまいます)
私、そんな感じなんでしょうか……自分ではあまり分からないですけど……
天使だから、かな……?
春叶・マユ 2024年4月27日
早いですよね、桜の季節が過ぎちゃうの。
えへへ……そ、そうですか……?
それなら、このワンピースはキープしちゃおうかなぁ。
(嬉しさに頬をゆるめて、すっかりその気に)
……あ、私だけじゃなくてワチカさんのも探さないと……!
えとえと……あ、これなんかどうでしょうか!
(数ある服の中からもそもそと取り出したのはシュッとしたスキニーパンツ。)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
そ、そういう事です……最近読んだ小説とかに感化されたのかなー。
(お恥ずかしい、と互いに恥じらってしまうの図)
わっちから見たらね、そう見えるかな。
髪とか目の色が淡いせいかも…? 天使なのも、うん、あると思う。
(こくりと頷いて)
……。
(暫し考え)
わっちの知り合いの天使の人、なんか消えそうな人多いな…
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
早いよねえ。
気付いたら咲いてて、あっという間に散っちゃう……なンか寂しいよね、桜って。
――えへへ! じゃあキープしちゃおう、キープ! はいカゴ!
(そこらのスーパーにありそうなカゴがあったので、この中にお入れ、と手渡そうと)
わ、これスキニー? おおー……わっちの脚入るかなあ。
(といいつつも満更ではなく、そっと己の腰に当ててみて、)
……似合う?
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春叶・マユ 2024年4月27日
私もそういうのよくあるから、感覚は分かります。
あぁ、色が淡めとはよく言われますね……それかぁ……
(何となく納得して)
そ、そんなに消えそうな人多いんですか……!?
春叶・マユ 2024年4月27日
そうですね……でもまた来年必ず咲くって思えば、寂しいだけじゃないかも、です。
あ、はいっ!ありがとうございます!
(カゴの中にワンピースをイン)
スタイル良いから入りますよ、きっと。
(わくわくしながらそれを眺めて)
わぁ、やっぱり似合います!!
なんだろう、雰囲気っていうのかな……着こなしそう!って感じがすごくします!
(ぱむっと手を合わせてはしゃぎ)
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
あ、マユ先輩も小説とか読んだりするの?
どんな奴? ライトノベル?
(よかった、わっちだけじゃなかった。安堵と共に)
其れかも。実際桜吹雪の中に居たら、マユ先輩の事見失っちゃいそう……(眉を下げ、)
なんか…うん…消えそうだなぁ…
(あの子とかあの子とか…思い浮かべながら)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
――そうだね。
(笑みを浮かべ、)
来年、必ず春に咲く。其れって凄い安心感だよね、当たり前のように見えるけど。
そうかなー!あとで試着してみる!
…ほ、ほんと? 似合ってる? 嬉しい…! バイトの時とかにこれ履いたら、できる女~って感じがするかな?
(言いながらカゴをもう一つ取り、スキニーパンツをそっとキープ)
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春叶・マユ 2024年4月27日
えと、ライトノベルもそれなりにですけど……私の場合は大体漫画で……
……わ。
見失いそうって初めて言われました……ずっと目立つっていわれてばかりだったから……(新鮮な驚き)
だ、だいじょぶですよ……!皆消えたりしないですよ……!(きっと)
春叶・マユ 2024年4月27日
はい、すごいことですよ……!
皆、毎年桜を楽しみに待っているんですから。
(こくこく、と頷き)
はい!ぜひ試着して見せてくださいっ!(わくわく)
そうですね、カッコいい感じになりますし、逆に可愛いのを合わせてもお洒落な感じがしそうです!
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
おお、漫画読むんだ!? わっちも読むよ、少年漫画が多いけど!
(知らないマユ先輩の一面を知れてわくわくのわっちである)
え、初めて!?
まあ……うーん、確かにその…身長は目立つかもしれないけど…普通の人の中にいたら目立つかもしれないけど、わっちは見失いそうだって思ったなあ。
……。そ、そうだよね!誰も消えたりしないよね!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
そうだね!
毎年アンニュイになってたら心がもたないよね、また来年咲いてねって気持ちの方が良いか。
(ちょっと瞳に悪戯っぽい光が灯り、)
じゃあマユ先輩も其のワンピース、試着して見せてくれる? みたいなぁ~、わっち、一番に其れを着たマユ先輩を見たーい!
――おお…!そうだね、シャツを合わせたらかっこよくなるし……可愛いトップスって何かあったかなー。どうせだから一枚か二枚買っておこうかなぁ。
(言いながら、たっぷりの服の山の中に入る少女。背が低いから、其の姿はあっという間に見えなくなり)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
―――。
(しん、と静かになった)
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春叶・マユ 2024年4月27日
あ……はい!いいですよね、少年漫画も!
(実は自分も結構少年漫画も読む方なのでそっちの話ができて嬉しいのです)
ふふ、初めてですよほんとに。
一度くらいは見失われるのも良いかなあ……
……。はい、これ以上はきっと、誰も消えたりなんかしませんよ。
春叶・マユ 2024年4月27日
はい、もちろんアンニュイな気分になるのもそれはそれでいい所もあると思いますけど。
(それこそ小説や漫画での、春の儚い雰囲気というのは好きなのです)
あ、も、もちろん私も試着しますよ!(こくこく)
合わせる服も色々ありますもんね、色々試してみましょう。
(そう言って自分もいくつか物色して)
あ、これなんか合いそうですよワチカさ――
春叶・マユ 2024年4月27日
ワチカさん……?
(返事がありません)(代わりに妙な静けさが漂って)
あ、あの……
(先ほどのワチカさんの言葉が脳裏に浮かんで、なんだか不安な気持ちになってきました)
ま、まさかホントに……消えちゃったなんて、ことは……
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
(しん、と静まり返っている)
(時折風に布がそよぐ音さえ聞こえてきそうな)
(そんな中、布が動いた。ハンガーに吊られた柔らかいロングスカートがむずむずしている)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
ぶはっ!!
(布を文字通り掻き分けて現れたのは、色だけはよく目立つ少女)
あー、洋服の種類が多いのは良いンだけど、多すぎるンだよな此処!
ごめンね、ちょっと集中して選んでたら置いて行っちゃって……
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
……。どうかした?
(なんだか様子のおかしいマユ先輩を見て、首を傾げる。消える消えないって話題を振ったのは自分なのにね)
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春叶・マユ 2024年4月27日
あ……!
(動く布から出てきたワチカさんを見つけて、わずかに抱いていた不安がふわっとほどけて)
わ、ワチカさぁん……!
(たたた、と早歩きで駆け寄りぎゅっと抱こうと)
さ、探しましたよ……どこか行っちゃったんじゃないかと……!
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虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月27日
??? マユせんぱ、わぷっ
(胸元に飛び込むように抱き締められて、瞳をぱちくりさせた)
……あ。
(そうして彼女の言葉で、自分がまさかの“消える側”になりかけた事に気付いた。慌てて顔を上げて、)
ご、ごめんね! ちょっと可愛いキャミソールがあって、値段見てて……
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月28日
さっきまでの話してたら心配になるよね、ごめんね。
大丈夫だよ、わっちは今ここにいるよ。マユ先輩の前にいるし、…今日はもう、マユ先輩から離れないよ。一緒にいて、消えないよ。
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春叶・マユ 2024年4月28日
(自分でそんな風に消えない、なんて言っておきながらこんなに簡単に不安になるなんて……と思い恥ずかしい気持ちもありつつ)
(それでも……心のどこかでは)
……はい。
いなくならないでくださいね……絶対。
私も今日はワチカさんの事、離さないですから……
(ぎゅう。大袈裟かもしれませんが、今ここにいることを確かめる様に抱きしめて)
春叶・マユ 2024年4月28日
(安心して、ワチカさんを解放して)
……すみません、子供みたいで。
ワチカさんが見つけたキャミソール、私にも見せてください。
(そうしてまた、いつものように笑って)
(🌸発言終了☠)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月28日
えへへ。
(一方でマユ先輩の心をぶん回した少女は、抱き締められる事が好きなのか嬉しそうにしている)
マユ先輩、良い香りがするね。
……うン。
絶対絶対に、いなくならない。
此処に居るよ。マユ先輩が呼んだら、直ぐに返事するね。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月28日
子どもみたい、じゃなくて子どもでしょ、わっちたち。
不安になる事もあるある。てゆか、わっちが原因だし……
(話を振ったから… 気まずそうにそう言うと)
――うン!
あのね、わっちでも入りそうなのがあったンだよ! 試着室も傍にあるし、マユ先輩も見てみようよ!夏はさー、キャミいっぱい使うじゃんー!
(身を離して、けれどそっと君の手を引こうと手を伸ばし)
(🌸発言終了☠)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月28日
(少女は二人、洋服はためく海へ潜る。決して離さないと互いに想いながら、――そんな、儚い春の終わり)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月28日
【おしまい】