私立MM学園

【個】ヴィ・ド・フランス

クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
グランダルメへと仕事でやってきたふたり。

「そうだ、せっかく新宿から離れたところに来たので、ちょっと食事していきませんか? きっと珍しいものがありますよ」

そう言ってメイド服の女が向かうのは、フランス南部ピレネー山脈の森の中だった。

・参加可能
#クリスタ・コルトハード
#竜城・陸




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竜城・陸 2021年9月5日
(翼に纏わる冷気が、引っかかる枝を凍らせ砕いていく)(人里離れて暫し、かなり深くまで来たな、と思う)

……クリスタ、ひとつ聞きたいんだけど、いい?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
ええ、ええ、陸様。なんでしょうか。俺に答えられることでしたら、なんでも
(てっぺんのぴょんと跳ねた髪が、歩くのに合わせて楽しそうに揺れる)
趣味ですか? それとも好みの異性のタイプですか?
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竜城・陸 2021年9月5日
その二つも気にならないことはないけれど、もう少し簡単な質問かな。
(尾に絡まる野草を割り砕いて、)

何を狩る予定なのかな、と思って。
(「食事」「珍しいもの」「山奥」ときたらもうそのつもりしかないだろう。多分)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
そうですね、痕跡が目についたものから……というつもりで来ました
最終人類史で認識しているかぎり、このあたりならいろいろいるはずですし
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竜城・陸 2021年9月5日
なるほどね。対応力が試されるな。
……ちなみにどんなものがいるか聞いても?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
羊、馬、兎、猪、アイベックス……それからクマですかね。マーモットなんかもいるはずですよ
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竜城・陸 2021年9月5日
そこそこ定番らしきラインナップだな……アイベックス?(それだけは聞いたことがない)
……ちなみにクマとの交戦経験は?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
うーん、日本に住んでいる動物だとヤギに近いですね。もっと角も身体も大きいですけど。最終人類史では絶滅しているはずですが、この時代ならまだ……
あ、クマは食べたことありますよ。修行していた頃に少々
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竜城・陸 2021年9月5日
あ、じゃあ何の問題もないか。
(食べたことがあるということは、イコール戦って勝ったということだろう。弱肉強食の論理的に考えて)
ヤギに似ている……なるほど、では乳製品を手に入れる手立てにもなるか……というか、そうか。この辺り、鹿はいないんだな。俺のいたところではよく見たけれど。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
ええ、ええ。俺の五体が満足なら血抜きまで1時間と掛かりません!
そうですね、鹿が多いのはもう少し東か、南でしょうか
もしかしたらこのあたりにもいるかもしれませんが……
(きょろきょろと辺りを見渡して)
……この辺りの木に毛がついていますね。なにかの動物の縄張りの印でしょうか
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竜城・陸 2021年9月5日
じゃあ、今日は問題がなさそうだね。保存は任せてくれていい。
(頭上にかかる枝)(凍って、割れて、落ちる)

……ああ、そういう風にして動物の行動や位置を予測するんだな。
俺も山に入ることはあったけれど、そういうのに着目したことはなかった。
ちなみに、どんな動物の毛か、までわかるの?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
頼りにしてますっ
(ちょんと屈んで、毛をつまみ上げる)
あまり長くなくて、まっすぐな毛。木に傷がついていますが……爪というより角、でしょうか。
たぶん、アイベックスの大人の雄ですね。匂いからして、雌と子供もいるでしょう
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竜城・陸 2021年9月5日
…………。最終人類史では絶滅しているんじゃなかったっけ?
(よくわかるね? なんて、首を傾げた)(角、という情報から絞り込めるのはおかしくはないが。匂いについては、どう判別しているのだか)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
アルプス山脈の方には亜種や近類がまだ生存していましたよ
(近くの木に、同じように毛や角の跡を見つけて)
うーん……縄張りはそれほど広くないようですが、おかしいですね。それにしては森が静かですし
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竜城・陸 2021年9月5日
アルプス山脈に分け入ったことがあるみたいなことを言うね?
いや、むしろそのあたりの出身だったり、とか?
(そういえばその辺りは聞いたことがなかったな、と思う。名前からして、自身と同じ地方――最終人類史ではヨーロッパと呼ぶのだったか――で生まれ育ったのではないかというくらいは予想がつくが)

……おかしい、というのは? 普通はもっと騒がしいものなの?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
生まれはスコットランドですよ。従者修行の仕上げで世界中を回りましたけど
(木をつま先でこつこつと叩いて)
これくらいの森なら、鳴き声のひとつやふたつを聞いているはずなんです
外敵が入り込んで、追い出されたか、それとも捕食されたか……なんにせよ、それが俺たちの獲物になりそうですね
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竜城・陸 2021年9月5日
確かグレートブリテン島の北部地域だったね。意外とご近所なんだ。
……と言っても俺、自分の住んでいたのが最終人類史のイギリスで言うどこにあたるかはよくわかっていないのだけどね。
(幻想竜域の出身であるからして、「イギリスのどこか」であることくらいは自覚しているが)

ああ、なるほど――そういうものなんだ。俺が入る時は山はいつも静かだったからな……ともあれ、では、アイベックスより強い、もしかしたらそれを捕食するような何かが相手、ということか。
(熊かな……)(とは、ちらりと思う)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
ええ、そうですね……あの辺りは、歴史が長いので支配したりされたりで名前が変わっていますし、今の地名ではピンとこないかもしれません
(すんすん、と鼻を鳴らして)
ふふ、クマさんだといいですねぇ。俺、好きなんですよクマさん。美味しいので
微かに血と糞の匂いがします
(そう行って、正面を指差した)
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竜城・陸 2021年9月5日
加えてまともな地図もなかったからな。
今なら簡単にわかる島の全貌すら、理解していない人間のほうが多かったかも。

君の時代のメイドってみんなそう……ではないよね(自己解決)
匂いでわかるということは、近い……と考えていい?
(指差された方角を、視線で追いかけて)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
時代ですね~(しみじみ頷き、木々を見上げて)
こちらが風下で……この匂いの強さだと……200~300ヤードってところでしょうか。
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竜城・陸 2021年9月5日
そうだね。正直まだ、新宿島の技術には驚かされてばかりだよ。

……なるほど、視界が通ればもう見えてもおかしくない距離だね。
(実際には木々が覆い隠していて見通すことが難しい――軽く眼鏡を押し上げて)
どう仕掛けたい? まあどう仕掛けてもすぐ終わる気はするけれど……。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
んー……(先をじーっと見てから、遠くの木の間を指して)
あのあたりでしょうか。黒いのが動いてますね
陸様、狩猟か獣とのタイマンの経験は?
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竜城・陸 2021年9月5日
(目を凝らした)(見えない)
(が、“網”にかかる動くものがあることは理解した)

あると思う?(己の細腕を示してみせて)
……というのは冗談として、いや、冗談でもないけれど。俺が山に入る時はいつも何故か獣に出会わなかったんだ。
だから実は、野生の獣を見たこと自体がほとんどない。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
なるほど、なるほど(じっと陸の、その身体に流れる気脈を見て)
たしかに陸様では獣のほうが逃げてしまうかもしれません

では俺がお手本を見せましょう。もう少し距離を詰めましょうか
(なんて言いながら、木の葉を踏む音一つ立てずに歩き出す)
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竜城・陸 2021年9月5日
クリスタにもそう見える? やっぱりこの翼や尾のせいかな。
(なんて肩を竦めて)

お手本通りにできるようになるかはさておき、そうだね、では是非ご教授願おうかな。
(物理的に足音を消す、という芸当は出来ない)(ゆえ、“存在を隠蔽する魔術”でその代用とした。そのまま、彼女の後に続く)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
翼や尾というか……いえ、なんか伝わらなそうな気がします
(歩きながら黒い革手袋をつけて)
クマさんは嗅覚が鋭いですけど、こちらが風下なら音だけ気をつければ20ヤードくらいまでは近づけるでしょう。面倒ですから、一気に行きますけど
(そう言うと同時に音もなく地面を蹴って、森の木々を蹴りあがりながら、熊のはるか頭上へ)
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竜城・陸 2021年9月5日
冗談。さすがにこのせいではないだろう。
(今だって同じなわけだから、と)

君そういうのも詳しいよね……君の時代のメイドはやっぱり熊くらい倒せなきゃいけないものだったの?
(なんて、言いながら――木々を蹴り渡っていくさまを見上げて)…………うん、いきなりお手本通りに出来なさそうなことをするな……。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
(エイベックスの肉を貪る熊がそれに気付いたのは、木漏れ日に蓋をされたからだ。反射的に頭上を見上げた熊。その頭に)
――――っ!
(クリスタの踵が叩き込まれる。衝撃は熊の分厚い頭蓋を抜けて、その内側の脳を一気に揺らした)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
(突如現れた外敵に対応するため、朦朧とした意識のまま立ち上がった熊の胸に片手を添え――)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
(――対の手でその胸を貫いた)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
(心臓を握りつぶすと、倒れ込む熊の影から出るように距離を取った)
……こんな感じです!
(どうですか?と言わんばかりに、陸へと笑顔を向けた)
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竜城・陸 2021年9月5日
(――――という一部始終を見守って)

(否、見守るというほどもない、一瞬の出来事だったのだけれど――)
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竜城・陸 2021年9月5日
……なるほどね。

(魔術を解いて、すたすたとそちらへ近づいていき)

俺には無理だということだけがわかった。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
えっ? こう……ずばっと!(ずばっと手を振る。熊の皮を割いてずるずる剥いて)
じゃあ陸様はナイフ使います?
(スカートの内側からナイフを一本取り出して差し出した)
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竜城・陸 2021年9月5日
俺が「ずばっと」魔術で熊を仕留めたとして真似できないでしょ。
(それと同じ、とひらひら手を振って)

……男性の前でそんなところから武器を出さない。借りるけど。
(受け取った)(壊さないように慎重に握り込んで)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
そうですねぇ、俺が使える魔術だと、威力が足りないか吹き飛ばしちゃうか、って感じですし
(炎のエレメントを指先に作って、ぴっと飛ばす。数十センチ漂って、ぽつんと消えた)
そんなところだから隠すのに良いんじゃないですか?
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竜城・陸 2021年9月5日
あれ、君、魔術も使えるんだ? ……いよいよ万能だな。
(と考えると、ちょっと負けず嫌いの気が出るが――)(息を吐いて、かぶりを振る)

まあ、それはそうだけれど。せめて出す時は相手に見えないようにね。
……戦いの時ならまあ、油断を誘う手としていいかもしれないけど。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
メイドですので。といっても、少しだけですけど
(頬に手を添えようとして、手が血に塗れているのに気付いてやめる。熊のお尻から開いて内蔵を出して)
あ、もしかして見たかったですか? そういうのはもうちょっと雰囲気が良いところだとありがたいのですけど……
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竜城・陸 2021年9月5日
俺の知識の上だと別に侍女や従者は魔術を使えなくて困ることはなかったと思うけど……。
(誰も使えなかったし。)(なんて、付け足して、)……今の常識だと違うのかな……(いやクリスタの常識が違う可能性もあるな)

いや、特にそういうわけではないけれど……女性なりの恥じらいは持ちなさいね、という話。
ところで、これ、俺手伝うところある?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
ご主人様の満足を突き詰めていくことができるようになった飽食の時代ならではのご奉仕なのですねぇ(なんて適当なことを言いながら)

あ、じゃあお水ください。洗い流すので
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竜城・陸 2021年9月5日
昔と違って個人に求められる役割が多様化されているのかもね。
学園でも文武両道……というと少し違うけれど、授業には学問も運動も諸芸も含まれているし。

水? ああ、どのくらいあればいい?
(熊の頭上に浮かせたのは、その巨躯の二倍は体積のありそうな水源である)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
俺は個人でその全部をカバーしたい……と思って勉強を続けているだけですよ。魔術だって、勉強を始めたのは先月ですから

(熊をべろんと広げて)
あっ、いいですね。水道のホースから出るくらいの強さでお願いできます?
びゅーって
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竜城・陸 2021年9月5日
……それはなかなか。それを目指せるということも含めて羨ましいな。
俺はどうしても、諦めなくてはいけない分野があるからね。

ああ、わかった――上から流す感じでいいのかな。
(最大に絞ったところから、ゆっくり出力を上げていって。蛇口から水が落ちるように、熊の身体に降りかかる)
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クリスタ・コルトハード 2021年9月5日
代わりに、俺には色々なことが極められませんから
(流れてくる水で皮や肉についた血や、内蔵の中身を洗い流して)
あはっ、便利ですねー、陸様
ついでに俺もシャワー浴びていいですか?
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竜城・陸 2021年9月5日
そうか。…………隣の芝はなんとやら、というやつだな。
(少しずつ流れていく水を見上げながら、呟き)

…………、
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竜城・陸 2021年9月6日
……(まあ、そうだよな。返り血まみれだしな……)
…………わかった。
終わるまで目を閉じてるから、ご自由にどうぞ。
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クリスタ・コルトハード 2021年9月6日
わぁ、それではお言葉に甘えましてっ!
(楽しそうにメイド服のボタンを外しはじめて)
あっ、陸様
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竜城・陸 2021年9月6日
(躊躇が、ない……)(とはいえ先んじて目を閉じているので平静を保つことはでき、)
……なに、クリスタ?
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クリスタ・コルトハード 2021年9月6日
こっそり目を開けてても、俺は気付きませんからね
(からかうように、くすくすと笑った)
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竜城・陸 2021年9月6日
そういうのは、…………もう少しからかい甲斐のある相手に言いなさい。
(なんて言いながら、)

(きゅっと強く瞼を引き結んだあたりと)
(言葉に詰まった一瞬だけ、なんとなく急に下がったような気温が、動揺を如実に示していたのであった)
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