【個】甘く微睡む夢湯日和
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
ほんのりとした花の華やかな香りと、菓子のような柔らかな甘い匂い。
夜の空を眺められる素敵な景色と共に存在するその温泉の名は『甘蕩の湯』
ひょんなことから迷い込んだ二人はそんな魅惑的な湯で二人きりの温泉を楽しむことに。
…ただし薄れて見えた看板の、その効能の効果は知らないまま。
柔らかな湯に当てられて見えるは、夢心地か、あるいは―――
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#ユノ・メルヴィーネ
#夢境・イドラ
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ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(小さく瞬く星々の空の下、少女は湯に入る前に体を洗っていた)
(泡に塗れた白い裸体は、不思議と幻想的に見えることだろう)
…ふふ…。
イドラと一緒にお風呂入るの…久しぶり…だね。
(二人で入るお風呂にちょっと上機嫌な声色)
夢境・イドラ 2023年10月21日
(その隣で同じく白い裸体に泡をたてている少女)
うむ!
今日は二人きりじゃし、ゆっくりと過ごせそうじゃのう。
春兄さまもいないし、乙女の秘密の話もできそうじゃ……なんての。
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
ん…そう、だね。
ハルもどこかに行っちゃったから…。
今日はお風呂に浸かりながら…ゆっくり、ゆっくり…だね。
(泡まみれの体には背中だけまだかかってない様子)
…イドラの秘密も…聞けちゃうの、かな。
夢境・イドラ 2023年10月21日
わらわの秘密……ふふふ……
ユノ姉さまに聞き出せるかのう……なんての!
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
(と、ここであなたの背中に気付いて)
あっ、ユノ姉さま。
わらわが背中洗ってあげるのじゃ!
わらわの洗い方は気持ちがいいと評判なのじゃよ。
(主にひとめ姉さまに! と付け足して)
(いそいそとあなたの背後へと)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(聞き出せるか、と言われれば)
…ん…頑張って聞きだしてみせる…もん。
イドラのこと…もっと知ってみたい、から。
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(と、ここまで言われて背中に気づいて)
あ…背中、届かないから…そうだった…。
じゃあ…お願いしても…いい…?
(そう言ってそっと後ろを向けば、イドラにそっと背中を差し出す)
(翼を閉じてなるだけ広く見えるようにすれば、細く白い背中が見えるだろう)
夢境・イドラ 2023年10月21日
くふふ……わらわは手強いのじゃよ……。
しかしその勇気やよし! 受けて立つのじゃ!
(なんて言いながらも、聞かれたらきっとなんでも答えてしまうのだろう)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
わかるのじゃ。
わらわも背中はいつも洗ってもらっているからのう。
任せてくりゃれ。
(しゅわしゅわとスポンジに泡を立てたならば、真綿で触れるようにふわふわと背中を洗ってゆく)
(絶妙な力加減だろう)
どうかのう?
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
うん…ありがとう…。
いつもは一人で入ってるから…背中、洗ってもらえるのは嬉しい…。
(「あとで私も…洗ってあげる、ね」と一言添えれば、背中から伝わる感触にリラックスして)
ん…気持ちいい…。
…イドラ…背中を洗うプロの人…だね…。
とっても、上手…。
(心地よさそうに微笑んで)
夢境・イドラ 2023年10月21日
……よかったぁ。
ふふ、ひとめ姉さまと一緒に入っているうちに鍛えられたからのう。
それまでは、わらわも洗ってもらうことが多かったのじゃ。
(なんて言いながら洗ってゆくが)
(あっ。と、なにか思いついたような声を漏らして)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
ユノ姉さまも……“此処”……よわい?
(悪戯心が好奇心を含んだ声音で示した場所は――翼の付け根のことで)
(そこを擽るように優しくスポンジでしゅこしゅこ)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
ひとめも、洗うのが上手…だったんだ、ね。
…こんな風に、洗ってもらえるなら…ずっとお願いしちゃいたい、かも。
(姉妹など持たない身とすればちょっと贅沢な願いだ。)
(なんてすっかり気を許して身を任せていると)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
…っ!?
(ふと、翼の付け根を触られれば、無意識的に身体がぴくっと小さく動く)
…そこ…くすぐったい…
(あまり触られたくないのか、そっと手を背中に回して覆うように隠す)
夢境・イドラ 2023年10月21日
おやぁ……?
(反応を見て、くすくす)
くふふ……ユノ姉さまも翼の付け根は弱いようじゃのう。
今まで一緒にお風呂に入った者はみんな弱かったのじゃ。
翼を持つ者は、みんなそうなのかもしれぬのう。
(なんて一人納得したように頷いて)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
でも、ちゃんと洗わなくちゃだめじゃよ。
(なんて言いながらも、付け根は避けて一通り洗い終わって)
じゃあ、わらわの背中も頼むのじゃ。
(今度はこちらの背中を見せた)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
…あんまり、触られたことない、けど…ソワソワ、する…。
(初めての感覚にちょっと驚きつつ)
(そうして背中を洗い終えた後、こちらもイドラの背中を洗おうと思うと)
…翼を持ってる人、皆…
……じゃあ、もしかしてイドラも…?
(そうして、こちらも彼女の背中を洗いつつも…そっと興味本位から、彼女の翼の付け根に触れてみたり、したのだった)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(そうして互いの背中を洗い終えた後――ようやく湯船に浸かることに)
(桜、あるいは桃の香りにも似た、優しくも甘く、どこか爽やかな香りが立ち上る湯に身体を沈めて)
……ん、気持ちいい…。
それに…なんだかいい香り…
夢境・イドラ 2023年10月21日
はっ……う、うむ、わらわも弱いのじゃ……。
(それも人一倍敏感なわけで)
ひゃわっ……(頭をぶんぶん)……むっ……!
(洗ってもらって、声を上げそうになるのを必死に堪えて)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
あ、ありがとう……ユノ姉さま……。
(洗い終えて、こちらも湯船へと続く)
(隣に腰を下ろした少女の顔が赤いのは、温泉が熱かったから――だけが理由ではないだろう)
本当じゃ。いい香りじゃのう……。
景色も良いし――――
(ほわぁと肩の力が抜けて、そのまま隣のあなたへ身体をあずけるようぴっとり)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
………
(イドラのいつもと違う反応を見て思わずじっと興味を向ける)
(明らかに普段とは違うその様子は、自分のそれとはやや違って見えて)
…ん…じゃあ、こっちもちゃんと洗っておく…ね。
くすぐったい、かもだけど…我慢…
(興味は尽きないが、彼女のため早めに洗っておくことにした)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
ん…どういたしまして…。
じゃあ後はゆっくり、入ろ…。
(湯船に浸かれば力が不思議と入らないような、そんな感覚)
(そっとイドラの身体が自身の肩に触れれば、そのまま身を受け止めて)
うん。綺麗な空も見えて…気持ちいいお風呂に入れて…
とっても…とっても―――
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
――………
(言葉を言いかけた途端、一瞬視界に揺らぎが入る)
(次に隣に映る少女の方へと振り向けば…少しだけ、その姿をじっと見つめていた)
夢境・イドラ 2023年10月21日
ひぅ……! も、も、もういいのじゃよ……!
ちゃ、ちゃんと洗えたのじゃ!
(これ以上はあらぬ声が出てしまいそうで)
(終わりとばかりに、わっ!とお湯で流してしまって)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
(――――再び湯船にて)
(気持ちよさそうに身体を預けたまま、ふわふわと夢見心地だったが)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
(視線を感じて、ぱちり瞬く)
(上目遣いで隣のあなたを仰ぎ見て)
…………?
どうしたのじゃ、ユノ姉さま?
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
あ……。
(どうしたのか、と声をかけられれば思わずはっとして)
……えっと…。
(少しだけ言葉に詰まったが、次の瞬間)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
…――~~っ…
(自身の腕をそっと大きく広げれば、イドラの小さな身体を優しく包むようにひしっと抱きしめた)
(珍しくほんの少しだけ力が強く、まるでお気に入りのぬいぐるみを抱きかかえるような、そんな感じ。ユノ自身の身体の感触がよくわかるだろう)
夢境・イドラ 2023年10月21日
うむ?
(言葉に詰まる様子を見て)
(急かすこともなく、続く言葉をじっと待っていれば)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
――――はわっ!?
(いきなり抱きしめられてびっくり)
(あまりにも意外な行動に思考がついて行かない)
ほ、本当にどうしたのじゃ!? ユノ姉さま!?
わらわはどこにも逃げないのじゃよ!?
(その証拠を示すように、抱きしめられたままじっとしているが)
(自身の肢体の柔らかさと、あなたの柔らかさが合わさって、なんだかくらくらしてきた)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(どこにも逃げない、という意思自体は自分とてわかっている)
(現に抱きしめてる彼女はどこにも動くような気配はない、けれど――)
…うん。イドラは何処にも行かないのはわかる、よ。
でも…その…
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
…よく、わからないけど…
なんだか突然、こうしたく…なっちゃって…。
…なんで、だろう…?
イドラの事…今はずっと、このままにしたい…感じ…
(本人はその起伏をよくわかってはいないが、その様子の節々はまるで「誰かに甘えたがる」少女のようでもあった)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
(その拍子にふと、揺らいでいた温泉の看板の文字がはっきりと見えるようになっただろう)
(『甘蕩の湯』その効能――「湯に入る間、徐々に他者に甘えたがりになる」)
夢境・イドラ 2023年10月21日
今日のユノ姉さまは、なんだか甘えんぼさんなのじゃ。
(段々と落ち着いてくれば、物珍しいものを見るような視線に変わってゆく)
(もしかして温泉の効能だろうか?)
(それならばどこかに看板があるはず――と、きょろきょろ)
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
あっ! ユノ姉さま見て!
(看板を見つけて指をさす)
やはりそういう効能の温泉であったようじゃのう……。
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月21日
温泉の効能ならば、仕方ないのうっ!
(仕方ない仕方ない! なんて言い訳しながら)
(こちらもこちらで甘えるように、ひしっと抱きつくのだった)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
甘えんぼ…なのかな…。
(他者に甘える、という事に慣れてないためにしっくりこなかったが、看板をかろうじて見れば、確かにそれに近しい効能が書かれていた)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月21日
わっ…
(そして特に気にしない様子で抱き締め返すイドラを眺めて)
……ふふっ。
イドラも…甘えんぼに…なった?
(もっとも、小さな彼女はいつも通りな気はするけれど)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
…イドラの事は…とっても大事だと、いつも思ってるけど…
今日は…何もかも、任せちゃいたいような…そんな感じ…
…これが…甘えるって、こと…なのかな…。
(ぎゅっと抱き寄せば、そっと顔を擦り寄せそうなそんな距離)
夢境・イドラ 2023年10月22日
ふふ。わらわも甘えんぼさんなのじゃ。
いつもそうかもしれぬが……ううん、いつもよりもっともーっとじゃ!
(無効票)
夢境・イドラ 2023年10月22日
おや、甘えることを識らぬとはのう。
甘えることは、とーっても気持ちの良いことなのじゃ。
でもその意気じゃよ。
わらわにすべてまかせてくりゃれ。
(胸の内にあなたの頭を抱えるようにして)
(よしよし、と。まるで幼子にするような仕草で頭を撫でてあげて)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
あう。
(思わず頭を撫でられてキョトンとしつつも、素直にそれを受け入れて)
(むしろ少しだけ撫でやすいように、頭を下げていた)
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
…いつもは、私がお姉さん…なのに。
(まるで立場がいつもと逆だ。本来ならいつもは自分が彼女の頭を撫でていたほうなのに)
(だけれど、不思議と嫌な気分はしなかった。むしろ、安心していられる)
……じゃあ、イドラに…お願いしても、いい?
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
これからも…甘えたい時があったら…イドラの元に行っても、いい?
…私も…イドラが甘えたくなったら…受け止めるようにする、から。
(姫巫女の胸の中でそっとそう一つお願いして)
夢境・イドラ 2023年10月22日
歳なんて関係ないのじゃよ。
大人だって甘えたいときはあるからのう。
(姫巫女として、大人をそうして導き救い出したこともある故に)
我慢なんてする必要ないのじゃ。
(♨演出継続♨)
夢境・イドラ 2023年10月22日
ふふ。それが願い事かえ?
もちろん。希われたならば、わらわが叶えてしんぜよう。
――――甘えたくなったら、わらわの元へおいで。
いつでもこうして抱きしめて撫でてあげるのじゃ。
(そう安心させるように、温かで柔らかな掌が、何度も何度もあなたの頭を往復した)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
そういうもの、なんだ…ね。
(いつも一緒に過ごしている彼はあまりそういう素振りを見せたがらないから)
(そうした思いは抱えておくべきだと思っていたけれど)
…ん…我慢のしすぎもダメ…だね。
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
…ん。それが願い事…。
(たとえそれが些細な事だとしても、彼女からしたら自分の意志で感じた、密やかで少ないお願い事)
ふふ、やった。
…うん、これからも…これからも。
甘えたいって思った時は…イドラの元に行くことに、する。
(頭から感じた掌の温かさは、きっと忘れることはなく)
(温泉の湯以上に、じんわりと心の底に届いたことだろう)
(♨演出継続♨)
ユノ・メルヴィーネ 2023年10月22日
(星空の下、湯に浸かりながらの柔らかな時間はまだ続いたことだろう)
(身も心も、温かさを実感したその時まで――)
陽樹・春曲 2023年10月22日
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