【個】つないだ手のひら
紫雲・朱夏羽 2023年11月12日
ある塔の中に入ると過去を追体験できるかもしれない――
――そう聞いていた蝶の少女は、先日手に入れた虹色の鍵を手に、あなた達へ振り向く。
「皆、来てくれてありがとなの」
「今日はね、私のお屋敷に招待するの! みんながいる、私のお屋敷に!」
「……準備はいい、かしら? 鍵を開けるね、なの」
その鍵については、こう記されている。
《虹色の鍵:あなたの正しい記憶です。
扉を開き、答え『■■■・■■■』を入れましょう》
【参加者】
#虚ヶ谷・ワチカ
#文月・流火
#脚断・未歩
#十埼・竜
#紫雲・朱夏羽
【注意】
・発言は申し訳ありませんが、お誘いした方々のみとなります。
・但し、この話は、修学旅行に参加していた場合、たまたま一緒にいて知った体にして頂いても構いません。
・参加者は演出中も自由に発言頂いて構いません。気軽に。
1
脚断・未歩 2023年11月12日
(自由になったその脚で。)
(母親に与えられることのなかったその脚で。)
(母親が何度も私に謝ったこの脚は、もとの脚とは違う、自由な脚で)
朱夏羽。
(彼女に歩み寄って)
紫雲・朱夏羽 2023年11月12日
.
《正しい未来を掴み取れるように。見守っているよ。朱夏羽。》
.
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月12日
そうかもしれない。
意図的ではないにせよ、キミが魂を食したのには変わりない。
でも、そう言ってキミを責めたら皆は蘇るのか? 答えはNOだ。
彼女は言ってたよ。
脚断・未歩 2023年11月12日
っ…………。
(一連のやり取りは、終わった……)
紫雲・朱夏羽 2023年11月12日
「……」
「……未歩、うぅ、皆、ぐすっ、ふえっ……」
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月12日
認識したら。理解したらきっとキミは成長できるって。
あの人は、キミに前に進んで欲しいンだ。
紫雲・朱夏羽 2023年11月12日
……そして、メッセージが流れ終わると、辺りは暗闇になり、白い扉が一つ現れる。
調べると、このようにメッセージが出てくる。
《問:紫雲・朱夏羽にとって、母親の名前は?》
《███・███》
脚断・未歩 2023年11月12日
前を、向きなさい。
夢から覚めるときよ。
(優しく囁いて。そっと朱夏羽の手に触れようと)
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「……あの時はそのまま死んじゃって、新宿島に流れ着いたんだ。
大事な名前を思い出したら、嫌なことも全部思い出しちゃいそうで……怖くて、蓋をしてたの。」
「……いまでも、こわいよ……」
(無効票)
十埼・竜 2023年11月13日
朱夏羽ちゃん。
……呼んであげて。
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
でも、と意を決して、あなた達を見る。
「……お願い。私にとってのママは、……」
「その……私に、名前、教えてほしいの。お願い。」
《持ち物から、二つ選んで渡せるようだ》
《あなた達がこれと思うものを、差し出してください》
脚断・未歩 2023年11月13日
母親のしごとは、母親であること。
じゃ、あなたにとっての母親は?
そう、あなたが母親と認識している人よ。
朱夏羽。
ずっとそばにいたあの人の名前、言えるでしょ?
脚断・未歩 2023年11月13日
あたし達が選ぶのか……。
(そっと『あかね』を指さして)
ひとつは、これでいいのよね?
(他の三人を見るわ)
文月・流火 2023年11月13日
思い出してやろう。
アゲハを傍で見守ってた、大事なヤツを。
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
……。
あのね、朱夏羽。わっちもね、少しおかしい家に生まれたから。
母親のフツウってどういうのか、正直判らない。
でも……
文月・流火 2023年11月13日
(それでいい、と言うように未歩に頷いて)
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
やっぱり、子どもを傷付けようとする人は、母親じゃないって思うよ。
……多分ね。
(先生に頷く。……では、もう一つの欠片は)
……これかなあ?
(「いちい」を取る。)
ミスっても良いなら総当たり出来るのにね。
(ちょっと笑い)
十埼・竜 2023年11月13日
それだね。
十埼・竜 2023年11月13日
“いちい”“あかね”。……これでいいと思う。
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「……【あかね】。」
「んと、苗字は……」
《朱夏羽は、【しぐも】と【いちい】で迷っている ▼》
「【いちい】、でいいのかな?……やってみる、ね」
(無効票)
脚断・未歩 2023年11月13日
自分の子供がどんな存在であっても……母親っていうのは見守り続けてくれるの。
そんな存在が、お母さん、母親よ。
(あたしは、お母さんがそうだったから。)
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「【いちい】・【あかね】。」
「……。」
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
《いちい・あかね――檪・朱希。》
《扉が、カチッ、と音がする。どうやら、開いたようだ》
(無効票)
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
《……前に、進めたね。おめでとう》
そのメッセージを最後に、虹色の優しい光があなた達を包み込む。
終わった時には、始めにいた塔の中に戻っているだろう。
(🦋演出続行(進行用))
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
――朱夏羽。思い出せた? 大切な名前。
(扉の開く音を聞く)
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「はわぁ!? ……もどって、来られたみたい?」
いつものVR空間らしい。
「皆、帰ってきてる、かしら? だ、大丈夫、かしら……」
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「あ、うん。……檪・朱希。あかね先生。」
「……!!!! おもい、だせてるー!!」
脚断・未歩 2023年11月13日
(トンッ、脚で着地する新鮮な感覚。いつ経験しても慣れないわ)
戻ってきたみたいね
文月・流火 2023年11月13日
応。ちゃんと帰って来た。
忘れもんはねえみてえだぜ。――今のところは。
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
――いえーい!
わっち、帰還!(やっぱり能天気に言うのだ)
十埼・竜 2023年11月13日
(記憶らしくない、自律行動をとる過去の幻)
(これがきみのハッキングなら……思ったよりよほどぼくに近いのかな。“お嬢さん”は。)
……通常空間に戻れたかな(んー、と伸びをして)朱夏羽ちゃんは、具合悪いとか、ない?
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「うわぁぁぁん! 今まで全然思い出せなかったのに、やったよぉぉぉ!!!」
問われた当の本人は、感激の涙を流しながら首を縦にぶんぶんと振っていた。
「皆、ありがとうなの……私、あの悪夢を見るの、ずっと怖かったから。」
「皆がいてくれた、おかげなの……ありがとう」
脚断・未歩 2023年11月13日
あたしは、言いたいこと言っただけだし。
他の3人にちゃんとお礼言いなさいよ?
十埼・竜 2023年11月13日
……その元気で泣けるなら、全然大丈夫そう。
……酷い話ではあったけどさ。
思い出せたら、思い出せなかったときよりは、怖くなかった……んなら、よかったよ。
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
わっちはお礼なンて…
終始見守ってた感だし。先生があかねさんに啖呵切ってるのかっこよかったなあ。
うンうン。朱夏羽も無事に大事な人を思い出せて善かった!
文月・流火 2023年11月13日
俺こそ何もしてねーよ。
格好良かったぞ未歩。
おまえはお礼言われろ。
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「も、勿論なのよ、未歩! ……結局、あんまりじっくり屋敷を案内できなかったけど、」
「……修学旅行の残り時間、皆とゲームしても、いい、かな?」
なんて、そう言いながら皆を見るだろう。
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「ほんとに、ありがとう、皆」
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
思い出せないともやもやするけど、思い出したら乗り越えられるから。
怖くても、辛くても、大事な人がいるって判ってるなら……乗り越えられる筈だよ。
朱夏羽を無条件で愛してくれる人がいるンだって、…本当に、良かったね。
文月・流火 2023年11月13日
ワチカもしっかり諭してやってるのを見たし。
竜も落ち着いて格好よかったじゃねえか。
大したもんだ。
脚断・未歩 2023年11月13日
思い出したのなら、向き合いなさい。
そして、前に進むのよ。
あんたは一人じゃないんだから。
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
わっち、このゲームをミリも知らないンだけど其れでも良いなら…
(マジの話である。わっちはこの修学旅行が始まる瞬間までゲームとは無縁だったのだ!)
虚ヶ谷・ワチカ 2023年11月13日
リュカもしっかり手がかりとか探して見付けてたじゃン!
ほらさ、あの、小さい朱夏羽が危なかった時? よく飛び出さなかったね。偉いね~。
(リュカを撫でてあげようとする)
十埼・竜 2023年11月13日
僕だって見てただけだしー。
……あくまで朱夏羽ちゃんの力だし、あと、ちょっとだけ、皆で協力した……ってことじゃん?
……どういたしまして。そのくらいのお手伝いだったら、お安い御用だったよ。
文月・流火 2023年11月13日
そーな、折角ゲームの世界来たんだし、こっからはおもしれえ思い出でも作っていくか!
じゃあ俺はあのカートに乗るヤツがやりてえ!
他に意見があるヤツは――ソレも全部行くぞ!
十埼・竜 2023年11月13日
ゲームいいねーゲームのつづき!!折角だしパーティープレイする!?僕先日めちゃめちゃモンスターを仲間にさせられたから(ぎゅうぎゅうにひしめくレベル1の魔物達)
じゃ、残り時間はたっぷり遊んでこっか!
文月・流火 2023年11月13日
俺を撫でるのはやめろー、撫でるならアゲハのヤツを撫でろー!
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
「あははっ! じゃあ最初はここでパーティー汲んで、って竜ったらその魔物たちどうしたの!?」
「カートもして、それから、あはは、流火、撫でられてるの?ワチカ、私も撫でてー!」
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
そんなこんなで、朱夏羽は、残りの時間、目いっぱい皆と遊んでいきました。
――私とつないだ手を、今度は、皆とつないでいけますように。
紫雲・朱夏羽 2023年11月13日
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