【個】ステップをおしえて
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
其れはプロムの熱狂も落ち着いた春の日の事。
校庭でジャージを着て、一生懸命準備運動をしている女の子の姿がありました。
なんでも「動きを教わりたい」とか。
*Location
春のとある日
校庭にて
*Talk
ロキシア・グロスビーク
虚ヶ谷・ワチカ
1
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
戦場にもよく行ってるもンね、ロキシアちゃん。
報告書でたまに見かけるよ。
(すごいね、と頷いて……頭を撫でようとしたけど、太ももがまだ痛かったのでやめておいた)
でも……いつも其のヒールで飛んだり跳ねたりしてるの?
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
強く生きるのよ。野に咲く薔薇のように……!
(指差す遠くに茂る花壇は野でもないし薔薇が咲いてるわけではない)
(ノリ!)
元より学園は個々人のらしさの追求を由とする。
どうかワチカさんの赴くままに。僕もその意思を由としたのですから。
(穏やかな表情に首肯を伴わせ)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ども。ご飯時の暇潰しかお茶請けになれば幸いです。
(頭を撫でやすいよう傾けようとして、苦笑をひとつ)
ああ、これ。(一度視線を足元へ遣り)
去年納品されたときは面食らったけど。すぐ慣れちゃった。
歩幅を広く、より早く死を齎せるようにだっけな。
仕立て屋さんが早口で解説してくれたの。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
野に咲く薔薇のように……!! わ、わっち、咲き誇ってみせます!!
(別に夕日が沈んでいる訳でもないし、其処に向かって走る訳でもないのだ)
ん-、でもずっと研究ばっかりじゃ強くなれないのも判ってるンだ。
だから、今日はせめて戦場で邪魔にならないような立ち回りを覚えたくて……!宜しくお願いしますっ、先生!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
暇つぶしだなンて!すっごい事だよ、いっぱいすごいよ!
わっちなンてあんまり前線に出てないし……うーんよしよし!よしよし~!偉いね!
(折角相手が頭を傾けてくれたんだ、撫でない方が無礼だろう。いっぱいよしよししてあげて)
うン。すっごい高さとデザインのヒールだよね……
(少しだけ離れて、まじまじとヒールを見詰める。)
歩幅を……ほほう。仕立て屋さんすっごいね…なんてゆうか、ロキシアちゃんなら着こなせるっていう信頼を感じる。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
その意気よ。(うんうん)
はいな。こちらこそ、謙虚で向上心に溢れた方。よろしくです。
(ニッ)(快活な笑みを浮かべて)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
わあわあ。ワチカさん~~!えへへ、ありがとーございます……。
(口元が緩む)(無邪気な笑みで受け入れて)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
(騎士甲冑のサバトンに茨とヒールの豪奢な組み合わせめいた靴)
(それを、ひょいと片足立ちでヒールがよく見えるように)
まさに、オーダーメイド。
……ふふ。
(腕の振りに合わせて袖のリボンをたなびかせ)
発注(リクエスト)するついでに一緒に持ってる槍の話をしたらね。
ものすごく気に入ってもらっちゃって。
きっと、仕立て屋さんの理解度と腕前あってこそだよ。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
けんきょでこうじょうしんに?
(自分の事だと理解出来ない顔)
???
う、うん!宜しくお願いします!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
これからいっぱい教えて貰いたいから、先払いでナデナデするンだ。
えへへ。ロキシアせんせー、だね!
(とっても強いけれど、でも、この子もやっぱり年相応なところがあるんだ。そう思うと湧いてくるやる気)
…わっちも頑張らなきゃ。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
わ! えっ、片足!? 転ばない? 大丈夫?
(あわあわと両手をばたばたさせて)
槍? ロキシアちゃんって、…ああ。そういえば槍使いだったっけ。
思い入れのある武器を気に入って貰えるの、嬉しいよね!
武器じゃないけど、わっちも思い入れのあるモチーフはあるからさ、ちょっとだけ、気持ちが判る。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
(ふ)(わかりの無いおかおに思わず小さく吹き出して)
さて。立ち回りに関して、経験則ですが。
動く必要が無い時は動かないもんです。意外にね。
それを踏まえて僕の場合は……攻撃を当てるか、
連携のために動くってことが多い。ですかね。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
あらあら。前払いとは期待されちゃいましたねっ。
はーい。せんせいサービスしますっ。
(明るい調子の声は努めて楽しげに)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ヨユーヨユー。(どや)
(天狗めいた絵面の体幹がぶれない立ち姿は)
(ディアボロスの学習能力だけでなく長く履いた故だろう)
そ。(うん)武装のひとつだけども。
なんですよー。仕立て屋さんのお話聞いてたら嬉しくなっちゃって。
自分の武装への想いが。作り手さんと渾然一体になって出来ている。
誇らしいし、動くにしてもやる気も出てくるってもので。
(満足気に息を吐く)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
動く必要がないときは動かない…動くのは、――攻撃を当てるか、連携の為……じゃ、じゃあ、敵に狙われちゃった時はどうするの?
(ロキシアちゃんが挙げなかった選択肢を指差すように、こてりと首を傾げた。だって戦闘だ、敵に狙われる事もあるだろう)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
えへへ。これからも色んな事教えてもらいたいなって、欲望です。
わーい!ありがとうございます、せんせー!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
わー、凄いね……ハイヒールとかって慣れたら簡単っていうけど、慣れるまでが大変だよねえ。
そっか。(うんうん、と嬉しそうに聞きながら頷いて)
じゃあ仕立て屋さんの為にも、ロキシアちゃんは其の服を着て戦うンだね。戦闘服だ。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
あるよね。そういう時も勿論。
(良い指摘です。と頷いて)
僕の場合は……相手が集団(トループス)なら。
捌きながら仲間が狙ってくるやつを攻撃しやすいよう誘導するかな。
(なにやら演舞めいて両の手でそれぞれ円を描く)
そん時くらいで。隊長(アヴァタール)以上は相手の攻撃に対して、
負傷が酷くならないよう、追撃されないように攻撃に合わせて対処してる。
技量がきちんとある相手は下手に動き回るより受けるのが前提なんだね。
相手の力量をおおよそで測って変えてるわけ。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
欲望は原動力。ワチカさんとの一時もお陰様ですからね。
ふふふ。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ほんとにね。普段のゴスロリだとヒールじゃないし。
これもオシャレってことで、頑張ったなあ。
(しみじみ)(グラウンドで、戦場で。いっぱい履いて、動いて)
えへへ。これからもね!(はにかみ、応えて)
ワチカさんも着たいと思ったものいっぱい着ましょう!
僕にお気に入りの服、色々見せてくださいね。
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
わっちはどちらかというと後衛だから…狙う事より狙われる事のほうが多いかな、って思って。
(褒められたので照れながら)
えっ、めっちゃ玄人な答えが返ってきた。
ええと……仲間に「こいつ倒してー!」って、誘導するってこと?
(小さな、けれど強い二つの手が描く円を見詰める)
負傷が酷くならないように……そうだね。怪我はしないのが一番だもンね。
ふむふむ、成る程。下手に動き回って再起不能になりかねない傷を貰うより、敢えて受けて軽く済ませた方が損害は小さくなると。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
わっち、やりたい事とか言いたい事はあンまり我慢しないようにしてる……ってゆうか、出来ないンだよね! あはは。
訊きたい!って思ったら聞いちゃうし。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
ゴスロリだと……ヒールより厚底な感じ?
あンまりあのあたりの洋服は着ないから判ンないや。興味はあるンだけどね。
着たいもの……着たいものかあ~!改めてそう言われるとなンか悩んじゃうかも!
あっ、でもでも、戦闘服は欲しいよね。わっちは得物とよべる得物はまだないんだけど、着るだけで気合が入る服は欲しいってゆうか!
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
後衛。なるほど。(言わんとすることは分かる)
(ロキシアは冒険者という身上であった故、馴染み深い表現だ)
敵の待ち構える中に挑むならそういう事もあるだろうね。
(ウンウン)
よりかは……突出、単独行動が狙われる元になるかなあと。
パラドクスは超常の実現。
慣れないディアボロスは己を表現することに気が向きがちですから。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
はいな。鉄床戦術。
自分を囮と動いて、叩かせる。
(片方の指をゆっくり降ろしてゆき)
(もう片方の指はその道筋を刺すように)
僕らの戦いは攻撃と反撃の瞬間こそ常識を逸脱しますが。
パラドクスを使うまではそう非常識ではありません。
だから好機を運ばせる。そうすれば敵が減り、傷付く機会も減る。
いい事ずくめ。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ふっふふ。何度も重傷を負った経験で学んだことです。
そんなにばちぼこ長く殴り合うこたないですからね。
味方に任せられる時は、任せましょ。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
僕も我慢しないよう。自分の意見を出すようにしました。
自分を尊重してこそ、他人に気が向けられるようになる。
……気がして。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
そですね。ちょい厚。
僕は一般的なヒールのは履く機会が少ないんで。
ま、それもこれから増やすことでしょう。
いいですよお~~戦闘服。
イマドキって感じの意匠あるとカッコいい~~って言われるんだから!
(ちゃり)(指先を自分の胸へ)
(胸に掛かるベルトより下がるプレートにはディアボロスの識別番号)
(華やかさとテックの融合の証だ)
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
うン。わっちは毒と薬とワールドハックを使うから。
どれを取っても前衛向きじゃないって事は、判ってて。
其れで、わっちが敵だったら……そういう奴を狙うかなーって、思ったの。
(指を胸元でくるくる回して、考えながら喋る)
単独行動! ひええ、わっち怖くて出来ないよ!
……己を表現? ん-、自分のパラドクスを見ろ!ってこと?
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
かなとこ。あー……えっと…アレだね。一人が囮、一人が攻撃役。
(昔ちょっとだけ戦術をかじった時に見た覚えがある、と)
成る程……確かに其れは、集団相手ならすごく効果がありそう。
好機を運ばせる…
――ってロキシアちゃん!重傷は駄目だよ、危ないでしょ!
確かに任せられるところは任せて、自分の得意なところでみんなを助けるのは…えらいけど!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
うん! 偉いぞ~!
わっちも良く言われる。自分を大事に出来ない人は、他人を大切に出来ない。其れはきっと、意見を言ったりする事も、何でも同じ……だと、思う。えへへ。
(偉そうに言っちゃった、と笑い)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月12日
おお、これからいっぱいヒールを履くロキシアちゃんが見られるという訳かー。ぐきってならないようにね!
イマドキって感じの意匠?
(首を傾げ、そうして金属音のもとへと視線を注ぐ。)
わー…! ドッグタグみたいなやつ! えっ、えー! 其れかっこいい~!
(めちゃめちゃイマドキのオンナノコらしいはしゃぎ方をする)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ええ。いくらかワチカさんの活躍は拝見してます。
(小さく頷く)
相手もやるものです。……練度の低い集団なら兎も角。
後衛たるワチカさんを攻撃するということは。
つまり前衛を無視するということ。なかなかできるもんじゃありません。
つーか僕が居るならやらせない。
臆病でいいんですよ。僕もそうですから。
ええ。己の能力でやりたいこと。気持ち。パラドクスで敵をどうしたいか。
つい作戦より気が向いてしまうことは、誰しもあると思います。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ふふ。(毛色の違う笑みだ)(目を細めて)
心配して頂けること、嬉しいですよ。
……とはいえ。だからこそ。
(くるり。独楽のように背を向けて)
生徒会でも、番長でもない。
特別な生まれでも、能力もない子どもが。最前線で戦う。
(一歩一歩、芝居がかった様子で歩いて)
馬鹿なことでしょう。何の意味もないと言われるかもしれません。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
ですが。
(ワチカに再び向き合う)
一種の誇りです。積み上げた僕の強さと。
それだけの強者との衝突で生まれた証。
お馬鹿さんの言う事でしょうけどね。ふふふ。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月12日
うん。その辺り、よく考えます。
交流を上手くやれるようにね。
これでぐきってなることがあれば……考えたくないなあ。
(乾いた笑い声を漏らし)
ふふうカッコいいでしょ。流行り流行り。
ワチカさんのこーいうのもみたいな!
(無効票)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
――違うよ、ロキシアちゃん。
其れは違う。
「生徒会でも番長でもない、特別な生まれでもない、能力もない子どもが最前線で戦うのが“間違ってる”」なンて、其れこそ間違ってる。
(強い瞳だった。強くキミを信じている瞳だった)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
生徒会の人は、7人しかいない。
番長さんだって、7人しかいない。
14人に全部背負わせるなんて其れこそ間違ってるし、生まれや能力でやりたいことを否定されるなンてそンな事、あっちゃならない。
わっちたちは、強くなりたいと思ったら“強くなっても良い”ンだ。そうでしょ、ロキシアちゃん。
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
だからロキシアちゃんにだって、誇りがあるンでしょ。
沢山の強敵とぶつかって、傷付いて、其れでも――強くなりたい、取り戻したいって願ってる。わっちだって、そうしたい。
だからこうやってロキシアちゃんにせんせーをお願いしたンだよ。
――だから、
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
(張りつめた空気をほぐすように、ふ、と笑みをこぼした)
自分をお馬鹿さんだなンて言わないで。
わっちは勝手に心配する。ロキシアちゃんは自分の誇りのままに、戦うと良いンだ。
だから、怪我したら保健室おいで! 治療するからね!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
ロキシアちゃんはとっても強いけど、だからかな、口下手なのかもね。
(くすくす、と笑う。)
わっちのそういうのかあ~。考えとく! まずはー、体もお顔もほぐれたのでそろそろこう……基礎の運動とかしたいンですがどうでしょ、せんせー!
(👣発言終了👣)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月13日
――。
(黙って耳を傾け)
…………。(またちょっと考えすぎたな、なんて)
(言葉を探して、息を吸って)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月13日
そうなんです。そうなんですけどね。
(柵、柵、柵。何処にあるというのか)
………………。
(また他人を理由にするのか)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月13日
(それこそ。自分を尊重しなければ、という話だろうに)
…………。
(鼻で息を吐いて)
ロキシア・グロスビーク 2024年4月13日
ええ。僕は好きでやってるんです。
…………。ですから。
誰にも邪魔はさせない。
影すら踏ませない。突っ走る。
都度迷惑はかけるでしょうけども。そん時はそん時。
……てことで。
ロキシア・グロスビーク 2024年4月13日
差が激しいんですよ。乱高下。
(ふふ、上品に笑って)
はいなー。運動しましょう運動。習うより慣れろってね!
(速度は控え目にしつつ、走り始めます)
(👣発言終了👣)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
(ロキシアちゃんが黙っている間、わっちもずっと黙ってた)
(なんとなく判るンだ。自分をどうしても認められないって気持ち、多分わっちにもキミにもあるンだと思う。どんだけ強くなっても、どんだけ認めてくれる人が増えても、どうしても認められないところがある)
(多分きっと、わっちたちは其処が似ている)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
(でも、だからって傷を舐め合うようなことはしたくなかった)
(だってそしたら、前に歩き出せないじゃん。わっちはただ「いつか認められると良いね」って思いながら、キミが考えをまとめるのを見守っていたんだ)
――うン。危ないとは言ったけど……怪我したらおいで。
あとで連絡先も教えるから、治療して欲しかったら言ってね。これでもわっち、白のクラスなので!
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
ちょっとギャップがあるくらいが可愛いって、何かの本で見たよ!
だいじょーぶ!
じゃあ行きましょ……あっ! ま、待ってせんせー!
既にちょっと速いです!!
(あわあわ、もたもた。遅い脚で懸命にロキシアちゃんを追いかける芋ジャーのわっち。基礎体力訓練、はじめ!)
虚ヶ谷・ワチカ 2024年4月13日
【おしまい】