私立MM学園

【個】わがままななめ

田中・夜美 2023年12月14日
屋上
空すらも七色に輝くその場所で

それは空からやってきた


#リップ・ハップ
#田中・夜美




【演出継続】
2
1

リップ・ハップ 2023年12月14日
(相槌代わりに見せていた首肯が)(止まる)

(聞いていた話では何といっていたか)
(そう)
(無数に分かたれた「田中・夜美」)
(彼女の、人間の持つ多面性の一つ一つ。一人一人) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
(帰りたいと、家出なんてしたくなかったと素直に口にする――)

(そもそもどうして家出なんてしなければならなかったのかと、素直すぎる程に曝け出す――)

……ほーーん。 (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
(果たして帰らせていいのか)

(一瞬、それが過った)

(それが彼女の全てではない。それは言い切れる)
                      夜美
(さりとて彼女ではないとも言えない。目の前の側面は、仮にほんの一欠片程のものだったとしても、間違いなく彼女を構成する一つだから) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
(難しい塩梅だ)
(現にたかだかと思っていないから、思わなかったから、こうしてこうなっているのだろうに)

(……まあ、でも)

(この側面と出会ってしまったのなら)
今すぐは止めとこっか。
いつか、もしまた同じことが起きたら、またこやって家出騒ぎにでもなったらてんやわんやよ。
折角の機会だ、糧にしなきゃね。
(言わざるを得ない)
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田中・夜美 2023年12月14日
「また? 同じこと?」

「それはない」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
「"やみ"は我に気付いた。だから『また』や『同じこと』はないのだ、リップ」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
「我は"やみ"の力だ。願いを結果として作り出し、ありとあらゆることを叶える。それが我だ」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
「いいか、リップ。ありとあらゆることとは、全てということだ」

「全てが思い通りなら、このようなことを繰り返したりはしない」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
「それに、機会を糧にする必要もない」

「全てが出来るのだからな……ガッハッハッハ!」
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リップ・ハップ 2023年12月14日
…………そう。

気付いちって、その上ですぐにここ飛び出して帰ってこねいなら、暴竜ちゃんはえらいねぇ。 (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
自分の気持ちに負けちゃいねぇ。
(目の前の側面の言い分を全て是としていない、この状況がまだ続いている一因なのだろうと)

じゃーなおさら、全てが出来るなんつってる傲慢ちゃんを私が通しちゃあいけねいよなぁ。 (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
私は今暴竜ちゃんを案内する気はねい。
けど。
あらあらリップちゃんの入ってきた扉はすぐそこだ。

(肩越しに指さすのは自分のすぐ背後、屋上の扉) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
どうしよっか。
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田中・夜美 2023年12月14日
「すぐ出てかないのは、ここにいたがる"やみ"が多いからだ」

(って、あれ?)
「通しちゃいけない? 案内する気はない?」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
(確かに、扉の前にリップがいる)

(動く気配は無さそうで、なら) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月14日
(ぱち、と)

(瞬きするのと同時に、どこからともなく現れた青色の剣が放たれた)
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リップ・ハップ 2023年12月14日
ああ。通す気も案内する気もねい。

(放たれた剣が二の腕を深々と裂いて)
(すぐ背後で床に突き立つ)

ついでに戦う気も。

(だが女は微動だにしない)
(飛び来た剣を避ける気が無かったように) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
私は止めるだけ。

戦うのは暴竜ちゃん自身だ。
(目の前の夜美に言うようでいて)
(彼女を通してその核たる少女に向けるように、届いていて欲しいと願うように)

捻じ伏せてみな、自分を。
何でもできる力でわりー事や嫌な事片付けちまおうっていう自分の心を。
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田中・夜美 2023年12月15日
「む」
(動かないのを見て、少し不思議そうにするが)

「よくわからないことを言うな、リップ」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「我はありとあらゆることができる。例えば、そうだな……」

「我が力を使って、案内しろ。とリップに命令すれば。その通りになるのだ」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「だというのに、戦う気もなく止める。とはどういうことだ」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「それに、なんだ。我が戦う? それも、我と?」

「確かに、我の力を封じる力を持つ"やみ"はいるが……」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「だが、今、力の天秤は我に向いている。仮に我を封じる"やみ"が来たとしても、我を止めることはできないのだ!」

(ガッハッハと、また笑って)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
力で自分の意見を押し付けようっては、自分の思い通りに事を進めようってのは、そりゃわりー事だから。

だからね。
立ち塞がるだけ。

(彼女の言う通り無力だとしてもそれだけで示せるものがある)
(全てを叶えるという力を、もしも誤った方向に使おうかと迷いが生まれても)
(それを諭し、立ち塞がる者は居るのだと) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
(過ちを犯しても一人にはしない――)

(夜美の作り出した空間にやって来たのは自分一人ではないのだから、きっと幾人もが、同じようにするだろうと)

ところでーー、命令?
説明してくれるなんて優しいねい。でもそんな事しねいでサクッとやっちゃえば終わりだったくね?
・・・・・・・・
そうならなかったんじゃあ、本当に天秤、傾いてんのかな?? (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
(例え何度過ちを犯したとしても――)

じゃあ、どうしよっか。

(――と、次を一緒に考える者が居ることを)
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田中・夜美 2023年12月15日
「"やみ"は悪いことをしたくないと言うが、我は知らない!」

「悪いこと? 怒られること? 嫌われること? それがどうした!」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「……!」

(むっ、と。幼い子どものように簡単に激昂する)
(どうする? そんなのは簡単だ) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(リップの言う通りに、サクッとやってしまえばいい……!) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(願うのは、リップへの指令)
(脳が腕に指示を飛ばすように、案内させようと命令する)

(きらり) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(しかし)

「……あれ?」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(きらり)(きらり)(きらり)

(続けて、何度も、何度も、力を使うが) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(なぜだか)(全く)(わからないけど)

(何度やっても、何も起こらなかった)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
(何でもできる力で何とかする)(それが起きないのなら)
(それをしてはダメだという彼女が鬩ぎ合っているということだろうか)
(彼女の空間だ、多くの事は推測するしかない)

強くなったね。ほんと。
(いつかの屋上、震えて逃げ出した彼女の姿が今も思い浮かぶ) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
失敗をちゃーんと失敗だと思ってる。
(何とも思っていないのなら逃げだしていないだろう)
もう失敗しねいよーにも考えた。
(だからここに一人きり、なのだろう)
(『命令』が実行されなかったのもきっと) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
でもこのまんまじゃみんなと一緒に居らんねい。

じゃあどうしようかだ。
(『"やみ"はここにいたいと言い出した』)
(だが目の前の側面は帰りたいという気持ちをありありと示した)

力で何とかしようってのを堪えるのはえらいけどさ、
帰ることまで我慢しなくていいんだよ。
(力を揮おうとする彼女が夜美の一部なら、帰りたいという気持ちも当然同様だろう)

どうやって解決して、どうやって帰ろうか、考えよ。
私も一緒に考えるよ。 (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
だってダチっしょ、私ら。
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田中・夜美 2023年12月15日
「違う。我はもとから強い!」

「失敗なんてしていない!」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「みんなとも一緒にいられる!」

「堪えてなんてない!」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「我が願えば、全て我は我の力で――」

(でも)(その力は)(なぜか)(発動しなくって) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「――う、うう……!」

(動きが取れない) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(もとより、ほんのちょっとの我儘な部分が、力と結びついて形になった姿は)

(それが叶わないだけで、不安定になっていって) (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
(ふっと、前髪が顔にかかって)

「……どうすればいい?」 (無効票)
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田中・夜美 2023年12月15日
「……我は、"やみ"は、考えてもわからない」 (【演出継続】)
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田中・夜美 2023年12月15日
「我は、帰りたい……リップや、みんなと……一緒にいたい」
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リップ・ハップ 2023年12月15日
わかってる。ようくわかってるよ。
(なりふり構わずでも帰りたがった。やはりそれも紛れもない彼女だ) (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
じゃ作戦会議しよっか。

すぐ終わるかなー、時間かかっかなー。わかんねいけど。
でもこいはね、すんのが大事だから。 (無効票)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
(そして)
(これから相談することそれ自体が、一つ彼女の帰っていい理由となるだろう)

もしまた何かわかんねいことにぶつかったら、そん時もすんだよ?
誰でも良いから。一緒に考えてくれってね。

そしたらほら、一人にゃなんねい。
(助けを求められるなら、疑問や問題を打ち明けられるなら、それは力を行使する事への一つのブレーキとなるだろうから) (【演出継続】)
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リップ・ハップ 2023年12月15日
じゃーあれね。
やっぱ説明とごめんなさいは必須かなー、どんな風にすんのが――……、

(その程度。という言葉が妥当かどうか定かではないが、でもきっと話し合うのはその程度の事なのだろう)
(彼女は夜美と心行くまで言葉を交わすのだった)
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田中・夜美 2023年12月15日
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