私立MM学園

【戦】蒼き頂き、ただの掃除屋

奉利・聖 2021年9月10日
シンプルな話です。
互いの矛を交え、そこから学び、何かを得る。

自らの成長と、そして何よりも蒼海番長の飛躍の為。
新たなる知見を齎せられたなら、これほど幸いな事も無い。
この身がお役に立てるのなら、出来る限りのことをしましょう。

▽書き込み可
#竜城・陸
#奉利・聖

演出終わりは「。」にて
※観戦スレはありませんが、見ていたことにして頂いても構いません





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奉利・聖 2021年9月10日
少しくらい時間が伸びるでしょう。
これでもなお寒く、失われていくのですから。
あまりにもお強い。

(言う通り、これでもなお完全な対策にならない)
(──時間が惜しいとばかりに、蹴りとデッキブラシによる応酬を仕掛けに走る) (無効票)
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竜城・陸 2021年9月10日
――ああ、うん。

(そう。小さく呟いて)
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竜城・陸 2021年9月10日
・・ ・・・・・・・・・・・・・
君は、そういうタイプだと思ってた。
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竜城・陸 2021年9月10日
(それを、“似ている”なんて表現するのは余りに陳腐だから、)

(その先は言葉にしなかったけれど)
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竜城・陸 2021年9月10日
……これを強いとは言わないよ。

(突き出した蹴り足は瞬時に凍り付くだろう)

(周囲に展開している氷晶の結界、それが巻き起こす冷気よりなお)

(――この身に纏う冷気は、冷たく、)

こういうのは、
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竜城・陸 2021年9月10日
(近づけば近づくほどに、)

(“熱”と“命”を奪う冷気は苛烈さを増す)

(蹴り足を引かなければ、黒く腐ったように爛れてゆくだろうし)

(彼の得物とて、そのまま振り抜けば粉々に砕けるだろう)

――悍ましい、と言うんだ。 (無効票)
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奉利・聖 2021年9月10日
(──まずい。射程距離内にはもう、入れない)

(蹴り脚ごと、身を引かざるを得ない)

(ぐっと力を籠めて氷を砕いて飛び退る)


えぇ、なるほど。確かに見方によっては悍ましいものです。
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奉利・聖 2021年9月10日
遍く熱と、命を奪い、絶やしてしまう。
人も動物も、草木も虫も何もかも、停まって動かなくなるのでしょう。
(呼吸を整える。肺に侵入するそれですら、冷たすぎる)

頼もしく、悍ましく、凄まじく、恐ろしいお力です。
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奉利・聖 2021年9月10日
、、、、、、、、、、、
命を育む青のクラスの長にしては、不釣り合いにも思えます。

しかし、この凍えるような絶対的な冬の先に…萌芽があるようにも思えるのです。

奪っただけ終わらないよう、冬の先に到達できるか…試してみましょう。
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奉利・聖 2021年9月10日
この一撃で、最後にします。
体力も限界ですからね。
御身に届くか否か……見ていてくださればと思います。

(ぐっと、デッキブラシを槍投げのように構えた) (無効票)
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竜城・陸 2021年9月10日
――冬があまりに苛烈なら、命は皆絶えてしまうだろ?

(別段、それを苦としているようにも聞こえない。当たり前の事実を口にするような、平坦な声音)

でも、――――いや、お喋りは後だな。
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竜城・陸 2021年9月10日
(飛び退くその動きを目で追って)

(構える姿を見て、)
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竜城・陸 2021年9月10日
(浮かべたのは、それこそ――)

……打っておいで。

(いつもと変わらぬ笑顔だ) (無効票)
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奉利・聖 2021年9月10日
では────。

(一瞬、目を閉じた)

(身に着けた、魔力を籠められた品々、その全てが)

(消滅した)

(そして、目を開いた瞬間───)
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奉利・聖 2021年9月10日
(───大量の魔力が、男を中心に吹き荒れる)

これで、ようやく第四位階。ままならないものです。

(蒼海番長のそれと比べれば、未だ小さいと言えるかもしれないが

(それでも、先ほどの魔法とは魔力の規模が段違いだ)
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奉利・聖 2021年9月10日
(──マジック・エンチャントは初級魔法。より正確に言えば、第一位階に属する魔法だ)

(男の修める魔法体系、ヴィルラカル式魔法の強さは、より細かい格のつけ方を除けば、7段階に分けられる)

(その中でも一番下、魔法使いならば誰もが使えると名高き補助魔法。それがマジック・エンチャントだ)
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奉利・聖 2021年9月10日
(男の使う魔法にはルールが存在する。魔法を構成する魔法式には、最低必要魔力と最大許容魔力が設定されている)

(第一位階の最下層たる魔法では、大量の魔力を持ったところで何の意味もない。籠められる魔力の最大量は、あまりに小さいからだ)

(強力な魔法には強力な魔力が必要。逆もまた然り。故に、マジックエンチャントには何の意味もない)

(その、筈だった)
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奉利・聖 2021年9月10日
「炎と、黒鉄」


(だがただ一つの、この男だけが有する特異性がそれを変える)
ㅤ、、、、、
(魔力の濃縮──超効率の、極限の操作能力)

(大量の魔力を、マジック・エンチャントが持つ最大許容魔力量ギリギリのラインを維持したまま、魔力の一滴を濃くし続ける)
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奉利・聖 2021年9月10日
「預言者の過ち」

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ、、、、、、、、、、、
(その精度の高さは、魔法式を不安定にさせる)
(通常ありえないプロセスを踏んだせいで、深刻なバグを引き起こす)

「ストレンジ=アルバの訓戒」

(魔法式の構成が変化し、仕様外の効果を生み出す)
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奉利・聖 2021年9月10日
「鍛冶師の杯に妄執が満ちる」


(それを、力ある言葉──詠唱によって励起する)

(この詠唱すら、脳裏に浮かんだ全く別の、ありえないもので)


「忘れるな」
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奉利・聖 2021年9月10日
「貴様の顎を砕く者を」


(──魔力は炎となり、デッキブラシを包み込む)

(見るがいい。それは槍を形作るように変化している)


「変則、第四位階」


(伝承に語られる魔槍が如く、美しき装飾と燃え上がる刃を持つ其を)

(ありったけの気を籠めて、弓を引き絞るように)

(投げ、放つ)
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奉利・聖 2021年9月10日

ㅤㅤㅤㅤㅤマジック・エンチャントㅤACT4
ㅤㅤㅤ『竜ㅤㅤ殺ㅤㅤシㅤㅤノㅤㅤ残ㅤㅤ火』

(無効票)
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竜城・陸 2021年9月11日
(先までとは比べ物にならないほどの強い魔力が、)

(一点に凝縮されていく)

(――なるほど。)(小さく、呟くように、口に出す)

  ・・・・・・
――これは無理だな。
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竜城・陸 2021年9月11日
(周囲には常に、“物理的な干渉をほとんど弾く魔力障壁”が敷かれているが、その防御を抜く絡繰りは、ひどく単純だ)

(竜城陸の魔力の総量を上回る質量の魔力で無理矢理に叩き割るか、)

 ・・・・・・・
(これは防げない、と、思わせるか、である)
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竜城・陸 2021年9月11日
(意識してそういう術式を編んでいるわけでは、なく)
(――それが、“魔術未満”の。只の“魔力の行使”であるがゆえに、起こる現象だ)

(瞬き一つで、それは魔術“らしき形”を得て顕現する。要は、“想像したものがそのまま出力される”と言い換えてもいい)
(ゆえに“防げる想像も及ばないようなもの”は、防げない)

(神秘を支えるのは認識であると、とある魔術の一派の領袖が語ったそれが、正鵠を射ていると言えるだろう)
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竜城・陸 2021年9月11日
――――。

(特段、魔術に明るくはない――なにせほとんどすべてを“感覚”で賄っているのだ――が)
(原理も術理も知り及ばぬにせよ。この“槍”は、「竜」の権能では恐らく相性が悪い、ということくらいは、その“感覚”が告げている)

(さて、では、どうするか――と、言われれば、話は単純であり)
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竜城・陸 2021年9月11日
(創出する)

(瞬きの間に編み上がる、光の槍を)

(そのまま、無造作に、投擲されたそれへとぶつけるように)

(――投げ放った)
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竜城・陸 2021年9月11日
――“いかなる者も、この槍の前に戦を保つことはできない”。
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竜城・陸 2021年9月11日
(投げ放たれた光の槍は、炎とも雷光ともつかぬ眩い尾を牽いて延び)

(向けられた、“魔槍”を灼き滅ぼしてゆくだろう)

(けれど、光槍と“魔槍”が拮抗する、その瞬きの瞬間だけは)

(直撃を避ける為の行動をとるには、十分な間だ) (無効票)
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奉利・聖 2021年9月11日
(───あれは、なんだ?)
(霞んだ視界の中で、その光はあまりにもハッキリと見えた)
(まるで、そう……万物を塵に変える、奇跡のような御業が)
(避けなければ、死ぬ)

(死ぬ?)(脳裏に浮かぶ、『なつかしさ』)
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奉利・聖 2021年9月11日
(招かれるような気がして、ただ手を──)

いや、ダメだ。
次は無い。知ってる。

(己の身体を叱咤して、精一杯身を動かして)
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奉利・聖 2021年9月11日
(先ほどまで自分が居た位置に、破滅が通り過ぎた)


………参りました。
これ以上手はありません。

(尽きかけの体力、無理矢理な身体操作。それらが重なり、地に仰向けに倒れていた) (無効票)
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竜城・陸 2021年9月11日
――――。
(吐き出した吐息は、どこか安堵するような風であったろう)

(軽く地を蹴って、宙に浮きあがり。翼を羽搏かせて、傍へ近づいていく)

…………肩を出して。さっき傷になったろ。
(――身も凍るような冷気はもう、残滓すら感じ取れない) (無効票)
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奉利・聖 2021年9月11日
おぉ、これは有難く…。
(上半身だけを起こして、丸薬の僅かな残りを噛み砕く。体力を少しでも戻しておくためだ)

いやはや、傷一つ付けられないとは…。
やはり第四位階相当ではまだまだですね。お見事でございました。 (無効票)
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竜城・陸 2021年9月11日
最後のはいい線だったけどね。
俺が完全に「竜」だったら食らってたかもしれないな。

(肩の傷に触れるか触れないか。手をかざすとほぼ同時、瞬きの間に傷は塞がって)

…………ところでさ、君。
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竜城・陸 2021年9月11日
一度死んだことでもあるの?
(そのまま、何気ない雑談みたいに)(そんなことを問うた) (無効票)
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奉利・聖 2021年9月11日
回復までお早いとは、隙が無くて大変素晴らしいかと
(傷が塞がり、体力が少し戻れば、弾かれるように立ち上がって、肩をぐりんと回して)
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奉利・聖 2021年9月11日
いいえ。

、、、、、、、、、
一度ではありません。
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奉利・聖 2021年9月11日
さて、グラウンド荒れちゃいましたね。
庶務殿のお手を煩わせる前に、整備していきますね。 (無効票)
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竜城・陸 2021年9月11日
なるほど。
…………じゃあ、今度は死なないように尽力することだ。

生きていなければ、人の為に身を砕くこともできない。
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竜城・陸 2021年9月11日
.・・・・
(そういう生き方に、どうこう言えるものではない)

(“前提”であるか“結末”であるかの違いだけで、やっていることは同じだ)

(だけれど)

人の子なのだから、死を厭うべきだよ、君は。

君の手はきっと、多くを援けられるだろう。
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竜城・陸 2021年9月11日
(小さく息を吐いて、顔を上げて)

――君ひとりにさせると思う?
というか、九割方俺のせいだろう。休んでいてもいいよ。
まだ体力も回復しきっていないだろうしね。 (無効票)
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奉利・聖 2021年9月11日
…勿論です。
次が無いことは、何となく分かっていますから。

この身、この心は!全ての人々の為にあるのです!
一人でも多く、一分一秒でも長く!
ただ尽くすのが僕の生き方ですから!!

(あっけらかんと笑って、グラウンドを見渡す)
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奉利・聖 2021年9月11日
何を仰いますか。
お手伝い頂けるのは歓迎ですが、任せきりはダメです!
責任の一端があるのなら猶更!
体力は動ける程度にはありますし、最初に言った通りタフなので!

(さぁまずは地面を整えないと!そう言いながら、意気揚々と道具を取りに行くのでした) (。)
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竜城・陸 2021年9月11日
……十割俺のせい、と言っておくべきだったな。
(なんて、軽く笑ってみせて――)まあ、君に動くな、と言う方が酷なのだろうしね。
そういうことなら、手伝ってもらうよ。
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竜城・陸 2021年9月11日
(そんな風に、その背が離れていくのを見送るまで)

(浮かべていた笑顔が、不意に、剥がれ落ちるように鳴りを潜めて)
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竜城・陸 2021年9月11日
――――それは、

“人間”の生き方ではないんだよ、聖くん。
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竜城・陸 2021年9月11日
(それこそ、)

(この身が“そうあれ”と科されたように――)
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竜城・陸 2021年9月11日
(呟き一つ、落としたあとは)

(小さく羽搏いて浮き上がり、彼の後を追いかけていった) (。)
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奉利・聖 2021年9月11日
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