【戦】BLACK-OUT
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
学園の校門を出て、少し歩いたところ。
新宿という街並み、その真っただ中に「生えて来た」ように突然発生していた森。
古今東西、様々植物が群生している不可思議な森。
その一角。
#林・蓮花
#ミサゴ・ゾーリンゲン
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林・蓮花 2021年9月7日
多少はあるよ!?
(目が据わった。 いや、怒ったわけではなく目が悪いのに目が外したからだ)
じゃなくて、わかってるけど、お決まりかなって。
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(ボヤっとした視界に懐に手を入れたのが映る)
(反射的に手に持った傘を振り上げ、纏わせた斥力で銃弾の軌道を反らす。 斜め後方に生えた樹木の幹が弾ける)
……いきなりだね。
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
オレらの敵はヨーイドンで行儀よく戦い始めてなんかくれないだろ?
(傘は四肢を延長させるツールか? 広がればそのまま盾にもなる。厄介だ)
(2発、3発と歩きながら銃撃を続けて、木々の間に消えていく)
林・蓮花 2021年9月7日
どっちかというと、私が奇襲する側だから……。
(銃弾を避けるように、横方向に移動して木の幹に身を隠し)
(……うん、銃弾とか見えない。 眼鏡かけてようが見えるわけがない。 とりあえず雨)
(ぽつりぽつりと森に雨が降り始める。 そのほとんどが木の葉に遮られ、ぱらぱらと音を立てた)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(受けない。斥力で逸らさないのは何かの制限があるのか、或いは)
…………やり辛いな。
(これまで戦った3人とは違う、そういう感覚)
(どちらにせよ、ただのハンドガンでは防がれた。変化を入れて情報を増やしに掛かる)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
. シャープシューター ダブル
“弾 速 強 化”“二重”
(マガジンの中に残った最後の一発に、魔力の刻印が光る)
(引き金を引かれれば、氷の上を滑るかのようにさも当然のように“さっきよりも速い”弾丸が放たれた)
林・蓮花 2021年9月7日
(見えないから避けるよりは逸らす方が現実的)
(けれど、いつも通りに薄く広くの斥力場だと、貫通力の高い弾を使われると抜かれる可能性がある……かといって小さく厚くすると、想定外の場所への対応ができない)
やりにくいなぁ。
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(接近した方が楽かな。 ひとまず、向こうから見て出来るだけ面積が少なくなるように動けば出力そのままで厚みは増やせるかな)
(木の陰から飛び出し、傘の先を後ろへ半身の構えで接近)
(蓮花の眼前で斥力場に接触した銃弾が、硝子を引っ掻くような不快な音を奏でながら斜め後方へ弾け飛ぶ)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
そっちが射撃ならっ!
(傘で空中を横薙ぎにすれば、付着した雨滴が、散弾の威力を持って放たれる)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(弾が逸れる。初弾にはなかった反応。逸れる起動も、さっきより浅い。つまり――)
正面からでも、抜けないわけではない。……が、手間だな。
マジックリロード
“魔 術 給 弾”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
.バウンド シングル
“跳弾”“1回”
(5発。リボルバーの中に装填された弾丸を、一息の間に全て放つ)
(弾丸は、正面からの1発を覗いて明後日の方向へ飛んでいき――何もない空間で跳ねるように方向転換し、5つの方向からわずかな時間差をつけて少女へ殺到する)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
――――撃ったら、動く!!(ただの水滴が、凄まじい威力を以て木々を薙ぎ払った)
(姿勢を低く取り、地面を這うような獣の動きで遮蔽を求めて木々の間へ滑り込んでいく)
林・蓮花 2021年9月7日
(一節詠唱、言葉のままならあれで弾を補給してるのかな……それにしても)
(滅茶苦茶怖い。 まず抜けないとは分かっていても、死んでも死なないと分かっていても、自分を殺せる威力を持ったものが迫るのは精神的に厳しいものがある)
(それでも、足が竦めば抜かれる可能性がある。 恐怖に負けて制御を損なえば、相手を殺してしまうかもしれない)
(戦闘中は、全部飲み込む。 そう決めたから)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(二節詠唱。 強い攻撃か、もしくは効果の変更……単語の意味そのままなら、跳ねる・1回)
(高速で飛ぶ物の軌道を読むなんて無理。 なら、取れる選択は)
ぐっ。
(斥力で自身を弾き飛ばし、慣性を無視した急激な方向転換。 ”相手の射撃精度を信じて”、一瞬後に自分がいるはずの場所から身体を退避させる)
(念のために自身を薄い斥力の膜で覆い、さらに弾き飛ばして木の陰へと退避する)
(相手の位置は……雨が教えてくれる)
落ちろ!
(木の葉に溜まった雨粒が、バシバシと強かに地面を打つ)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(“避けた” 咄嗟にはできない? それとも全方位に展開できない? ……いや、)
節約……か?
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
――――。(ああ、ここは自分のホームグラウンドのつもりでいたが、成程、これは厄介だ)
(懐から手榴弾を取り出す。ピンを抜いて、その場で頭上に投げる)
(――――爆発。周囲の地形ごと降り注ぐ水滴を一気に振り払った)
林・蓮花 2021年9月7日
(爆風で雨を払うって……無茶をする)
もっと雨量が必要かな。
(雨脚がぱらぱらからしとしとへと変化して、木の葉を抜けて地面を急速に黒く塗り替えてゆく)
(また払われても困るし、ミサゴに半身を向けて一気に接近する)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(――――そろそろ)
(土の中。折れた木が動けば、その下から立ち上がり)
・・・・・
もう半歩――いや、ああ、そこでいい。
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
.
リ リ ー ス
“停滞解除”
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
言葉とほぼ同時。8方向、逃げ場を潰すようにあらゆる方向からの時間差狙撃――“遅延狙撃”が雨の間を縫って、接近してくる少女へ吸い込まれるように飛来した。
林・蓮花 2021年9月7日
――視えてるよ。
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(守りは限りなく小さく、分厚く、瞬間的に)
(八方からの斜線に重ねるように配置された斥力場が、銃弾を上空へと跳ね上げる)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(こわ、こわっ!? 雨脚強めてセンサー広げてなかったらなんか空中にあるのに気付かずに死んでたよ!? なんてことするのこの人!? 殺す気!? 殺す気なの!?)
(だが、慌ててる場合じゃない。まだ、次が来る。 バッと傘を広げてその場でくるりと周り、傘の中に雨を集める)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(――――そう、次が来る)
(遅延狙撃はあくまで足止めだ。そもそも、使えるかどうかも分からない物をフィニッシャーには使わない)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(正面、立ち止まった目の前。木の下で雨を凌いでいた黒狐は既にライフルケースから愛銃を取り出して、狭い空間の中で狙撃態勢を取っていて)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(――――自分の中で結論付けた、一つのゴール)
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(防御に使っている“膜”は絶対の防御ではない)
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(弾速を上げれば逸れる軌道に変化があった)
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(つまり――――)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
.
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
オーバーウェイト
“質 量 増 加”
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(―――――質量勝負だ)
(圧縮に圧縮を重ねた“異常な質量の塊”と化した弾丸――運動エネルギーの塊が、“弾速強化”を最後に重ねられ、放たれる)
林・蓮花 2021年9月7日
(視線の先、対処を視認……こちらに向けられたものはライフルだ)
(本で読んだ知識によると、拳銃よりかなりの貫通力があるらしい。 今の出力で正面からやり合うのは面倒くさいというか……)
(なんかめちゃくちゃ一節唱えてる!?)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
("今の出力"では流石にまともに相手は無理だ)
(なら、出力を上げればいい。 急速に、傘の中に周囲の雨粒が集束する)
(ぐるんと回転するように、前方に雨の塊をぶちまける)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(雨の塊――水に突っ込んだ弾丸がごくごく僅かに減速する)
(相手は私を狙って真っ直ぐに撃ってきている。 それなら)
でりゃ!!!
(縦に振れば必ず当たるとでも言うように、バットでボールをかちあげるように傘を振る)
(本来であればバットより細い傘では当たるはずもないが、出力を増した大雑把な斥力場は、傘よりもバットよりもなお幅広く、銃弾を若干逸れた軌道でピッチャー返しする)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(打ち返されようという銃弾が、斥力場と衝突して力と力がぶつかり合う)
(――その圧力に耐えきれず、弾が斥力場を巻き込んで、爆ぜた)
(無効票)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(巻き上がった土煙の向こうで、ライフルを担ぐ)
コーサン。これ以上のは流石に今すぐ用意できねえわ
林・蓮花 2021年9月7日
(爆風と土煙が蓮花を避けるように流れていく)
(構えは解かない……が、傘が少し曲がっている)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
……え、終わり?
(ほんとに終わり? 嘘じゃないですよね? 罠? 罠の可能性もあるよね)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
終わり終わり。これ以上やんなら対物狙撃銃でも持ち出さないと、割に合わない。
(ライフルを持ちながら両手を上げるポーズ)
……十分強いじゃん、アンタ。
林・蓮花 2021年9月7日
終わりかー……。
(クソデカ溜息吐きながら眼鏡を取り出して)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
(ほっと安心して脱力)
能力はね。 ただ、実力は全然伴ってないよ。
他の番長ならもっと軽くいなすでしょ?
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
…………。まあ、いいけど。
サンキュ、色々試せた。
林・蓮花 2021年9月7日
うん? なにその反応……。
あ、うん、何か得るものがあったならよかったよ。
(何もなかったら怖い思いしただけになるし、と口にしそうになった言葉を飲み込んで)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
いや。謙遜も行き過ぎると嫌味に聞こえるって言うし、上はもっと堂々としてたほうがいいと思っただけだよ。
(さらっと口にして)
別に、ラスボスみたいに全部受けてくれるよりはちゃんと必要なものは避けるほうがオレは必要だと思うし。
(継続)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(居るといいな、とは思う。死に物狂いで喰いついてくるのが、黒に)
林・蓮花 2021年9月7日
能力におんぶ抱っこなのは間違ってないと思うけど。
上に立つって難しい。
見て避けれて、避けないと絶対無理って時はちゃんと避けるよ、私、回復とかできないしね。
(銃弾見て避けるのとか無理無理と手を振り)
(無効票)
林・蓮花 2021年9月7日
じゃ、ひとまず学校にもどろっか。
(パンと手を叩くと雨が止まり、空へと上がっていく)
ミサゴ・ゾーリンゲン 2021年9月7日
(森は――まあ、そのうち戻るだろう。ここはそういうところだ)
おう。じゃあな。気を付けて帰れよ。
(オレは向こうだから――と、肩をぐるぐる回しながら街に戻っていった)
林・蓮花 2021年9月8日
はーい、ミサゴさんも気を付けて。
(手を振って見送り)
(継続)
林・蓮花 2021年9月8日
……少し、一人になってから学校かえろ。
(とぽとぽ歩き、その場を後にするのだった)